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2017年05月31日(水) ■ |
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2つの時間が交差するこの瞬間が、僕には何より大切なんだ |
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映画「彼女と彼女の猫 Everything Flows」(坂本一也監督)から。 「新海誠監督コーナー」に置かれていたので、迷わず手にして 帰宅後、期待して鑑賞したら、なんと「原作」だけだった(汗)。 作品としては、あまりにも短いし、レビューを書くことも迷ったが、 せっかり、新海監督の縁で観ることになった作品なのだから、と 短いながら書き留めたメモを整理してみたら、 飼い猫「ダル」の気持ちを通じて、ペットの気持ちになれて、 18年間一緒に暮らし、数年前に他界した「愛犬」を思い出した。 飼い猫「ダル」は、こんな気持ちで毎日を過ごしている。(らしい) 「僕は僕の時間を生きている。彼女は彼女の時間を生きている。 だから2つの時間が交差するこの瞬間が、僕には何より大切なんだ」 このフレーズを読み返して、思わず涙腺が緩んでしまった。 家族の人間が働きに出かけ、1人(1匹)で帰りを待つペットたち。 こんな気持ちでいたなんて知っていたら、帰宅後にもっともっと 遊んであげればよかったなぁ、と感じてしまったからだ。 また、それはペットに限らず、家族でも同じことが言える。 朝早く出かけ、帰宅する夜まで、それぞれが別々の時間を過ごす。 だからこそ、夕食など一緒に過ごせる瞬間を大切にしなくては・・と 短いアニメ映画から教わった気がする。 感想とはズレているが、こういう鑑賞の仕方も悪くないなぁ。
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2017年05月30日(火) ■ |
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京都彩る「青もみじ」 |
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地元紙の夕刊に「紅葉の名所をだとる」と特集記事を見つけた。 タイトルは「京都彩る『青もみじ』」。 キャッチコピーは「秋に劣らぬ絶景満喫」。 そのとおりだなぁ、とメモをした。 さらに、リードを読むと 「初夏から夏、京都を彩る『青もみじ』。モミジの青葉は 強い日差しを受けまぶしく緑に輝き、雨にぬれれば一層美しさを増す。 京の東、紅葉の名所を南から北へたどった。」とある。 私が「桜」より「モミジ」の方が好きだから、こう思うのかも知れないが 1年のうち、何度も楽しめるのはモミジだろう。 「もみじ」と入力し、漢字変換させると「紅葉」と表示されるが、 モミジの魅力は「紅葉」だけではないぞ、と不満に思っていたので、 この「青もみじ」という単語は、とても気に入った。 写真にすると、その鮮やかさがなかなか表現できず、 あまり見栄えしないが、実際には、モミジの葉が雨に濡れていたり、 そよ風に揺れていると、しばらく立ち止って深呼吸したくなる。 さて「柿田川公園の青もみじ」に会いに行ってこようっと。
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2017年05月29日(月) ■ |
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「牛の肩甲骨」ってどこ? |
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先日、34回目の結婚記念日に、焼肉を食べた。 せっかくだから、普段食べない肉を・・と考え、 メニューを眺めていたら「和牛ミスジ」という単語が 目に入り、これだ・・と思って解説を読んだら、 「肩甲骨の裏側の部位で一頭から2キロしか取れない 希少部位。キメの細かい肉質です」とある。 ますます、興味・関心欲が疼き、さっそく注文した。 味は、解説どおりで、とにかく柔らかかったのを覚えている。 その場で、スマホで調べたら「ゼラチン質が多く、うま味が濃厚。 肉の厚さで食感が変わる玄人向けな部位。 【別名】「ハゴイタ」「本三筋」「トップブレード」」とある。 しかし、しばらくして私の関心は「肉質」よりも「部位」に移った。 その疑問が「『牛の肩甲骨』ってどこ?」 ふたりで顔を見合わせて考えたが、わからなかった。(笑) 「肩(ウデ)の肩甲骨の内側に位置していてあまり動かない為に 非常に柔らかい部位」の解説でもわからないかもしれない。 (牛の肩がどこかわからないもの・・(汗)) それでも、次回からは知ったかぶりして「ミスジありますか?」って、 焼肉屋さんで店員さんに訊ねることにしよっと・・。 興味を持った方、是非、一度ご賞味を。
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2017年05月28日(日) ■ |
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僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす |
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映画「フライト」(ロバート・ゼメキス監督)から。 主人公のパイロットが、アルコールを飲んで操縦しても、 旅客機墜落の危機を「背面飛行」という離れ業で乗り越え、 多くの乗客の命を救った。 このことが、犯罪者か英雄か、と問われる展開かと思いきや、 意外と、良心・ウソや神などにスポットが当たり、 監督がこの作品を通じて、私たちに何を伝えたかったのか、 ちょっとわかりにくかった。 気になる一言は「アル中をなおす人たちが集まる集会」で、 前に出て体験発表していた男性の発言メモ。 「ここに、アルコール中毒の人は?」(主人公以外は挙手) 「それを確認することが大切です。 それによって、本当の自分を自覚する。ウソをつくほど、 僕の人生はどんどんウソで塗り固められた。 僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす、 ウソつきはここにいられない」と熱弁したシーンから。 そして、ラストシーン。 「まるで生涯のウソをつき切ったみたいだった。 それ以上、ウソはつけなかった」というように 「ウソ」という単語が飛びかったから、 「良心の呵責に耐えかねて」がピッタリの映画だった。
P.S. 作品冒頭、主人公の動きが気になった。 「スマホにかかって来た電話がうまくとれないシーン」 (搭乗しようとして)「タラップにつまずくシーン」 こんなことを、メモする私も私だけど・・。(汗)
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2017年05月27日(土) ■ |
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まるでインクを流したようなどこまでも透き通る青 |
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立ち読みした書籍なので、記録してないが、 「絶景」関連の写真を中心とした内容だったと思う。 「柿田川第2展望台」と同じようなショットがあり、 そのキャッチコピーや、説明が私のアンテナに引っかかった。 「水中の森」 「まるでインクを流したようなどこまでも透き通る青」 「なぜ、これほど青いのか、 その理由ははっきりわかっていない神秘の川だ」 「1日の中でも時間によって少しずつ色を変えていく」・・ そうそう、こういう言葉に弱いんだよ、と頷きながら、 今度、使わせていただこう・・とちゃっかりメモをした。 そう考えると「柿田川」は「絶景」だったり、 「パワースポット」としてのジャンルにも参入できそうだ。 あまり多くを語らず、いまだ解明されていない方が、 多くの人の関心を呼びそうだ。 「神秘の川」「秘境」等、絶景の本で勉強しようっと。
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2017年05月26日(金) ■ |
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あっ、この口(の中)、見覚えがある・・ |
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何年かぶりに、虫歯になって治療をしていたが、 先日、やっと治療も終えて、一安心。 ただせっかくだからと、歯垢をとってもらっていたら、 助手(?)の方が、私の口の中をみて、こう呟いた。 「あっ、この口(の中)、見覚えがある・・」 私は思わず、吹き出しそうになった。 さすが歯医者さん、名前と顔が一致しなくても、 名前と口の中は、一致する(らしい)。 治療後に、先生に訊いたら、同じことを繰り返した。 「そうそう、街中で挨拶されてもわからなかったが、 口の中を見れば、ほとんどわかる」と。(汗) それほど、口の中は特徴があるということなのだろうか。 鼻で息するのが苦手な私は、歯医者に行くと緊張する。 もちろん、ずっと口を開けているのも苦手だから、 涎は恥ずかしいほど溜まるし、バキュームは欠かせない。 だから、私は「美人歯科医」のいる歯医者には行かない。 だって、自分の一番間抜けな顔を見られたくないし、 自慢できない「口の中」なんて見せられないもの。(笑) 先生は、そんなこと気にしないだろうけれど・・。
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2017年05月25日(木) ■ |
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父の日だから、回転寿司なんだ |
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最近の朝食時、私は新聞の記事を拾い読みし、 母は、挟まれている広告を見ながら会話をする。 母は母の感性で、その時々の広告を眺めながら、 「パチンコ屋さんの宣伝ばかりだね」とか 「住宅メーカーの広告ばかりだよ」などと呟く。 そんなありふれたフレーズなんだけど、 意外と、世の中の流れが反映されていて、面白い。 今朝は「今日は、回転寿司の広告がぎっしり」と呟き、 しばらくしてから・・こんなフレーズを発した。 「父の日だから、回転寿司なんだ」 詳しく聞いてみると、チラシの上部に「父の日に」と いうキャッチコピーが書かれていたようだ。 数年前は、デパートのチラシが多く挟まれていて、 ネクタイやハンカチ、手帳、鞄などのプレゼント用品。 アルコール好きの父親のために、ちょっと高めの 「日本酒・焼酎・ワイン」などの贈答品が多かったのに、 今年は「父の日」を理由に、家族で回転寿司に行こう、 そんな企画に思えて、可笑しかった。 せめて「回転寿司」ではなく「カウンターのある寿司屋」へ。 それも、家族みなさんの小遣いで。(笑)
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2017年05月24日(水) ■ |
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そんなことはありえないということがありえるのが団地でしょ? |
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映画「団地」(阪本順治監督)から。 舞台が「団地」であることには間違いないが、 タイトルに「団地」とつけるくらいだから、何かある・・ そんな気持ちで観たからか、団地の定義が面白かった。 「団地っておもろいなぁ。噂のコインロッカーや」 「そんなことはありえないということがありえるのが団地でしょ?」 自宅に住んでいる私にとって、あり得ないことだらけの事件も、 もしかしたら、団地なら起こるかもしれない、と思わせてしまう、 そのイメージが笑える。それも、関西の 団地。(笑) 冒頭BGMとして流れるラジオ番組「浜村淳の『人生はサバイバルだ』」 その中でも「まずは、先週から始まりました 『我慢せんと相談しなはれ』のコーナーです」のフレーズが耳に残る。 同じ団地、同じ棟に住む人たちは、団結力が近いのか、 常に、誰がどうした・・という情報が飛び交う場所であり、 それは真実、それはウソ、というデータに基づいた判断はされず、 好き、嫌い、面白そう、つまらなそう程度の感情に左右されるデータで 奥様方の噂にのぼる。(らしい) また、ストーリーとはあまり関係なさそうであるうえ、 しつこいくらいに挟まれる、ありえないような言葉遊びが、 どんな意味をもつのか、最後までわからずじまいだった。 あり得ない「言葉の間違い」も、団地ならあり得るのかもなぁ。
P.S. ごぶがりです。(ごぶさたです)・効果きしめんです。(てきめんです) 放っておくと、泥酔状態で。(脱水状態で) 心臓にヘルスメーターが入っているんです。(ペースメーカーやろ?) 誰かついてきたら、うまくしばいてください。(さばいてください) 人生はサバイバルだ。(人生はサバンナだあ〜)
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2017年05月23日(火) ■ |
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みんなで食べると人数分、美味しくなるんです。 |
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映画「ボクの妻と結婚してください。」(三宅喜重監督)から。 スポットが「夫婦」にあたり、テーマは「結婚」だったが、 メモした台詞を読み返すと「家族」の良さを伝えるのに、 この例え話、使えるなぁ、と感じたので、気になる一言。 「結婚は、とてつもなくいいものです」と言い切ったら 「どういうところが?」と質問された。その説明が、これ。 「そうですね、例えば、中華料理屋へ行ったとしましょう。 ひとりだと、ラーメンを頼んで、まあ追加で餃子かチャーハン。 一品が限界です。でも結婚すると、2倍注文できる。 まずですね、前菜に腸詰を頼んで、ビールで乾杯。 そのあと、餃子もいけちゃう。 ラーメン、チャーハン頼んでも、2人で分ければ食べられちゃう。 しかも、食後の杏仁豆腐も夢じゃない。さらにですね、 家族が増えると、春巻きやシュウマイにも手が伸ばせる。 青椒肉絲やちんげん菜炒めも追加で注文出来る。 ああ、品数が増えるだけじゃない。 みんなで食べると人数分、美味しくなるんです。 家族で食べるご飯ていうのは、 世界中のどんな料理よりもおいしいんです」というもの。 結局、その説明を聞いた独身ビジネスマンは 「結婚すると、ご飯が美味しくなる」と長い説明を纏めた。 即座に「そのとおり」と幸せそうな顔で断言されたら、 なんとなく、結婚し、家族を持ちたくなるような例えだった。 眉間に皺寄せて「家族とは?」なんて、難しく定義しなくても、 この「中華料理」の例えの方が、わかり易いよなぁ。
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2017年05月22日(月) ■ |
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仕事の最大の報酬は、次の仕事の依頼が来ることかな。 |
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映画「ボクの妻と結婚してください。」(三宅喜重監督)から。 「結婚」という定義を、数多くメモをして、 どれもなるほどなぁ・・と感じたので、選択に時間を費やした。 その中から選んだのは「男」としての「結婚」の定義。 「男にとって『結婚』は、 やりがいのある仕事がひとつ増えるということです。 仕事の最大の報酬は、お金じゃなくて、 次の仕事の依頼が来ることかな」と、独身ビドネスマンに 結婚の意味を伝えるシーン。 もう一度、生まれ変わっても、またこの人と結婚したい、 この人と一緒に人生を送りたい、と思ってもらえるかどうか、 それが、男にとって、最大の喜び(報酬)なのだ、と理解した。 男から「仕事」をとったら何も残らない、と言うけれど、 それなら敢えて「結婚」も、やりがいのある仕事として捉え、 お客さん(妻)の笑顔のために、努力する。 「私の人生、返して」とお客様にクレームを言われないように。 この感覚、女性にはわかるかなぁ?
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