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しもさんの「気になる一言」
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2004年02月10日(火)
夜は人を残酷・正直・キザ・軽卒にする

テレビもラジオも、時計もない病院の一室、
私は、職場の同僚から借りた1冊の本を一気に読み終えた。
「アヒルと鴨のコインロッカー」
(伊坂幸太郎著・東京創元社刊・331頁)
次回の直木賞候補だね、と話し合うくらいの傑作である。
読みながらメモしたフレーズの中から、気になる一言。
本の中の原文では、主人公の叔母さんの台詞。
「夜は人を残酷にするし、正直にするし、気障にする。
軽卒にもするのよねぇ」なのである。
おもわず笑いながら、頷いた。
メールを書いていても思う。このコラムを書いていても思う。
朝では書けない文体が、夜、それも深夜になればなるほど、
これでもか、と湧いてくるから不思議である。
読者には気が付かなくても、書いている私は、何年経っても
この一言は、誰の台詞、情報源はなに、とわかるように、
朝書いた文と、お昼休みに書いた文、そして夜に書いた文が
だいたいわかる。
もちろん一番わかりやすいのは、酔っぱらって書いた文だけど。
それだけ、夜は書き手の心が揺れ動く時間帯なのである。
■自信は経験と実績から生まれる
■先延ばしは、ろくな結果を生まない
■得意分野の失敗は、ショックが大きい
こんな台詞も散りばめられていたこの作品、是非、御一読あれ。



2004年02月09日(月)
初体験 超薄味の病院食

以前より気になっていた「大きないびき」に加えて、
「睡眠時無呼吸症候群」ではないかと心配になっていたので
思いきって検査入院をすることにした。
(今週末、人間ドックだというのに・・)
初めての入院、何もかもが未知の世界なので、
私の手帳はメモだらけとなった。
せっかくの検査入院だから・・テレビも付けず過ごしてみる。
箇条書きかもしれないが、忘れないために。
■食事の超薄味には驚かされた。もちろん量にも。
ふだん、いかに濃い味でポリュームたっぷり食べてるか実感。
少ない方が、ゆっくり味わって食べ、食物の本来の味を知った。
ネギって、こんな味がしたんだ、ってね。
慣れてくると、少量でも満腹感が味わえる。
■時計のない生活は不安。
部屋には時計がない。外の明るさ、暗さで時間を推測してみた。
最近は、携帯電話に表示されている時計を使っているので
携帯電話の電源を切っていた一日、とても長く感じた。
■壁に絵が欲しい、と思った。
あまりに無機質な壁、なんだかとても温かい色が欲しくなる。
こんなところに、明るい絵でもあればいいのになぁ、と思う。
文化・芸術の役割を、こんなところで発見した。
私にとっては、全てが初体験。
機械を体中につけて寝ることも初体験なら、
なかなか寝付かれなかったのも、初体験だった。



2004年02月08日(日)
俺を頼ってきたからだ

久しぶりに、NHK大河ドラマ「新選組!」から一言。
三谷幸喜さんの脚本は、驚くことばかりだが、
私なりに、一年間楽しめそうなドラマだと思っている。
今回はあえて、細かい場面の説明はしない。
自分の婚礼の日、罪人が「助けてくれ・・」と入ってくる。
誰もが反対する中、罪人を助けようと近藤勇は叫ぶ。
「あいつを助けたい!!」と。
間髪入れずに「なぜだ?」(助ければ、罪になるんだぞ)と仲間。
そして、それに呼応するように即答した理由が、気になる一言。
みんなを納得させる理由なんていらない。
自分が選択し行動するのであれば、信念さえあればいい。
その信念が「俺を頼ってくれたから、彼を助けたい」
こんなにハッキリした理由は他には見当たらない。
ちょっとカッコ良すぎるけれど、やっぱりメモしなくちゃ・・。
この台詞って、仕事・家庭、いろいろな場面で応用ができる。
大きな変化を避け、「安全・安心」を好み、
「なにもそこまでしなくても・・」と思う人たちには、
なかなかわかりにくいかもしれない。
体調がすぐれなくても「飲み会に出かけてくるよ〜」と私。
「えっ、どうして断れないの?」と妻。
「だって、俺を頼ってきたから・・」と私。
ちょっと例えが悪かったかな、ただお酒が好きなだけだから。
考えておきます、もっといい例え話。



2004年02月07日(土)
「鳴かず飛ばず」と「飛ばず鳴かず」

ある人に「最近、鳴かず飛ばずだなぁ」と言われた。
何を根拠に、どんな意図で言われたのかわからないが、
言われれば、あまり面白くない。
そこで調べてみた。意味は、
これといった行ないや活躍もしないでいることのたとえ。
しかし、ついでに調べた「飛ばず鳴かず」という言葉の意味は、
将来の活躍を期してじっと機会を待っていることの意味。
「石の上にも三年」と同じような意味になるようだ。
〔楚の荘王が三年間酒色に耽って政治を顧みないのを
臣下が諫(いさ)めると、
王は「飛べば天まで上がり、鳴けば必ず人を驚かすだろう」
と答えたという「史記(楚世家)」などの故事から〕
生まれた言葉だという。
こんな言葉の面白さに触れると、誰かに話したくなる。
そして今度「鳴かず飛ばずだな」と言われたら、
「えっ?三年飛ばず鳴かずですよ」と言い返そうと思う。
たぶん、その意味もわからないだろうから・・。
そして、機会を与えてもらったら、期待に応えて活躍する。
その心構えが「鳴かず飛ばず」と「飛ばず鳴かず」の境目となる。



2004年02月06日(金)
ひらめいてもメモはしない

その理由は
「そのときの気分や臨場感を忘れるから」。
「燃焼系アミノ式」のCMプランナー、
そしてコピーライター、本間絹子さんの台詞である。
「アミノ式」は、作詞・作曲も彼女の作品だとか。
自分の作品を「この子」と呼ぶ彼女は、
トヨタ「ヴィッツ」や日清食品「UFO」なども手がけ、
いつも手帳はアイデアだらけなんだろうなぁ、と思っていたら、
意外や意外、メモはしないという。
これには、参った、驚いた。
だって、メモする私と理由が同じだから・・。
その時の雰囲気を言葉に封じ込めるためにメモしてきた私、
しかしメモしない彼女が大活躍だけに、ちょっと自信喪失。
そんな彼女も「あれを歌うと元気になります」という
視聴者の生の声を聴いて
「あ、私なりのやり方でも、世の中を幸せに出来るんだ、
と分かってホッとしました」というコメントを残している。
そんなメッセージを聞いて、私もホッとした。
これからも、私なりのやり方で、世の中を幸せにしたい、
そう考えながらメモをし続けていこうと思う。



2004年02月05日(木)
バランスを保たないと力が発揮できない

イチロー選手が、松井選手とのテレビ対談で話していた台詞。
明と暗、プラスとマイナス、陰と陽・・・
全て、そのバランスで成り立っているから、
「人間はバランスの生き物」だと、彼は言い切った。
それだけではメモで終わっていたのだが、
六星占術・細木数子さんも、同じようなことを言った。
この地球の全て、バランスだと。
先日まで読んでいた、中谷彰宏さんの本にも書いてあった。
最近、バランスという言葉が、私の周りを飛び回っている。
「バランス」の意味は、
(1)つりあい。均衡。かたよりがないこと。
ところで[バランス」は、とるものなのか、保つものなのか、
〜のとれた[とれない]という言い方もするし
〜を保つ[失う]という言い方もするから、気になった。
(こんなことを気にするのはおかしいかもしれないが・・)
さらに、英単語「balance」を調べてみると
「安定・平穏」という意味があることに気付く。
この意味で、冒頭のイチロー選手のコメントが理解できた。
そう、力を発揮するには、安定・平穏が必要なんだと。
だからこそ、バランスなんて気にしない、と言い切った
松井選手がとても偉大に見えたのは、私だけだろうか。



2004年02月04日(水)
いえ、この本を書く人ってどんな人かと思って

午後8時45分からの飲み会であった。
8時半まで会議だったから・・が、中途半端な集合時間の原因。
しかし、その理由は「すこしでも長く話したかったから」。
そんな幹事の気持ちが伝わってきた集合時間であり、嬉しくなった。
そのなかで、わざわざ焼津市から参加してくれた人がいる。
「どうせ、会議のついでじゃないの?」とふざけたら、
「いえ、この本を書く人ってどんな人かと思って・・」と
真面目な顔して言われて、面食らった。
彼の手には、私のつたない冊子が・・だから、気になる一言。
素人の書き手を、とびっきり嬉しくさせる魔法の言葉だと思う。
以前「読み手がいれば書き手は続けられる」というフレーズを
この一言にも残したが、それは「楽しみにしています」という
全国から寄せられたメールでの話。
それが本当に「逢ってみたい」という人が現れたとするなら、
こんなに嬉しい台詞はない。
「やばい、最終に間に合わなくなる・・」と沼津駅まで走ったこと。
これだけで、どんなに楽しかったか、思い出せる飲み会だった。



2004年02月03日(火)
間違えそうな合図を決めていたことがミスを生んだ

「原辰徳流『活私』管理術」を一気に読み終えた。
(夕刊フジ編集委員・江尻良文著、東邦出版刊、198頁)
監督就任1年目の時、彼が貫き通したのは、
チーム(組織)のために、自分を犠牲にしてでも
「和」を大切にしていく「滅私奉公」の考え方ではなく、
個人の力を十二分に発揮できる環境づくりを目指し、
『滅私』に対して『活私』という言葉に代表される
選手の管理術である。
その結果が、誰もが驚いた監督1年目の優勝であった。
著書は、試合でのエピソード満載でとても楽しい本だった。
その中で、清水選手が浅い外野フライでタッチアップし、
本塁で憤死したプレイのシーンを紹介していた。
三塁の鈴木コーチは「ノー、ノー、ノー」と大声で叫ぶ。
三塁ランナーには「ゴー、ゴー、ゴー」と聞こえた。
だから、迷いながらも本塁突入。そして最悪の結果。
試合後、鈴木コーチは原監督に素直に謝ったという。
「私の英語の発音が悪くて、迷惑をかけました」と。
その時の監督の考え方を、気になる一言とした。
「問題は発音とか、ランナーの判断とかじゃないんだ、
間違えそうな合図を決めていたことがミスを生んだ」と、
冷静に判断し、その後、合図を変えた話であった。
コーチも選手も、自分が決めた合図で一所懸命プレイした。
だから、アウトになった原因は私の指示の仕方が悪いから、
と言い切れる懐の広さを感じ、羨ましく思った。
本当の失敗の原因は何なのか?、そんな視点を持ち続けたい。
同年齢の原監督から学んだ管理学。覚えておこうと思う。



2004年02月02日(月)
青空市、伊豆ピカ市、日本市、歴市、にゅうよーく市

近隣市町で合併に際して「新市名称」を募集した。
応募総数2922件、応募者数2003人、そして493種類の名称。
その応募作品が一覧表になっていたので、眺めていた。
その中から、本気?と感じる作品を選び、気になる一言。
該当自治体には怒らてしまうけれど、けっこう笑えた。
今、全国で市町村合併が進み、新市名称を募集している。
しかし、その「新市名称」が決まらず、
決まりかかっていた合併すら取り止めた地域さえあるのに、
このいい加減さは、どうしたものだろう。
特に「市」を「し」と読ませず「いち」と読ませるなんて
笑いのセンスは抜群だと思うのだが、
さすがに「都市名」となると、
絶対採用されないことを知ってて、応募したに違いない。
確かに「歴史のまち」「温泉のまち」だけど、
「歴市」「にゅうよーく市」もこれまた、没に違いない。
ただし、この493種類のネーミングは、まちの財産として、
新しい都市になった時の事業名に使えるだろう。
是非、採用した新市名称以外も、大切にして欲しいと願う。
応募してくれた方々が地域のイメージを音にしたのだから。



2004年02月01日(日)
だってCMになると、音が大きくなるんだもの

いろいろな場所で、何度も同じ光景を目にした。
そう、テレビのCMになると、音量を下げる動作である。
私は鈍感なのか、あまり気にならないが、
予想以上に感じている人が多かったのには驚いた。
どうしたの?と尋ねると、必ず返ってくる台詞が気になる一言。
私が返す答えは「そうなるはずだよ、大きくしているんだもの」
実際、CM制作者に聴いたから間違いないだろう。
「わざわざ音を増幅させているからね、どこか一社がすると
他社も負けじと増幅させる、だからどんどん大きくなるんだよ。
1本だけ小さいCM音だと、かえっておかしいんだ。
だから番組と同じ音ではなく、大きくなるようにしてあるんだ」
そんな話だったと思う。
他の車が100キロで走行している道路を、
制限速度だからと、60キロで運転していると危ない。
だから、ルール違反だと知っていても100キロで走行してしまう。
そんな例えがあっているのかわからないけれど、
そういう仕組みで、CMは製作されていることを知っておくと
イライラしないで済むかもしれない。
60へぇ〜くらいの雑学になったかな?