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しもさんの「気になる一言」
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2017年06月10日(土)
必ずやこの困難を乗り越えてみせます

映画「インデペンデンス・デイ2016」(ローラ・ベス・ラヴ監督)から。
またやってしまったぁ・・が、第一印象。
話題の映画「インデペンデンス・デイ」だからと観始め、
どうも様子が変だな、と気付いたのは、始まってすぐ。(笑)
(観たかったのは「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」)
時々、タイトルに騙されて鑑賞し、時間をムダにする。
他人のレビューを読まないから、こういったケースが起きるが、
最近は、それさえも楽しむことにしている。
うぁ、これ最後まで観続けるのは辛いなぁ、と思っていたら、
画面では、副大統領だったレイニーが大統領に就任し、
アメリカ国民に向けて、こう呼びかけた。
「希望を捨てず、強い意志を持ち、
必ずやこの困難を乗り越えてみせます」と。
途中でやめようとしていた私に、訴えているようだ。
あまりにタイミングよく引き留められたので、可笑しかった。
その後も「どうすれば?」「おとなしくしてろ」
「判断を間違えた」「勝手なマネは、控えてください」など、
私に訴えてる?と思いたくなるフレーズが溢れ、
結局、最後まで観てしまった。これはこれで面白かったなぁ。



2017年06月09日(金)
あなたの日本は、どんなですか?

わが町が姉妹都市提携をしている、カナダ・スコーミッシュへの
「中高校生・ホームスティ派遣事業」の事前研修会から。
講師のマイケル・トンプキン氏は、緊張気味の参加者に向かって、
こう語りかけた。
「日本」のことではなく「あなたの日本は、どんなですか?」
相手が関心があるのは、日本全般の文化ではなく、
今こうして目の前にいる「あなた」の生活する日本を知りたい、
そういう意味なのかもしれない。
また「カナダ」に行くから「カナダ」の勉強をするのではなく、
「外国」に行くからこそ「日本」の勉強をして欲しい、とも。
カナダという国は、多文化が混ざり合ったモザイクの国なので、
いろいろな意味で「オープン」でないと生きていけない、
裏を返せば「話さないと何も手に入らない」ということ。
だから「どんなことも、我慢しないでください」などと、
彼ら、彼女らにアドバイスを送った。
英語には、日本の「我慢」という意味の単語はみつからない。
そんな話に、私のメモは増えた。
説明の最後に「You build your experience.」のフレーズ。
あなたの歴史(人生・経験)は、自分で作るもの。
待っていても、誰も作ってくれないよ、そんな意味なのかな。



2017年06月08日(木)
EU側が、手を差し伸べるかもしれない。

平成29年度日大国際関係学部主催(上期市民公開講座)
統一テーマは「世界の『まさか』と日本」
(グローバリズムの修正と世界経済の行方)
講師「庄司克宏」氏(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)
演題「欧州社会の構造変化とEUの行方」
(欧州ポピュリズムVSリベラルEU)から。
普段の生活ではあまり縁のない、国際情報・世界経済について、
特に、米国大統領のトランプ氏就任、イギリスのEU離脱など
世界は「まさか」が続いた衝撃的な一年だったため、
その背景にあるものを知りたくて、三島駅北口まで足を運んだ。
私たちが「まさか」と思っていることも、専門家によれば、
「ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭があり「まさか」では
ないのかもしれない。
中でも「まさか」が起きた「英・米」は、
総所得における所得分布の下層40%と上層10%の比較すると
貧富の差が大きいことを示した棒グラフに納得した。
また一番訊きたかった「英国のEU復活はあり得ないか」は、
英国の総選挙結果を注視して見守るとしながらも、
「EU側が、ぎりぎりの段階で『本当にいいのですか?』と、
手を差し伸べるかもしれない」のいう回答に、なんだか、
欧州の連帯感みたいなものを強く感じて、ノートを閉じた。



2017年06月07日(水)
禁じられているということは、できるということです

映画「星を追う子ども」(新海誠監督)から。
「秒速5センチメートル」以来5年ぶりに手がけたオリジナル長編作、
その解説を読みながら、あれっ、こちらの作品の方が後なんだね、と
ちょっと違和感を感じながら、観終わった。
映画「言の葉の庭」でハマった新海監督作品であるが、
やはり「繊細な心理描写と緻密な映像美」が少なくもの足りない。
「地下世界」のことを「アガルタ」というところから始まり、
いくつかの聞き慣れない言葉が、やや距離感を感じた理由であろう。
そんな中でも、私たちの生活でも応用できそうな台詞をメモに残した。
「アガルタ(地下世界)では、死者の復活は禁じられている」という老人に
「禁じられているということは、できるということです」と問いつめる。
その言葉尻を捉えた、明確な指摘だな、とメモをした。
「出来ますか?」と訊ね「出来ない」と言われれば諦めもつくが、
「禁じられている」と言われると「本来は出来るけれど」の意味を持つ。
言葉の使い方、その裏に隠された意味、もっと勉強しようっと。(汗)



2017年06月06日(火)
ミリーの気まぐれに振り回されるな

映画「マイ・ベスト・フレンド」
(キャサリン・ハードウィック監督)から。
「乳がんが見つかったミリー」と「やっと子宝に恵まれたジェス」
この女性同士の友情ってよくわからないな、が観賞後の感想。
「長年つき合ってきた友達」の大切さを否定するわけではないが、
男の視点でこの映画観ると、感動するところがなかった。
突然、ガンが発見されて辛いのはわかるけれど、
それを理由に、浮気をしたり、ワガママし放題の行動には、
映画とわかっていても、納得いくものではなかったから。
「気付いてる? 私はガンなの」と悲劇のヒロイン的な発言に、
「気付いてる? あんたは横柄なガン患者よ。
周りの人が気を遣ってワガママを聞いているのに、
10代みたいに暴走して、もう巻き込まないで・・」と、
ジェスは一度はミリーを突き放すけれど、
彼女の「反省してるの」のワンフレーズで仲直りする。
そんな様子を見ていた、ジェスの夫の口にする嘆きに頷いた。
「彼女は大事なときに割り込むテレパシーか?」
「ミリーの気まぐれに振り回されるな」などなど。
どうしても素直に感動できない私は、やはり冷めているのかも、
邦題の「マイ・ベスト・フレンド」に振り回されたかな。(汗)
(原題「Miss You Already」)



2017年06月05日(月)
こういうのを「大きなお世話」って言うんだよね

柿田川公園散策での1コマ。
八つ橋を過ぎて、駐車場に向かう途中に、
倒木の切り株が「ハート」の形に似ている、ということで
誰かが「自然の贈物♡ハート♥ステキな予感」と
パソコンのワードで打ったような文字で印刷し、
防水のためかパウチ処理をして、それをハートの形に切り、
その切り株に、紅白の紐で結んである。
それを眺めていた大学生らしき若者たちの呟きが聞こえた。
「これって、押し付けがましいね」
「この説明がない写真が撮りたいのに・・」
要は「君たちに教えてやってるんだ、写真に撮れ」みたいな
説明がどうも嫌らしい。
さらに、SNSなどに投稿する写真のキャプション(説明)は、
自分で工夫したいのに、勝手に書かれて強く結ばれている、
そのプレート文字まで撮らなくてはならないなんて・・と驚き、
「このセンス、笑えるね」とまで言われてしまった。
「自然の中に、こんな不自然なコメント・・いらねぇ」とか、
「こういうのを『大きなお世話』って言うんだよね」と言い放った。
そんな会話を通りすがりに耳にした私であるが、実は同感。
公園内の景色の中に「自然のハート形」なんて、
いろいろなところで、いっぱい見つかるからなぁ。



2017年06月04日(日)
59歳「柿田川大学」学長就任。(笑)

59歳の誕生日を迎え、50代最後の1年をどう過ごすか?
G.W頃から、けっこう真剣に考えていたが、出した答えは
「柿田川大学」学長就任。(笑)
生態系の多様性を特徴とする「柿田川」を題材に、
多様性をキーワードに「コミュニティ組織」を考えたら、
遊び感覚で「柿田川大学」を開校し、その初代学長に就任、
そんな夢みたいなイメージが浮かび上がった。
今まで、仕事では「課長」という肩書きを持ちながら、
その他で「委員長」「会長」「先生」などと呼ばれたが、
唯一呼ばれたことがないのが「学長」だっただけのこと。
(もちろん「教授」や「准教授」などもありませんが(汗))
だから「柿田川大学 学長」の名刺が欲しくなった。
世の中に「社長」の肩書きを持つ人は数多いけれど、
「学長」の肩書きを持つ人は、そうはいないだろう。
本当はこれ、定年退職後の楽しみにしていた構想だけれど、
これも何かのタイミングかな、と踏み切ることにした。
完璧に体制が整ってから「開校」がいいんだろうけれど、
動きながら、そして様子を観ながら形を変えていく方が
私にはあっている気がしたから。
さて、まずはFacebookページ「柿田川大学」の公開からだな。



2017年06月03日(土)
日出る国と月昇る国の物語

映画「海難1890」(田中光敏監督)から。
冒頭、こんなフレーズで始まる。「1889年(明治22年)7月
日出る国と月昇る国の物語は、この小さな島で始まった」
題材となった「日本とトルコの友好関係」を考えると、
これはキーワードになるな、とメモしたが、
なかなかその言葉の意味が理解できなかった。
しかし、両国の国旗を眺めて、なるほど・・と納得をした。
国旗のマークが「日本は太陽」「トルコは三日月」。
この映画で、私は「トルコ」という国が好きになってしまった。
特に、私たちの記憶に新しい「1985年、イラン・イラク戦争」の時、
日本政府でも危険だと、救援機を送らなかったのに、
トルコ政府は、95年前に自国の民が日本国民に助けられたから、と
自分たちの危険を省みず、日本人215人を助けてくれた。
あの救出劇から約30年、もし同じようなことが起きたら、
現代の日本人は、困っているトルコ人に手を差し伸べられるだろうか。
最後に、こんな台詞もある。「人びとの真心が国を動かす」
そして、自国民より、他国(日本人)を助けなさい、と命じたトップに
「国民からの電話が鳴りやみません。この救出劇を誇りに思うと。
非難はひとつもありません」の報告がされる。
その報告を受けたトップが胸を張って、こう言う。
「そうか、私はそう言ってくれる国民を誇りに思う」と。
映画とわかっていても、カッコいいなぁ、この国のトップは。



2017年06月02日(金)
ひと息つきましょう

私が、疲れたなぁ、と思う頃に、タイミングよく
「ひと息つきましょう」とメッセージが届く。
正体は、Apple Watchの「呼吸」というアプリ。
画面を触ると、前回実施した日時とBPM(心拍数)が表示され、
私が「開始」の文字をタッチするのを待っている。
「静かに、自分の呼吸に意識を向けましょう」という
アドバイスメッセージ。
さらに「息を吸って」「息を吐いて」と続き、
手首に軽い振動を与えながら、呼吸のリズムを整えてくれる。
1分が終わると、BPMと共に「もう一度深呼吸」の表示も。
このデータが、iPhoneのヘルスケアのアプリに自動転送され、
私の健康データが蓄積されてくる。
この話は、また別の機会にするが、今回は「ひと息つきましょう」。
パソコン相手に仕事をすると、誰かが声を掛けない限り、
何時間でも画面とニラメッコ、ということもあり、
知らず知らずに、頭の中が煮詰まる。
そんな時に届く「ひと息つきましょう」というフレーズは、
Apple Watchの定期的な作業かもしれないが、妙に嬉しい。
庭師などの職人は、時折「一服」しながら、仕事の全体像を眺め、
進捗状況を確認、そんなことをしていたらしい。
「ひと息をつく」って、大事なんだな。



2017年06月01日(木)
今のうちに、出来るだけページをめくりたい

「最近、映画の一言が多くて、本の一言が少ないですね」という
メールをいただいた。
確かに、気になる一言に、書籍から引用した一言が減った。
しかし、本を読んでいないわけではなく、読書時間は、
確実に増えている。
ただ、最近の傾向として、以前読んで本棚にしまっておいた本を
読み直しているから、メモしながら読むことが減ったに過ぎない。
もちろん、読み直すことで、新しい発見もあり、
「気になる一言」で紹介したいフレーズも見つかるが、
今は、何も考えず、ただ読み込むことが楽しい。
歳を重ね、だんだん文字が読みづらくなってきたので、
今のうちに、出来るだけページをめくりたい、とも思う。
結局、スマホで書籍を読むことはせず、紙媒体の文庫本を手元に置き、
少しでも空いた時間があると、読みかけた部分に挟んだ栞を探って、
自分だけの世界に入り込む。
問題は、蒲団に入ってから本を開くと、1ページも進まず、
睡魔に負けて、爆睡してしまうことかな。