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しもさんの「気になる一言」
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2017年04月01日(土) ■
夜、眠る前、朝、目を開く瞬間、気付けば雨を祈ってる

映画「言の葉の庭」(新海誠監督)から。
久しぶりに、私のお気に入りのツボを刺激したアニメ作品。
「ラブストーリー、足フェチ、水と緑がお気に入り」の私には、
これ以上の作品は、これからも出てこないかもしれない・・と、
1人で、何回も何回も観直した。(46分という長さもGood)
さらに「万葉集」(短歌)という短い言葉で、自分の想いを伝える、
そんな展開に、ますますのめり込んだのかもしれない。
ストーリーは単純に見えるけれど、メモした台詞を眺めると、
あまり多くのモノを詰め込まず、一つひとつの台詞が、
とても丁寧に語られ、静かであるが印象に残るシーンが多かった。
「雨の日だけの逢瀬を重ねて心を通わせていく主人公ふたり」が
共通している想いは、この台詞に込められている。
「夜、眠る前、朝、目を開く瞬間、気付けば雨を祈ってる」
そんなにきっちり守らなくてもいいのに・・と感じながらも、
だからこそ、会えない時間が、切なさを増長させる。
空から眺めた新宿御苑の緑の中を紅白の傘が近づいていく描写や、
雨が降ることで立ち上る土煙や、雨上がりの虹などの描写に、
映像では感じるはずのない、匂いや気温なども感じることができた。
彼女の足にそっと触れ、ゆっくりゆっくり採寸するシーンなどは、
アニメと知りつつ、ドキドキしてしまった。
静かさや緑、雨といった、作品全体を包み込んでいるトーンが、
私を心地よくさせてくれたに違いない。
46分の時間があれば、何度でも観たくなる作品である。



2017年03月31日(金) ■
伊豆半島は、すごくアナログ。

あるまちづくりの会議で、こんなコメントがあった。
「伊豆半島は、すごくアナログ。
逆に、アナログのいいところを活かしたらいい」と。
辞書によると
「デジタル」とは「離散したもの、数値化されたもの」
「アナログ」とは「連続したもの、数値化されていないもの」
一般的には「デジタルは自動」「アナログは手動」
俗語・イメージ的には「デジタルは先進的、ハイテク」
「アナログは時代遅れ、ローテク」。
これを冒頭の考えに当てはめれば、
中途半端なデジタル化よりも、アナログのメリットである、
「大まかなもの(全体像)を捉えやすい」ことを売りにして、
戦略を立てるのも、一考かと感じた。
もっと大きな視野で、伊豆・富士・箱根を一緒に楽しむ企画、
それこそ、アナログ的でいいんじゃないのかなぁ。



2017年03月30日(木) ■
台風、大好きなの。なんか気持ちが清々する

映画「海よりもまだ深く」(是枝裕和監督)から。
見ず知らずの若者と中高年の会話って、お互いの立場を考えずに、
言いたいことを言うから、面白いことが多い。
幾つになっても定職を持たず、ダラダラ生活を繰り返し、
競馬などのギャンブルに打ち込む中年に向かって、若者が叫ぶ。
「あんたみたいな大人にだけはなりたくないです」
それに対して、中年も負けてはいない。
「言っとくけどな、そんな簡単に、なりたい大人になれると思ったら、
大間違いだぞ」と言い返す。
これは、経験から発せられた言葉として、ニヤッとさせられた。
また「男」に対する女性の視点が妙に引っかかって、メモをした。
「男ってのはさ、なくして初めて愛に気付くんだよ」
「男の人は、すぐ『賞味期限』気にするから」
「なんで男は『今』を愛せないのかね」など・・。
一番メモしたのは、樹木希林さん演じる主人公の母親の台詞。
「友達をつくんなさい」
「そんなもの作ったって、お葬式にでる数が増えるだけですよ」
「こんにゃくは、ゆっくり冷まして、一晩寝かせた方が、
味がしみるのよ、人と同じで」
「便利になったなぁ」「歳をとって体が不便になった分ね」
「台風、大好きなの。なんか気持ちが清々する」
「幸せってのはね、何かを諦めないと手にできないものなのよ」など
さすが、人生を長く生きてきただけあるな、と感じた。
こんな台詞が気になるなんて、私もそろそろ仲間入りだなぁ。



2017年03月29日(水) ■
「エリートコース」と「デリートコース」

年度末になると、新年度の人事異動が一斉に発表される。
自分たちの職場だけでなく、他の職場、他の業界など、
私と交流があった人の名前を見つけ、一喜一憂するのも、
この季節の歳時記となっている。
その中でも、ネットのコメントで
「おめでとう、エリートコースに乗ったね」という
表現をする人を見つけて、ちょっと気になってメモをした。
何をもって「エリート」と定義するのかもわからないし、
ちっちゃな職場で、エリートもなにもないだろう、と感じる。
逆にあったとしても、そのために毎日残業して、体を壊して、
家庭が円満でなくなったら、人生は「デリート」だと苦笑い。
ちなみに、辞書によると「エリート(フランス語: élite)とは、
社会の中で優秀とされ指導的な役割を持つ人間や集団のこと。
『選良』とも訳される。語源はラテン語の ligere(選択する)、
『選ばれた者』を意味する。
通常は、特別に優秀な属性を持った人または集団で、その属性は
その時代・地域・社会などによって職業・知識・経験などがある」
今は、意識して「エリートコース」から外れる人たちも現れた。
どっちが幸せなのか、そればかりは誰にもわからない。
少なくとも自分を「エリート」と口にする人はエリートじゃない。
この言葉は、他人が評価する時に使うのだから。



2017年03月28日(火) ■
小説家なら形作ったものを削らないと・・

映画「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」
(マイケル・グランデージ監督)から。
作家と編集者がいて、初めて素晴らしい作品が出来上がる。
その両者の関係を理解していないと、
著者だけがスポットライトを浴びて、才能だけが一人歩きし、
自分は天才だと勘違いしてしまい、有頂天になって潰れていく。
作品中、主人公2人の編集作業が印象深い。
「詩的表現に満ちたこの本でこの場面を際立たせるには?」
「単純さだ。簡素な言葉」
「『稲妻』か。暗闇にくっきり稲妻を走らせる・・」
「そうだよ」「ユージンは女を見た。その瞳は青い」
「小説家なら形作ったものを削らないと・・」と意見をぶつけ合う。
その結果が、無駄のない洗練されたフレーズに繋がるのだろう。
原題「Genius」は、辞書によると
「(科学・芸術などでの創造的な)天才、非凡な才能、天才(の人)、
鬼才、特殊な才能、(…の)才、特徴、特質、傾向、精神」とある。
2人の「Genius」が、お互いの力をうまく引き出したとき、
名作が生まれることを、この作品で知った。
最後に作家がこう言う。「一節だけ付け加えたい。本の献辞だよ」
「この本をマックスウェル・エヴァーツ・パーキンズに」
勇気と誠実さに満ちた彼は、ひどく絶望に苦しむ著者を何度も
励ましてくれた。その彼に・・値する作品であることを著者は願う」
今では「あとがき」に編集者への献辞が書かれているが、
この作品が1920年代の実話だとすると、
作者から編者者への一番最初の献辞だったかもしれないなぁ。



2017年03月27日(月) ■
アジ 多キ

先日、以前仕事をした仲間たちと楽しい宴を催したが、
そのお店のメニューが、今回の「気になる一言」。(笑)
と言うより、その「お品書き」を読み間違えた仲間の一言。
テーブルの上に置かれたメニューは、縦書き。
その1つを指差し「この『アジ 多キ』って、なんですかね?」
ビールをゴクゴク飲んでいた私は、吹き出しそうになった。
確かに、ちょっと崩れた手書きの文字で、カタカナのみの
メニューだから、間違いを責められないけれど、
そこには、酒の肴としての「アジ タタキ」と書かれていた。
酔っぱらっていたからか、私の笑いのツボにハマり、
こうして「気になる一言」に登場することになった。
以前「磯物」と書かれた手書きのメニューを、
「すみません、この残り物って、なんですか?」と尋ねた私は、
しばらく、そのお店に行けなかった。(笑)
こういった笑いのネタは、なぜか飲むたびに増えていく。
特に言葉に好奇心が強い私は、初めて行ったお店なら
間違いなく「メニュー」を一通り目を通す癖がついている。
面白いメニューのあるお店情報、お待ちしています。



2017年03月26日(日) ■
展覧会の感想を・・インスタグラムでぜひご紹介ください

娘に誘われて「蜷川実花展」(静岡県立美術館)へ出かけた。
彼女の人気、また最終日とあって、多くの方々で賑わっていたが、
面白い試みに、なるほどなぁ、とメモをした。
「撮影について」と書かれたパンフレットには、
「会場内での撮影は原則としてご遠慮ください」と書かれている。
ただし、4カ所のコーナーは撮影が可能となっていて、
いつもの美術館のルールとは違い、若い人たち中心の来場者が、
スマホ片手に、撮影している姿がとても印象に残っている。
しかし、撮影してもインターネット等に投稿はできないだろうな、
そんな想いで、パンフレットの続きを読んでいたら、
これまた、そうなんだぁ・・と思うことが書かれていた。
「展覧会の感想をブログ、ツイッター、インスタグラムで、
ぜひご紹介ください」
今や、著作権や肖像権で問題になることは少ないのだろうか、
この周知方法も、新しい「展覧会」の形だよなぁ、と感じた。
あとは、個人責任で投稿する仕組みだけど、
他人の顔が写っている写真を、無造作にアップするのだけは、
やめたほうがいいと思うから、その注意書きが欲しかったな。

P.S.
「ピントがズレている作品」を、彼女の感情移入と感じるまでに、
ちょっと時間がかかったけど、若いパワーと刺激をいただいた。
この展覧会を「静岡」で開催すること自体、凄いことらしい。



2017年03月25日(土) ■
一緒に時間を共有できる人がいるのは幸せなことだよね

妻の58歳の誕生日だった。
我が家の恒例で、誕生日の人がお店を選び、
母、娘も含めた家族だけで、ささやかな宴を催すことが
(たぶん)、4人の楽しみとなっている。
今回も、彼女がお気に入りのイタリアンレストランを選び、
お店の予約からタクシーの手配まで、全て本人以外が手配し、
当事者の「あ〜、満足」の言葉を耳にしてお開きとなる。
私からは、知人・友人とはちょっと違ったお祝いメールを送った。
その返信が、気になる一言。
「最近つくづく考えるのだけれど・・」と前置きをして、
「一緒に時間を共有できる人がいるのは幸せなことだよね」
「パパと一緒にいると、居心地が良いです。
それは、少しのワガママを受け入れてもらえる、って
思っているから」と綴られている。
何度も、私はあなたのパパじゃないから、って言っているのに、
彼女にとって、いつまでも「パパ」らしい。(笑)
子育ても終わり、親の介護にはちょっと間がありそうだから、
許される限り、一緒の時間を共有していきたいと思う。
定年前に、少しずつ、国内旅行かな。



2017年03月24日(金) ■
さあ、出かけよう。一切れのパン、ナイフ、ランプ、鞄に詰め込んで

映画「天空の城ラピュタ」(宮崎駿監督)から。
普段、あまりアニメ映画は観ないのだが、
今年(2017)の合唱練習曲が、この映画の主題曲と知って、
「えっ、今頃?、まだ観てないの?」と言われながら、
名作と言われているアニメ作品を観終えた。
「ガリヴァー旅行記」(ジョナサン・スウィフト著)に登場する、
「天空の島、ラピュタ」を題材にしたとあって、
冒険、ワクワク感が溢れた作品だった。
(飛行)石、木の根、空、雲など、自然の素材が大事に描かれ、
実写では得られない、アニメの魅力を満喫できた。
気になる一言に選んだのは、いつでもストーリーが思い浮かぶ、
作品全体を包み込む主題歌「君をのせて」の一節。
「さあ、出かけよう。
一切れのパン、ナイフ、ランプ、鞄に詰め込んで」
冒険は、あまり多くのものを持たず、とにかくすぐ行動すること。
そして「父さんが残した熱い想い、母さんがくれたあのまなざし」を
心の支えとして、一歩踏み出すことの大切さを教えてもらった。
キャッチコピーや主題歌の持つ力を、これからも楽しみたい。

P.S.(敢えて会話を選ぶとすれば)
「おばさん、僕を仲間に入れてくれないか?シータを助けたいんだ」
「甘ったれんじゃないよ、そういうことは、自分の力でやるもんだ」



2017年03月23日(木) ■
沼津も頑張ってますよ

2日連続、沼津ネタでご免。(笑)
先日の飲み会の帰り、普段なら歩いて帰るけれど、
翌日も飲み会だからなぁ、と久しぶりにタクシーに乗った。
私の悪い癖で、乗車すると必ず運転手に声を掛ける。
「最近の沼津、どうですか?」と。
返ってきた答えは「沼津も頑張ってますよ」だった。
「三島が賑やかそうに見えるけれど」と前置きをしながら、
「あそこは、三島駅周辺と広小路駅周辺に飲み屋さんが集まり、
狭い範囲に固まっているからね」と続き、
「沼津は、北口も南口もあって、そこそこ頑張っているよ」。
最近では珍しい発言だと思っていたが、そうでもなさそうだ。
景気を一番身近に感じているはずの「タクシー運転手」だからこそ、
その感覚は大切にしたいと思う。
今までは「沼津はもうダメですよ」という発言が多かったのに、
今回の運転者の発言は、私を喜ばした。
近隣のどこの市町と比較するのでもなく、
そしてまた、全盛だった頃と比較することは意味がなく、
現実の今を客観的に見つめることに力を注ぎたい。
何か突破口が見えてくるはずだから。

P.S.
年度末、飲み会が続き、帰宅後そのまま寝てしまうので、
「気になる一言」の配信が翌日の朝になることが多くなります。(汗)