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2017年07月30日(日) ■ |
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日本は、自動販売機で迷うよね。 |
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ある外国人と話していて、文化の違いの話題になった。 特に「自動販売機」のネタは、話が尽きないらしい。 まず、すぐそこにコンビニがあるのに、 その近くに清涼飲料水の自動販売機がある光景に驚くようだ。 また、国を挙げて温暖化防止といいつつ、 高熱を発する大型冷蔵庫を、屋外に大量に設置する不思議さ、 悪さをする外国人には、盗んでください、壊してください、と 言われているくらいの無防備さ。(汗) でも、一番盛り上がったのは、飲み物の種類が多いこと。 私たち日本人でも、どれにしようか迷うくらい種類が多い。 だから、彼らからしてみれば驚きを通り越して、 どうしてこんなに種類があるの?ということらしい。 言葉にすると「日本は、自動販売機で迷うよね」。 これって、どれも美味しいから迷うんだろうなぁ、きっと。
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2017年07月29日(土) ■ |
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糸をつなげることも、人をつなげることも、時間が流れることも |
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映画「君の名は。」(新海誠監督)から。 映画レビューの記念すべき1000作品目をこの映画に決め、 DVD発売まで、しばらく映画を観ない期間があったからか、 何気に目にした作品に関する前提知識が溢れてしまい、 真っ白な状態で鑑賞ができなかったのは残念であった。 予告編の数々を始め、多くの断片的な映像がイメージとなり、 それが、本編ではどう繋がっているか、の確認になってしまったから。 それでも「ムスビ」に関しては、メモが増えた。 主人公「三葉」の祖母「一葉」、彼女の言葉が説明している。 「土地の氏神様をな、古い言葉で産霊(ムスビ)って呼ぶんやさ。 この言葉には、ふか〜い意味がある。糸をつなげることもムスビ。 人をつなげることもムスビ。時間が流れることもムスビ。 全部神様の力や。わしらの作る組紐も、せやから神様の技。 時間の流れ、そのものを表わしとる。 より集って形をつくり、ねじれて、からまって、時には戻って途切れ、 またつながり、それがムスビ、それが時間。」 中島みゆきさんの歌「糸」が思い出されたのは私だけではないだろう。 あの歌をモチーフに、物語(ドラマ)にすると、こんな感じかな? そんな感想を待って観終わった。
P.S. 客観的には、Z会のCM「クロスロード」を思い出された。 「言の葉の庭」の雪野先生が、ユキちゃん先生として登場していて、 嬉しかったなぁ。
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2017年07月28日(金) ■ |
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現場をそのまま「展示館」にしてしまう発想 |
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ビジターセンター先進地視察で、北陸の地に足を運んだ。 初日は「魚津埋没林博物館」(富山県魚津市)。 「埋没林」とは、文字通り地中に埋もれた林のこと。 かつての森林の様子を現在に伝える貴重な資料として、 工夫の凝らされた展示方法に、メモは増えた。 圧巻は「水中展示館」と称する「埋没林水中展示」。 「ここは2,000年前に巨木がそびえていた場所。 出土した場所そのままに、発掘現場に地下水を満たして保存」 そう文字で説明されてもイメージができなかったが、 地下水の中で、保存されている巨木の埋没林を目にしただけで、 久しぶりに「感動する光景」として記憶された。 多くの方に見せたい貴重な「埋没林」を、 「発掘・保存・(博物館に)移動・展示」という順ではなく、 現場をそのまま「展示館」にしてしまう発想。 これは、非常に新鮮であり、その光景は目に焼き付いた。 柿田川の魅力も、作られた展示ではなく、本物をみせる、 それこそ、私たちに与えられた課題なのかもしれない。
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2017年07月27日(木) ■ |
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6歳の誕生日は一生に1回だけだよ |
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映画「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(トム・ムーア監督)から。 アニメと言えば、ディズニー、ジブリを中心に、 そして、最近では新海誠作品ばかり観ていた私にとって、 外国のアニメは、予想以上に面白かった。 それも「製作国」が「アイルランド・ルクセンブルク・ベルギー・ フランス・デンマーク合作」と知り、興味が沸いた。 ヨーロッパ5つの国の合作の意味を考えながら、 最初のナレーションをメモして読み直した。 「人間の子よ 行きなさい。海と自然の中へ 妖精と手を取り合って この世界は涙で満ちあふれているから・・」 さらに、母親から伝えられる「海のうた」の一節。 「この場所からこの瞬間にかけて 北から南にかけて」 「東から西にかけて 時間から空間にかけて」 このあたりに、ヨーロッパ諸国の親が子どもたちに伝えたい、 子育てのヒントが隠されている気がした。 それは「親子愛」「兄弟愛」の大切さを中心に、 「冒険」のドキドキ感、「涙・苦しみ」に対する考え方など、 「絵本の読み聞かせ」に近い形で、伝えられているのだろう。 しかし、私が今回選んだのは、ちょっと違う。(汗) 孫の誕生日を祝う、おばあさんの台詞。 「誕生日にそんな格好じゃみっともないよ。 6歳の誕生日は一生に1回だけだよ。きちんとした服を着なきゃね」 この考え方、日本でも伝えていかなくちゃ・・と感じたから。 作品全体を包み込む、リズムとトーンが心地よかったなぁ。
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2017年07月26日(水) ■ |
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映画レビュー1000作品目は「君の名は。」 |
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以前書いた私の「気になる一言」を覚えていてくれたのか、 「1000作品目、どの映画にしましたか?」のメールが届いた。 実は、まだ「999作品」で止まっている。(意識的に・・) もちろん1000作品目も、単なる通過点ではあるけれど、 やはり3桁から4桁への通過は、感慨深いものがある。 中学生から大学生時代、若い頃に鑑賞して、 まだ、レビューを書いていない作品も多々あり、迷った。 例えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 「フィールド・オブ・ドリームス」 「フォレスト・ガンプ 一期一会」 「ゴースト ニューヨークの幻」なども書いていない。 しかし、ここは記念すべき新しい作品で、と心に決め、 選んだのが、なんとアニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)。 昨年あれだけ話題をさらった作品だったのに、 なぜか、映画館に足を運ばなかった。(これも意識気に・・) もしかすると、1000作品目のために残しておいたのかも、 今思えば、そんな気さえする巡り合わせ。 そして今日、7月26日(木)「君の名は。」は、 「Blu-ray&DVDの発売日」 今から「ドキドキ・ワクワク」を楽しみにしている。 レビューは、また後ほど。乞うご期待!!。
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2017年07月25日(火) ■ |
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ボウフラも 蚊になるまでの 浮き沈み |
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大学のクラブ同窓会で、後輩と酒を酌み交わした時の会話。 単身赴任の生活が長く、家族と一緒にいる時間が少ないんです、 そんな話を聴いて「お前も大変だなぁ」と慰めたら、 「『ボウフラも 蚊になるまでの 浮き沈み』ですから」と ニコニコしながら答えてくれた。 帰宅後、気になって、意味を調べたら、 映画「座頭市」の撮影時、森重久弥さんがアドリブで口にした台詞。 勝新太郎さんが好きな言葉で、よく色紙に書いていたらしい。 (実際は、戦前の蚊取り線香のCMだったようだ) 都々逸には「ボウフラが 人を刺すよな 蚊になるまでは 泥を噛み噛み 浮き沈み」というフレーズかあり、 川柳として「ボウフラも 蚊になるまでの 浮き沈み」を見つけた。 「蚊は嫌われ者だが、彼らとて苦難を経て一人前になる。 人を刺して美味しい血が吸えるようになるには、 いやでも泥水の中で暮らしていかなければならない。 苦しんで、もがいて、辛酸なめて、ようやく一人前の蚊となる」 そんな意味を見つけながら、なるほどなぁ・・とメモをした。 人生、そんなにうまくいくことばかりじゃない。 「平々凡々な人生」と言えども、ずっと同じはありえない。 今、実感している苦労も、浮き上がるための沈み。 そう考えれば、なんとか乗り切れそうになるしなぁ。
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2017年07月24日(月) ■ |
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映画製作は、駅馬車の旅と似ている。 |
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映画「映画に愛をこめて アメリカの夜」 (フランソワ・トリュフォー監督)から。 映画好きの私にとっては、映画製作の現場を題材に、 物語が展開されていくので、感激があるわけではないが 楽しく観ることが出来た。 そこで選んだ台詞は、映画製作に関するフレーズ。 「映画製作は、駅馬車の旅と似ている。」 そして「期待が消え、結局は目的地に着くことだけになる。」 完成品だけを観ている私たちは、その過程は意識しないが、 キャストやスタッフの、アクシデントやトラブルをはじめ、 製作予算が途中で足りなくなったり、懸案問題は山積み。 はじめは、新しい作品に期待いっぱいであるが、 途中から、なんとか完成までたどりつきたい、と気持ちが変わる。 そんな気持ちが伝わってきた台詞である。 「映画監督とは、あらゆる質問を浴びる人種である」 「映画俳優は傷つきやすい」 「恋は映画の敵だ」など、映画ネタは尽きなかった。 「映画を通じ人生を豊かにすることが出来る」ことは確かなようだ。
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2017年07月23日(日) ■ |
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「増えること」をモチベーションに、行動は「シンプル」で。 |
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私が生まれて初めて夢中になったスマホゲーム 「ポケモンGO」を始めてから、ちょうど1年が経った。 【祝「ポケモンGO」私の1周年記念】 「えっ、まだやってるの?」「もう流行ってませんよ」 そんな声を何度も耳にしながらも、なぜか続けている。 正直、ジムで戦うわけでもないし、ただ歩きながら、 目の前に現れたポケモンをゲットするだけ。 (時には、レアなポケモン求めて彷徨い歩くけれど・・) それでも続けてこれたのは何か、と考えてみたら、 私の生き方の一つである「増えていくもの」が好きだからだ。 毎日、少しずつだが増えていく、ポケモンのアメを眺めながら、 ささやかな幸福感を味わっている。(汗) しかしながら、ここに「継続」の極意が隠れている気がする。 「増えること」をモチベーションに、行動は「シンプル」で。 それも自分だけで完結できる。 困っていることは一つ。「止めるきっかけ」が見つからない。
P.S. 一応データとして、2017.7.22現在。 レベル33。 675,918/1,000,000XP アンノーンとキリンリキが未捕獲。(捕獲可能なポケモン内) 始めた日 2016/07/23 トータルXP 4,425,918
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2017年07月22日(土) ■ |
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忘れないために覚えないことにしています |
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先日、最近物忘れがひどいことを書いたら、 ある方から、なるほど・・と思うメッセージが届いた。 「私もすぐ忘れるので」とタイトルが付いていて、 開いたら「忘れないために覚えないことにしています」の ワンフレーズだけが書かれていた。 さらに、感想を述べながらメッセージをやり取りしたら、 「忘れないようにと、いくら抗っても負けてしまうので、 抵抗はやめました。覚えるから忘れるので、 覚えなければ忘れることもできないという悟りです(笑)」と。 私も早くこの境地に入りたいものだと、感心させられた。 しかし、最後に一言、こう書かれていた。 「歳をとると自分を守るためのへ理屈を思いつくものです」 さすが・・としか言いようがないオチ。 この発想、参考にさせても〜らおうっと。
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2017年07月21日(金) ■ |
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フェイスブックと酔った前妻は相性が悪い。 |
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映画「ガール・オン・ザ・トレイン」(テイト・テイラー監督)から。 「世界中でベストセラーとなった同名のミステリー小説の映画化」 という解説を読んで、楽しみに観始めたが、 ストーリーとしては、よくわからなかった。(汗) 見ず知らずの「夫婦」を勝手に自分で「理想の夫婦」と決めつけ、 毎朝通勤電車の窓から見える、2人の様子を観察していただけなのに、 「私に分かるのは、2人には愛があること」と言い切る。 その場面設定に、なにか違和感を覚えていたら、 案の定、理想の妻が他の男性といる場面を目撃しただけで、 「不倫」の決めつけるなど、アルコール中毒にありがちな行動に走る。 見ず知らずの「理想夫婦」の夫が、フェイスブックに幸せそうな写真を 見つけただけでも、過激に反応する始末。 「彼、また赤ん坊の写真を投稿した。可愛い写真」 そんな彼女の姿を見て、別れた夫が呟いた。 (すみません、もしかしたら、彼女の母だったかも・・) 「フェイスブックと酔った前妻は相性が悪い」 フェイスブックに投稿した人は、そんなつもりがなくても、 観る側の人の精神状態によって、こんな感想を持たれることを、 監督が伝えたかったこととは違うかもしれないが、 この作品は、教えてくれた気がする。気をつけなくちゃなぁ。
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