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2017年06月30日(金) ■ |
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細菌が半分の量になる時刻は?、11時59分。 |
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映画「インフェルノ」(ロン・ハワード監督)から。 「スイッチがある。それを押すと・・人類の半分が死ぬ。 押さないと、人類は100年以内に絶滅する。君ならどうする?」 こんな問い掛けで始まり、生物学者ゾブリストが、 人類増加問題の解決策として、恐ろしい伝染病を作り出し、 それを世界に広めようとする。 「人類は、自らの体内に発生したガンなのだ」と言い切り、 今、人類が直面している問題の多くは、人口が減れば解決する。 一見、無茶苦茶に思えるその理屈に、妙に頷いてしまった。(汗) さて、その人口を減らす計画を実行に移すのは今しかない、と 主張する生物学者の説明に、またなるほどなぁ・・とメモをした。 「1分ごとに増殖する細菌をビーカーに1つ入れる。 最初の細菌を11時に入れた場合、ビーカー一杯になるのは12時。 だが、細菌が半分の量になる時刻は?、11時59分。 今が、その時刻だ。真夜中まで、あと1分だ」 人類は、まだまだ大丈夫なんて思って行動しないけれど、 実はあっという間に、限界に到達してしまう。 だから、ビーカーの半分の量の時に、課題を対処しなければ、 手に負えなくなる、という視点は、参考になった。 ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」のからくり・謎解きは、 私にとっては、あまり意味がなかったかも・・(汗)
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2017年06月29日(木) ■ |
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What do you do in your free time? |
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外国人との話題に困ると、 ついつい「What are your hobbies?」と口にする。 しかし、私たちでも「特に・・」「別に・・」と答えるのに、 なぜか、訊いてしまう。(汗) これって、間違いではないけれど、ニュアンス的には 「拘っているもの、ある?」に近いらしい。 私が知りたいのは、会話の話題したいだけだから、 「余暇はどうやって過ごしている?」の問いの方がピッタリ。 「What do you do in your free time?」 このような発想ができると、英会話も幅が広がり、 会話も弾み、笑顔が増えるのだろう。 「趣味はなに?」「特になにも・・」(沈黙) 「暇なとき、何してる?」「映画を観てるかな」 「えっ、どんな映画?」・・と、会話が続く。 外国人と話す時は「音楽・料理・スポーツ・映画」の知識は、 欠かせないな・・と最近、気がついた。 逆に、このジャンルについて、ある程度話せれば、 なんとなく会話が続いていくことも、体験で知った。 実はこれって、外国人だけでなく、同じ日本人同士でも言える。 最近、若者とのコミュニケーションがうまくいかなくて・・と 悩んでいる暇があったら、どれかに興味をもってみよう。
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2017年06月28日(水) ■ |
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なんだぁ、こんな遠くから観るんだね |
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土日などの週末、柿田川公園を訪れる人たちの会話が 私にとっては、とても参考になるシリーズ。(笑) (勝手に、シリーズ化していますが・・) 今回は、若い女性おふたり。 会話に耳を傾けると、どうやら「湧いているところ」が 近くで見えると思ってきたらしい。 (東京から伊豆に旅行に来たって感じでした) 第一展望台降りてきた2人、まず発したのが 「なんだぁ、こんな遠くから観るんだね」。 写真や動画で調べて、砂が勢いよく吹き上がる様子を 間近に見えると思ったらしい。 だけど、大きな湧き間に驚き、持参した双眼鏡片手に、 しばらく言葉も発せず、眺めていたのが印象的だった。 観終わった後「生きてるって感じだね」と呟き、 大満足の様子で「次、青い湧き間、見に行こう」と、 第一展望台を後にした。 もらったヒントは、もう少し近くで見られる工夫か、 誰でも使用可の、常設望遠鏡かな。(汗)
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2017年06月27日(火) ■ |
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似顔絵描くの、すごく難しい顔してます。 |
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映画「東京オアシス」(松本佳奈・中村佳代監督)から。 知らない間に、30分が過ぎてしまう・・そんなストーリー。 「僕は悪い人かもしれませんよ」と呟く加瀬亮さんに、 小林聡美さんが明るく言い返す。 「こんなにたくさんのレタスの段ボールを積んだ人に、 悪い人はいませんよ」 あれっ、映画「かもめ食堂」の「ガッチャマンの歌を 完璧に覚えている人で、悪い人はいませんからね」と同じ?と メモを取っていて、思わず笑いが・・。 今回選んだ一言は、まったり流れる場面が続く中で、 撮影現場から逃げ出した女優トウコ役の小林さんに対して 動物園で出会った、(たぶん美大を)5浪している女性の台詞。 「似顔絵描くの、すごく難しい顔してます。 ここがポイントだっていう部分がないんです。 だからって、印象が薄いってわけじゃないし・・ なんというか、捉えどころがないんですよね」 さすが美大受験生、常に絵の対象になってしまう観察力が、 私を驚かせた。 でも、なんでも「気になる一言」の対象にしてしまうから、 驚かれたことがある。 いい映画なんだけど、あまり印象に残らないってことも、 それと同じ感覚なのかなぁ。
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2017年06月26日(月) ■ |
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彼は、私のパートナーだから |
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わが町の海外姉妹都市である「カナダ・スコーミッシュ市」から 女性市長(Mayor Patricia Heintzman)が、来町した。 2日目、私とともに同行した課員から「翻訳アプリ」を教わり、 まったく話せなかった初日に比べ、飛躍的に会話が増えた。 自分の伝えたいことを、スマホのマイクに向けて話すだけで、 「日本語」から「英語」に変換してくれる。 滑舌の悪い私のことだから、時々、誤変換があるけれど、 それでも、これを英語にするにはどうしたらいいのだろ?という 極度のストレスから、解放されたから。 箱根案内の車中では、お互いの国歌をアカペラで紹介したり、 (私の「君が代」(アカペラ)を知らない間に、録音されてた(笑)) 食事の前はも手を合わせて、必ず「いただきます」を教えたり、 和やかな雰囲気が包まれて、会話が楽しくなった。 夜は、前日の「晩餐会」とは少し趣きを変えて、 彼女にとって初体験の「回転寿し」で食事を済ませ、 ちょっとお洒落な場所で「カラオケ」を楽しんだ。 もちろん、彼女のおもてなしが目的だから、英語の歌を数曲。 さらに、調子に乗って「How about duet?」と私。 2人は、カーペンターズになったつもりで 「トップ・オブ・ザ・ワールド」を酔いにまかせて熱唱。(汗) そんな関係になって、彼女の口から最高の賛辞が。 「彼は、私のパートナーだから」(たぶん、カラオケの・・) でも、本当に嬉しかったな、このフレーズ。
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2017年06月25日(日) ■ |
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自分の口で彼女に、柿田川の魅力を伝えたい |
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わが町の海外姉妹都市である「カナダ・スコーミッシュ市」から 女性市長(Mayor Patricia Heintzman)が、急遽来日した。 実は、中国に用事があり、せっかくアジアに行くのだから、 姉妹都市の「清水町」に寄ってみたいな、と思い立ったらしい。 日本「初来日」なのに、京都などにも寄らず、目的はわが町のみ。 そんな突然の連絡を受けて、全てのスケジュールを調整し、 国際交流の所管課長でもある私が、英語が得意な課員とともに 彼女の滞在期間中、おもてなしをすることになった。(汗) しかし、久しぶりの外国人を前に、緊張して思うように話せない。 いや、話していることは、何となくわかっても、まったく話せない。 話題が見つからない、ってのが本音のところ。 柿田川公園を案内しても、伝えたいことの10パーセントも話せない。 こんなに話せなかったっけ?と、けっこう落ち込んだ。(涙) だけど一所懸命、私の英語(?)を聞きとろうとしてくれた彼女のお陰で、 「もう一度、英語を勉強したい」と感じたのも事実。 「自分の口で彼女に、柿田川の魅力を伝えたい」と思えたからだ。 今回、自分の「英会話能力ゼロ」を再認識したから、 毎日、少しでもいいから英語を耳にする環境を整えること、と悟った。 2020東京オリンピックまで、あと3年。少しは役に立てるかな。
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2017年06月24日(土) ■ |
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すご〜い、おみゅずがわいてるぅ |
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土日などの週末、柿田川公園を訪れる人たちの会話が 私にとっては、とても参考になる。 多くの観光スポットから、わざわざこの地を選んだ理由、 それが、知らず知らずのうちに、口に出るからである。 今回は、幼稚園児くらいの年齢の男の子の台詞。 第一展望台から眺めた「湧き間」を見ながら、 「すご〜い、おみゅずがわいてるぅ」 たぶん両親が「お水が湧いているところを見に行こうね」と 教えたのかもしれない。 しかし、それでもその光景を目の前にして、彼は彼の感性で 「すご〜い」と発したのだと思うと嬉しくなった。 やはり、私たちが彼ら世代に残してあげるのは、 特異な「地質鉱物」からの「湧き間」であると確信した。 きれいな水だけなら、全国、どこにだって存在するし、 この湧いてくる仕組み、この湧水量の秘密など、 どこにも負けない「湧き間」にもっとスポットを当てたい。
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2017年06月23日(金) ■ |
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文化を壊して、お金に変えてたの、一生懸命、国中で・・ |
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映画「野のなななのか」(大林宣彦監督)から。 「北海道芦別市を舞台に描いた人間ドラマ」らしいけれど、 芦別市の名所旧跡の案内的要素もあるからか、 2時間51分(171分)は、とにかく長い。(汗) さらに、最初から最後まで演劇の舞台のようなテンポで、 台詞が交差しあうのだから、観賞後、どっと疲れた。 しかし、メモしたくなるような台詞は多かったので、 停めては戻しメモして再生、の繰り返しだから4時間はかかった。 中でも、私が気になったのは「第14章 そして、現代。」の章。 赤毛のアンの家とか、カナディアン・ワールドと称した廃墟などを 指差しながら、芦別市の歴史を振り返るシーン。 「まちおこし・・まち壊しだったかな?」と溜息をつき、 「まちおこしってのは、日本中の流行りだったからね」と嘆き 「『炭鉱』から『観光』へ、だったわね、ここは」と思い出した。 さらに、話を続けて、こんな会話が・・。 「京都の鴨川に、パリのセーヌ川の橋を架けましょうだなんて話も」 「それは文化の破壊だね」 そして最後に、こうまとめてある。 「文化を壊して、お金に変えてたの、一生懸命、国中で・・」 いかにも、一時代前の「まちおこし」と表現していたが、 実は、現代の「地方創生」への警鐘ではないか、と感じたからだ。 日本が「観光立国」を目指しているからって、資源もないのに 「観光」を目玉にして、人口減少を解決しようとする地方に対して。 「まちおこし」って、流行りで行なうものじゃないからなぁ。
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2017年06月22日(木) ■ |
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質問に答えるだけでは会話とは言わない |
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カナダ・スコーミッシュへのホームスティ事前研修から。 コミュニケーションの話をしていた時だったかな。 突然、中学生の参加者に向けて、矢継ぎ早に質問を浴びせた。 質問は「Do you like 〜?」のワンパターンであり、 難しい単語ではなかったので、周りの人も安心しながら、 2人の会話を見守った。質問された彼の答えは、全て「Yes」。 たぶん、私も同じ答えをしたと思う。 それを終えて、講師のマイケル・トンプキン氏は、 これは「a one-way relationship」(一方通行の関係)だから、 「会話(交流)とは言えない」と言い切った。 はじめは「えっ、ちゃんと答えていたのに」と思ったが、 質問に答えているだけで、質問をしていないことに気付いた。 「and you?」が足りなかった、と。 「あなたは〇〇が好きですか?」「はい、あなたは?」「私は・・」 これで会話として成立したことになる。 たしかに私が習った「会話」の一番目は、挨拶の仕方も、 「How are you?」「I’m fine thank you, and you?」 必ず、答えた後に、相手に同じ質問を返している。 振り返ると、仕事でも、家庭でも「会話」しているかなぁ、私。
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2017年06月21日(水) ■ |
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「人」が増えると「仕事」も増える?(笑) |
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「情報交換会」と称する「宴席」では、 あまり仕事の話、不平不満の話はしないようにしているが、 それでも、同業者(公務員)と話していると、 ついつい職場の話になる。(汗) たしか「権限委譲の話題」で盛り上がっていた時のこと。 「仕事が増えて、人(職員)が増えるならいいけれど、 人(職員)が増えたら、仕事も増えるってことないですか?」 「そうそう・・」その場にいたメンバーが揃って頷いた。 「ニワトリが先か、タマゴが先か」ではないが、 自治体って、民間ではありえないことが時々起こる。 課名や係名とか、あまり関係なさそうな仕事が、 人が増えることで、ついてくる。(笑) その結果、仕事がより細かく分割されて、 その人本人しかわからない仕事が、どんどん増えていく。 だから、その人が突然、長期の休暇に入ってしまうと、 仕事の進捗状況もわからなければ、報告書類・懸案事項すら パソコンや机の引き出しにしまわれたままの状態が発生する。 長い公務員生活の中で、そんな光景を何度か見てきたから、 自治体組織のあり方が、とても気になる。 そんな話で盛り上がっていたら、1人がボソッと呟いた。 「責任を取れる人だけでいい」・・・なるほどなぁ。
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