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しもさんの「気になる一言」
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2017年07月18日(火)
ニワトリは3歩、カエルはジャンプすると忘れる

「暑気払い」「情報交換会」と称する飲み会は、
私の笑いのツボにハマるフレーズが溢れている。
先日も、定年間近で思い出せないことが増えた、
大事なことを忘れてしまって困る、みたいな話をしたら、
メンバーの一人が、すかさずこう返してくれた。
「下山さん、大丈夫ですよ」と前置きしながら、
「ニワトリは3歩歩くと忘れると言いますから・・」と。
さらに他のメンバーが、そう言えば・・と笑いながら
「カエルはジャンプすると忘れるって言われてます」。
それって、フォローにもなんにもなってないし・・と
苦笑いしながら、黙って飲んでいたが、
今度は、誰かが「忘れっぽくて・・」と嘆いたら、
すかさず、慰めてやろうと思う。
「ニワトリは3歩歩くと忘れるし、
カエルはジャンプすると忘れるそうですよ」と。
それを聞いた相手の反応が楽しみだなぁ。



2017年07月17日(月)
死刑は社会による復讐です

映画「理由(1995)」(アーネ・グリムシャー監督)から。
観終わってメモを眺めていたら、一番最初にメモしたフレーズ、
「死刑は社会による復讐です」が主張していた。
「いかなる神や政府であれ、復讐を認めるような思想を私は信じない、
でも、犯人の死によるむごい償いを望みはしない」
ショーン・コネリー扮する、死刑反対論者のハーバート大学の
法学部教授、ポール・アームストロングは、学生たちにこう言い放つ。
しかし物語は、その後、急展開し、意外な結末で終わる。
彼は、猟奇殺人の真相を追い求め、解決したけれど、
この事件を終えてからも、ハーバート大学の教壇に立ち、
同じフレーズを口に出来るだろうか、そんなことが気にかかる。
そもそも「死刑反対論者」として、続けていくのだろうか。
「総論賛成、各論反対」・・
社会的には死刑は反対だが、いざ自分の身内に降り掛かったら、
あんな犯罪者は死刑にすべきだ、と主張する気がしてならない。
人間が人間を裁くって、本当に難しい。



2017年07月16日(日)
鉄道の話題が「気になる一言」を埋めるかもなぁ

静岡県東部に住んでいる私にとって、
今回の北陸や四国への移動は、いろいろな手段が考えらた。
全県各地に配置されている飛行場を活用し、
短時間で目的地に着く方法が1つ。
実際に四国からの帰路は、松山空港から羽田空港までの空路。
(静岡空港でないところが痛いところだが・・(汗))
やはり、体への負担は、少ない気がする。
もうひとつは、一番利用した「新幹線・特急」の組み合わせ。
北陸の行きは「東京駅から北陸新幹線と特急(はくたか)」
帰りは「福井駅から特急(しらさぎ)・東海道新幹線」
四国の行きは「三島駅から東海道新幹線・特急(宇和海など)」。
(宇和海は、2両編成のディーゼルの特急列車で、
1両の半分が自由席、半分が指定席、という変わり種?)
さらに移動手段として「自動車・バス」という選択肢もある。
(さすがに「船」は、選択肢になかったけれど・・)
学生時代の「周遊券片手に、鈍行列車・急行」を思い出しながら、
私にとって鉄道の移動が最適、と改めて実感した。
最近の鉄道は、ハード・ソフトが充実していて、
鉄道オタクではないけれど、記念写真を撮りたくなるほど。
これからしばらくの間は、
鉄道の話題が「気になる一言」を埋めるかもなぁ。

P.S.
しかし・・四国までの鉄道は、特急を乗り継いで、約9時間。
こればかりは、体力的に辛かった気がする。



2017年07月15日(土)
定年後の自分のライフワークになると信じて・・

水曜日から木曜日は、富山県、福井県にいた。
そして金曜日から日曜日までは、愛媛県。
どちらも「水」(柿田川)に関することで、足を運んだ。
59歳として疲れていない、と言ったら嘘になるけど、
移動中の時間の使い方も、なんとなくわかってきたし、
体力的な疲れとは別に、ストレスはあまり感じていない。
大学時代に、全国を旅してまわった経験が、
35年以上経った今、こんなところで活きている気さえする。
先日も書いたが、若い頃からのいろいろな経験が、
この時のために蓄積されていたのか、と嬉しくなった。
当初、2週に分けて予定されていたのだが、
来週に、どうしても外せない会議が入ったため、
今回のような、ハードスケジュールになったが、
それさえも、きっとなにかの「経験」と捉えたい、と思う。
周りは、そんなに無理をしなくても・・とか、
誰か、替わりの人を・・とアドバイスもいただいたが、
地方公務員として、私に残された時間は、あと僅か。
2年を切った退職のとき、後悔したくないから、
もう一踏ん張りして、全国を飛び回ってみたい。
その経験・気付きから、何かが掴めるような気がする。
定年後の自分のライフワークになると信じて・・。



2017年07月14日(金)
スマホ・バッテリーを使わなかった旅

7月最初の「東北・福島県(1泊)」から
「北陸・富山県・福井県(1泊)・「四国・愛媛県(2泊)」まで、
振り返ると、私の予想を完全に覆したのは、
「スマホ・バッテリーを使わなかった」ということ。
もちろん、列車の中や宿泊先では「充電」したけれど、
それでも移動中に、バッテリー切れが怖くて、
バックに忍ばせておいた、重たいスマホ・バッテリーは、
結局一度も使うことなく、存在感を発揮する場面がなかった。
私の予想以上に、充電する場所が増えているのと、
「ポケモンGO」を始めとした、GPSを使ったアプリを、
あまり起動しなかったことが理由だろう、と分析する。
旅行中は、文庫本などを読む、アナログの世界に浸るか、
車窓から眺める、四季折々の日本の季節を楽しむことが、
ストレスを貯めない方法だと再認識した。
まだまだ「電源を切る」まではいかないけれど、
そのうち、必要な時だけしか電源を入れないかもしれない。
退職したら、そんなスマホとのつき合い方も出来るんだよなぁ。



2017年07月13日(木)
前が見えないほどではなかったですね

昨日・今日の2日間、富山県魚津市、福井県大野市を訪ねた。
今、私たちが取り組んでいるある施設の先進地視察であるが、
さすが、私たちの発想にはなかった視点や、気付きも多く、
この内容は、機会を分けて報告していきたいと思う。
気になる一言は、夕方、新幹線で三島駅に着き、
タクシーで帰宅する際の、運転手さんとの会話の一部。
今や、スマホさえあれば、全国のどこで大雨が降ったか、
雨雲の様子で、一目瞭然になる時代であり、
福井市にいながら、静岡県東部の集中豪雨が気になっていた。
メールでは、妻に自宅周辺の様子を確認したが、
やはり、仕事柄か、豪雨による被害が気になり、
現地で一番天気にも敏感なタクシーの運転手さんに尋ねた。
「集中豪雨だったようですが、実際はどんな具合でしたか?」
返ってきた答えが「ワイパーをしても」と前置きをしながら、
「前が見えないほどではなかったですね」だった。
「ただ『三つ目ガード』は冠水したようですよ」など
やはり情報ネットワークをもっている業界らしい言葉だった。
インターネットではわからない、地元の(被害)状況は、
やはり、アナログで、聴き取りが一番だよなぁ。

P.S.
「北陸」から帰宅したばかりだが、明日からは2泊で「四国」へ。
また3日間、留守にします。「気になる一言」も順延です。(汗)



2017年07月12日(水)
除草剤「テデトール」が一番効くね

農家の人が集まった会合は、私の知らない世界で面白い。
今、全国で困っている鳥獣被害対策の話や、
取っても取っても成長著しい雑草に効く除草剤の話、
さらには、農作物泥棒の話まで。
残飯が残った袋をかぎ分け、ゴミ置き場を荒らすカラス、
これには困っています、と口火を切れば、
「ヒヨドリ、すずめは、カラスより悪い」と言い切る。
「除草剤はなにを使ってる?」などと話しながら、
自分が今使っている製品名をあげたかと思えば、
「いろいろな雑草に効く除草剤ってないですかね」と訊ねれば、
「『テデトール』が一番効くね」と真面目な顔をして答える。
あとで「手で取るのが一番だよ」と、種明かしをしながら。
さらには、夏野菜の時期になると、野菜泥棒が増えるらしい。
捕まえてみると、彼らのお決まりの台詞
「あんまり美味しそうだったので、ほんの出来心で・・」。
「真夜中に、ハサミとビニール袋を持ってても、こう言う」と
まるで、落語でも聞いているようにオチまである。
普段、一人仕事だから、こういう時は楽しくてね・・と呟いた
農家の人々、これからも、面白いネタお願いします。



2017年07月11日(火)
1万円で、こんな遠くまで来れるのかぁ

今月は、仕事、プライベートを含め、
県外に出かけることが多く、意外な気付きが増えた。
今月初め、大学時代のクラブ同窓会で訪れたのは、
福島県いわき市の「スパリゾート・ハワイアンズ」。
驚いたのは、三島駅から東海道新幹線で品川駅、
品川駅から、常磐線(特急ひたち9号)で湯本駅。
時間にして、約3時間13分。(乗換は1回のみ)
まずは、こんなに近いのかぁ、と驚いたが、
福島県は東北、東北は、遠くてなかなかいけない・・が、
私の先入観にあったからだろう。
それよりも驚いたのは、運賃。
全て特急を利用し、快適な空間を味わいながら10,370円。
特急ひたちは、全席(指定席)で車内販売まであるし、
もちろん、全席、コンセント付きでスマホ充電OK。(笑)
普段、生活をしていると、いろいろな飲み会で、
祝儀も含め1万円、なんてことはよくあるけれど、
その額で福島まで行けると知って、ちょっと焦った。(汗)
今回の「福島県への旅」の気付きとして、
「1万円で、こんな遠くまで来れるのかぁ」を残したい。



2017年07月10日(月)
「無事、下山」なんて、誰が読む?三面記事だ。

映画「アイガー北壁」
(フィリップ・シュテルツェル監督)から。
ドイツ・オーストリア・スイス合作と知って、
へぇ、ヨーロッパもすごい作品をつくるな、と感激した。
前人未踏のアルプス連峰の難所・アイガー北壁に挑んだ若者が、
途中のアクシデントで、登頂を断念して下山することに・・。
それを知った途端、マスコミは取材をやめ撤退を指示して叫ぶ。
「記事になるのは、栄光か、悲惨な結末だ。
『無事、下山』なんて、誰が読む?三面記事だ」と。
しかし、下山にも登山に匹敵する真のドラマが待っていた。
マスコミ関係者の上司は、登山が始まる前、部下にこう言う。
「(我々が)悲しいのは、真のドラマはみられないってことだ。
記者や読者の宿命だ。我々は、登頂前の騒ぎを報道する。
登頂後も同様だ。しかし、肝心の中身は、想像するしかない」
その真のドラマを「下山」という地味な行程の中で見せつけられ、
その、生死をかけた生きざまに、愕然とさせられることに・・。
悲しい結末に胸が締め付けられて、息苦しくなるほどの緊迫感、
今回ばかりは「無事、下山」という記事が読みたかったなぁ。

P.S.
ラストシーン「ベルリンへ戻ろう」と声を掛けられた主人公の女性、
さっきまでの悲しみをすぐ忘れてしまう上司に向かい、ピシャリ。
「もう戻りません、たくさんです、あなたみたいな人たちは」
この台詞で、胸がす〜っとしたことを付け加えておきたい。



2017年07月09日(日)
想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。

映画「ほしのこえ」(新海誠監督)から。
作品に関する前提知識なしで鑑賞するのが、私流であったが、
この作品だけは「監督が個人制作したフルデジタルアニメーション」
という情報を知った上での鑑賞となった。
このわずか「25分」という長さに、彼がどんな想いを詰め込んだか、
それが知りたくて、映画「君の名は」を除く全ての作品を観てから、
何回もDVDを停めながら、丁寧にメモを取った。
その中で、浮かび上がった台詞は
「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。
もう少し詳しく書くと「ねえ、ノボルくん。
私たちは、とおくとおく、すご〜くとおく離れてるけど、
でも、想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。
ノボルくんは、そういうふうに思ったことはない?」
今回は、メールの送受信が、何日も何年もかかる「宇宙」の距離。
そして、これに続く新海作品を振り返ると、
彼の根底を流れている、アニメを通じて表現したいものは、
「想い」「時間」「距離」に集約されている気がしてならない。
どの作品でも、どの主人公が口にしても通じるフレーズが、
「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。
今考えると、自分が拘っている考え方とピッタリだったから、
こんなにも、アニメ映画にす〜っと入り込めたのかもしれないな。
いや「アニメ映画」というより「新海作品」が好きなんだ、きっと。