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しもさんの「気になる一言」
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2016年08月04日(木) ■
生きてるものは、み〜んな手間がかがるの

映画「海街diary」(是枝裕和監督)から。
鎌倉を舞台にして、3姉妹が異母の妹を迎え入れて
4姉妹として一つ屋根の下で共同生活をすることで、
家族の絆を確かめていく様子が、新鮮であった。
3人の姉は、やや歳の離れた妹に、
各々の立場にあったアドバイスをするのが、実に面白い。
「すずは、もう妹なんだから『ちゃん』はつけないわよ」と
他人とは違う親密感を伝えたり、「好きな子できた?
世界が変わって見えるよ」と恋愛の話をして、その理由を
「クソつまんない仕事も耐えられる」と笑った。
梅の木の手入れをしていて「毛虫とったり消毒したり、
生きてるものは、み〜んな手間がかがるの」と、
「おばあちゃんの口癖」を披露する。
慌てて食べる様子に「すず・・(ご飯を)かき込まない」。
中学生の彼女に「ペティキュア」を塗ってやりながら、
「男のためじゃなくて、自分のため。
きれいになると気持ち上がるよ」と女性らしいアドバイス。
これらは教科書には載っていないけれど、
多くの経験を積んできた3人の姉が、妹にしてやれるプレゼント、
そんな気がした。
姉からの助言を素直に受け止める妹って、異母とはいえ、
可愛いんだろうな。きっと。



2016年08月03日(水) ■
美しい川。よろしくお願いします。

「しもさんの『気になる一言』第10巻(縮刷版)」も、
なんとか希望者への配送が済み、
少しずつ「届きました」の連絡が届き始めた。(汗)
メールあり、葉書あり、封書あり、その形は様々だけど、
今回も、喜んでいただいただけで、とても嬉しい。
1巻から持っている人もいるし、10巻だけの人もいるが、
どれもが「もうひと踏ん張り」してみるか、と思わせてくれる、
素敵なメッセージで溢れていた。
誰かの言葉を紹介したいけれど、プライベートなことなので、
私の心に大切にしまっておこうと思っていた矢先、
女優・冨士眞奈美さんから、いつもながらの派手派手な葉書が届き、
失礼ながら、つい、彼女らしい・・と嬉しくなった。
彼女との交際は、私が広報を担当している時(10年以上前)に遡る。
わが町出身の彼女にインタビューをしたくて、新宿区の自宅を訪ね、
ジャイアンツ・長嶋選手の話題で盛り上がったのが最初だ。(笑)
その後も、誕生日や機会あるごとに連絡をして、繋いできたが、
個人的なメッセージとは別に、こう綴られていた。
「子供の頃は、夏休みは日が暮れる迄、柿田川で泳いでいました。
いい時代でした。美しい川。よろしくお願いします。」
最後に書かれたこのメッセージを読んで、
「はい、頑張ります」と独り言のように返事をしている私がいた。
やりたいことが見つかったので、あとは一直線だな。



2016年08月02日(火) ■
エジプトのバスってね

映画「スープ・オペラ」(瀧本智行監督)から。
監督の伝えたいことではないかもしれないが、
この作品を思い出すのは「エジプトのバス」の例え。
何かをしようと思うけれど、今はその環境にないから・・と
言い訳をする人にとっては、ヒントになったかも知れない。
「エジプトのバスってね。停留所がないんだよ。
しかも、いつ来るかもわからん」
「どうやって来るの?」
「大通りで待つのさ、ところが、これがなかなか来ないんだよ。
諦めた頃に、突然、やってくるんだ。
でも、来ても停まってくれないよ」
「乗れないじゃない・・」
「ちょっと減速してくれるの。そこを、えいって飛び乗るわけ」
時代の流れは、わざわざ、あなたのために止まってはくれない。
ただ、ちょっとスピードダウンしてくれるから、
あとは、それに飛び乗る勇気と、絶対乗れるという自信があれば、
エジプトのバスには乗れる、ということを感じた。
これは、仕事に限らず、恋愛でも、趣味でも同じこと。
全て整ってますから、さぁ、どうぞ・・なんてありえない。
大切なのは「このバスに乗りたい」と、本気で思うかどうか、
そんなことをメモしながら、観終えた。



2016年08月01日(月) ■
すぐそこまできているのに、もったいないね

以前、この「気になる一言」で紹介したように、
柿田川公園には「ボケストップ」が集中しているらしく、
スマホ片手に、多くの若者たちが集まってきている。
今まで、来場したことのない人たちが、これをきっかけに
柿田川・柿田川公園に興味を持ってくれるのならば、
それはそれで、観光資源になるな、と感想を書いた。
その言葉が本当に正しかったのか、確かめたくて
日々、第一展望台で「湧き間」を案内している方に、
「最近、どうですか?」と訊ねたら、返ってきた台詞が、
「上には、スマホ持った人たちがいるみたいだけど・・、
下には降りてこないね」
上とは、公園入口のエントランスや、ボケストップ周辺。
下とは、階段を下りて、柿田川の最上流部(湧き間)が、
目の前で見ることができる、第一展望台。
「すぐそこまできているのに(この風景を観ないなんて)、
もったいないね」と返したら、
「ほんとだねぇ」と言いながらも、残念そうではなかった。
柿田川を知るきっかけは「ポケモンGo」でもいいが、
せっかく繋がった、彼ら・彼女らに、
「柿田川」という川の素晴らしさを伝えるのは、
私たちの仕事なんだよなぁ、きっと。



2016年07月31日(日) ■
せっかく来てくれたんだから、畑から

映画「あん」(河瀬直美監督)から。
主役を演じる「樹木希林さん」自身がガンを患い、
全身に転移したにも関わらず演技している姿を見るにつけ、
映画と知りつつ、胸が熱くなってくるのを感じた。
彼女の生き方と重ねると辛くなるが、
「小豆」から「あん」を作る工程で、こうアドバイスする。
「しずかに、しずかに・・」「少しずつ、少しずつ・・」
「ここが肝心よ。そんなに忙しくやっちゃだめよ」と。
他愛無い台詞なのだが、私はメモをした。
そこには、豆に対して「もてなす」という姿勢があり、
「せっかく来てくれたんだから、畑から」という台詞が光る。
そして、ラストのシーン、こんな手紙が読まれる。
「あの日の満月は、私にこう呟きました。
おまえに見て欲しかったんだよ。だから、光っていたんだよって。
ねぇ店長さん、私たちはこの世を見るために、
聴くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、
私たちは、私たちには生きる意味があるのよ」
役として、ライ病患者の悲哀と切なさを綴ったのかもしれないが、
名女優「樹木希林さん」という彼女の生の声として、
メモを読み直したら、涙が自然と溢れた。
狛犬の「あ」と「ん」のように、全ての言葉を包括している
「あん」という言葉の食材は、私たちの疲れを癒し、
笑顔にしてくれる魔法の食べ物かもしれない。
あぁ「どら焼き」が食べたくなってしまった。



2016年07月30日(土) ■
ボランティアができる場所があるって、幸せだよね

「湧水保全の会」主催で柿田川公園清掃活動が行われた。
来週末に、第34回を迎える「清水町湧水まつり」を控え、
また子どもたちは夏休みに入り、全国から訪れる観光客に対し、
少しでも気持ちよく、柿田川公園に来て欲しい、
そんな気持ちがあったのか、とても多くの町民が集った。
朝9時から約2時間、柿田川には入らず、遊歩道周辺に繁茂している
外来種駆除や、竹などの伐採、倒木処理などに汗を流したが、
熱中症にならぬよう、途中、こまめに水分補給をしながら、
休憩中に交わされた会話が、印象的だった。
定年後の高齢者にとって、生き甲斐探しをしているのか、
私の発想にはなかった台詞が耳に入り、私を喜ばした。
「(年に一度の清掃活動だけど)
ボランティアができる場所があるって、幸せだよね」
高齢者になったから、地域社会のために何かをしたい、
だけど何をしたらいいのかわからない、そんな話を耳にする。
けれどわが町は、世界に自慢出来るボランティア活動がある、
それが出来るなんて、私はこの町に住んでよかった、と言われ、
正直、胸が熱くなり、涙が溢れそうになった。
嫌々、やっているのかと思ったら、思いもかけない台詞で、
以前紹介した「さぁ、柿田川を磨こう」が確信に変わった。
今度は、小・中・高校生を巻き込みたいな。
柿田川を護り、磨く活動が、町民の誇りになることを願って。



2016年07月29日(金) ■
「Yosomon Go」「Ichamon Go」・・

世界中で「Poke’mon Go」が大流行し、賛否両論ある中、
便乗商法よろしく、商魂逞しい商品が次々と発表されるのを、
私は、次はどんな新しいアイデアが出るのか、楽しみに眺めている。
もちろん、商品だけでなく、言葉(単語)としても、
響きやリズムにインパクトあり、その活用を探っていたら、
日本各地に散らばった「地域おこし協力隊員」が発した、
「Yosomon Go」(よそもん)が、一番受けた。
「よそ者でしか」いや「よそ者だから」気付く、地域の魅力は、
「Yosomon Go」で、しっかりと情報発信されている。
「寄添者」(寄り添う者)という言葉も、作り出していた。
それに比べ。本人は何もしないのに、成功事例に対して
「何かと文句(いちゃもん)をつけたがる」人は、
「Ichamon Go」で、情報発信すればいいと思うのだが(汗)。
「あわてもん」「お調子もん」「ちゃっかりもん」「うっかりもん」
思い付く「〜もん」って意外と多いなぁ。
それらに共通しているのは、まったくしょうがないなぁ・・と、
周りから言われながらも「憎めないキャラクター」。
もっともっと「〜mon Go」が出てこないかぁ。



2016年07月28日(木) ■
公園の芝生広場は「バドミントン」がお似合い

一日に何度も足を運ぶ「柿田川公園・芝生広場」。
職場への通勤経路となっているので「朝・晩」の2回、
そして、昼食後の散歩も兼ねて、様子を覗くと、
観光客に混ざって、ピクニック気分の人たちがいたり、
親子、恋人同士、同性同士で、気持ちよく遊んでいるが、
そのほとんどが「バドミントン」であるのが不思議である。
ネットもなく、点数を競っているわけでもなく、
ただ、何回も打ち返しているだけの「バドミントン」だが、
眺めている私の方が、なぜかニコニコしてしまう光景。
疲れたらベンチや芝生に座り、適当におしゃべりが始まり、
また、誰かが立ち上がったら「バドミントン」がスタート。
そのゆるさが、公園の芝生にはピッタリなのであろうか。
幼稚園児のサッカーやキャッチボールも、観ていて面白い。
とりあえず「公園の芝生広場は『バドミントン』がお似合い」を
気になる一言に残しておこうっと。



2016年07月27日(水) ■
誰も私の体に、長い間、触っていないから。

映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」(ジョン・タトゥーロ監督)から。
正直、作品の意図がよく理解出来なかった。(汗)
鑑賞後「個性派俳優ジョン・タトゥーロが監督・脚本・主演」と知って、
ますます、何を伝えたかったのか、判らなくなってしまった。
「ジゴロ」と表現しながら、美人女優たちとエッチするシーンも、
監督・脚本・主演も本人とあっては、すべて思いのまま、ということか。
物語の解説は、脇役のウッディアレンが要所を捉えてする展開となり、
特に印象的だったのは、セックスシーンではなく、
主人公がある未亡人に、オイルマッサージをするシーン。
その直前に「人は触れ合いが必要なんだ。みんな愛を求めてる」と、
ウッディアレンが呟く。
そして場面が変わって、ジゴロが未亡人へ施すマッサージへと続く。
温かい手で、ゆっくり、そして優しく触れられた瞬間、彼女の体は
ピクンと反応し、その後、涙が溢れ、うつ伏せになりながらこう呟く。
「誰も私の体に長い間、触っていないから。誰も私の体に触ってない」。
その時「人は触れ合いが必要なんだ」というフレーズが蘇った。
女性が求めているのは、男性的な荒々しいセックスではなく、
傷付いている心を包み込んでくれるような静かな触れ合いなんだと、
そう気付かせてくれた気がする。
作品内で何度か登場する「愛とは、痛みを伴うもの」というフレーズは、
ちょっと手垢がついた表現だったなぁ。



2016年07月26日(火) ■
子どもは、みな黄金だってことだ。

映画「アウトサイダー」
(フランシス・フォード・コッポラ監督)から。
ある方の自己紹介に、好きな映画「アウトサイダー」とあり、
興味を持って観始めた。
私が映画を選ぶきっかけの一つに、尊敬する人や気になる人が
お勧めしている作品を選択することがよくある。
小さい頃からの夢を追いかけ、地道な努力の結果、手にした人が
どんな映画作品に興味があるか、知りたいからだ。
作品解説には、こうある。
「どこにも行き場のない少年たちの姿、行動を描くドラマ」。
確かにストーリーとしては間違いないけれど、きっと、
彼の琴線に触れた部分があるに違いない、と探すことも楽しい。
今回は、物語の最後のフレーズに集約されていた気がする。
「子どもは、みな黄金だってことだ。
子どもの目には、すべては夜明けのように新しい。
夕焼けをながめる心が黄金だ。その心をもちつづけて。
ダラスにも、夕焼けを見せてやれ。この世は素晴らしい」
小さい頃の夢を実現した人って、今でも子どもの心をもっている。
そして、その黄金の輝きを失っていない気がする。