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しもさんの「気になる一言」
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2017年02月10日(金) ■
馬鹿な親鳥だよ

映画「乱」(黒澤明監督)から。
作品のラストシーン、こんな台詞がある。
「神や仏は、泣いているのだ!何時の世にも繰り返す、
この人間の悪行。殺し合わねば生きていけぬ。
この人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ!
泣くな、これが人の世だ。人間は幸せよりも悲しみを、
安らぎよりも苦しみを、追い求めているのだ!」
たぶん、監督が伝えたかったことの一つだろう。
しかし私のアンテナには、途中、ピーター演じる「狂阿弥」の
こんな台詞が妙に引っかかった。
「蛇の卵は白くて綺麗だ。小鳥の卵は、シミがあって汚ない。
鳥は汚ない卵を捨てて、白い卵を抱いた。
孵った卵から蛇が出て来た。鳥は蛇を育てて、蛇に呑まれた」
我が子を信じ、捨てられ、殺されそうになった父親(秀虎)が、
狂った挙句に「ここはどこだ? 俺は誰だ?」と叫ぶと、
「狂阿弥」は「馬鹿な親鳥だよ」の言葉を投げ捨てる。
この例え話が、私は気に入った。
世の中には「うちの子に限って・・」と声高に叫ぶ親がいるが、
親バカも甚だしいケースを良くみかける。
子どもを育てるということは、楽しいことであるが、
非常に難しいということも、理解しておいて欲しい。
一番信じていた者に裏切られることほど、辛いことはない。
いつの世も、親子の関係は、切っても切れない課題なんだろうなぁ。


P.S (おまけの話題)
黒澤明監督の「メイクを取ろうね」
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20030306



2017年02月09日(木) ■
水の清らかさは、日本人の美意識の基本です

小冊子「静岡県総合情報誌 ふじのくに」(vol.27)から。
「県知事鼎談」の特集記事は、
「これからの日本がなすべき 美的な文化の涵養と発信」
(大橋良介氏×東郷和彦氏×川勝平太県知事)
知事がこんなことを述べていた。
「日本における美の根源は、自然であると思います。
水がきれいなので『みずみずしい』とか
『水際立った』などの表現が生まれました。
水の清らかさは、日本人の美意識の基本です。
美意識自体は多様ですが、日本では、
水が物的基準になっているのではないでしょうか」と。
大橋氏もそれに呼応するかのように、
「中国で美しいとされるものは、玉、宝玉です。
それに対して、日本は水。
つまり、宝玉という永劫的なものではなく、
さっと流れる透明な水に日本人は美を感じていました」。
ということは、水のきれいなまちは、日本の美の聖地?と
ひとりで空想が膨らみ、ニヤけてしまった。(笑)



2017年02月08日(水) ■
判断基準を満たさない企業活動は行わない

内外情勢調査会主催(2月全国懇談会)
講師「小林喜光」氏(経済同友会・代表幹事)
演題「Japan2.0 最適化社会に向けて」から。
講演中、何度も口にした「最適化」。
以前のような「集中・分散」の繰り返しでは、
今の日本の課題解決できず、これからは「最適化」と強調した。
辞書によれば「最適化」とは「実行環境に応じて、
最大の処理性能を発揮できるようにプログラムやデータの形式を
調整すること。(効率的にアクセスできるようにする)
無駄を省いて最高の結果を出せるように調整すること」であり、
代表取締会長を務める「三菱ケミカルホールディングス」は、
「3つの判断基準(criteria)を制定」したことを紹介していた。
・Sustainability(環境・資源)・Health(健康)・Comfort(快適性)
私が注目したのは、この判断基準よりも、
「判断基準を満たさない企業活動は行わない」ということ。
その判断に迷いはなく、徹底した「断捨離」が行われただろう。
新規の事業も、既存の事業も、基準を順守し、ぶれない判断力。
それが、企業イメージを作り、ブランド化されていくに違いない。
「お付き合いで・・」とか「仕方なく・・」ではなく、
戦略として「判断基準を満たさない企業活動は行わない」は、
インパクトがあった。今後の判断基準の参考にしたい。



2017年02月07日(火) ■
貴族と罪人には共通点がある。

映画「レジェンド 狂気の美学」
(ブライアン・ヘルゲランド監督)から。
1960年代のロンドンが舞台のこの作品でありながら、
今でも、通じるところがあるなぁ、とメモしたのは、
主人公のひとりが「有名人が気に入る店は成功する」とばかり
「ナイトクラブ」を経営するシーン。
「貴族と罪人には共通点がある。彼らはわがままで飽き性で・・
ろくに働きもせず金を欲しがる。
ひいては中産階級の規律や倫理観は無視して・・
己の欲に従い、人生のルーレットを回すのだ」と。
金持ちと犯罪者は、紙一重だとも言えるこの例えは面白かった。
自分の常識が社会の常識とかけ離れていてもお構いなし、
違うところは、お金持ちはルーレットで負けても平常心だが、
罪人は行き場をなくし、犯罪に手を染めるしかなくなること。
この「狂気」とも思える行動こそ、貧富の差が激しい今日、
予想もつかない行動が大きな事件を起こす要因となっている。
ところで、主人公となっている「ギャング」のクレオ兄弟、
実在していたことに驚く。(「ギャング」は死語?)
しかし、もっと驚いたことは、まだ50年ほど前の話であり、
フィクションではなく、ノンフィクションであったこと。
いや、裏の世界、闇の世界は、今でもあるんだろうなぁ。



2017年02月06日(月) ■
目指すのは「観光地」ではなく「感幸地」

書籍「観光立国の正体」
(藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。
「観光立国」を旗印に、全国で「観光」にスポットが当たる。
さらに「東京オリンピック2020」を追い風にして、
猫も杓子も「観光」「観光」の大合唱であるが、
著者の藻谷氏は、あえてこんなフレーズを残している。
「これからは、ただの『観光地』ではなく、
旅行者と住民にとって幸せを感じられる地域としての
『感幸地』を目指すべきではないでしょうか」と。
観光を生業にしている人がほとんどいない我が町にとって、
この、住んでいて幸せに感じる「感幸地」を目指す、のは、
とても参考になった。
まずは、どんなターゲットが、どんなことに幸せを感じるか、
それを調べるところから始めなくちゃなぁ。
「産業感幸課」としては・・(笑)



2017年02月05日(日) ■
今度、狙われたら地球はどうなるか・・

映画「インデペンデンス・デイ リサージェンス」
(ローランド・エメリッヒ監督)から。
1996年公開「インデペンデンス・デイ」(ローランド・エメリッヒ監督)
の衝撃が強くて「インデペンデンス・デイ」と名が付く作品が気になり、
その度に、何度、騙されたことか。(汗)
映画「インデペンデンス・デイ2014」( W・D・ホーガン監督)
映画「インディペンデンスディ2016」(ローラ・ベス・ラヴ監督)
どちらも続編ではなく、評価に値しないチープな内容だった。
特に「2016」の場合、本作が公開され話題になっていたので、
完全に「続編」と勘違いして、自分の選択に怒りをぶつけていた。
やっと「20年ぶりの続編」を鑑賞し、感想は「えっ、これが続編?」。
時間と制作費は掛けたのかもしれないが、期待を大きく裏切ってくれた。
無理やり「恋愛」「親子愛」「友情」みたいなものが入り込み、
さらに「宇宙船の直径は4800キロです」と、大きすぎてリアル感なし。
監督は、私たちに何を伝えたかったのか、それさえ分からない。
キーワードとして(人間でもエイリアンでも、敵に対して)
「背後から仕留める」闘い方がベスト、が残ったくらい。(笑)
最後に、こんな台詞がある。
「今度、狙われたら地球はどうなるか・・」
おいおい、また「続編」を作る気でいるのか?と呆れてしまった。
たぶん・・私はもう観ないだろうなぁ、「独立記念日」関連は。



2017年02月04日(土) ■
日本には「世間」がある

隣町の「男女共同参画啓発講演会・つどい長泉」
講師「吉永みち子」さん。(ノンフィクション作家)
演題「自分らしく生きる」から。
「なんとか、自分らしく生きているつもりでも、
『本当に自分らしく生きてる?』と2度、3度訊かれると、
なんだか不安になる」という投げかけがスタートだった。
それくらい「自分らしく生きる」ということを、
私たちは、難しく考えているのかもしれない、と思った。
多くのメモの中から、私がピックアッブしたのは、
「日本には『世間』がある」というフレーズ。
性別に関係なく、いくら自分らしく生きようとしても、
日本には「世間」という壁があることを指摘していた。
「世間が許さない」「世間がダメだと言っている」という表現で、
「自分らしく生きること」を阻害しているということだろうか。
(「世間」に様を付けて「世間様が許さない」とまで・・(汗))
若い頃、彼女は「競馬新聞の記者」になることを
「世間体」を理由に反対した母親に対して
「説得するから、世間様の窓口を教えてくれ」と迫ったとか(笑)。
その後「世間」の正体が「気配」とか「匿名」だと気付いたようだ。
だからこそ「男女平等」「男女共同参画」を実現させるためにも、
その「世間」という壁(枠)を破ろう、と語ってくれた気がする。
しかし私たちは「ネットの中にも『世間』を作ってしまう」とも。
ちょっと常識外の発言や行動をすると「世間」に叩かれ、炎上するから、
「世間」を意識した書き込みが増え「いいね」ばかりを意識する。
「自分らしい生き方」とは「自分らしい発言」から・・と私は思う。
(小文字)の「i」ではなく、(大文字)の「I」でありたい。



2017年02月03日(金) ■
よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である

講師「山田泰久」(NPO法人CANPANセンター代表理事)
演題「認定・仮認定NPO法人向け 広報力強化講座」より。
今まで、数多くの団体とお付き合いをさせていただきながら、
私がずっと感じていたことは、
せっかく素晴らしい活動をしているのに、
どうして、スポットが当たらないのかな?ということだった。
そのヒントが「よい団体」の定義であった。
「よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である」
以前は、物珍しかったNPO団体も、今や、約51,000団体。
全国のコンビニ店55,000店に匹敵するくらい増えている。
少なかった頃は、「何をやってもまわりが気付いてくれた」し、
新聞にも取り上げられ、活動の情報発信ができていたけれど、
今は、なかなか難しい。
だから「よい活動とよい情報発信をしている団体」が目立つ。
逆に言うと「情報発信が下手だと、活動が知られない」となる。
もっと言うと「活動」と同じくらい「情報発信」に力を入れる、
それこそが、その団体を支えていくことになると思う。
「よい活動をしていれば、きっと誰かが気付いてくれる」
そんな時代は、終わったってことなのかな?



2017年02月02日(木) ■
今だけ、ここだけ、あなただけ

書籍「観光立国の正体」
(藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。
目から鱗の気付きは、いろいろあったけれど、
フレーズとして一番気に入っているのは、
「今だけ、ここだけ、あなただけ」という発想。
公務員としての癖が抜けないのか、
「いつでも、どこでも、誰にでも」同じサービス提供が
大前提だと思い込んでいたが、観光に関しては、違うらしい。
「お金よりも「その場でしか体験できないこと」の方に、
価値があるのです」と諭してくれた。
「『今だけ、ここだけ、あなただけ』と言えるモノやコトを
提供できるようになれば、お客様と事業者の双方にとっての
メリットを生むことになるのです。
観光・リゾート地だからこそ、
絶対に『いつでも、どこでも、誰にでも』とならないように
気を付けなくてはいけません」と。
例えば「食」の付加価値は、
「とにかく低価格で、お腹いっぱいに食べてもらうこと」
ではなく「上質な旬の素材を使った最高のメニュー」のこと。
「この季節、この地域でしか味わえない旬の素材を調理し、
この場所へ来店してくれた人だけの特別メニュー」を
食べたという体験こそが、満足感を与えてくれるからだろう。
観光に限らず「あなただけ、特別よ」ってフレーズ、
人間は誰でも好きだからなぁ。



2017年02月01日(水) ■
勇気ある行動の結末は悲劇でいいはずがないんでしょ?

映画「僕だけがいない街」(平川雄一朗監督)から。
正直、設定があまり理解出来ず、そのまま観終わってしまった。
タイムトラベルでもないし、過去を変えることにより、
今の事件・事故・犯罪等を防ぐ、という視点はわからなくはないが
あまりにプライベート過ぎて・・・。
そんなことが出来る能力があるのならなら、
もっと大きな事件・事故・犯罪を防いだほうが・・と思うが、
そんな設定にはなっていないようだ。(汗)
気になる一言は、先生が生徒に教えた台詞、
「勇気ある行動の結末は悲劇でいいはずがない」を、数年後、
事件の真相が解明された時に、その先生に生徒が訊き直す台詞。
「勇気ある行動の結末は悲劇でいいはずがないんでしょ?」
聖職である先生の一言は、小さい子どもたちにとって影響力が強い。
その言葉を支えに生きていく人たちもいるくらい。
だから、その台詞を覆すようなことを先生が起こすと、
そのショックの大きさは計り知れない。
最後に、主人公が呟く。「先生は、正義じゃなきゃダメだろう」
そのとおりである。