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しもさんの「気になる一言」
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2016年12月02日(金) ■
ジョン・ワトソン先生、すぐ来い。都合が悪くても来い

映画「SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁」
(ダグラス・マッキノン監督)から。
観始めてからすぐ、あれ?なんか変だな?と感じたが、
ドラマの特別編だと気付いたのは、時すでに遅し。(汗)
他のストーリーがわからないため、あまりのめり込めず、
台詞の面白さをチェックする鑑賞方法に終始した。
「君は謎解きが好きなんじゃない。劇的な状況が好きなんだろ」
「恐怖は、危険回避の知恵、恥ではない」
「あなたの口癖で言うと『興味を引く点』は2つ」
「ジョン・ワトソン先生、
すぐ来い。都合が悪くても来い。ホームズ」
「オレンジの種は、米国では処刑予告を意味する」
「人には皆、過去の亡霊がつきまとう、晴れた日の影のように」
「ホコリの成分の大半は、人間の皮膚だ。
人間はホコリと同じ。まき散らされ、蔓延する」など。
中でも笑えたのは、ワトソンに宛てたホームズの電報。
「ジョン・ワトソン先生、すぐ来い。都合が悪くても来い」
「先生」と持ち上げといて「すぐに来い」と命令し、
「都合が悪くても来い」と強制するフレーズが面白い。
2人の人間関係が、よくわかったなぁ。(笑)



2016年12月01日(木) ■
家康は「サナダ虫」に悩まされた。

書籍「徳川将軍家十五代のカルテ」
(篠田達明著・新潮社刊・188頁)から。
世界の多くの人が知っている、あの徳川家康が、
終の棲家である隠居所をわが町に建てようとしていた、
そんな事実を知ってから、歴史本を読み直しているが、
私のアンテナに引っかかったのは、家康の健康状態だった。
「徳川将軍家十五代(家康〜慶喜)」の歴史的事実や、
彼らの死に方から推測して、こんな病気だった、というもの。
「徳川家康(初代)」は「日本最初の洋式眼鏡をかけた人物」
(静岡市の久能山東照宮に所蔵)から始まり、
「持病に『寸白(すはく)』を抱えていた。
寸白とは、条虫病、つまりサナダ虫のことである。
昔は下肥を肥料に用いたので、
だれもが回虫やサナダ虫に悩まされた」とあった。
家康は、数ある戦いで「真田家」に悩まされ、
健康でも「サナダ虫」に悩まされていたと知って、
NHK大河ドラマ「真田丸」の見方も変わってしまう。(笑)
「家康VSサナダ」、話題に尽きないなぁ。



2016年11月30日(水) ■
近いうちに調理するので、待っててね

11月は、休む暇なく目まぐるしく過ぎていった。
会議・講演会・コンサート・イベント・映画鑑賞・読書、
さらには、柿田川観察、ポケモンGO(笑)。
どれも、記録として走り書きを取るので、メモは溢れる。
ただ、それから「気になる一言」に進化するには、
多くのメモの中から一つを選び、落としどころを決め、
500字程度の読み切りとしてまとめる作業が必要であり、
メモは、単なる新鮮素材(ネタ)に過ぎない。
言い換えれば、メモを瞬間冷凍して冷凍庫に保管する感覚。
その時の疑問、感想、感動も一緒に閉じ込めておいて、
再びメモを読み返してきた時、蘇ってきたフレーズを
「気になる一言」にしている。
記憶が鮮明であればあるほど、書くのは数分で仕上がり、
何年後かに読み直しても、印象に残るから不思議だ。
ところが、11月末日、メモの倉庫が溢れそうになり、
素材たちの悲鳴が聞こえてきた。
そこで、私がメモたちに残した台詞が、気になる一言。
「近いうちに調理するので、待っててね」
議会が終わったら、一気に書き上げようっと。



2016年11月29日(火) ■
声聞いて、あっ、しもさんだ、と思ったから

先日、ある居酒屋で、知人とばったり会った。
最近の居酒屋は、小単位で区切られていて、
個室とはいかなくても、プライバシーが守られている。
だから、廊下から急に女性の顔が現われ、
「しもさん、お久しぶり」と声を掛けられた時、
嬉しいというよりも、驚いて体が固まってしまった。
「本当に久しぶりだね、元気にしていた?」と返すところ、
「どうしてこんなところにいるの?」と返してしまった。
私の本当の質問は「姿が見えなかったのに、
どうして私が入ってきたのがわかったの?」だった。(汗)
暫く雑談をして、心が落ち着いてから訊ねたら、
「声聞いて、あっ、しもさんだ、と思ったから」。
普段から滑舌が悪いのはコンプレックスになっているので、
話声でわかった、と言われて驚きだった。
声のトーン?リズム?・・あまり大きな声でもないし・・。
でも、声で私がわかった・・と言われて、嬉しかったな。



2016年11月28日(月) ■
1人の人物が周囲にいい影響を与えること

映画「マイ・インターン」(ナンシー・マイヤーズ監督)から。
映画鑑賞が終わると、いつも考えるのは、
「この作品は一言でいうと、〇〇な話」と表現したいし、
監督や脚本家は、この作品を通して、
私たちに何を伝えたいのだろうか、ということである。
その答えは、DVDだからこそ鑑賞できる特典映像の中、
監督や脚本家らのインタビューで見つかった。
「普通なら出会わない2人に友情が芽生える話よ」
「年の功が若さに優ることもある」
確かに、ワンフレーズにすると、この表現がピッタリだ。
では「この映画が伝えたいのは何か?」の問いにも、
「1人の人物が周囲にいい影響を与えること」と明快だった。
この2つがしっかりしているからこそ、ぶれることなく、
鑑賞後の後味が、爽やかな気分となった。
特に、同じ年代の男性が主人公だと、自分と比較したり、
時には、自分に置き換えて感情移入してしまうから面白い。
「周囲にいい影響を与える人物」になることは、
私たち年代の理想の形であり、自分もそうありたいな、と
つくづく思うこと。
若者ばかりの中であっても、女性ばかりの中にあっても。



2016年11月27日(日) ■
「富士山」を見せても「それで?」と言われる

あるまちづくりの会議で、こんなコメントもあった。
それが、世界を舞台にしてきた人の発言だから興味深い。
「『富士山』を見せても『それで?』と言われる。
『そこで何ができるの?』と訊かれる」と。
ここに大きなヒントが隠されている気がした。
今まで「観光」といえば「その土地の光を観る」とばかり、
他の土地では観ることが出来ない「景色(絶景)」を見つけ、
それをPR(売り出)していく手法が取られてきた。
しかし、先ほどのコメントは違う。
これくらいの景色は、世界的にはどこでも見つかる。
大切なのは「その土地に行って、私は何ができるの?」、
言い換えれば「体験型」というか「自己満足」でもいいから、
その場で何かをしたい、という欲求に変わってきたということ。
それは「〇〇教室」「ワークショップ」に限らず、
「自然保護活動」とか「ボランティア活動」でもいい。
そこに足を運ぶからには、何かをしたい、
そんな欲求に対応したメニューが受け入れられる気がするな。



2016年11月26日(土) ■
答えは、その時に分かる

映画「クリード チャンプを継ぐ男」
(ライアン・クーグラー監督)から。
名作「ロッキー」の続編、という紹介もあるが、
それにこだわらず、一つの作品としても筋道がわかる。
(もちろん、知っていた方がよりわかりやすいが・・)
どのジャンルでも、父親が偉大な功績を遺した場合、
二世には、私たちのわからないプレッシャーがあり、
その重圧に負けていった人たちを多く知っている。
そういう意味では、父親(アポロ)のライバルであった
盟友(ロッキー)をトレーナーに頼むのは面白い視点。
練習が過酷なのは言うまでもない。
それに耐えられると言い切れるのならば・・が大前提で
ロッキーが、二世の主人公の要請を受ける前に呟く。
「お前の親父は、特別だ。お前も特別か?
やってみなきゃ分からん。
何度も殴られ、倒され、そして立ち上がる。
答えは、その時に分かる」
特別ならば、何度でも立ち上がってくるはずだと。
その瞬間、お前は特別な存在だと証明できるはず。
父親の血が流れてる「二世」としての評価ではなく、
自分自身の伝説ができる、と言うことだろう。
道具を使わず、自分の拳だけで殴りあうボクシングが
感動しやすいのは私だけだろうか。



2016年11月25日(金) ■
行政が民間を「本気」で応援している

あるまちづくりの会議で、こんなコメントがあった。
全国のまちづくりを見てきて、気になったことだろうか、
成功している事例から感じたことかもしれない。
「民間が頑張って、行政が応援する形がBest」という発言は、
ビジネスという視点がない行政が頑張るよりも、
勢いのある民間の頑張りを支援している形の方が、
うまくいっていることを物語っていた。
さらに言えば、全国的に注目を浴びるところは、
「行政が民間を『本気』で応援している」ようだ。
形だけの「官民連携」ではなく「本気」であることが大切で、
その心意気を、民間は肌で感じるのだろう。
そんな意味で「行政の本気度」が試されていると言ってもいい。
それだけ、民間は必死なんだ、ということが伝わってきた。
辛口で言えば「行政の言葉遊びに付き合っている暇はない」、
そんなことなんだろうなぁ。



2016年11月24日(木) ■
ハンカチは貸すためにある

映画「マイ・インターン」(ナンシー・マイヤーズ監督)から。
高齢者は歳を重ねた分、経験から得た知恵が増えてくる。
そんなことを感じながら観ていたら、面白いシーンにぶつかった。
私たちからすれば、出かける時には必ず、ハンカチを持つ。
それは小さい頃から、母親に「ハンカチ持った?」と、
何度も何度も口酸っぱく確認されたからかもしれないが、
どうして必要なのか?と問われれば、トイレで手を洗ったあと、
ズボンなどで手を拭かないため、という理由しか浮かばなかった。
作品中、若者が「ハンカチって意味ある?・・分かんない」と、
高齢者に訊ねるシーンがある。
動揺もせず、高齢者はサラッと答える。
「必需品だ。知らないのは罪だぞ。ハンカチは貸すためにある」、
そして、こう付け加えた。
「女性が泣いた時のため。紳士のたしなみだ」と。
いいねぇ、そんな答えが欲しかったんだ、とメモをした。
「濡れた手を拭くため」よりも「女性が泣いた時に貸すため」、
だからハンカチは、必要なんだという発想がいい。
こんなことは誰も教えてくれないことだからこそ素敵だな。
でも・・・女性に泣かれることの方が、少ない気がする。(笑)



2016年11月23日(水) ■
伯父さんが、一番わかりやすかったです

甥っ子(妹の息子)が先日結婚し、身内の顔合わせと称して、
沼津市のフランス料理「ヌーヴォサンス」食事会に招かれた。
ほんの10人ほどの小さな小さな祝宴であったが、
和やかな雰囲気と、美味しい料理に囲まれて、
とても素敵な、そして贅沢な時間を流れた宴てある。
若い2人の意向もあって、披露宴をせずに、
これから一番繋がっていく人たちとの食事会を選んだようだ。
終始、温かい雰囲気がテーブルを包んでいたが、
特筆すべきは、2人が選んだ、私たち身内へのプレゼント。
「お世話になりました。これからも宜しくお願いします」の
想いが伝わり、涙腺が緩んだ。
たぶん、一人ひとりの生活を思い浮べながら、
今、何に夢中なんだろう?、何を欲しがっているかな?、
何をプレゼントされたら喜んでもらえるかな?、など、
考えて選んでくれたに違いない。
ウォーキングをしている人には靴、ワイン好きの人にはワイン、
疲れているな、と感じたから、マッサージ器具、
いつまでも元気でいてほしいから、温かい電気ブランケット、
前から欲しがったいたから、ダイソンの掃除機など、
選んだ理由が披露され、皆がその場で包み紙を開けて喜んだ。
さて、私は・・というと「吸引式万年筆」と「インク」。
どうして欲しいものがわかったのかな?と感じていたら、
甥っ子が「伯父さんが、一番わかりやすかったです」と苦笑いした。
好奇心旺盛の私の欲しいものを選ぶのは苦労しただろうな、と
心の中で呟きながら、帰宅後、さっそく使ってみた。
なぜか文豪になった気分を味わい、原稿用紙を探してしまった私。
若い2人の気持ちに応えて、いろいろ書き始めようかな。