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■ 吐き捨てた言葉は。
…壊れられない。逃れたい。 身体はこんなにも悲鳴をあげているのに。 ああ、そうか。まだ、足りないんだ。 …もっと、もっと必要なんだ。 何もかも、わからなくなる程に。
この手首から血を流してみたい。 醜く残った痕を撫ぜて、思う。 そんな馬鹿らしい事、もうしないと誓っているのに。 別に今は、何が欲しいわけでもないのに。
首が絞めたい。殺したい。 どうして思ってしまったのだろう。
「私」じゃ、ダメなのか? 他人じゃないと、ダメらしい。
それなのに、また、何も浮かべられない。 どうしてだ。どうしてこの顔は変わらない。 こんなにも、こんなにも切望しているじゃないか。 なのに、どうしてだ。どうしてなんだ。 何も浮かべられないんだ。どうして。
なんでもいい。なんでもいいから…
どんなに望んでも。 失くしたものは帰ってこない。 何より、それを望んだのは、私じゃないか。
今更、何を、言ってるんだ…
涙が。流れない。気持ち悪い。苦しい。
泣きたい。泣きたいよ… こんな、苦しいはずなのに…
ああ、ダメだ…また、消してしまった。 そう、「これ」が当然なのに。何を願っているのだろう。 本当に…馬鹿だな。あきらめなければ、いけないのに。
2005年07月26日(火)
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