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■ 懺悔主文
七つの大罪に享楽していた
貴女が死ぬことなんてないと
高を括って放蕩していた
「人には個性がある。
たった一回の人生
僕には僕の生き方がある。」
正しいような嘘を吐き
本当は本能のままに罪を犯していた
「また明日来るから」
嘘だ。
明日楽しいことがあれば
僕はそれを真っ先に選択していた
「ごめん忙しくて」
嘘だ。言い訳だ。
貴女を前にしてどんな嘘も御託も言い並べた
いつも貴女は嬉しそうに僕の話を聞いていた
その姿を見ていい気になっていた
やるべきことは果たされたと自己完結していた
いつも貴女は優しかった
僕にいつも優し過ぎるほど優しかった
「貴女の子供でよかった」
本当だ。でも、甘えからだ。
過去どれだけ貴女を泣かせた?
どれだけ苦しめた?
病床の中まで僕のことで悩ませた
なぜ悩む?決まっている。
僕が大罪の誘惑を甘受していたから。
貴女が死んだ朝
僕は貴女の手を握り誓った
「もう 僕は 今までの僕ではない。生まれ変わります」
確かに生まれ変わった
今まで以上の罪を抱えて。
今まで以上の豚になった。
何も変わらない
何も変われない
情けない
貴女の命をかけた叫びにも答えられない
結局僕は
今でも貴女を苦しませる
愚かな罪でしかない
愚かな子供です
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
2003年06月27日(金)
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