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しもさんの「気になる一言」
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2016年04月27日(水)
イニシエーション、通過儀礼ってこと。

映画「イニシエーション・ラブ」(堤幸彦監督)から。
予告があまりにも「大どんでん返し」を強調したためか、
鑑賞側が、トリックを見破ることに意識がいってしまい、
作品の本質に触れる機会を奪った気がする。
だから敢えて、タイトルに関する会話を取り上げた。
「木村文乃さん」が演ずる美弥子が、元彼に言われた台詞を、
「松田翔太さん」が演ずる鈴木に、教えるシーン。
「おまえにとって俺は、イニシエーションだったんだって。
イニシエーション、通過儀礼ってこと。
子どもから大人になるための儀式なんだって。
はじめての恋愛なんて、そんなもんなんだって
その時はこの人しかいない、絶対、と思っても、
絶対なんてないってことがわかる時が来る。
それがわかって、初めて大人になるってのかな。
それをわからせてくれる恋愛、イニシエーションラブってとこね」
「イニシエーション」(intiation)とは、辞書によると
「開始、創始、創業、加入、入会、入門、入会式、手ほどき、
手引き、秘伝を伝えること」のことだから、
まさしく「大人になるための手ほどき、処世術」ってところ。
恋愛に限らず、どんなジャンルにも「絶対」はない、
それを知ってはじめて、大人(社会人)の仲間入り、が出来る。
「イニシエーション」って、意味の深い単語だなぁ。

P.S.
映画を思い出すだけなら一言、「たっくん?」だろうな。
ちなみに、私は「2回」観ました。(汗)



2016年04月26日(火)
本は主役でなくてもいい

先週末の「子ども読書の日」に楽寿園で開催された、
「幅允孝」さん(有限会社バッハ代表)と
「河田亮一」さん(加和太建設(株)代表取締役)の
青空トークセッション。
2000年にネットのAmazonがスタートした頃から
店を構えて販売する「本屋」が大きく変わった、と言う。
そこで感じたのは、逆転の発想で
「人のいる場所に本を持っていくしかないなぁ」だった。
そんな話を聴きながら「本の本質について」語り始めた。
「読んじゃ駄目と言われると読みたくなる」のが「本」であり、
「本は1冊しか読めない」からこそ「目の前の本を大切にする」、
さらに「本は、覚えるために読むものじゃないから」と呟き、
内容はあんまり覚えていない、と照れていた。
私の関心があった「本の選び方」については、
「本って、勝ち負けじゃない。良い本、悪い本とも違う。
今の自分に合ってるか、合ってないか」とスッキリ答えてくれた。
「本は待ってくれる」「本は、みんなで読めない、孤独を楽しむ」
「本は生活の道具」と、私のメモを溢れさせたあと、
「本は主役でなくてもいい」と纏めてくれた。
本がメインのイベントは、どうしても真面目になりがち、
もっとのんびり、ゆったりできる、サブイベントが似合っている。
生活でも、ちょっとした時間に使えるのが、本なんだよなぁ。
だから「本は主役でなくてもいい」が心に残った。



2016年04月25日(月)
牧水が選んでくれた「沼津」

「働く女性の会(ATG)」の4月例会だった。
講師は「林茂樹」氏、演題は「「牧水と沼津」から。
林氏は、立派な肩書が数多く、どれを紹介しよう迷ったが、
今回は「公益社団法人 沼津牧水会理事長」としたい。
「沼津市は誇れる都市であると思っている」と話し始め、
本当に沼津のことが好きなんだな、と感じさせてくれた。
「牧水は、めちゃくちゃに『千本松原』を愛していました」
「牧水は、メチャクチャに『香貫山』が気に入ってました」
「牧水は、滅茶苦茶に『愛鷹山のある富士山』が好きでした」
牧水は、と言いながら、実は林さんのことだな、とメモをした。
特に「牧水が、なぜ沼津を選んだのか?」と題し、
人は「誕生の地」は選べないけれど「終の棲家」は選べる、
全国を旅して歩き、多くの景勝地も観てきた牧水が、
この「沼津」を選んだという事実は、誇れるに違いない。
1時間半、熱く語り続けた彼の話から選んだ一言は、
「牧水が選んでくれた『沼津』」。
これって、沼津のキャッチコピーに使えそうだな。(汗)

P.S.
意味は通じたけれど「度を越して」「もの凄く」の意なら、
「滅茶苦茶」ではなく「無茶苦茶」じゃないかな・・。



2016年04月24日(日)
声は聴こえなくても、気持ちが届けばいい。

映画「想いのこし」(平川雄一朗監督)から。
ある交通事故で、突然、前触れもなく他界したばすなのに、
この世に残した強い「思い」が、なかなか成仏させてくれない。
その思い(願い)が叶ったら、自然と体が消え、あの世へ・・・。
(書籍・映画)「椿山課長の七日間」を彷彿させるような設定に、
「見たくないものも見えちゃう」のか、変な好奇心で観続けたが、
私の予想に反し、人間の汚い、嫌な面は少なかった気がした。
亡くなった4人、それぞれがこの世に残した「想い」は、
すでに幽霊だから、声として伝えることができない。
それを、話すこと以外で、なんとか伝えようとする、
その方法は、4人とも違うけれど、私の涙腺を緩めてくれた。
中でも、高校野球部の女子マネージャーが、3年生最後の試合を
「頑張れ〜」と精一杯応援するけど、当然、聴こえない。
「聴こえないよ」というのは簡単だけど、彼女の想いは、違った。
「声は聴こえなくても、気持ちが届けばいい」
この一言に、なるほどなぁ・・感じ、胸が締め付けられたし、
物語も期待どおりに、選手に彼女の想いが届く。
なぜ、彼女は彼らを応援するということに想いを残したか、
それは、たぶん、この台詞が説明してくれる。
「野球って、一人じゃ出来ないんです。
周りの人たちがいて、自分が存在できるんです」
短い人生だったけど、自分がこの世に存在していたのは、
3年間一緒に汗と涙を流してきた、野球部の部員がいたから、
そう思ったに違いない。
彼らも、目には見えない、彼女の姿を想像して、こう礼を言う。
「犬塚、三年間、一緒に野球が出来てよかった。
3年間支えてくれて、本当にありがどうございました。
これから、3年のみんなはバラバラになるけど、
俺たちずっと仲間だから。俺たちずっとお前の味方だし・・
お前は、1人じゃないから」・・この台詞で、涙が溢れた。



2016年04月23日(土)
毎週、近くで「ブックフェス」があればいいのに

4月23日は「子ども読書の日」とあって、
三島市では「楽寿園・市立図書館・大社の杜」の同時開催で
「みしま・ブックフェス」が開催されていた。
私も、このイベントに興味津々、家族で「楽寿園」に足を運び、
その一部「青空トークセッション」を、楽しく拝聴した。
(内容は後日の「気になる一言」で・・)
実は、来月GW(4日〜5日)、柿田川公園でブックフェスを企画。
周りは「ライバル出現?」とか「負けてはいられないね」、
「偵察に行かなくちゃ・・」と、叱咤激励をしてくれるれど、
当事者の私は、そんなことは、お構いなし。
「毎週、近くで『ブックフェス』があればいいのに」と、
真剣に思っている。
日本全国、人口減少には危機感を感じているのに、
街から本屋がなくなっていくことには、無頓着と言ってもいい。
公共の図書館をいくら充実させても、やはり限界がある。
生活の一部に、イベントの片隅に、1冊の「本」があるだけで
どれだけ、充実したものになるかは、多くの人が知っているはず。
だから敢えて、今回予算ゼロの「ブックフェス」を企画・運営し、
いつでも、誰でも、本に関するイベントができるか、を試したい。
イベントの評価は、来場者の数ではなく、楽しんでもらえたか、
これさえ忘れなければ、イベントは企画・運営者が一番楽しい。



2016年04月22日(金)
深々とお辞儀をする練習ですよ

毎朝の通勤経路である「柿田川公園」。
エントランスからイヤホンを外し、自然の音に耳を傾ける。
生活の「ON・OFF」を切り替えるポイントでもある。
いつもと同じルーチンで園内・展望台を散策し、
京都貴船神社の分社で、水で手を洗い、口を漱ぎ、
お賽銭10円を入れて、二礼二拍手のあと、住所と名前を呟き、
「昨日は一日ありがとうございました。今日も一日、
家族が、日本が、世界が平和でありますように」と祈る。
そして、最後に、深々と一礼をする。
私にとって、この「一礼」が、とても貴重な行動である。
実は以前、ある人に「毎日、何をお祈りするのですか?」と
訊かれた時がある。
貴船神社に「縁結び」の御利益があっても、今更・・。(笑)
もちろん「異性」に限らず「人との縁結び」の神様、
と考えればいいのだが、実は違う目的がある。
だから「深々とお辞儀をする練習ですよ」と答えた。
(神様には申し訳ないが)普段、忘れがちな「謙虚さ」を、
身体に覚えさせるには、この「深いお辞儀」が一番いい。
他人が見ていないから「ゆっくり丁寧に深々と」出来るし、
自然と心が落ち着くのがわかる。(それも10円で(汗))
お近くの神社で、是非、試して欲しい。
初めは照れるけど、慣れると意外と気持ちがいいものだから。



2016年04月21日(木)
みんな、疲れているってことかなぁ

巷では「整体・接骨・針灸・マッサージ」の文字が溢れ、
朝夕、歩いていると、驚くほどの勢いで増えている。
「携帯ショップ」が増えたなぁ、と感じた時もあるし、
やけに「美容院」ばかり開店するな、と思った時も・・。
「クリーニング屋」だったり「コンビニ」だったり、
その時代、その時代で、雨後の竹の子のように増えている。
私は、その背景に流れている時代の潮流みたいなものに、
興味関心があるが、今回感じたことは、
「みんな、疲れているってことかなぁ」ってこと。
子どもや孫が「肩たたき」をしてくれた頃もあったし、
「高級マッサージ機」が狭い部屋を占領した頃もある。
そして、最近は「店舗」で施術を受けるサービスへ。
「働き過ぎて疲れ、その疲れを取るために、
マッサージでお金を使う」なんて、面白いな、と思う。
まぁ、新しい産業が生まれたと思えば、悪くないな。(笑)
これからの「成長産業」の予感がするから。



2016年04月20日(水)
愛してるなら、どうにかして

映画「30日の不倫」(シルヴィオ・ソルディーニ監督)から。
驚いたというか、時間の無駄だった、と言うべきか、
残るものが何もなかった。
「『不倫』をテーマに描いた大人のための官能ドラマ」
確かに作品紹介のとおりだけれど、そこに何か、
監督なり制作者なりの意図するところがあるはずだが、
残念なことに、私にはわからなかった。
私たち一般人の「不倫」を覗き見した感じがしたのは、
あまりに平凡で、そしていてリアル感があったこと。
さらに、終盤には、この普通の「不倫」がどうにかなるのか、
そんな期待で、最後まで観てしまった、というのが本音。
わからないのは、貧乏なのに「不倫」に走ってしまう既婚者の男と
そんな彼に何かを求めてわざわざ「不倫」を仕掛ける女、
単なる「スリル」や「マンネリ」からの脱出であったとすれば、
それは、わざわざ映画にすることではなく、三面記事で充分なはず。
美男美女の俳優が演じる「不倫」でないからこそ、
あまりに普通過ぎる、行動の変化、心の変化が痛々しい。
奥さんと別れて、私を選んで・・そんな女心なのか、
「愛してるなら、どうにかして」を一言としておきたい。
う〜ん、冒頭の疑問は晴れないままだ。



2016年04月19日(火)
地震に対して、崩れるようになっているんです

熊本城の瓦が崩れている光景を何回も目にし、
私たちは、今回の「熊本地震」の威力を実感したが、
建築関係の人と話をしたら、全く違う視点だった。
「すごかったですね、今回の熊本地震。
あの天下の熊本城の瓦が落ちるくらいですからね」
「いやいや、落ちるように作ってあるんですよ。
地震に対して、崩れるようになっているんです」
熊本城の築城に際し、当時の技師たちは考えたのだろう。
大規模な地震を想定して、躯体を守るためには、
屋根の瓦を落とすことによって負担を軽くすることを。
だから瓦が落ちることは予定どおり、驚くことはない。
それで躯体が守られれば、修復は出来ると考えたのか。
私たちは、目の前の状況からしか判断せず、
さも大事件、大事故のように大騒ぎをしているが、
昔の人が、遠い将来を見越して築城していたとしたら、
今の私たちを見て、笑い飛ばしているに違いない。
建築家の人って、意外と無口の人が多いから、
こういった話は、表に出てこないんだよなぁ。(笑)



2016年04月18日(月)
身の丈にあっているか

書籍「住み心地はどうですか?」
(柏木博他9名著・建築資料研究社刊・175頁)から。
建築家ならではの視点が随所にあって、
あっと言う間に読み終えた。
特に「心地よいすまいのデザインを考えよう」と題し、
「住み心地のよい家を考えるための7つのキーワード」は、
各項目のタイトルであるけれど、書き出してみると、
「住まいづくり」と「まちづくり」は共通点が多かった。
「住みやすいまち」や「住み続けたくなるまち」という言葉を
自治体の将来都市像に掲げる市町が多いけれど、(わが町も)
どんな生活が「心地よく」感じるのか、を論じてはいない。
そのヒントが、この書籍にはあった「キーワード」であろう。
・身の丈にあっているか
・まわりと馴染んでいるか
・自然を活かしているか
・ひとつ屋根の下の感じがするか
・拠り所となる中心があるか
・あいまいで融通がきくか
・心が落ち着く要素があるか
こんな項目が、まちづくりに感じられれば、住民は
「心地よく」生活をし「住み続けたくなる」ということだ。
この中で私が選んだのは「身の丈にあっているか」。
あまり背伸びをしない、言い換えれば、大都市を真似しない、
そんなところに「心地よい」環境が生まれるに違いない。
「心地よいまち」と「住み心地のよい家」は、ほとんど同じ。
あなたのまちを、このキーワードで眺めてみてはいかが?