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しもさんの「気になる一言」
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2014年08月26日(火)
「眉毛剃るぞ」眞鍋家の伝統的な仕置きだ。

書籍「村上海賊の娘」(和田竜著・新潮社刊・
(上474頁・下499頁・計973頁)より。
作品全体からは外れるが、主人公のひとり(笑)、
「眞鍋七五三兵衛 」の「眞鍋家の教育方針」。
それが「眉毛剃るぞ」。(それも片方らしい)
作品中に、こんな説明があり、納得してメモをした。
「『眉毛剃るぞ』、眞鍋家の伝統的な仕置きだ。
子を育てるに当たって、決して懲罰を与えず言葉を以て戒め、
六、七歳の小児に対しても、七十歳の人に対するように、
真面目に話して、譴責する。」
譴責(けんせき)とは、過失などを厳しくとがめ責めること。
子どもに対しても、高齢者を敬うように接する。
子どもを子ども扱いしない、という教育方針こそ、
今の私たちが学ばなければいけないことだと思う。
ついつい「子どものくせに」「子どもなんだから」と口にし、
上から目線で叱るけれど、何歳でも1人の人間として接する、
この考え方で子育てをしてきたからこそ、存在感があり、
気は優しくて力持ちの「眞鍋七五三兵衛 」という人間が育った。
そんな気持ちで、この作品を読み終えた。
本当に「眉毛を剃られたら、恥ずかしいものなぁ」(汗)



2014年08月25日(月)
心に化粧するのは、あなた自身。

映画「化粧師 KEWAISHI」(田中光敏監督)から。
本来なら「お化粧って不思議な力があるんですね」を
気になる一言にするのだが、今回は逆の視点でのメモ。
柴咲コウさん演じる、中津小夜さんが、女優として活躍できるよう、
椎名桔平さん演じる主人公・小三馬に、大金を支払い、
なんとか自分に運が向くような化粧を求める。
彼が施した「化粧」は(たぶん)、塗りたくった化粧を、
拭き取り、落としただけ。そして、彼女を諭すように呟く。
「お客さん、化粧は世渡りのためにあるんじゃありません。
世渡り上手は、一時はよくなっても、いずれは、しっぺ返しがきます。
化粧は、所詮、外面を整えるもの。
化粧で繕っても、やがて自分が出ます。
心に化粧するのは、あなた自身」だと。
そして、その言葉を噛みしめるように
「心に化粧するのは、私自身」と言い直す彼女が、
ふっと何かに気付くシーンが、印象に残った。
主人公の男性が「お化粧」という技術を施しながら、
彼女たちの人生を変えていく物語と勘違いしたまま、
この会話をメモしたため、後になってとても輝いてきた。
本当は、お化粧なんて必要ないんだ、という意味を込め、
化粧を落としていく。
それは、化粧をしない男性にも、同じことが言える。
自分の心を磨くこと、何かで自分をよく見せようとしない、
そんなメッセージを作品からいただいた。

P.S.
「化粧」って、本当に「けわい」って読むんだなぁ。



2014年08月24日(日)
みんなが寄ってたかって複雑にしてるんだな

映画「秋日和」(小津安二郎監督)から。
登場人物は、ほとんど同じで台詞の言い回しも同じ。
役柄を意識しないと、作品を間違ってしまいそうなのに、
なんだろう、鑑賞後のスッキリ感が残るのは・・。(笑)
「セクハラ」「パワハラ」に値する台詞や行動が溢れ、
今、こんな作品を作ったら、大変なことになっていたな、と
メモしながらも、よき時代・・で済ませてはいけない、
知恵みたいなものが感じられる作品となっている。
夫は帰宅後、服を所かまわず脱ぎっぱなしにする。
それを、奥さんがハンガーにかけていくシーン。
もちろん、今ではこんな家庭は少ないだろうが、
夫と妻、着替えながら、夫婦でけっこう会話している。
今日は会社で・・とか、向かいの何とかさんが・・
こんな他愛ない会話だけど、よくしゃべっているのだ。
現代の夫婦に足りないのは「会話」だとも言われるが、
これなんかも、ヒントじゃないかな・・とメモをした。
気になる一言は、作品のラストの会話。
「世の中なんて、みんなが寄ってたかって複雑にしてるんだな。
案外、簡単なものなのにさ」
「シンプル・イズ・ベスト」なのに、私たちが複雑にしている。
なるほどなぁ、今でも通じることだなぁ。



2014年08月23日(土)
鳥の目・虫の目・魚の目・宇宙飛行士の目

ある先輩から、人が生きていくうえで大切にしたい
「4つの目」を教えていただいた。(3つまでは知っていたが・・)
それが「鳥の目・虫の目・魚の目・宇宙飛行士の目」。
「鳥の目」は、大所高所から物事を眺める視点であるから、
全体像をイメージすることが、判断の基準となる。
「虫の目」は、地面から眺めた、低い位置からの視点。
それは、忘れがちな住民の目線であったり、弱い立場の人の目線。
「魚の目」は「潮の流れ(全体の流れ)」を意味し、
今、時代は、どの方向へ流れているのか、それを敏感に読み取り、
的確に対応していくことを教えられた。
そして現代は「宇宙飛行士の目線」を意識する必要性を知った。
地球規模、世界を意識したグローバルな視点、だと思っていたら、
そればかりではなく、自分って、こんなちっぽけなんだと感じながらも、
だからこそ「自分の悩みもちっぽけなんだ」と思えるほど、
絶対的な自然や宇宙に癒される視点らしい。
スマホで、アプリを起動すると、宇宙に浮かんでいる「地球」から、
私の自宅まで、一気にズームアップしていく、お馴染みのソフトがあるが、
まさしく、この「宇宙飛行士の目」を体験できる。
自分は「宇宙」に生かされていると感じること、大切ではないだろうか。

P.S.
東京に「地球を見おろす宇宙ミュージアムが完成」の報を耳にした。
地球を見おろす宇宙ミュージアム『TeNQ』7月8日オープン!



2014年08月22日(金)
その色によって、何がよく見えるようになるのか

先日、一度紹介した、講師「色彩計画家・加藤幸枝」氏、
演題「色が変わると景色が変わる」から。
「目立つ・目立たない」「馴染む・引き立つ」の関係性を
「見せたい景色は何ですか?」と私たちに投げかけてくれた。
「その色によって、何がよく見えるようになるのか」という
「色」についての基本中の基本を教えていただいた。
その中で「自然の色が美しく見える理由」と題して
「自然の中の鮮やかな色は、大地(地表)の近くで、小さな面積」で
景色の中に存在し、「落ち葉など自然がもつかたちや色のむら」も、
生きているからこそのバランスが存在しているのだろう。
それを「インター・ロッキングなどで表現しようとしても、
『似て非なるもの』」と言い切った彼女の力強さを感じた。
「日本中から集めた土の色を試験管に入れ、毎日、眺めている」と
嬉しそうに話した姿は、なぜか輝いて見えた。
自然を相手に仕事をする人って、目立たないのに、
なぜか癒される雰囲気を持っている、そんなことを感じた。
「自分の仕事で、何がよく見えるようになるのか」
そんなことを、常に意識しているんだろうなぁ、きっと。
自分の存在が、誰か頑張っている人を輝かすことが出来たら・・
最近、そんなことを思うことがある、ちょっぴり似てるかな。



2014年08月21日(木)
人一人の性根をあまりみくびらぬことじゃ

書籍「村上海賊の娘」(和田竜著・新潮社刊・
(上474頁・下499頁・計973頁)より。
読書後の第一声は「主人公は誰?」。(笑)
タイトルを見れば「村上海賊の娘・景」と思うが、
1,000頁近い物語にしては、出番が少ない気がするし、
「眞鍋七五三兵衛 (しめべえ)」のインパクトが強すぎる。
なぜか、主人公・景の行動には心が動かなかった。
私がこの作品を思い出すフレーズは、
「人一人の性根をあまりみくびらぬことじゃ」。
「性根」とは「根本的な心の持ち方。根性」のこと。
作品に登場する男たち(景だけ女)の戦いざまに感動し、
「火事場の馬鹿力」に近い「根性」と、
軸がぶれない「戦に対する信念」みたいなものを感じた。
戦の指揮を執る大将だけでなく、名前も出てこない兵から、
大阪本願寺を拠点とした、本願寺門徒まで、同じだった。
死ぬことを恐れず、自分の決めた生き方を忠実に守る戦い、
これが、この作品の根底に流れる魅力であろう。

P.S.
2冊を読み終え、読みにくいから外してあった本の帯を
つけ直そうとしたら、下巻裏面で見つけたキャッチコピー、
「人ひとりの性根を見くびるなよ。」・・やっぱりなぁ。



2014年08月20日(水)
両手で渡すと、両手で受け取ってくれる。

職員研修「接遇・クレーム対応」
講師「(株)インソース 石川あさ子氏」から。
何度受講しても、クレーム対応は難しい。(汗)
ケース・バイ・ケースで、これといった対応パターンがなく、
同じような内容のクレームで、同じように対応しても、
納得してくれる人と、余計に怒り出してしまう人もいる。
ただ「接遇」は、今でも知らなかったことがあったり、
何度受けても、違った気付きがある。
「笑顔には人が集まります」という基本的なことも、
言い方を変えるだけで、なるほどなぁ・・と再認識できる。
以前、相手の目を見て話す、と教わった接遇も、
「ずっと見ているのは、不自然です。違和感というか。
目を見ると言うより、顔全体を見る」という説明に納得した。
その中で、今回私が選んだのは「モノの授受(書類等)の仕方」。
「両手で渡すと、両手で受け取ってくれる」という視点、
隣に座った職員と試してみたが、片手で渡されるのと、
両手で渡されるのでは、受けての気持ちが違うことを実感。
それも「直線的に渡すより、ふわっと(曲線で)渡す」。
ほんの些細な気遣いが、どんな気持ちにさせるかを知った。
だからこそ、どうしても片手で渡す場面になっても、
「片手で失礼します」という言葉が自然に出るという。
今までも、何度か失礼をしたような気がする。(汗)
「接遇研修」は、いくつになっても受講したいなぁ。



2014年08月19日(火)
非常識でクレイジーなコメディを作る

映画「ムービー43」(ピーター・ファレリー監督ら)から。
鑑賞後「よくもまぁ・・」と呟いてみたが、
邦画でも「HK変態仮面」や「寝ずの番」など、
下品さでは負けない作品も多く観てきたので、
酷評されるほどのことはないな、というのが感想である。
ただ日本の場合、ひとつの作品としてストーリー性を持ち、
そこに「粋」とか「艶」などが感じられ、
鑑賞に堪えうる仕上がりになっている、そんな違いを感じた。
ただ、日米の監督たちも、同じことを考えるらしく
「寝ずの番」(マキノ雅彦監督)は、
「テレビではマネのできない映画らしい映画を撮る」と言い、
今回は「非常識でクレイジーなコメディを作る」と発案。
それを、キャストとなる大物俳優たちが真面目に演じる、
それだけで、いいんじゃないかな、そんな気もする。
「お下劣でおバカな要素が満載の短編」と予告済だから、
嫌なら観なければいい、と思うだけ。
最近、声を出して笑うなんて、なかったものなぁ。
いいんじゃない、これはこれで・・

P.S.
別に「私のお薦め」というわけではありません。(笑)



2014年08月18日(月)
自然は美しく老いる

講師「色彩計画家・加藤幸枝」氏、
演題「色が変わると景色が変わる」から。
「景色」って、「色」が入っているんですよ、と
嬉しそうに話し始めた「色彩計画家」の彼女の話は、
美術大学を卒業したこともあり、理論と実践が融合していて、
なるほどなぁ・・と思うメモが増え続けた。
「色彩についての基礎知識」は、美術大学の授業と同じく、
「景観」を語るには、知らないでは済まされない知識として、
大変勉強になった。
この知識を前提に「景観」について施策を練ることの大切さを、
わずかな時間に気付かせていただいた。
かつては「地域の土の色がまちなみをつくった」と語り、
その「長くその土地にある、静かな(動かない)自然の色」が
そのまちの歴史や文化を創りあげてきた、という説明は、
私の「景観」に対する感じ方を、確信に変えてくれた。
「ふさわしい色彩」とは「人の活動や季節が映えること」であり、
「動かない色(地)・動く色(図)」を説明してくれたあと、
「地」の部分で個性を出す必要はない、と言い切った。
「まちの賑わいは動くものがつくる」ということであろう。
最後に、まとめてくれたフレーズは特にインパクトがあった。
「自然界では、生命あるものが色を持つ」
「自然は美しく老いる」(葉っぱの写真をバックに)
だから「自然の景色」は美しいんだなぁ、納得。



2014年08月17日(日)
思い通りという道は無い

先月、家族で出かけた京都旅行2日目。
私は、どうしても鞍馬山と貴船神社に行きたくて別行動したけれど、
鴨川に沿って叡山鉄道最寄駅へ向かう途中、
ふっと目に入った、どこかのお寺の掲示板。(寺名はメモ忘れ)
「思い通りという道は無い」
短いフレーズだったが、思わず頷いてメモをした。(笑)
たぶん、思うようにいかない人生について触れた内容であると思うが、
視点を替えたら、妙に可笑しかった。
「○○通り」という名称は、全国どこにもあるけれど、
「思い通り」という名は、あまり耳にしたことがないし、
もし仮にあったとしても、ややこしい案内になること間違いなし。
「あの思い通りを右折して」とか「思い通りに向けてまっすぐ」とか
暑さに耐えながら考えていたら、余計に笑いが込み上げてきた。
「例年通り」「いつも通り」とか、考えたらきりがないけど、
どこかで「通りの愛称募集」があったら「思い通り」で応募したい。
生き方として、なんでも自分の思った通りにはいかない、と考えよう、
それは「マイナス思考」ではなく、それを前提に準備をしながら、
行動は「プラス思考」で前向きに・・という意味に理解すればいい。
まさしく孫子の兵法「悲観的に準備して、楽観的に行動する」だな。
(せっかくのお寺の教訓、茶化してすみませんでした。(汗))