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しもさんの「気になる一言」
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2017年08月09日(水) ■
ワンツッ、ワンツッ(訳・マイクテスト)

映画「レイチェルの結婚」(ジョナサン・デミ監督)から。
主人が「レイチャル」でなかったけど、
「ナクトメア!」とは、ドイツ語で「悪魔」という意味、
「花嫁や花婿の父親は、ニッコリ笑って、
小切手を書く以外、やることがない」というフレーズなど、
気になる一言は、意外と多かった。(笑)
特に、結婚式の前日、親族とでも言うべき人たちが、
幸せそうな2人に向けてするスピーチが面白かった。
しかし、それにもまして、私が気になったのは、
話す前に、マイクの音量をチェックする英語、
「ワンツッ、ワンツッ」が、字幕では「マイクテスト」。
うん、確かに、うまい訳だ・・と苦笑いした。
これが「本日は晴天なり」だったら、もう百点満点。(笑)
英語で聞いて、字幕とのギャップを楽しむ。
これも、映画の楽しみ方と言えそうだ。
ちょっと、陰気な楽しみ方ではあるが・・(汗)



2017年08月08日(火) ■
ハラスメント防止は「自分の器にはめないこと」

研修「ハラスメント研修」講師「関山祐介」氏
演題「〜ハラスメント等防止のための方法論〜」から。
「ハラスメントは、微妙」の言葉どおり、
こういった研修を受ければ受けるほど、難しいな、と思う。
昔は、仕事で言い過ぎても、
「今晩、空いてるか?、酒(一杯)行くぞ」と誘われ、
「昼間は悪かったな。俺も言い過ぎた」と飲みながら、 
逆に謝られたりして、恐縮したものだが、
今は、それさえも「パワハラ」と言われたりする。
「飲みニケーションは、けっこう重要」と講師が口にしたとき、
頷いたのは、私も同感だからである。
「パワハラ」も「部下に良くなって欲しいから」という想いもあり、
本当に、自分の感情に任せて怒ることは滅多にないはずである。
面白かったのは、女性のパワハラについての考察。
ついつい、母親役・お姉さん役になってしまい、
よかれと思ってする厳しいチェックが、余計なお世話になることを
女性の管理職は意識して置く必要がある、ということ。
「ハラスメント」に対して「人間関係が大事」と言いきり、
「そのためには努力しなければダメ」とアドバイスをいただいた。
その秘訣は「自分の器にはめないこと」、この一点にありそうだ。
しかし、分かっているけど、これが一番難しいんだよなぁ。(汗)



2017年08月07日(月) ■
はるばる鳥取からきました

「新海誠展 −「ほしのこえ」から「君の名は。」まで−
を三島駅北口の「大岡信ことば館」で開催している。
(会期・2017年6月3日(土)〜2017年8月27日(日))
どうやら「Z会」のCMを制作してもらったのを機に、
この施設で、新海誠監督に関する展覧会が開かれているようだ。
私も「君の名は。」のDVD発売前と、購入後、鑑賞してから、
既に2回足を運んでいるが、新海誠監督ファンには欠かせない、
見どころ満載の展覧会である。
館内には、感想ノートらしき「自由帳」が置かれ、
老若男女、それぞれの想いが綴られていた。
私が驚いたのは、本当に遠方より駆けつけていることだった。
場所は、静岡県三島市(静岡県東部)なのに、
「和歌山からJRと夜行バスで日帰り強行です」
「山形からまいりました」
「はるばる鳥取からきました」
「青春18切符で大阪から始発の電車に乗ってきました」など、
その熱意が、そのまま伝わってきて、ちょっぴり感激した。
仮に「新海誠展」が鳥取県、山形県、和歌山県などで、
開催されていたとしたら、私は行くだろうか?と自問したら、
やはり、首を横に振ることになるだろう。
逆に考えると、何回でも行ける距離で開催しているのだから、
出来るだけ時間を調整して、再度、足を運びたい。
そして、その魅力を全国のファンに伝えたいな、と思う。

P.S.
小海町高原美術館(長野)2017.9.2〜10.29
国立新美術館(東京・六本木)2017.11.11〜12.18
札幌芸術の森美術館(北海道)2018.1.3〜2.25
北九州市漫画ミュージアム(福岡)2018.7.21〜9.24
以後、全国巡回予定



2017年08月06日(日) ■
本当に大切なものは、増えるんじゃなくて、減っていくんだ。

映画「怒り」(李相日監督)から。
NHK大河ドラマの主役を演じた俳優らが、何人も出演し、
その演技の素晴らしさを実感できた作品、とも言える。
松山ケンイチさんと宮��あおいさんの会話なんて、
「おぉ〜、平清盛と篤姫、会話してる・・」と思ったほどだ。
さらに「独眼竜政宗」(渡辺謙さん)まで加わって、
「伊達政宗」と「篤姫」が親子なんだ、と1人で興奮していた。
さて、気になる一言は、迷ったけれど、このフレーズ。
宮��あおいさん演じる「愛子」が、元彼に言われた台詞。
「お前は大切なものが多すぎる。
本当に大切なものは、増えるんじゃなくて、減っていくんだ」
何気ないアドバイスなんだろうけれど、心に引っかかった。
あれもこれも、自分の周りにあるものを大切にすると、
本当に大切なものが見えなくなってしまうよ、と言いたげだ。
また「本気を伝えるのが、一番難しいんだよね、きっと。
本気って、目に見えないからさ」という呟きも心に響いた。
様々なん人間関係があるけれど、共通していたのは、
自分の大切な人を信じきることの大切さと、
ちょっとした出来事で、その想いが揺らぎ、誰が何と言おうと
最後まで、信じ切れなかった時の落胆ぶりを、彼らは演じきった。
特に、宮崎あおいさんの「号泣シーン」には、
台詞なんてないのだけれど、その泣き声だけで揺さぶられた。
タイトルの「怒り」は、愛する人を守れなかった自分や、
大切な人を信じ切れなかった自分に対する「怒り」なのかもしれない。
それにしても、豪華キャストだったよなぁ。

P.S.主題歌は、坂本龍一さん他、タイトルは「許し」。
「怒り」「許し」・・この対比が何かを伝えようとしている。



2017年08月05日(土) ■
特別天然記念物は「国宝」と同じだと思っています

先進地視察で訪れた「魚津埋没林博物館」(富山県)。
2,000年の歴史に想いを馳せるには充分すぎるほど圧巻の
「埋没林」であるが、観覧しながら気になったのは、
博物館のいたるところに掲示されている、
「特別天然記念物」の7文字。
「埋没林」は、単なる「天然記念物」じゃない、
「『特別』天然記念物」なんだよ、と主張しているようだった。
「埋没林は、特別天然記念物なんですね」と、
施設案内をしてくれた方に訊ねたら、こんな返事が返ってきた。
「天然記念物は『重文』(重要文化財)と同じ価値を持ち、
特別天然記念物は『国宝』と同じだと思っています」。
だから、私たちはこの「国宝」を大切にする義務があるんです、
そんな意味にも理解できる会話だった。
私たちも「重文」(重要文化財)と等しいとされる、
「天然記念物・柿田川」をもっと大切にしなくちゃなぁ。(汗)



2017年08月04日(金) ■
おいらは「火種さん」って言ってんだけどさ。

映画「じんじん」(山田大樹監督)から。
今や、北海道上川郡剣淵町は「絵本の里」として知られているが、
それは、1989年(平成元年8月)に、
世界各国から絵本の原画を集めた国際絵本原画展を開催したことに
端を発している。
私の関心は、それを仕掛けた人だが、約30年前に、
絵本でまちづくりをすることを考えた人は、最後まで登場しない。
作品では、修学旅行(農村体験)で訪れた高校生らが、
歳を重ねたおじさんたちが一所懸命に、子供たちに読み聞かせする
一風変わった風景を目にして、こう訊ねる。
「おじさんたちが運動したんですか?」(絵本でまちづくりをしようと)
読み聞かせの中心人物、佐藤B作さん演じる「高峰庄太」が、
こう言い返す。「火つけたのは別にいるんだけどな」と前置き話して
「おいらは『火種さん』って言ってんだけどさ」。
このフレーズが妙に気になり、メモをした。
映画というより、まちづくりのヒントをいただいた講演会のようだった。

P.S.
絵本「もったいないばあさん」で有名な絵本作家・真珠まりこさんも、
審査員として、映画に出演していて嬉しかったなぁ。



2017年08月03日(木) ■
あなたの腐った時間につき合っていると思うとヘドが出る

映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(中野量太監督)から。
突然、余命宣告を受けた人間が、必死で生きようとし、
その姿を見せることで、周りが変わっていく設定は、
今までに何度も観てきたので、ストーリーとしては普通。
それを、どう表現していくかによって、印象が違う。
今回は、余命宣告を受けた、宮沢りえさん演じる「幸野双葉」と
ヒッチハイクで全国を旅する、松坂桃李さん演じる「向井拓海」の
何気ない会話の中に、その想いを感じてメモをした。
「この旅は、どこへ向かっているの?」「いや、決めてないです。
目的とか、目標って、決めたらそこに向かわなきゃいけなくなるでしょ」
「じゃあ、旅はいつまで続くの?」「う〜ん、どうだろ。
そのうち飽きたってやめるのか。まあ、時間は腐るほどあるんで・・」
「は〜あ、最低な人間、乗っけちゃったな」「言いますね」
「あなたの腐った時間につき合っていると思うとヘドが出る」
末期のガンで、残された時間が僅かな女性と、
まだまだ時間がたっぷりあると感じる若者との人生観がぶつかり合い、
静かな会話の中に凝縮されていた。
「自分は、末期ガンなの、もう残された時間は少ないのよ」と、
口に出さず、若者に「時間の大切さ」を伝えるシーンは、よかった。
言葉としては、汚い表現だが、インパクトが強いフレーズ、
「あなたの腐った時間につき合っていると思うとヘドが出る」を
記憶に留めたい。



2017年08月02日(水) ■
「ただの魚」から「ただならぬ魚」へ

「本願清水イトヨの里」(福井県大野市)の視察は、
わが町と共通点が多くあり、メモは増えた。
特に、町民への意識付け、気運の盛り上げ方法は、
行政が意識的に、仕掛けなければならないことも学んだ。
それを「戦略・戦術」と呼ぶのかもしれない。
「イトヨ保護施設整備の機運が一気に高まった」という
説明に、具体策を訊ねたところ、約3,000万円をかけて
「庁舎ロビーに水槽設置」したことを教えてくれた。
市民には無駄使いだという批判もあっただろうけれど、
それが話題になるとともに「イトヨ」という魚が、
「『ただの魚』から『ただならぬ魚』へ」と認知された。
その「ただならぬ魚」を大野市民がまちを挙げて守る、
という、意識啓発、意識高揚がなされたに違いない。
柿田川も「ただの川」ではなく「ただならぬ川」という
意識付けができた時、その川の情報をすべて集めた
ヒジターセンター建設の気運が盛り上がるのだろうか。
知れば知るほど「ただならぬ川」なんだけどなぁ。

P.S.
「魚津埋没林」も「ただならぬ根っこ」なんだけど、
市民は「ただの根っこ」と思っていると悩んでいたっけ。



2017年08月01日(火) ■
イトヨは、環境のバロメーターなんです

ビジターセンター先進地視察で、北陸の地に足を運んだ。
2日日は「本願清水イトヨの里」(福井県大野市)。
「イトヨ」は、環境省レッドデータブックのカテゴリーでは、
「絶滅危惧種」に指定されている「希少魚」。(トゲウオ科)
大野市も、水のきれいな街として、我が町同様に
「水」をキーワードにまちづくりをしているが、
その徹底ぶりには、驚かされた。
「大野の水を世界に発信」「地下水の定期預金」
「湧水文化を継承」など、メモするフレーズも増えた。
特に注目は「名水百選のきれいな川を護ろう」ではなく、
「イトヨという絶滅危惧種の希少魚を護ろう」としたところ。
「イトヨ」を護るということは、水環境を護ることに繋がる。
だから「イトヨは、環境のバロメーターなんです」。
施設担当者は、大野市の水環境を説明しながら、そう語った。
この視点は、わが町に必要な発想だと思う。
「柿田川の湧水・自然を次世代に残そう」ではなく、
「ミシマバイカモを護ろう」の方が具体的だし、
そのためには何をすべきか、が鮮明になる気がする。
行動すべきことがわかりやすいこと、これに尽きるな。



2017年07月31日(月) ■
星が死に存在しなくなった後も、その姿を見続ける。

映画「ある天文学者の恋文」(ジュゼッペ・トルナトーレ 監督)から。
どうしても、有名な天文学者とその教え子との恋愛に目がいってしまい、
不倫関係に嫌悪感を示す人も多いが、だからこそ、
この作品を通して、監督が伝えたかったことを探りたくなった。
ヒントは、主人公の彼女が書き上げた論文のタイトル。
「客星から超新星へ:死せる星との対話」
「客星」とは「常には見えず、彗星や新星など一時的に現れる星」
それは「星の不滅性」について触れている。
今現在、私たちが見上げている星の光も、
実はもう何年も、いや何億年前に死んでいる星の光かもしれない。
天文学者は、それヒントに、愛する彼女に対して
人間の世界でもどれくらい生きていると思わせることが出来るか、を
実行していたに違いない。
ちょっと長いが、彼女の論文の一部を何度も巻き戻しメモしたので、
書き記しておきたい。
「別の状況で間違いを恐れずに言うなら、天体物理学の歴史において、
宇宙に対する知識は「死ぬる星」の研究によって得られた。
星の最後に起きる大参事は、超新星爆発であれ、重力崩壊であれ、
極超新星であっても同様だが、それらによって理解できるのは、
星の不滅性というものは、想像を超えて遥かに不可解であるということだ。
数千億もの恒星の地球からの距離と、光の速度との関係によって、
星が死に存在しなくなった後も、その姿を見続ける。
それこそがまさに、星の悲惨な最後であると言える。
その姿が見えるのは、数世紀、数か月、または数秒間。
それは数十億年前に起きた、死の顕れ(あらわれ)なのである。
科学者の研究とは、もはや存在しないものとの対話である」
死んで、彼女の想い出に残るだけではなく、できることなら
いつまでも一緒に時を過ごしたい、と願う気持ちが伝わってきた。
星好きの私にとっては、ちょっぴり切ない映画だったなぁ。