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しもさんの「気になる一言」
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2014年08月06日(水)
こんなもの無意味よ、ただ前だけをみて進めばいいの

映画「たった一人のあなたのために」
(リチャード・ロンクレイン監督)から。
簡単に説明すれば、ネットの解説どおり
「浮気性の夫に見切りをつけたヒロインが子供を連れて全米各地を巡り、
新たな恋と幸せを求めてさすらう姿を描いた恋愛ドラマ」
とりわけ驚くような場面展開もなく、タイトルの意味さえ曖昧。
メモを整理すると「たった一人のあなたのために」というフレーズは、
作品中に歌われる歌詞に出てくる。
「どれほど数を重ねても、浅はかに心は散っていく。
あなたは傷つき、私は満たされる。目覚めると彼がいる。 
私に笑みがこぼれる。また私のもとに新たな幸せが訪れる。
たった一人のあなたのために」
う〜ん、やっぱり監督の意図がわからない。(汗)
私が選んだ「気になる一言」は、
「こんなもの無意味よ、ただ前だけをみて進めばいいの」
実はこの台詞、繰り返しバックミラーを直すシーンで交わされる。
「ちょっと今何したの?」「ミラーで後方確認を・・」
「絶対にうしろを見ちゃダメ、何も変わらないわ、
こんなもの無意味よ、ただ前だけをみて進めばいいの」と。
ヒロインのポリシーなのだろうけれど、それが巧く伝わらない。
う〜ん、何度か観直さなきゃ、ダメなんだろうなぁ、きっと。



2014年08月05日(火)
景観で成果をあげるためには、調整が極めて大切

講師「NPO法人くらしまち継承機構理事長、伊藤光造氏」
演題「自治体における『景観』への取り組み」
(景観法の位置づけ、運用を中心に)から。
「美しい国づくり政策大綱」(平成15年7月・国土交通省)の前文、
「美しい国づくりに向け、大きく舵を切ることとした」という表現を、
きっちり反省している文面として、講師は評価していた。
確かに、今までの行政には「安全安心」を第一優先し、
「美しく作る」というポイントが少なかったことを認めた内容と言える。
さらに、今後は、維持管理にしても「美しく」を意識することで、
まわりが評価し、その「美しさ」を求めて全国から訪れてくれる。
最近「景観」を意識し「まち」を眺めていたので、参考になった。
特に「景観法」の特徴として説明してくれた
「景観で成果をあげるためには、調整が極めて大切」が心に残った。
法律には、その目的によりいろいろな特徴があるが、
景観法は「理念法・計画法・規制法・事務事業法」の要素もあるが、
「調整法」の性格が強い、という説明に、納得した。
「景観行政は、お金はあまりかからないけれど、手間がかがる。
(事前の調整が必要)」という講師の言葉に、頷くだけだった。
その手間を惜しまず、いろいろな方面の調整をすることが、
「景観行政」で成果をあげることだと、理解したが・・・。
先日紹介した「人間は、毎日見ているものに気持ちが似ていく」に
繋がっていくんだな、と、その結びつきの発見が嬉しくなった。
「協力」をお願いしていくことも、大切な調整だからなぁ。



2014年08月04日(月)
吹奏楽では、パーカッションの動きが気になる。

第55回静岡県吹奏楽コンクール東部地区大会、
(高等学校の部)(沼津文化センター大ホール)から。
もちろん、県・東海・全国へ繋がる大きな大会として、
吹奏楽部の生徒にとっては、高校野球の甲子園と同じ。
どの高校も日頃の練習の成果を十二分に発揮し、
素人の私には、その差はほとんどわからない。(汗)
後ろの方から全体を眺めていると、
「指揮者」「パーカッション」は、その動きが面白い。
特に「パーカッション」を担当する人たちは、
各校とも少ない人数で何役(多数の楽器)をこなし、途中、
誰かがちょっと間違えたり、自分の担当の楽器の前に、
辿りつけなかったら、どうするんだろう、とドキドキ感が溢れた。
結局は、どの学校も移動のトラブルはなく演奏が終わり、
私のドキドキは、いらぬ心配で終わったが、やはり気になる。
「9回ツーアウトから試合を決めるエラー」みたいなことが、
吹奏楽では起こらないのだろうか、う〜ん、やはり心配。
舞台狭しと動く、あの動きも相当練習するんだろうなぁ。
だから「吹奏楽では、パーカッションの動きが気になる」を
残しておきたい。
とにかく、高校吹奏楽部のみなさん、お疲れ様でした。
また真夏の楽しみが増えた、来年も行ってみようっと。



2014年08月03日(日)
映画館は、街に賑わいを創出しうる財産

書籍「映画館の作り方」
(映画芸術編集部編・AC Book刊・318頁)から。
タイトルに惹かれて読み始めたが、読んでいくにしたがって
気持ちが落ち込んできた。
こんなに「ミニシアター・単館系」に代表される、
街なかの小さな映画館が抱えている課題が浮き彫りにされた。
ただ、私が勘違いしていたことを一つ発見。
「その映画がどんなに評価されようと、
きちんと商業的に成立しなければ、次の映画は作られない。
興業によって、その映画が製作費回収の道をたどり、
そして、それが達成されることで、
未だそこにない『次の映画』が生まれ得る。
それを夢見ることが、映画館における『応援』だ」という。
「住民のため」を理由に、「無料」とか「低価格」で
映画好きの人達が集まり、上映会を開催することは、
短期的にみれば、その土地の賑わいを創出することになるが、
長期的には、制作資金回収ができず、次の作品に向けた
可能性を減らすことになるということ。
だから「自主映画」と言えども、来場者から入場料を徴収し、
その財源を次の製作費に使ってもらうくらいの気持ちが欲しい。
「映画人を育てる」って、そういうことなのかもしれないな。
「大切なのは、街に映画館があることではなく、
そこで多くの人に映画を観てもらうことなのだから」という
フレーズが頭から離れない。
「映画館は、街に賑わいを創出しうる財産」に違いない。
全国地方都市の見本になるような「映画館」を作ってみたい、
そんな気持ちで、読み終えた。



2014年08月02日(土)
何を我慢しとるか、はっきりしとったら我慢できる

映画「少年H」(降旗康男監督)から。
主人公の名は「肇」(はじめ)、
だから手編みのセーターには「H」の一文字。
サザエさんの弟、カツオの「K」と同じ感覚だった。(笑)
「たぶん、明日から『H』って呼ばれるわぁ」と
嘆いたシーンが妙に可笑しかった。
「H」を「エッチ」と読むか「エイチ」と読むか、
それは大きな違いのようにも感じたアルファベットである。
さて、気になる一言は、戦時中に父親が息子に語る台詞。
「自分がしっかりしてないと潰されてしまうで。
今、何が起きているのか、自分の目でよう見とくんや。
いろいろ我慢せなことがあるやろうけど、
何を我慢しとるか、はっきりしとったら我慢できる」
「戦争はいつか終わる。
その時に恥ずかしい人間になっとったらあかんよ」
何でもかんでも戦時中だから「我慢しろ」ではなく、
こんな時でも、息子に助言できる父親の静かな強さを見た。
また、戦時中ならではの台詞ではなく、
今の世の中でも立派に通用するアドバイスでもある。
何も説明なしに「我慢しろ」と言われるよりも、
何に対して我慢しているのか、説明することの大切さ、
意外と大事なことなのかもしれないな。



2014年08月01日(金)
人間は、毎日見ているものに気持ちが似ていく。

なんの雑誌だったのかメモをし忘れたが、
なるほどなぁ、と思って残しておいたフレーズで、
「イエローハット創業者 鍵山秀三郎さん」のコメント。
「人間は、毎日みているもの、接しているものに気持ちが似ていく。
美しいものを見ていると、自分の気持ちもそうなりますし、
汚いもの、乱れたもの、雑なものを見ていれば、
必ずそういう風になっていく。
だとしたら、なるべく美しいものに接して、
気持ちもそういうものに似ていってもらいたいと思うのです」
だから、職場、そしてトイレ、車、道路をきれいにすること、
そう考えながら「社風」を作り上げてきたのだと言う。
自分の生活を見直してみよう。
自分が起きてから寝るまでの間に、目に飛び込んでくる風景。
それがきれいであれば、気持ちもきれいになっていく、と理解した。
毎日、柿田川を眺めて通勤している私は、幸せ者だな、きっと。



2014年07月31日(木)
俺は、柴田トヨって人をほとんど知らなかったんだなぁ。

映画「くじけないで」(深川栄洋監督)から。
90歳から書き始めた詩人、柴田トヨさんは
もう詳しい説明はいらないだろうが、
その役を八千草薫さんが演ずるとあって、
期待に胸が膨らんだことを、事前に記しておきたい。
作品中にタイミングよく挿入される詩は、
何度耳にしても、温かさを感じる素敵な詩である。
しかし、今回私が選んだのは、柴田トヨさんの息子、
武田鉄矢さんが演じた、柴田健一の台詞。
母親の詩を丁寧に整理しながら、読み返していくうちに
あることに気づき、込みあげてきたものがあった。
「俺は、柴田トヨって人をほとんど知らなかったんだなぁ」
そして「俺が知ってたのは、ごく一部だったんだなぁ」
この台詞は、本当によくわかる。
自分も息子として、母親のことをよく知っていたつもりが、
実は、若い頃のことも含め、ほとんど知らないことばかり。
息子(娘)だから、親のことは自分たちが一番知っている、
それは、間違いだと気付いた。
親は子どものことを知っているかもしれないが、
子どもが親を知っているか、と尋ねられたら自信がない。
意外にも、嫁であったり孫であったりこともある。
もう少し、親のことを知ろうとしなくちゃいけないな、
たった一人の親なんだから。



2014年07月30日(水)
カウンセリングは、頭の先から足の先まで

「カウンセリングは、言語・文字ではなく、
視線、声の調子、姿勢、指先、息遣い、手の動きなど、
頭の先から足の先まで観察する必要がある」
そんな話を耳にして、へぇ〜と思いながらも、
予想以上に大変な仕事だな、とも感じた。
相手の話を聴いて、アドバイスするだけでは、
「カウンセラー」とは言わないということなのだろう。
最近は、パワハラだ、セクハラだと騒がれるけれど、
本来、上司は部下の様子をそれくらい知っておくべきだ、と思う。
なかなか難しい問題であるが・・。(汗)
そう考えると、多くの母親はカウンセラーの資質を持っている。
わが子の視線、声の調子、姿勢、指先、息遣い、手の動きなどから、
いつもその変化を意識して、様子を窺がっている。
それも24時間、休むことなく・・・。
だからこそ、母親と子どもの関係は、父親と比べて強いのだろう。
一所懸命子育てをしている母親の支援、やっぱり大事である。
そう言えば、野菜を大切に育てている人も、
同じようなことを言っていた気がする。
「育てる」って、そういうことなんだな、きっと。



2014年07月29日(火)
日常のささやかな営為に、優しくほほえみかける。

歌集「未知の時間」(前田鐡江著・角川学芸出版刊・203頁)から。
とても身近な知人の歌集であり、登場する人物・景色が、
鮮やかに映像化され、言葉の温かみを感じた短歌が溢れていた。
タイトル「未知の時間」の元になっている一首、
「三年日記真つ新のページひらきたり未知の時間は罫線である」は
何も書かれていない罫線だけのページを眺めながら、
これからどんなことが少しずつ書き込まれるのか、
ワクワクした気分になったことを思い出し、ひとりで頷いた。
お気に入りの短歌を選んで紹介したいが、字数に制限があるので、
歌集の帯に書かれていたキャッチコピーの一部を残したい。
「日常のささやかな営為に、
海が、風が、花木が、優しくほほえみかける。
森羅万象を繊細に詠みあげた第一歌集。」
そうそう、日々の生活・心の動きを題材にすることが、
創作活動の継続する秘訣だよな、やっぱり・・
そんなことを感じながら、
そして知人の顔を思い出しながら本を閉じた。



2014年07月28日(月)
つまり反省だな、セルフ・エキザミネーションだ

映画「早春(1956)」(小津安二郎監督)から
私の感性が低いのか、監督はこの作品を通じて、
私たちに何を伝えたかったんだろう、と考えこんでしまった。
当時の様子がわかる映像が散りばめられていて、
60年近くたった今見ると、楽しいシーンも多いが。
他の作品もそうだけど、時々、英語がぽっと台詞に含まれる。
そんな覚えたばかりのような英語を使うあたりが、
戦後間もない作品だなって感じて、メモをしてみた。
(違和感と言ったら失礼になるだろうけれど・・)
特に、働いている若者同士が一斉に手拍子で
「ツーツー・レロレロ・ツーレーロ・・」と歌いだしたり、
狭い部屋で1つの鍋を囲んで激論したり、楽しそうだ。
そんなワンシーンで使われた英語。(笑)
「つまり反省だな、セルフ・エキザミネーションだ」
「人道上な、ヒューマニズムだよ」とやたらと英単語が並ぶ。
女性の洗面所で「シャボン、もういい?」と言われた時は、
「石鹸」のこととは気づかず、メモしそこなった。
何かを意識して、英単語を使っていると思うのだが、
その意図がわからず、不完全燃焼で観終わった。(汗)