
|
 |
2017年05月11日(木) ■ |
 |
「ジュラシック〜」は「人間が謙虚さを学ぶ場所」 |
 |
映画「ジュラシック・ワールド」(コリン・トレボロウ監督)から。 「ジュラシック・パーク」も「ジュラシック・ワールド」も、 全国に何カ所かある「サファリ・パーク」の「恐竜版」という視点で、 絶滅したはずの恐竜を、この目で一度観てみたい、という、 人間の好奇心をくすぐる施設だと思っていたのだが、違ったようだ。 作品中、こんな台詞を見つけたから。 「設立の目標を忘れるな。人間がいかに小さく幼稚かを教える施設だ」 そして「その教えに値段はつかない」と続ける。 また違った場面で、こう定義している。 「CEOの目標は、ただの『動物園』『人間が謙虚さを学ぶ場所』」だと。 言い換えれば現在の「動物園」も「人間がいかに小さく幼稚かに気付き、 私たちが謙虚さを学ぶ場所」と言えるようだ。 今までに何度も「動物園」「水族館」に行ったが、 そんな見方をしたことがなかったので、ちょっと新鮮な考え方だった。 私の場合「植物園」の方が、そんな感覚をもって足を運んでいた気がする。 しかし、ストーリーは相変わらず、恐竜に襲われても「自業自得」だな、 と感じる場面の連続だった。 それは「大人の男性」に限らず、老若男女、謙虚さの微塵もない人たちが、 恐竜に追っかけられていく。 だからこそ「人間が謙虚さを学ぶ場所」という定義が薄っぺらに感じた。 「数百万年の進化で、人間は何を学んだ?」が、私たちへの問い掛けかも。 このシリーズ、まだ続くのかな?(笑)
|
2017年05月10日(水) ■ |
 |
酒には品が大切だ |
 |
「懇親会」「情報交換会」と称する飲み会が続くと、 なぜか、ふと思い出すフレーズがある。 書籍「詩集 故郷への水へのメッセージ」 (大岡信著・花神社刊・141頁)から。 たしか「微醒詩」というタイトルだったと思う。 「ゲーテはいつた 『よきものは少女の目くばせ、飲む前の酒のみのまなざし、 あったかい秋の日ざし』と。(中略) 酒には品が大切だ」 「あったかい秋の日ざし」は、理解できるけれど、 「少女の目くばせ」や「飲む前の酒のみのまなざし」が、 「よきもの」なのか、私にはわからない。 ただ、最後の「酒には品が大切だ」は、納得がいく。 大きな声で不平不満を愚痴ったり、セクハラ・パワハラ、 途中から記憶がなくなり、どう帰ったのか覚えていない、 そんな品の欠片も感じない飲み方は、やはり私は嫌いだ。 まぁ、それを他人に強要するつもりはないが、 自分だけは、品のある飲み方をしたいな、と思う。 ・・と言いつつ、出来ないことも。(汗)
|
2017年05月09日(火) ■ |
 |
ちょっとお話しさせていただいてもいいですか? |
 |
朝の通勤途中、初老の女性から突然、声を掛けられた。 「ちょっとお話しさせていただいてもいいですか?」と。 柿田川公園で時々すれ違う女性であり、 同じようなタイミング(時刻)で会うので、 「おはようございます」の挨拶だけは交わすようになり、 顔は知っていたが、もちろん名前も知らない。 彼女にとって、毎日毎日、貴船神社でお賽銭を入れ、 何かを願っている私の姿が気になっていたという。 「何をお祈りしているのですか?」「お幾つですか?」等、 今までの疑問が、質問となって現われていた。(笑) 私が嬉しかったのは、女性に声を掛けられたことではなく、 その言葉づかいだった。 ほとんどメールで用事を済ませる現在、 緊急で携帯電話に掛ける場合は、相手が出ると 「今、お話ししても大丈夫ですか?」と確認するけれど、 目の前の相手に確認することは、なかなかなかったから。 道端を歩いていると「今、時間ありますか?」など、 キャッチセールスのトークは耳にするけれど、 こんな言葉で話しかけられ、嬉しくなっている私がいた。 私も、これからは、話す前に相手の立場に立って訊こうかな。 「ちょっとお話しさせていただいてもいいですか?」
|
2017年05月08日(月) ■ |
 |
教習所では「後ろ向き駐車」を教わったのに・・ |
 |
毎日、散歩していると目にする「前向き駐車」の文字。 特に、コンビニの駐車場では、今や当然のように、 多くの人が看板の指示どおり「前向き」に駐車している。 しかし、私が免許証を取ったときは「後ろ向き駐車」を習い、 何度も何度も練習を重ねたので、どうしても違和感がある。 排ガス問題など「店舗周辺住民への配慮」として、 出来るだけ「前向き駐車」を推奨しているようだが、 バックで発進する時の「接触事故」は増えていないのだろうか? 自分の経験から考えると、バックから向きを変えて発進は、 死角が多くて不安である。 また、ハンドルを切るタイミングが難しい。 早すぎても、遅すぎても、隣の車と接触する可能性が強い。 さらに「高齢者のアクセルとブレーキを間違えた事故」も、 発進しようとして、後ろを向いてアクセルを踏んだら、 ギアが前進に入っていて・・というケースも少なくない。 それもそのはず、私たちは「駐車はバックで」と習ったから(汗)。 駐車できる台数も「前向き駐車」と「後ろ向き駐車」では、 大きく違うから、面積の割に少ない少ない台数しか停められないし、 デメリットばかりが頭に浮かぶ。 「前向き駐車」がこれからのスタンダードならば、 私たち世代は「前向き駐車からの発進」を習い直す必要があるな。
|
2017年05月07日(日) ■ |
 |
「ねぇ、秒速5センチメートルなんだって」「えっ、何?」 |
 |
映画「秒速5センチメートル」(新海誠監督)から。 「ねぇ、秒速5センチメートルなんだって」 「えっ、何?」「桜の落ちるスピード、秒速5センチメートル」 このインバクトのある会話が、最後までスピードを意識させる。 普段の生活であまり意識してなかった「速度」や「距離」が、 鮮明に表現できていて、驚かされた。 「たった1分がものすごく長く感じられ、 時間ははっきりとした悪意をもって、僕の上にゆっくりと流れていった」 「僕たちの前には、いまだ巨大すぎる人生が、 茫漠(ぼうばく)とした時間がどうしようもなく、横たわっていた」と 時間に関する表現があったかと思えば、 「一緒に帰らない?」「今帰り? 一緒に帰ろうよ」と、 高校生の2人が一緒に歩くスピード・距離感がたまらなく心地よい。 (時には、バイクで追っかけるスピード・距離感もあり・・) また「今、振りかえれば、きっとあの人も振り返ると強く感じた」という 想いの強さだったりもする。 何気なくそしてどこにもあるような風景だからこそ、親近感があり、 感情移入できてしまう、最近の新海作品に注目していきたい。
|
2017年05月06日(土) ■ |
 |
2017年上期のマイブームは「新海誠監督作品」 |
 |
2017年上期のマイブームは「新海誠監督作品」。 今年のはじめ、出張の帰りに立ち寄った、松屋銀座の企画、 「新海誠監督作品『君の名は。』展」で、彼の魅力に触れた。 その後、偶然なのか、必然なのか、アニメ映画にハマった私は 映画「言の葉の庭」を教えていただき、一気にマイブームとなった。 そしてなんと「大岡信ことば館」(三島市)で、 「新海誠展−『ほしのこえ』から『君の名は。』まで−』 (2017年6月3日(土)〜8/27(日))の開催が決まり、 さらに、プレイベントとして、GWに新海誠監督作品上映会が・・。 5月5日(金) 「星を追う子ども」 5月6日(土) 「言の葉の庭」 5月7日(日) 「秒速5センチメートル」 5月14日(日) 「雲のむこう、約束の場所」 今まで、アニメ映画にさほど興味関心がなく、 完全に見過ごしてきたジャンルであったにもかかわらず、 1000作品レビューに近づいたところで、魅力に気がついた。 この一連の流れは、何を意味するのか、気になって仕方がない。 もう少し、流れに逆らわず、楽しんでみようかなぁ。
|
2017年05月05日(金) ■ |
 |
このギャラリーから、発信できたらいいなぁ |
 |
絵本作家・宮西達也さんが、在住している三島市の商店街に 「TATSU'S GALLERY」をオープンした。 宮西先輩の言葉を借りれば 「三島の商店街に、ちいさなちいさなギャラリーをつくりました。 このギャラリーから、すこしでもなにか楽しいこと、 ステキなことを発信できたらいいなぁとおもっています。 どうぞ、みなさんのお力をおかしください」 ここで大切なのは、三島市のことだから、という考えを捨てること。 宮西先輩は、そんなちっぽけなことを考えていない。(たぶん(笑)) たまたまギャラリーの場所が三島市の商店街であって、 三島市のためにだけ・・という考えはないのに、周りが騒ぎ立てる、 「三島市に作ったのだから、わざわざ他市町が・・」と。 そういう視点こそ、まちの活性化を失わせる、と警鐘を鳴らしたい。 今まで充分過ぎるほど、お世話になったのだから、その恩返しに、 この「タツズ・ギャラリー」がいつも賑わうようなお手伝いをしたい、 その気持ちだけでいいような気がする。 「できる人が、できることを、出来るだけ」が、ボランティアの基本。 さて、私に出来ることは・・
P.S. 宮西先輩へ。さっき言い忘れましたけど・・ 「タツズ・ギャラリー」って、言いにくいです。(笑)
|
2017年05月04日(木) ■ |
 |
公園の芝生広場は「ワンタッチ組立テント」がお似合い |
 |
特にシリーズ化しているわけではないが、私の興味・関心は、 「柿田川公園の芝生広場」がどのように使われているか、である。 以前「『バドミントン』がお似合い」と書いたが、 最近、木陰に設置してあるテーブルやベンチではなく、 わざわざ芝生に寝っころがり、本を読んだりしている人、 時には、お気に入りの音楽をかけて横になっている人までいる。 共通しているのは「ワンタッチ組立テント」を利用していたこと。 まるで、海岸で拡げるパラソルの下で「日焼けしている」、 そんなイメージに似ている。(プチ・キャンプって感じもするが) 初めてみた時は、ちょっぴり違和感があったが、 何度も目にすると、それはそれで、風景に溶け込んでいるし、 私もいつか、芝生の上に「大の字」に寝っころがりたい。 そのためには「ワンタッチ組立テント」が必要だな。 今回は、真夏よりも紫外線が強い、と言われている5月。 「公園の芝生広場は『ワンタッチ組立テント』がお似合い」を 気になる一言に残しておこうっと。
|
2017年05月03日(水) ■ |
 |
映画レビュー1000作品目、是非、ご推薦を |
 |
若い頃から映画を観ていたけど、感想を書き始めたのは、 地元にシネコンが出来てから。 と言うことは、10年前から映画レビューを書いている。 現在、982作品。あと少しで1000作品なんだけど、 こればかりは、単なる通過点だから、とは思えない。 一日に4映画館をはしごしたこともあるし、 20回以上、貸切状態も経験している。(汗) 勿論、暗闇の中で、台詞をメモする技術も習得した。(笑) DVD鑑賞に変えてからは、巻き戻して台詞をメモするので、 上映時間の約1.5倍の時間をかけて観ることも少なくない。 だから、記念すべき1000作品目を楽しみにしながらも、 何を観ようか、ワクワクドキドキ感が増しているのも事実。 これぞ・・という作品がありましたら、是非、ご推薦を。 たぶん、あと3ケ月くらいで、達成しそうだから。
|
2017年05月02日(火) ■ |
 |
本物とかニセモノって、何か意味あんの? |
 |
映画「嫌な女」(黒木瞳監督)から。 友達のいない真面目一徹な弁護士・石田徹子と、 派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子。 どちらが「嫌な女」か分からないけれど、 タイトルの「嫌な女」のフレーズが会話に出てくる。 「あんたと一緒にいると、私、どんどん嫌な女になる」 「何言ってんの、あんた昔から嫌な女だよ」 これには、けっこう反応してメモしてしまった。(笑) さらに、作品中に登場する「太陽」と「ひまわり」の例えが、 この2人の関係をうまく表現している気がした。 「ひまわりは太陽のお陰で、きれいに咲き誇るでしょ? 人は太陽をみて頑張ってると思わないけど、 太陽に向かって必死に顔を上げるひまわりをみてると、 頑張ってるなぁって思えるものよ」 同じく「ブリン」と「カラメルソース」との関係も面白い。 「プリンってね、カラメルソースが苦いから、 その甘みが引き立つのね」「おいしい・・」 「ねっ。人はね、プリンを食べながら怒れないものですよ」 こんな視点で「プリン」を食べたことがなかったのでメモ。 ドキッとしたのは、明らかにニセモノの絵画「ひまわり」を、 200万円で売って、サギだって問いつめられた時、こう言い返す。 「本物とかニセモノって、何か意味あんの?、だってさ、 それを200万円で買う人間がいる限り、ホンモンだろうが、 ニセモンだろうが、200万円の価値があるってことでしょ?」と 言い返すことができなかったシーン。 価値は、需要と供給のバランスで決まるんだねぇ、やっぱり。
P.S.エンドロールで見つけ、妙に嬉しかった。 「ウェディングデザイナー 神田うの」・・頑張ってるなぁ。
|
|