空虚。
しずく。

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■ 諦め。

泣きそうに、なった。

ずっと、消えてくれない。

いっそ、屈しようか。

その後なんて、どうなってもいいや。

我にかえって、自殺でも何でもすればいい。

もとから、逃げる気も、ない。

2002年09月30日(月)

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■■
■ 月一。

昨日の夜に気付いた。

なんだかだるいと思ったら、

嫌な予感が当たってしまった。

生理だ。

ナプキンを当てて、

すぐに来るだろう痛みに耐える。

「まいったな・・・。」

この分だと、もうひとつの嫌な予感も当たる。

そして、案の定。


内臓、内臓、内臓。

昨夜から、それしか見えない。

それ、プラス周りのものへの、嫌悪感。


・・・言葉を喋ってる、肉槐のくせに。


ぐるぐると、映像が回る。

死ね、今すぐ死ね、さっさと死ね。

私が欲しいのは、あんたの中身だ。


胸から腹まで切り裂いて、

臓物を取り出し、剥き出しの胸郭に触れ、

白と赤のコントラストを楽しんだ後、

手足を切り取り、損壊し、

その肉を焼いて赤ワインでわった血と共に食べる。


苦痛に悶える顔とか、悲鳴とか、

そんなのうるさいだけだ。


欲しいと思ったものが生きている。

殺さなければ手に入らない。

じゃあ、殺そう。


あなたの理論なら、そういう事になるんですけど?


かつて言われた言葉に、皮肉を込めて、そう返す。


・・・一週間、一週間の辛抱。

2002年09月29日(日)

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■■
■ 彼の言葉。

心に残った言葉は数あれど、

一番、揺さぶられたのがこれだった。

『自分が何かを創れるとは思えない。
 自分にできる唯一のことは破壊だと思う・・・
 ・・・もう、ものを壊すのには飽きてうんざりだ。
 誰の助けにもならないなら、人生になんの価値がある?』

2002年09月27日(金)

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■ 守れない誓い。

また荒んだ夜になった。

カッターに手を伸ばしたのも、久しぶりだった。

そんな必要もなかったのに、

それ以外の方法もちゃんと思いついているのに。

欲望に、負けた。

「一本だけ」

滲み出した血を指にとって、塗りつけた。

爪の間に染み込んだ血も、吸い上げる。


見たくない、聞きたくない、汚い。

刺激されたその声も、うるさいとしか感じない。


想像もしなかった、嫌悪感。

(・・・そんな声で喘ぐ前に、死ねよ。)


ああ、したいしたいしたい!

頭に手をやって、髪をひきちぎる。

簡単に抜ける。

目まいもやまない。


胸に手をやって、鼓動を確かめる。

規則的に感じる振動。取り出したい。

首に手をやる。ピクピク動いている。

絞めた。

当たり前だが、呼吸が苦しくなる。

キィン、と変な音が聞こえてくる。

頭に血がのぼる。意識が朦朧とする。

そのまま、しばらく絞め続ける。

ああ、ひどく滑稽。そう思って、笑う。

(・・・吐き戻す)

手を離した。咳き込んだ。


首も、悪くない。

2002年09月26日(木)

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■ たった一人のともだち。

こんな辛い夜は、久しぶり。

一昨日から目眩は止まらないし、

来るはずの生理はストップ中。

時折猛烈に襲う吐き気と、抜け毛。


頼むから、そんな誘うようなこと言わないで。

冗談だってわかってても、頭は追いついてくれない。

よくわからないもやもやがお腹の中にたまってく感じ。


また少し、臆病になったみたいだ。

電話も、簡単に出来ない。


ゆっくり、ゆっくり、深呼吸。

落ち着いて、落ち着いて、大丈夫だ。


胸に手を当てて、心臓を探す。

見つからない。

腹に手を移して、その鼓動を感じた。

・・・聴診器でも、買おうかな。


つつ、とお腹を指で辿って、裂けるイメージ。

突っ込むイメージ、刺すイメージ・・・そう、ゆっくり。


目眩だけに止まらず、幻覚もひどい。

こんなきついのは、久しぶりだ・・・。


・・・電話、かけてみようかな。

2002年09月25日(水)

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■ この世で一番尊き日。

他に何も言えなかったけど、いいんだ。

大好きも、ありがとうも、全部それにいれたから。

それが、一番伝えたい言葉だったから。


「誕生日、おめでとう。」

2002年09月24日(火)

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■ 内面世界。

時折、怖くなることがある。

あの人をどこまで信頼しているのか、と。

言いなりと、対等はまったく違うのだけれど。

その区別がつくようになった今でもまだ、わからない。


刃物はまだ、心の支えだけれど、

極力携帯せぬように心掛けている。

"いつでも裂ける"

そう認識すればすぐ、邪悪な想いが押し寄せてくるから。

*

2002/09/**

胃が痛い、と彼女が顔をしかめた。
とても心配した。どのくらい痛いんだろう?
それの場所に見当をつけて、覗き込んだ。
彼女は苦笑しながら言った。
「見えるわけないだろ。」
見たい、と思った。

2002/09/**

今日、新しい満足の方法を覚えた。
敷布団に、カッターで裂け目を入れる。
頭の中でゆっくりとそれを練り上げる。
お気に入りの死体写真からもイメージを膨らませる。
指をそっと入れる。
最初は入口、次は一気に。
触れる布の柔らかい感触じゃなく、
ぶよぶよとした塊を想像する。
とても、気持ちよかった。

*

鏡の前で笑顔の練習をする。

精一杯の笑顔で、やっと微笑み程度。

普段の自分がどれだけ無表情かを痛感した。

アルバイトの申し込みをした。

パソコンで情報収集もした。

なんだか、難しそうだった。

とりあえず、やってみるか。

苦笑混じりの微笑は、少し好きになれそうだった。

2002年09月22日(日)

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■ 言ったこと・知ったこと。

拒まれなかった安堵感と、

ほんの少しの悲しみが残った。

冗談で、・・・そう、それでいいんだ。

喰い壊すことに満足感を得られないんじゃないんだ。

・・・むしろ、それにこの上ない喜びを感じるから。

だから、性的なことに関わりたくないんだ。


欲求不満でもなんでもいい。

ああ、そりゃヤりたいよ。

けど、絶対にダメだ。

抑えるとか、そんなじゃなく、本当に、自信がない。

精神的にはもういい、物理的に感じたい。


小説の様にドラマチックにそれを表現出来ればよかったのに。

私ときたら内蔵を引きずり出す事しか考えちゃいない。

まったく・・・ロマンチックのかけらもないね。

2002年09月20日(金)

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■ 真夜中の苦笑。

うだうだ考えても仕方ないので、

無理やりにでも寝ようと思うのですが、

まったく、眠れません。


昼夜逆転の生活にそろそろサヨナラしたいので、

あまり頼りたくは無いですが、相談機関に行ってみます。

睡眠薬でも貰えば精神的にも落ち着きそうですし。


薬はオーバードーズのきっかけになるので、

出来る限り避けていたのですが、

今なら大分落ち着いているし、大丈夫でしょう。


バイトもそろそろ、本腰入れて探さないと。


学校復帰はまだまだわかりませんが、

出来ることからやっていきます。


ついでに、妄想のことも相談してこようかと。

死体の愛撫から始まって、

腹に手を入れて内蔵引きずり出して、

頬に当てて血まみれで笑うのはちと辛いです。


昼間はまったく普通でいられるだけに、余計。


ある意味本当、煩悩に乾杯。

死が性に直結してる状態は自分でもよくない、

と思えているのですが・・・ハァ。


まだまだ、です。

2002年09月19日(木)

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■ 亀裂。

抑圧しているわけじゃない。

ただ、忘れている。忘れていられる。

この時間は間違いなく、幸せだと思える。


ここまで来ると、

もう自分はそうだと認めたほうがいいのか。

まだ、思春期、で片付けられる範囲か?

明言することで楽になれるなら、いっそしてしまおうか。


『私に必要なのは、人格でなく身体?』


まったく、頭が痛い。


行為自体は好きでもなければ嫌いでもない。

ただ、早熟と言うには早過ぎる頃にそれは覚えていた。

何度か、弟とふざけあった事もある。


あの人のことは、とても好きだ。

生きている、恋だと思ってる。


でも、性的なことが絡むと違う。

その口からそんなことを聞きたくない。

他の色んな媒体から情報を入手したくもない。

まったく、この脳内変換の速さはどうなっているのか。

妄想だ、と割り切っているのに、痛みはちっとも治まらない。


当人より私の方が深刻になってしまう、悪い癖だ。


自分が、この性癖を受け止めること。

それ自体は、簡単に出来る、葛藤もない。

"そうであるから、仕方ない"

考えるべきはどうやってそれを満たすか。


他人には間違っても言えない。

話せる相手など限られているし、

「冗談だ」と受け取られる事も、

「変態」の烙印を押される事も怖い。


愛でなく、支配。

人格でなく、身体。

「・・・ネクロフィリア、か。」

冗談であって欲しい。

正常に戻れると願いたい。

だけど、既に私は戻ってきているのに。

笑えるようになってきたのに。

どうしてここだけは変わらないんだ。


不安に、押し潰される。

また一つ、秘密を抱えるのか。


冗談であって欲しい。

(自分はそうなって欲しい。)

普通になりたい。

(特別になりたい。)


・・・自ら望んで変態になりたい人間が何処にいるんだ。

2002年09月18日(水)

■■■
■■
■ 不理解。

そう、誰かに、少しだけ聞いてほしかったのかもしれない。

変だと思われてもよかった。少し、楽になりたかった。


「人間だって所詮肉だよ。」

それは、事実なのにどうして怒られたんだろう。

その時は、本当にその理由がわからなかった。


だけど、後から考えて、少し、解かった。

・・・本心からは、そう思えなかったけれど。

*

感情というのは、本当にわからないものだと思う。

普段なら笑ったり泣いたりといった、

ごく当たり前の感情に疑問を示す事などないと言うのに。

何かが、欠けているような気がしてならない。


まったく意識していなかった。

感情表現が乏しい、だなんて言われるまで気付かなかった。

きちんと、笑えていたつもりだった。

確かに、泣くことは出来なかったけれど、

自分が笑えない、なんて微塵も思っていなかった。


それなりに、傷ついた事は覚えている。

その痛みは、今はもうわからないけれど。


死んでいるような瞳、虚ろな瞳。

笑っているのに、引き攣っている口許。

鏡を見れば、陰気な女がそこに映る。


表情だけに限った事じゃない。

この、何かがへばりついているような、

とても形容しがたい、違和感、不快感は何だろう?


いつからこんなものを感じているのか。

何故こんなものを感じるようになったのか。


あるようでない、答えを突きつけられる。


道徳観念がないわけじゃない。

善悪の区別がつかないわけでもない。

私は普通で冴えない地味などこにでもいるような女だ。


ただ、"何か"が違う。

それは、自分を特別視したがっているんだろうか?


答えは出ない。だから、考えない。

けれど浮かんでしまったときは、少し、思考を傾ける。

暗い欲望に、飲み込まれない程度に。

2002年09月15日(日)

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■■
■ 親子。

・・・泣かされっぱなしだ。


彼のお父さんの著書を読んだ。

正直言ってどうかと思った。

金儲けのような感じがしたから。


幼い頃の写真があった。

赤ん坊のころ、子供のころ。

とても無邪気に見えた。瞳に光が宿っていた。

なんだか、涙が出てきた。


何の感情だろう?これは。

確かに、許される事じゃない。

けれど、私が彼に感じるのは悲哀、だ。


綺麗事なのかもしれないけれど。

最後まで彼を案じ続け、支え、背負った人だと思った。

もちろん今も、背負い続けているのかもしれないけれど。


すぐ、自分のことを考えるのは悪い癖。

だけど・・・私には、いるだろうか。

罪を犯しても、支え続けてくれる人。

私が子供過ぎて、感じ取れないだけだろうか。

あれが愛だった?・・・それとも、今が、そう?


望んで生まれてきたはずなのに、

それに罪悪感を感じるのはどうして?


決して嫌いになれないのに、好きになれないのがもどかしい。

2002年09月14日(土)

■■■
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■ 天空の彼方へ。

よくなろうって思うのは、

それなりに痛みを伴って、

苦しくてつらいから、

また、挫けてしまいそうになる。


声出さないで泣くの、

もう慣れたけど、痛い。


ゆっくり深呼吸して、目を閉じて、

ぬいぐるみにほっぺた寄せたら、

あったかさにちょっと、ほっとした。


もちょっと、やってみる。

頑張らないで、やってみるよ。


痛いとこだらけだけど、

ちょっとずつ見れるようになる。

そう思って、やってみるよ。

2002年09月13日(金)

■■■
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■ モノトーン。

目覚めの一言が、「最悪だ」だった。

得体のしれない感じがずっと付き纏っている。

何度も、目が覚めた。

強烈な死の感じに耐えられなくなったから。

なのに、目を開ければその映像はどこにも残っていない。

再び眠りに落ちる。

また、目覚める。

同じだ。

そんなことをずっと繰り返して、朝になった。

まだ、付き纏っている。・・・最悪だ。


必死に昨夜の記憶を引っ張り出す。

手錠をかけた。机に座った。何か書いた。

紙に残っている文字。・・・書いたよな、確か。

それすらも、朧気。

自分の日記を開いて、昨夜何があったかを知る。

そうか、久しぶりにビデオ見てたんだ。

で、そのあと落ち着かなくなって・・・。

鮮明には覚え出せなくとも、

ぽつりぽつりと、映像が浮かんだ。


気持ちを切り替えようとシャワーを浴びて、

髪の毛を手ですくと、面白いように抜け落ちた。

手のひらに乗った黒い束を見て、苦笑する。

『はげしずく〜』

あの人のからかうような声が聞こえた。

『はげないもん、大丈夫だもん。』

交わすように呟いて、ちょっと笑った。

「・・・あの人、だけだな、私が私でいられるの。」

意地っ張りで、馬鹿で、すぐ突っ走るけど。

そんな自分でも、いーんでない?

冷静で、真面目な良い子よりも、ずっと楽しいや。

まだまだ上手く笑えないけど、

ちょっとずつ取り戻していけるよね。


・・・そう、私の頭から"死"が消えることはなく、

歪んだ妄想が消えることもまた、ないけれど。

*

『人間の人生はどこまでが定められたことで、
 どこまでを自分で支配できるんだろう?』

J.L.D

1991/08/14

2002年09月12日(木)

■■■
■■
■ 真夜中の情事。

本当に満たされるのは、自慰なんかじゃなく、こっち。

精神的な満足度はそれの比じゃない。


今日のために、カッターの刃もあらためた。

深夜二時、揺り椅子に腰掛け、カッターを右手に持つ。

大きく深呼吸をして、ビデオの再生ボタンを押す。


・・・私は、新鮮な方が良いな。

腐ったらもう、人間って感じがしないもの。

でも、この俳優さん、足がすごくキレイ。男なのに。

・・・舐めてみたいな。でも男なんだよね。


腹に手を突っ込んで、内臓を抉り出す様を思い描く。

ああ、さすが。こんだけリアルだと、ちょっとイイ感じ。

でも、どれがどれだかサッパリだ。


生唾を飲み込んで、刃を当てる。

あ、血飛沫。・・・すごい、キレイ。

流れ出した血を唇にとって、舐める。

そう、口紅を塗るように。


・・・やっぱり、うるさいな。

喘ぎ声も、叫び声も。

黙ってろよ。そんなの聞きたくないんだ。

死なないでね、ヤだからね?

そろそろさよなら、愛してる。

この後も醜くなっても、ずっと。

「・・・自己中。」


深呼吸を、一つ。

ああ、そうそう、これだ。

真っ白くて冷たくて・・・もう取り戻せない。


ビデオはあくまでビデオ。

一番大事なのは自分の想像。

じゃないと、満たされない。


「血・・・。」

最後の、首挿げ替えるとこ、

真っ白いシーツが真っ赤になって、

壁に血が飛び散って、

肌にも返り血がついて・・・、

すごくキレイだったな。

私もあんな風に血、浴びてみたいな。


血液を、肌に塗って、

もちろんあの人にも塗って、

ちょっとずつ舐めるの。


左腕を切って、唇を当てて、目を閉じる。

浮かんだばかりの映像を想像したまま、舌を這わせる。

これは自分の腕だけれど、そうじゃない。

「きれいだよ・・・。」

*

二時間、たった。

ビデオは、終わってた。

口元の血を舐めとる。

カッターの刃を拭って、しまった。

ビデオを抜き取り、ケースにしまう。

「さて、と。」

目を閉じて、あける。

鏡を見て、笑う。


また明日から、普通に戻る。

とても満たされた、夜。

2002年09月11日(水)

■■■
■■
■ 落ち着き。

三日連続であの人が夢に出てきた。

その事をメールで言ったら、

「そんなに逢いたい?」と笑われたけれど。

・・・そうじゃないよ、違うんだ。

「欲しい」ってシグナル、だと思う。

まだ、そんな夢は見てない・・・、見てないはず。


空想だったらそんなの日常茶飯事だけど。

飲み込まれてはいないから、私はまだ、大丈夫だよ。

*

今日はまだ、何も襲ってこない。

このまま眠ってしまえれば楽なのに。

あれは布団に入ればすぐ、襲ってくるから。

だけどずっと手を動かしていれば、つけいって来ない。

考える頭をなくした頃に布団に入れば、

何も思うことなく眠りに落ちられる。

だけど、夢の中は違う。

何も覚えていないけど。

強烈な死の感じだけはいつも残ってる。

何を見たか、なんて考えたくない。

私の夢から死が消えた日はほとんどないから。

*****************

『なぜ始まったのかはわからない。
 自分でもはっきりした答えはない。
 なぜこれが始まったのか真実の、
 本当の理由を知っていたら、
 たぶんやらなかったと思う。』

J.L.D

1991/08/14

2002年09月10日(火)

■■■
■■
■ 晴れた日。普通。

本日、晴天。

折り込まれていた求人広告をチェック。

お茶をコップに注いで、飲み干して、着替える。

久しぶりに体重計に乗る。・・・変わりなし。

部屋に戻って、椅子に腰掛ける。

机に向かって勉強。


遊びに行きたいけど、誰の予定も立たず。

来週は行けそう?オッケイ、それで。


ごく普通の、日曜日。


「おはよう、ジェフリー。」

一番気に入った彼の写真を部屋に貼った。

いつかお墓参りに行きたい・・・、また一つ出来た、目標。

アパートはまだ残っているんだろうか。

死臭もまだ、漂っているんだろうか。


「こういう問題、苦手なんだけどな・・・。」

あの死体写真、どこだっけ。

壮絶だったけど、すごく魅かれてて。

今はもう見つからないけど・・・。

「あ、そうか。こうやるのか。」

次はネクロマンティックでも借りようかな。

デスファイルとかジャンクとか、近くにないしな、

探しに行こうかな。

「次は、と。」

*

どこへ行っても死がつきまとっている。

冷たい唇にキスしたい、とか、

冷えた身体を抱いてイってみたいとか。

憎い人も、殺せば愛せる?

か、と考えてそれは無理だと答えが出た。

憎しみが先行して身体にぶつけてしまうだろうから。

そしてゴミ袋に入れて捨ててやるんだ。ざまあみろ。

**

彼には未来がなかった。
どこにも向かっていなかった。
毒々しい思考を抱えたまま、
いつまでもこの部屋に座りこんでいる運命だった。
なんとしてもそれを止めなければならなかった。
今すぐ、今度こそ自分の手に操縦桿を握り、
自分自身を取り戻さなければならない。
それがなんなのかはわからなくとも。

The Shrine of Jeffrey Dahmer...

2002年09月08日(日)

■■■
■■
■ 昼と夜。

明るい昼と、暗い夜。

同じものを違って見せるその二つのように。

私もまた、表情を変える。


「されない、よな。たぶん。」

左腕から流れる血を舐めとる。

いちばん簡単な、欲望の満たし方。

不思議と、痛みは感じない。

少しずつ、刃を振るう手に力がこもる。

「自分の肉、なんか美味しくないだろうな・・・。」

何ヶ所かに残った、歯形を見て、思う。


血は、もう見飽きてて、

欲しいのはその中にあるもので。


彼、のように私も鼓動を聞くのが好きだから。

今日もまた、空想で自分を慰める。


手錠をかけて拘束する。

裸に剥いて、胸に耳を当てる。

ひどく安らぐ、その音。


・・・叫ぶ、だろうか?

その声も、最初は心地良い。

だけど、段々うるさくなってくる。


私は、とても楽しいから、笑顔を絶やさない。

使い慣れたカッターで傷つけて見る。

浅い、傷がつく。

その血を、舐める。


替えの刃を、たくさん用意しておかなきゃ。

脂でギトギトになって、すぐ切れなくなるだろうから。


語りかけながらにしようか、終始無言でいようか。

ああ、写真も大事。

お気に入りの音楽をかけて。

歌を口ずさみながら。


見たいところは、たくさんある。

ああ、解剖学の本を買ってない。

仕方ない、勘で。


殺すつもりはない。

けど、お腹裂かなきゃ内臓見れないでしょ?


・・・ここで、ストップ。

空想の中の私は何でも出来る。

だけど、現実はそうじゃないんだから。

人ひとりを拘束するなんてそうそう簡単じゃないし、

体力だって、全然ないし。

ああ、そうか。薬使えばいいのか。


また、空想に戻っていく。

それにあわせて、左腕を切ることも忘れずに。

「・・・言える?言えないよ、やっぱり。」

*

今日、スパゲッティーを食べた。

ナポリタンのソースをあっためて、

茹でたパスタにからめた。

「血の色みたい。」

血液だと思って食べる事にした。

我ながら、ナイスアイディア。

とても、美味しかった。

**

彼は心から、喜びいっぱいに笑うこともできなかった。
微笑や作り笑いはしてみせたが、顔には表情も動きもなく、
まるで無理矢理笑い顔を貼りつけたように見えた。

The Shrine of Jeffrey Dahmer...

2002年09月07日(土)

■■■
■■
■ ネクロフィル。

とても楽しかった。

久しぶりに笑えた。

また、逢いたいと思った。

そう告げ、別れた。

残った楽しい思い出だけを抱いて、

また、歩めると思っていた。

・・・それを、許してくれなかったのは、

追いやっていた、変わらぬ、増大し続ける欲望だった。


流した涙は、同情だったのだろうか。

あの人がいなければ、彼と同じ道を歩んでいたはずの、

驚くほどに彼に似た、自分に対するものだったのか。


それは、このおぞましくも悲しい物語を紐解けば、

いずれわかることだろう・・・。

*

それは常に唐突で、

私のことや場所など何も考えてくれない。

消えた傷を眺め、安堵に笑おうとしたその時のこと。

脳裏に過ぎった組織。一瞬にして、表情が消えた。

縦に裂けた腕の間から覗く組織。

筋肉・脂肪・骨。間から流れ出す血液。

陳腐な想像だけですむはずもなく、

切り裂いて、覗いて見たい衝動に駆られる。

生憎ここは電車の中。カッターの持ち合わせもない。

それに多少の安堵を感じつつ、爪で紅い線を引く。

何度も傷つけられ、弱った皮膚は簡単に跡を残した。

後はそれを見つめ、空想を膨らませるだけ。


影響されやすい性質なのか、

それとも元来の性格のせいか。

"組織"がとても欲しくなる。

先程まで笑っていた私が欲しいのは、

ぬくもり、安らぎ。そんなあたたかな感情。

しかし一度表情を無くせば、

欲しくなるのは、組織・・・パーツだ。


両者のバランスはまだ保たれている。

安らぎやぬくもりはあの人によって満たされ、

組織やパーツは映像や写真といった形で満足させられる。


問題なのは、実際に触れて見たいと願う感情だ。

自分の身体にはどうしても痛みが付き纏い、

純粋にそれを楽しむ事が出来ない。

かといってもう一つの道は絶対に選んではならない。


術は身に付けた。

あとは上手く共存させる。

これからの課題は、それだ。

*

『自分に正常な感情を持つ能力があるのかどうか、
 よくわからない。もう長いこと泣いたことがないから。
 長いこと押し殺していると、
 それ自体なくなっちゃうのかもしれない。
 少なくとも、どこかは欠けてしまう。よくわからない。』

J.L.D

1991/08/26

2002年09月04日(水)

■■■
■■
■ キャンドル。

部屋の明かりを消し、

ローズのキャンドルに灯をともす。

柔らかな灯りと、ほのかな香り。

切り離された私の精神がそこにあった。


全身からどっと汗が噴き出す。

鳥肌が立ち、身体が小刻みに震える。

普通の生活を営もうとしている。

日々前進は、そう、少しずつでもしている。

なのに、これだけはどうしても変わらない。


「誰か、誰か死体をくれ。」

写真は駄目だ。妄想を助長させるだけだ。

映像はまだ疑似体験が出来るから、いい。


欲しい。

動物はダメだ。

人間でなきゃダメだ。

気持ち悪くなって、いいんだ。

吐き戻しても、いいんだ。

どうせ胃液しか吐けない。


すごく興奮するんだ。

内臓をなすりつけてヤってみたいんだ。


ああ、落ち着かなきゃ。

深呼吸して、ゆっくり、ゆっくり。


一緒にお風呂に入りたい、

その後ベットで一緒に眠りたい、

あなたのために料理を作って、

解体して、料理して、

ずっと一緒にいたいんだ。


そしたらずっと笑ってられる気がする。

わけるのも、見せるのも楽しいかなあ?


ああ、全部、空想で終わらせなきゃ・・・。

2002年09月03日(火)

■■■
■■
■ クリスタルガラス。

平穏とはいえないけど、

落ち着いた毎日が過ぎている。

のんびり、ゆっくり。

そう口にするだけで落ち着いてくるし、

少し、前向きにもなれる。

頑張らないだけで、笑える私がいる。

触れるだけで痛い想いもあるけど、

少しずつ、受け止められるよ。

そう、語りかけてみた。


だけど、そんな関係になるたび、

少しずつ増える不安と、迷いがある。


私があの人に望むのは、

「母親」なのか「恋人」なのか。


恋、だと問われれば、

「そうだ」と答えられる。


だけど、

恋人、を望むのか?と問われれば、

「そうじゃない」と思う。


あの人には彼氏さんがいて、

私は彼氏さん以上にはなれない。

あの人を、幸せには出来ない。

・・・少し、悲しくなるけど、本当にそうだから。


欲しいものは奪い取らなきゃ、

なんて何回か言われたこともあったけど、

私の「欲しい」は、あなたの言うものじゃない。

だから、これで、いいんだ。と思う。


不安定な、この関係。

だからこそ、不安になる。

その口からはっきりと聞いている。

私は「友達」だ。って。

・・・それだけでも、嬉しい。

だけど、私には、そう、じゃない。

恋心だと思う、だけど、望むのは恋人じゃない。


二つの色の、クリスタルガラス。

・・・蒼いのは私、紅いのはあなた。


大丈夫、少しずつ。

焦っちゃいけない、焦っちゃいけない。

急いで答えを出す必要なんか、どこにもないんだから。

2002年09月02日(月)
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