2004年05月30日(日)
仮名を走り書きしてみる。3
じ・つ・は。 「万聖公主」で検索して、木陰が出るようになりました〜!!(拍手) 目標達成! わっはっは。 あー……でもそもそも検索する人がいないんだよなぁ。(汗) ま、置いといて。 まだ中間が一日残っておりますが。(おい) 仮名を一旦ちょん切っておきます。 しっかし玄冬さん、なんというか。(笑) えっと、念の為。ここ玄冬さんの部屋で、二人は、まぁ一緒に玄冬さんのベッドに入っているわけで。 その……何も着てません。(沈)
二人の間に隙間がないようにぴったりと、もっとそばにと擦り寄る。 どれだけこの人の心を求めていたか。ずっと好きだった。もう離さない。私は玄冬さんの、玄冬さんは私のものだ。互いの腕の束縛が、互いがここにいるのだと実感させる。次第に一つになる心音が身も心も一つになれたのだと教えてくれる。 幸せにひたって、またまどろみそうになった頃。ふと玄冬さんの空気が変わる。体が強張ったような。 「ん?」 「? どうかしまっ」 突然がばっと引き剥がされた。驚いていると、もっと驚いているのは見下ろす玄冬さんだった。 「なな、なんで、ワナ、えぇ?!」 私の胸元に気づいて慌てて目を逸らす。赤くなった顔と、完全にパニックに陥っている様子に嫌な予感がする。 予感と言うよりか、直感。 「あの?」 「夢じゃ、なんで、一緒っ?!」 「……玄」 「ワナ、と、わぁぁっ」 「……………」 静かに玄冬さんの上からどいて横になり、背を向ける。この人、まだ寝ぼけている。 寝起きだから、なのだろうけれど……ちょっとひどくないだろうか。 ぶつぶつ呟いているうちに漸く思い出したらしい玄冬さんが体を起こす気配がした。さっきのは昨日のことを何も覚えていなくて、たまたま私がいたから、ということか。私は嬉しかったのに。拗ねてやる。 「ごめん! 思い出した! さっきはまだ夢見てるんだと思って」 「昨日のことは、全部夢ですか?」 抱き合っていた温もりも感触も、昨夜の余韻も残っているのに。 「違うってば。ワナの夢見ること多いからてっきりそれかと」 ……私の夢? 「ワナ、怒ってる? ごめん、俺よく眠れると寝起き悪くて」 寝起きが悪い? でも今までは別に。 「昨日は自制する必要なかったしすっきりしたし、ワナと一緒に寝れたからさ」 ……………そう真面目に言われると、とても恥ずかしいんですが……………。 「こっち、向いてくれないか。――やっぱり昨日、中に」 「向きますからそれ以上言わないでください」 思い出してしまって私まで赤くなる。仰向きになって顔を向けると、玄冬さんはにっこりと笑った。さっきまで慌てていたことが嘘のようだ。 「おはよう」 「……私はもう言いましたからね?」 苦笑いして腕を伸ばす。
なぜ自分は小説を書くのか、とたまに考えます。 今ちょうどまた考えているところで。 「自分の叶わない願望を叶えたかった」が最初の理由だったと思います。 ……伝えたいことがあれば、ド素人として、もう一歩進める気がするんですが……。(ぽりぽり)
あ、で、仮名はまだ続きます。次で終わり? 長くても2つ。2004年05月16日(日)
仮名を走り書きしてみる。2
明日、などと言ってから幾日経ったか。 ……だってこれ恥ずかしいんだもん!! 電車の中ってさ、他の人の視線も気にしてしまってさ! だから途中は一人でいる時に打ってたけど! しかもこれ、翌朝の語らいだからさぁあ!!!! だったら書くな、と一人ツッコミ。 でも書きたい。 甘いし玄冬さんへたれだし。 うきゃきゃきゃきゃ、やーいへたれへたれーへたれめ〜。(壊) おほん。 一気にやろうとするとまた延びるので、細切れで。 れっつごー。
命に代えてでも助けたかったと言った私を、あなたはため息をついて抱きしめた。 自分も生きたいと思うことを忘れないでほしい、と。どちらかが助かるのではなく、二人で生きてこそ意味があるのだから。 『たぶん、ワナを助ける為に俺が死んで、ワナだけが助かったとしたら、ワナは嫌だろ? それと同じだよ』 相手を必要としているのは自分だけではないのだと心が震えた。 『それに……あの時助かった命なんだから』 『……っ』 息を呑んだ。 私は忘れていた。 自分が背負っているのは、己一人だけの重みではないことを。 私は、生きなければならないのだ。 洞穴の中で消えた尊い命を忘れないために。玄冬さんが救ってくれた命で。 何をしてでも玄冬さんを助けたかった想いは変わらない。けれど、その言葉で見つめる先が変わった。 助けたいと願う時、祈るのは玄冬さんが生きる未来ではない。これからは、二人が共に生きる未来の為に。 一緒に生きて行きたい……。 指先にかかる呼吸。伸び上がろうと手をついた胸から感じる確かな鼓動。頬に唇を落とすと、彼の瞼が震えた。 「んー……」 薄く開いた瞳と出会う。まだ夢の中に浸かっている人に笑みがこぼれる。 「おはようございます」 喉の調子で予想した通り、私の声は掠れていた。それすら昨夜の名残だと思うとじんわりと胸が熱い。 玄冬さんはぼんやりと私を見る。繋いだ片手が自分の体の下になっているので隣に戻ろうとする。一瞬離れるはずが、しかし玄冬さんに抱き寄せられた。 再び広がる彼の香り。再び重なる肌と温もりにどきりとする。玄冬さんは手をほどいて、両腕で私を抱きしめる。 「ワナ……」 耳元で囁かれる吐息が、やっと思いを伝え合った昨日を思い出させて。 「玄冬さん……」 私も腕を回すと玄冬さんはぎゅっと抱き返してくる。
一旦ここまで。 携帯絵日記の二日分+今直書き。実際に書いた日数はもっと。 うーむ、これで書いているとどうもやりにくい。やはり縦書きがいいなぁ縦書きー。2004年05月04日(火)
白竜ドリを走り書きしてみる。4
白竜ドリです。 ふっふっふ、待ってろよ友達。今度こそ西遊記をちゃんと持って行って強制的に借りさせるぜぃ!!(おい) 西遊記は網羅している、と言ったにも関わらず。万聖竜王を知っているか?と尋ねたら知らないと返って来たので。 ……ごめんよ、俺の犠牲になってくれ。(誰ですか) ↓は、携帯の書き溜めに、パソコンでちょっと追加しました。 四、は悩んだんですが結局こんなん。 紙製のワープロもどき、も考えたんですが、それだとちぐはぐな感じがするので。 れっつごー。
叶わないはずの願いが叶って。 傍にいて。 何を不満に思う? ……わかっていた。 本当は、まだすべては叶っていない。 この思いは、もっと貪欲で。
三蔵たちに同行するには、いくつか条件がつけられた。 一。夜間、眠る時は必ず女の姿に戻ること。女の体のリズムが狂うのを防ぐためだ。 二。体術を身につけ、自分の身を守れるようになること。何かと危険の多い旅路なので、これから先必ず必要になる。 三。未来に何が起こるのか、決して教えてはいけない。星蘭が知らない事件も多いが、重要なことを多く知ってもいる。教えてしまえば苦難が苦難にならない。 四。寺院に立ち寄った際は必ず報告書(?)を書いて送ること。専用の道具を貰った。一見普通の紙なのだが、筆で書いて、「送」と命じると字がすぅっと消えて観音菩薩の元に送られる。表向きの理由であり、観音菩薩が星蘭を加えたそもそもの理由であると思われる。 五。……落とす。
最適なのは悟浄だ。という判断の下、暇さえあれば星蘭は悟浄に戦い方を教わっている。 「最初は真面目にやってくれるんだろうけどなぁ。長続きするかって考えると。悟空は俺のことからかって終わる。八戒は途中で飽きる。でも悟浄ならそのまま続けてくれる気がする」 三蔵は苦笑いで同意し、悟空はうききと笑い、八戒は不満そうな顔をしたがじゃぁ教えてくれるかと聞けばあっさり降参、悟浄はもっともらしく頷いて請け負った。 男の体はありがたいことに運動神経と体力が備え付け?で、運動不足だった星蘭はすごく助かっている。 その日も夕暮れ時になり、近くに見つけた寺に止めてもらうことが決まった。荷物を置いて、しばらく床に寝転がって伸びていた星蘭がひょいと起き上がる。もちろん男の姿だ。 「悟浄、いい?」 「あぁ、わかった」 広くはない室内で準備体操をして、組手を始める。
絶対悟浄でしょう! これから先、悟浄には色々と役立ってもらいます。 よっ、棬簾大将♪
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