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■ 馬鹿だ馬鹿だと。
何度繰り返したところで、 何が変わるわけでもないのに。
久しぶりに、犯される夢を見た。 やけにリアルで、一瞬現実かと思った。 目が覚めても、しばらく夢から覚められずに、 ぼんやりと、考えていた。
今更痛いだの苦しいだのは言わない。 私は今を生きているのに、どんどん現実から遠ざかって行く。
触れるもの全てかりそめの様に感じて。 生きてる実感もないけれど、それも人生なのだと、 なんだか全て悟りきったような苛立つ人格を形成してしまった。
触れていたい。ここにいるのだと。 認識した所で、なんの救いにもならないのだけれど。
空っぽだと思っても、腕を切る気にもならない。 生を証明した所で、なんになるというのだろう。 ただそこに在る事がわかってしまうだけで、 何の救いにもなりはしない。
2005年08月20日(土)
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