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しもさんの「気になる一言」
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2017年06月20日(火)
自由気ままな旅は、気分を高揚させる

映画「インツゥ・ザ・ワイルド」(ショーン・ペン監督)から。
ストーリーとしては、重たい作品だったが心に残った。
「一度は自分を試すこと」の大切さは伝わった。
「一度は太古の人間のような環境に身をおくこと」の大切さも。
「自分の頭と手しか頼れない、過酷な状況に1人で立ち向かうこと」
それがどんなに人間を強くするか、も理解できた。
しかし、その経験で、死んでしまっては、何も残らない。
こんなメモも、残っている。
「金は必要ない。疑い深くなるしね」
「クリスタルガラスは、もろいからこそ、美しい」
「子どもは親を厳しい目で見るものだ」
「キャリアは20世紀の遺物、僕は興味がない」
「新しい経験が心を豊かにするんです」
「人生の楽しみは、人間関係だけじゃない」
「幸せが現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」
一つずつは、私のアンテナに引っかかるのだが、
どれもが「気になる一言」に選ぶには首をかしげた。
そして選んだのは「自由気ままな旅は、気分を高揚させる」。
「どこか逃避を思わせるからだ」の注釈が気に入ったので。



2017年06月19日(月)
「体験したことは理解する」「発見したことは身につく」

「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市)
チーフインタープリター・通称「チョビ髭」こと、小野塾長は、
説明の最後に、とても大切なことを私に教えてくれた。
「聞いたことは忘れる」「見たことは思い出す」
「体験したことは理解する」「発見したことは身につく」
体験を意識した施設なので、てっきり「体験」がベストだと、
思っていたら、その上に「発見」があった。
もちろん「聞いたり見たことよりも、体験すること」の大切さは
誰もが知っているけれど、何かを体験するだけでなく、
新しいものを発見する喜びを感じた時、はじめて「身につく」と
言い切ったことが、とても印象に残っている。
たぶん、その「発見」は、世紀の大発見でもなく、
今まで知らなかったことを、自分の力で知った時、
人はそれを「発見」と呼ぶのだろう、と思う。
その「発見」こそ、本当の自分の力となることを教えてくれた。
それは「自然」とか「環境」に限らず、生活全般に言えること、
もしかしたら「仕事」や「人間関係」にも通用するかもしれない。
う〜ん、奥が深い視点だなぁ。



2017年06月18日(日)
宮西Tバック、今なら「うんこ」ついてます

今年のGW、三島市にオープンした「TATSU'S GALLERY」で
「宮西さんがイラストを描いたトートバッグ」を眺めていて、
そう言えば、以前こんな会話したなぁ、と思い出したことがある。
絵本作家・宮西達也さんを囲んで、職場の先輩らと、
楽しく雑談していた時の会話。(もちろん飲みながら・・)
「巷には、トートバッグはいっぱいあるから、
インパクトのあるキャッチコピーが必要ですよね」と私。
それに応えて、職場の先輩がこんなアイデアを出してきた。
「宮西さんの数ある作品の中から『うんこ』という作品を選び、
誰もが耳を疑う、キャッチフレーズは、
「宮西Tバック、今なら「うんこ」ついてます」。
どうだ、しもちゃん、いいだろう?」と私に訊ねたので、
「はい、面白いと思います。ただ、わかる人にはわかるけれど、
わからない人は誰も欲しがりませんよ、うんこのついたTバック」。
お互い酔っぱらってたから言わなかったけれど、
「トートバッグ」を「Tバック」とは略しませんよ、先輩。(汗)
万が一略したとしても「Tバック」じゃなく「Tバッグ」ですし、
それに、絵本作家・宮西さんのイメージを壊すと、
全国1億2000万人の宮西ファンが怒りますよ、と言いたかった。
でも、キャッチコピーとしては、インパクトがありすぎ。
どこから、こんな発想がでるのやら、さすが。(笑)



2017年06月17日(土)
人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。

映画「エクス・マキナ」(アレックス・ガーランド監督)から。
「女性型ロボットのエヴァの実験セッション」を重ねる形で、
物語は勧められるが、印象に残ったのは「エヴァ:セッション3」
セッションが進むにつれて、人工知能が進化していくのだが、
主人公の若い男性と、美しい女性の姿をもった人工知能が、
だんだん、恋愛感情へ結びつくシーン。
「2人でデートしたい」「1人の時、私を思う?」など、
相手を好きになる、というせつない想いが交錯しはじめる。
そこで、主人公が人工知能開発者(社長)に、こう問いただす。
「なぜ、性別を与えたのか?」と。
「人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。
性別は、生殖の必要から発生した」と説明、
「交流から意識が生まれる。性別がある方が楽しい。
命があるなら楽しまないと。彼女が恋やセックスをしちゃダメか?
知りたいなら教える。彼女はファックできる」と付け加えた。
なるほどなぁ、とメモしながらも、違和感を覚えたのは、
この作品が「SFラブロマンス」ではなく「SFスリラー」だったから。
人工知能(AI)をテーマにした作品で言えば、(私的には)
映画「her 世界でひとつの彼女」(スパイク・ジョーンズ監督)かな。



2017年06月16日(金)
県知事候補者の「家族構成に『愛犬』の名前」

帰宅後、遅い夕食をとりながら開いた、地元紙の夕刊。
静岡県知事選を、今月25日に控えて、
いろいろな視点からの特集が組まれている。
今回私が注目したのは「こちら女性編集室」(こち女)。
「候補者に質問。『素顔』拝見」と銘打ち、
それぞれの人柄を知る参考に、と女性ならではの質問が並ぶ。
確かに、選挙公報と違い、柔らかい質問の回答がウケた。
私のアンテナに引っかかったのは「家族構成」。
溝口氏は「息子(小4)、愛犬ユキ(メス)、
川勝氏は「妻、愛犬クリ・クララ・ジョゼフィーヌ・
アロイス・シュンペーター・ズン・カワカツ(メス)」
「溝口さんの旦那さんは?」「川勝さんは子どもはいないのかな?」
そんな井戸端会議の話題となる疑問もあったが、
川勝氏の愛犬の名前に、純血の権威みたいなものを感じてしまった。
(はじめ、7匹も犬を飼っているのかと勘違いしたくらい驚いた)
もっと驚いたのは、いくら柔らかい質問の回答とはいえ、
両候補とも「家族構成に『愛犬』の名前」が記されていたこと。
私も18年間、一緒に暮らした愛犬がいたが、さすがに、
家族構成に「愛犬ジェイク(オス)」の記載はしたことがない。
この感覚が、ペット禁止の公園に「家族だから」と主張し、
堂々と連れて歩く人たちが減らない一因ではないだろうか。
もちろん家族の一員のように可愛いけれど、ペットはペット。
犬や猫が好きな人ばかりではないことを意識して欲しいな。



2017年06月15日(木)
チケット22枚。カードて払う、急いでくれ

映画「ストリート・オーケストラ」(セルジオ・マチャド監督)から。
「ブラジルのスラム街の子どもたちによって結成されたクラシック楽団
『エリオポリス交響楽団』誕生の実話を映画化」
この解説に、ストーリーも結末も予想がつくなぁ、と思いきや、
最後に大ドンデン返しの結末が待っていた。
偽造クレジットカード制作など、悪事を繰り返していた子どもたちが、
音楽(楽器演奏)を通じて、荒んだ心が次第に回復していく、
誰もがそう思うストーリー展開に、くさびを打ち込んだ結末かもしれない。
自分たちに音楽の素晴らしさを教えてくれた、バイオリニストの先生が、
演奏する音楽会は、もちろん高額のチケット代が必要になる。
しかし、なんとしても1度観てみたい・・その想いが強かったのか、
チケット売り場で交わされた会話が、
「こんばんは、チケット22枚。カードて払う、急いでくれ」
人間、そう簡単には変わらないし、逆に子どもたちの「したたかさ」に、
拍手を送りたくなったほど、印象に残ったシーンである。
上司の葬式の日、翌日からの意識改革を堅く誓った役場職員らが、
実は、翌日に職場に戻れば、また同じ仕事ぶりに逆戻りしてしまう、
そんな人間の心の弱さ、したたかさを描いた、
映画「生きる」(黒澤明監督)のラストシーンと似ていた。
実話だからこそ、この後のスラム街の子どもたちの様子が気になるなぁ。



2017年06月14日(水)
私がこの時代、この地に生かされている「意味」

定年を2年後に控えた、この年齢(59歳)になって、
気付いたって言うのも恥ずかしい話だが、
「夢が叶っていく」時のパターンは、何か公式がある。
そんなことを感じたのは、柿田川と私の関係について。
幼少の時、この地(清水町)に引っ越してきて、
多感な時期(幼稚園〜高校)にこの地で育ち、
一端、大学で東京に出たものの、長男だから、を理由に
この地に戻ってきて、地元の役場に就職。
幾つかの職場を経験しながら、生涯学習課長の時に、
柿田川を「国天然記念物」に指定する作業に携わり、
その後、都市計画課長の時に、柿田川公園の大規模改修工事、
さらには、産業観光課長として、柿田川を題材に情報発信をし、
あらゆる場面で、柿田川に関わりながら現職にある。
今振り返ると、この世に生まれて、変化してきた生活環境が、
全て「柿田川」と「私」を繋ぐため、と思えるようになってきた。
柿田川が、富士山世界文化遺産の構成資産候補になった時から、
まずは自分が柿田川のことを知らなくては・・と、
撮り始めた写真は、なんと12,000枚を超す。
スマホにしてからは、3,000本を越す動画も加わった。
それを自分の生きてきた証として、宝物にするだけでなく、
柿田川の魅力を世界に向けて「お裾分け」したい、と考えている。
その時その時に必要性を感じて始めた「データ、経験の蓄積」が、
単なる偶然ではなく、必然として繋がってきている感じがする。
私がこの時代、この地に生かされている「意味」を考えたら、
「柿田川を次世代にしっかり引き継ぐ」ことだと腑に落ちた。
残すところ、あと2年弱。悔いが残らないように過ごそうと思う。



2017年06月13日(火)
歩数、2日連続の「0」

以前は「万歩計」を持ち歩いていたので、
毎日寝る前に、その日の歩数を手帳に記録していたけど、
Apple Watchにしてから、iPhoneの「アクティビティ」に
自動的にデータを送信され、さらに「ヘルスケア」へと蓄積される。
だから、手帳への1週間分の記録は、日曜日の寝る前、と決めてた。
もう1年以上、トラブルもなかったので安心していたら、
先週、水・木曜日の歩数データが送信されていなかった。
原因はわからないけれど、結果は「歩数、2日連続の『0』」。
数年前に歩数を記録しだしてからは、はじめてのこと。(汗)
だけど「20,000歩」を2日続ければ、平均10,000歩になるし、
かえってモチベーションが上がってしまった。(笑)
時計とスマホの連動は、本当に便利である。
心拍数も、深呼吸の数も、入力する必要がなくなった。
あとは、体重と血圧が、Apple Watchで測定できれば、
文句なしなんだけどなぁ。
体重計、血圧計からスマホへの自動転送で我慢しようっと。



2017年06月12日(月)
目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ

映画「アキレスと亀」(北野武監督)から。
「なんだか、むずかしい映画だったなぁ」が感想だけど、
監督が、この作品を通じて何を伝えたかったのか、わからなかった。
パンフレットには「きっと、ふたりだからできることがある。
だからずっと一緒にいたい。」と書かれているが、
それが「結婚で良き理解者を得た」ということなのだろうか。
私が気になったのは、芸術に関する表現が多かったこと。
・芸術とは、天才とそれを理解してくれるタニマチがいないと世に出ない。
・これは、一歩間違えれば、銭湯にかかっている絵じゃないですか
・目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ
・芸術なんて、所詮、まやかしだ
・売れてない人の自画像なんて、誰が買うの?
・ちょっと狂ってきたけど、もう少し狂ってこなくちゃ
・あいつら、芸術、わかんねぇんだよ
・偶然でいいものは出来ないよ。などなど。
その中から、敢えて1つ選んでみた。
芸術の分野、売れているのは、ほんの一握りの人たち。
毎年、何千人と溢れる「芸大生」「美大生」「音大生」に向けて、
あるメッセージを伝えているような気がしたからだ。
「目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ」、
厳しいけれど、これが現実なんだよなぁ。



2017年06月11日(日)
お土産の選択基準は、会話の道具になるかどうか

カナダ・スコーミッシュへのホームスティ事前研修から。
質疑応答のタイミングだったかな、「お土産」の話題に、
講師のマイケル・トンプキン氏の口から、こんな話が・・。
「お土産の選択基準は、会話の道具になるかどうか」
自分が好きでもないのに、日本文化のお土産として
「こけし」や「日本人形」「扇子」などを選んで渡しても、
その後の会話が続かない、ということだろう。
そんなものよりも「自分が好きな小物」を渡して、
どうしてこれが好きなのか、と熱い想いで語った方が、
仲良くなれるからだろう。
そう言えば、私が今でも覚えているフレーズは、
「I hope you will like it.」
「この品物、あなたのことを考えながら選んだよ、
だから、気に入ってくれるといいな」という想いで渡すこと。
それから会話が始まり、相手と仲良くなるきっかけになれば、
「お土産」の役割は果たされる。
とにかく、自分のお気に入りを選んでみようっと。