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■ うだうだとアノ話題作を観た感想
日本テレビがなぜか躍起になって「千と千尋の神隠し」を宣伝してました。まぁ、テレビ放映によってまだ購入してない層の取りこみを狙ったんだろうけど、他の作品の立場が無いかなぁ、と。 視聴率はどうなったんでしょうね?40%超えを狙っているようですが・・・。
おぎそんは以前にも書いたのですがジブリ作品であろうとあまり映画を見ないのでどうでもよかったのですが、生徒が観るのは決まっていますし、本当に赤みがかっているのかを検証するために観ました。 とは言っても眠かったので少し観てないところがあるかもしれませんが。
あ、感想です、感想。
1:自分の望みが相手に受け入れられない時の悲しみ・絶望感がカオナシなんだろう。誰の奥底にあるものの具現化。 蛙など飲み込んだものが<死>ではないことに微妙な救い。 また、あるべきところにおさまるといった解決策。 でも、それが自分にとって「正しい」場所でないとわかったときはどうなるか、が描かれてないのは微妙。 まぁ、それは他の作品で表すかもしれないけど。
2:「汚れた神様」を掃除するときに、千自身が何とかしようと(仕事意識を持って)しているけれど、もっと湯婆(?ゆばーば)の「帰りたいとか言ったら・・・」云々のトコロが活かされてもいいかも。 これだと、千自身の強さであって、他の場合に重ねられないのでは? ゆばーばが後ろから覗いているのでゆばーば自身はどっちでもいいのかもしれないし。 3:神様の世界(?ともかく異世界)から逃れる時の「後ろを振り向いてはいけない」 これって日本の神話・ギリシャ神話にもある使い古されたフレーズ。まぁ、こうすることで緊張感を増すし、千自身が「もうここには帰れない」との思いを強くすることに働いているのだろう。
4:千とハクとの関係があっさりしているため、なんか感情移入しづらい。てかしたくも無いけど。 「きっと」「いつか」の言葉は強い言葉であって、時にはその人を縛り付ける呪文のごとく。 それを千が使うのはどうかなぁ、と。そこまでの覚悟はあるんかないな?まぁ、銭婆(?ぜにーば)のところに行くことからハクを救いたい、との思いはあったんだろうけど。
5:子ども特有のカンで、「なんかいやだ」「気味が悪い」などを描くのは流石に上手い。てかロリ? それをあしらう父・母もよく出来てはいる。でも、声優さんの立場は微妙てか完全に低いだろ。それなのに日テレのゲスト(この映画のための特番?)はどうかと思いますよ、内藤さん。
6:夢オチはいかんだろ。いや、そうじゃないという人もあるだろうけど、少なくともおぎそんはそう思った。(夢オチだと)
7:やっぱ赤みがかってると思いますよね? 日本テレビは、ジブリから渡されたマスターテープをそのまま放映するって言ったのでこれは明らかに作為的。 てか、そんなところで話題をよんでもなぁ・・・。
8:数々の広告で使われたシーンがやっと納得いった。てか、思ったより違うところで使われていたのでいい意味で騙された。まぁ、それと作品は離れてしまう、おぎそんの作品とは違っただけのこと。
こんな感じです。
2003年01月24日(金)
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