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しもさんの「気になる一言」
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2017年04月21日(金) ■
どいつもこいつも、正義面だからなお恐ろしい

映画「葛城事件」(赤堀雅秋監督)から。
作品全体に、重い空気が流れ続け、
観賞後の気持ちも、(正直)どっと疲れたが、
「無差別殺人事件を起こした加害者青年とその家族」に、
スポットを当て続けたことで、第三者としてでなく、
三浦友和さん演じる、加害者の父としての苦悩が伝わってきた。
子供が大きな事件を起こしたら、親の育て方をはじめ、
どんな家庭に育ってきたのか、と追求する世間の目がある。
特にインターネットが普及し、国民総評論家時代とも言える現代、
加害者とその家族をギリギリまで追いつめる社会構造は、
とても危険なことだと感じているし、
マスコミも、加害者・被害者両方の立場で報道することなく、
加害者と加害者の家族を徹底的に吊るし上げているように見える。
冒頭、ブロック塀に殴り書きした誹謗中傷の文字を消しながら、
三浦友和さんが「バラが咲いた」を口ずさむシーンは、
この映画を思い出すには欠かせない気がする。
そして、こう言い放つ。
「騒ぎたいんだよ、何か理由をみつけて、騒ぎたいだけだ。
どいつもこいつも、正義面だからなお恐ろしい」と。
普段の生活で自分たちが他人に与えている悪影響は棚に上げて、
誹謗中傷できる事件を見つけ、ここぞとばかり大声を上げる。
(または、それをきっかけに目立とうとする)
死刑制度反対を訴え、加害者と獄中結婚した女性も、
正義面した、そのひとりなんだよなぁ、きっと。



2017年04月20日(木) ■
人生には三つの恵があるから「恵三」

映画「夏美のホタル」(廣木隆一監督)から。
吉行和子さんと光石研さん演ずる、
ヤスばあちゃんと地蔵じいさん(恵三)という「老親子」と、
小林薫さん演ずる、雲月という「仏師」と交流しながら、
主人公の「夏美」がいろいろなことに気付いていく。
今回の気になる一言は「恵三」という名前の意味。
「人生には三つの恵がある。
「一つ目は、この世に生まれてくる喜び。
二つ目は、親に愛される喜び。
そして、三つ目は、親になって子どもを愛する喜び」
地蔵じいさんは、子どもが小さい時に離婚したためか、
三つ目の「恵み」を実感できずにいたが、死の直前に、
その子どもと再会することが出来て、病床でこう呟く。
「三つの恵をもらうことが出来た」
これでもう何も後悔することはない・・と言いたげに。
父親がバイクレーサーをやめた理由が自分だと責めていた
有村架純さん演ずる「夏美」に、こう語りかけた。
「お父さん、夏美ちゃんのこと、愛してたんだよ。
何よりも幸せだったんだよ」と。
親に愛された喜びを、次は自分の子どもに注ぐ喜び、
若い頃は「三つの恵」を、意識していたなかったけれど、
今こうして歳を重ねてきたことで、わかることでもある。
三つ目は「子どもに愛される喜び」ではなく、
「子どもを愛する喜び」ってところが「恵」なんだと思う。
これからも、出来る限り「三つの恵」を意識したいな。

P.S.
既に他界した父親の名が、偶然にも「恵三」。
名前のいわれは訊いたことがなかったけれど、
もし「三つの恵」だとしたら、とてもありがたいことだね。



2017年04月19日(水) ■
元気なまちはどこもやっていますが、私はauなので・・

久しぶりに、飲み会で仕入れたネタで、笑い転げた。
飲みながらも、まちづくりの話をしていて飛びだした台詞。
誰かに伝えないとずっと耳に残り続けるので、ご紹介。(汗)
マンネリ化したイベントの改善アイデアを話し合っていた時、
全国の先進事例や、近隣市町の取り組みを紹介しながら、
まずは成功している事例を真似してみよう、と言うことになり、
知ってる限りのアイデアを紹介したが、
どれも「帯に短し襷に長し」の評価で、これだ、と踏み切れない。
そんな時、こんな台詞が耳についた。
「うまくいくかわからないけど・・」と前置きをしたあと、
「行政主導のイベントを止めてみる」。
参加者の安全安心を優先した、行政主導のイベントはつまらない。
担当者も人事異動などで数年で替わるため、
どうしても前年踏襲型になりやすい。だから、参加者も集らない。
やはりイベントは、毎年違った企画を繰り出してくる若い人たちが、
企画しないと盛り上がらないよ。
そんな会話を横で聞いていたら、ある先輩がボソッと呟いた。
「元気なまちはどこもやっていますが、私はauなので・・」
auの私はこのフレーズは使えるなぁ、と早速メモをした。
もちろん「docomo」以外のメーカーならどこでも可能だ。
「docomoやってますが、私はau(softbank)なので・・」
また、できない言い訳をひとつ増やしてしまったなぁ。(笑)



2017年04月18日(火) ■
歯なしのバアさんがジャムを吸う音だ

映画「SPY スパイ」(ポール・フェイグ監督)から。
スパイの作品というと「007」を始めとした、
クールな雰囲気を醸し出している男性が主人公なのに、
今回はまったくの逆だったから、楽しめた。
CIAとはいえ、本来の仕事は、デスクに座りPCを眺め、
彼らのサポート役の分析官の女性が、事件に巻き込まれながら、
男性スパイ顔負けのアクションを繰り広げる。
でも、その展開は女性では敬遠されそうな「下ネタ」が満載で、
すべてを「コメディ」として、難事件を解決してしまう。
そのギャップが、何ともいえなく面白い。
颯爽の動き回る男性のスパイを観て「身軽でズルいわ」と呟き、
熱烈にキスしている男女の横で「うるさいよ」と叫び、
「何が?」と訊かれれば「ブチュブチュうるさい。キモいよ。
歯なしのバアさんがジャムを吸う音だ」と言い返す。
宿泊することになった汚いホテルは「3つ星ウンコのホテルね」、
さらに「自分のエッチ映像を見た時みたい」など、
下品な言葉も飛び出すのに、なぜか観賞後はスッキリ。
今まで観てきた「スパイ映画」とはちょっと違った感覚が、
私を喜ばせてくれた。疲れたときは、こんな作品がお勧め。



2017年04月17日(月) ■
ネットこそ、礼儀が大事

Facebookも慣れてくると、ストレスが溜まってくる。
特に、コメントを書き込む人たちの「礼儀のなさ」である。
自分のタイムライン記事に「いいね」を押してくれる人以外に、
コメントを書いてくれるのは確かに嬉しいだろうけれど、
それは「記事」の内容に沿ったコメントであって欲しい。
メールやメッセージでやり取りできるような会話のコメントは、
「読まされている」人にとっては、何も面白くないだろうし、
コメントをしてくれた本人に宛てたメッセージのつもりでも、
多くの人に読まれていることを意識しないと、
その内容によっては、人柄さえ疑われることになる。
何十年もネットの世界を通じて、日記を書いていると、
その無防備さに驚かされることもしばしば。
私たち世代では懐かしい「交換日記」のシステムで、
相手の数が複数になり、その親密度も合わせて、全世界の人々に、
公開されているようなものだから。
だからこそ、親しき仲にも礼儀あり、のコメントが大事だと思う。
「声」なら一度発しても、時間が経つにつれ薄れていくけれど、
「文字」は削除しない限り残り続け、逆に時間が経つにつれ、
増幅していく気さえする。
そういう意味で「ネットこそ、礼儀が大事」を残そうと思う。
(実は、このフレーズ、飲み仲間に教えていただいたもの)



2017年04月16日(日) ■
知ってる者には、責任がある

映画「僕のうしろに道はできる 奇跡が奇跡でなくなる日に向かって」
(岩崎靖子監督)から。
「ドキュメンタリー映画」の宿命で、評価が分かれるに違いない。
主人公・宮田俊也さんの入院生活を通して、彼の頑張っている姿に感動し、
なんでも諦めずに、続けることを学んだ人は、それを実践すればいい。
もう1人の主人公、養護学校教諭の山元加津子さんの熱心な介護と、
どんな状況の人でも、意識がある限り、想いは伝わるという信念を持ち、
そのことを知りながら、伝えなかった私が悪かった、と全国を講演している、
彼女の強い想いに、揺れ動かされて、行動するのもいい。
いや、彼のあんな姿を見るのは辛い・・と、予告編を見ながら、
本作は見ないという選択した人も、それはそれであり、だと思う。
私は好奇心旺盛だから観たけれど、観ない人を責める気にもならない。
こういった「ドキュメンタリー映画」は、作品を観ることにより、
何かを感じ、翌日からの行動が変わる人がいる。
それが、このジャンルの映画の醍醐味ではないだろうか。
ただ、これは絶対、伝えなくちゃいけない、広めなければいけない、と気負い、
強要するものでもないからこそ、難しいとも言える。
私にできることは「知ってる者には、責任がある」という、かっこちゃんと、
それを支えようとしている「自主上映会」を開催してくれた人たちを応援すること、
言い換えれば「支えようとしている人を支える人」になりたい。
「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」という言葉があるが、
まさしくその「草履を作る人」になりたいと思う。
もしかしたら、その草鞋を作る人を支える誰かでもいいかなぁ。



2017年04月15日(土) ■
献血って、前日の歯医者はダメなんですね

自分の中では恒例となっている、定例議会後の「献血」、
すなわち、年4回が私のノルマ。(笑)
健康だからこそできるボランティアとして回を重ねてきたが、
63回目にして、はじめて断られた。
理由は、前日の「歯医者」での治療。
3日以内に、歯垢を取ったり、虫歯を削ったりする治療は、
口の中の血液が安定しないのか、ダメらしい。(?)
とりわけ、歯医者へ行くことが5年に一度くらいのため、
あまり「献血」との関係を意識していなかったが、
今回は、久しぶりに歯医者に行き、治療をしてもらった。
受付を済ませ、血圧を測り、最後の「問診」の質問で、
あれ、もしかしたらダメなんだ・・と気がつき、
受付の方に、こう訊いた。
「献血って、前日の歯医者はダメなんですね」
歯医者も治療によるらしいのだが、人の生命に関わることなので、
潔く、断念した。
「献血」は本当に健康体でなければできないことを再認識した。
100回までは、まだまだ遠い道のりだなぁ。

P.S.
結局、63回目の献血を諦め、映画「ロクヨン 64」をレンタルし、
約4時間をメモしながら、観終わった。感想はまた後日。



2017年04月14日(金) ■
水は水でいいけれど、それを使ってどうするのか?

あるまちづくりの会議で、こんなコメントがあった。
わが町の観光資源は、自他ともに認める「柿田川の水」。
そんな資料を見ながら、外部アドバイザーは、こう指摘する。
「水は水でいいけれど、それを使ってどうするのか?」と。
「きれいな水」なんて、日本全国どこにでもある。
世界に目を向ければ、もっときれいな水は溢れている。
だから、小さな町の私たちが考えなければならないのは、
「水を売ること」ではなく「水」をキーワードに、
「その水を使ってどうするのか?」ということだろう。
美味しい水、きれいな水、健康にいい水・・
「大根」一つにとっても、切り口を変えることによって、
見え方・形が変わるように、「水」もスポットの当て方により、
活用方法は、無数にあるのだから。
全国のまちおこしは、自分たちの観光資源を見つけるところから。
そして、見つけたものをどう調理するかだなぁ。



2017年04月13日(木) ■
かあさん、おおかみってどうしていつも悪ものなの?

映画「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督)から。
本作は「母と子」をテーマに描いたアニメ映画、という解説だが、
観賞後の感想は、マイノリティ(少数派)の生き方の難しさ、
それを支えるには、周りの人たちの温かい理解が必要と知った。
ただ、劇場公開された2012年7月頃に、そういった考えが、
社会全体に浸透していたかどうかは、定かではない。
そこで、印象的な会話をメモに残すことにした。
自分がおおかみの子どもと知った男の子「雪」は、母親に尋ねる。
「かあさん、おおかみってどうしていつも悪ものなの?」
「悪ものって・・絵本?」
「みんなに嫌われて、最後には殺される。
だったら僕、おおかみはイヤだ」
「そうね、でもお母さんは、おおかみが好きよ。
みんながおおかみを嫌っても、お母さんだけは、おおかみの味方だから」
こんな時、宮西達也さんの絵本を読み聴かせてあげればいいのに・・と、
物語とは関係ない発想が浮かんで苦笑いとなった。
絵本作家・宮西達也さんの描く絵本は「おおかみ」を悪役にせず、
絵本「ぶたくんと100ぴきのおおかみ」をはじめ、
絵本「はらぺこおおかみとぶたのまち」など心優しい動物として表現し、
子どもたちに人気のキャラクターとなっているのだから。



2017年04月12日(水) ■
高貴な姫君だって、汗をかくし・・

映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)から。
原作はもちろん「竹取物語」。
生まれてからの成長があまりに早いので、
一緒に遊ぶ仲間たちから「タケノコ」とあだ名されながらも、
自然を相手に朝から晩まで駆け巡る元気な女の子から、
都で高貴な姫君に変わるとき、眉毛を剃り、お歯黒を施すシーン。
姫君は、激しく動き回り、汗をかくこともないから、
額からの汗が目に入るのを防ぐ眉毛は必要もないから剃るらしい。
また、歯を出して笑うのは、高貴ではなく下品ということなのか、
お歯黒をするのは、そういう意味があるらしい。
それを知って、かぐや姫が「高貴な姫君は、人ではないのね」と呟く。
さらに続けてこう叫ぶ。「高貴な姫君だって、汗をかくし、
時にはゲラゲラ笑いたいことだってあるはずよ。
涙が止まらないことだって、怒鳴りたくなることだってあるわ」と。
公家など高貴な人たちが、眉毛を剃ったりお歯黒をする意味を、
とてもわかりやすく教えてもらった。(笑)
もう一度、図書館で「かぐや姫」を探して読んでみようかな。