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2017年09月16日(土) ■ |
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一緒に生きるためには、ルールが必要なんだ |
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映画「星になった少年」shining Boy&Little Randy(河毛俊作監督)から。 実話を基に描かれた、日本人初の象使いとなった少年の生涯。 象って、こんなに賢かったの?と驚くことばかりであった。 タイで象使いの修行を終え帰国した彼が、日本に残していた 象のランディに再びしつけをしているシーン。 「お前の気持ちを僕に伝えるだけじゃダメなんだ。 一緒に生きるためには、ルールが必要なんだ。 それを覚えなきゃダメだよ」 優しい中にも厳しさを加え、彼が逞しく感じられた。 メモを整理しながら、この台詞、現代の子どもたち、いや大人たちにも 教えたいな、と思った。 そう言えば、物語とあまり関係ないが、こんな知識もあった。 「タイでは、仏様の前世が白象だと言われているんだ。 だから私たちは、象を大切にし、象を国中で祀っている」 思い出したのは、静岡県立美術館で所蔵している、 伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」、右隻「獣尽くし」中央には、白い象。 もしかしたら、仏様のつもりで描いたのかなぁ。
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2017年09月15日(金) ■ |
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すみません、同じ内容をアップしてしまいました。 |
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「ケネディ大統領暗殺事件」関連の映画を鑑賞したので、 以前にも鑑賞した記憶がある「JFK」に関する映画のレビューを 「気になる一言」で検索たら、同じ内容を投稿していることに気付いた。 2017年09月15日(金) こんな街で死ぬとは・・ 2017年01月20日(金) こんな街で死ぬとは・・ 映画のレビューは、年間100本以上は観るので、別フォルダーに保存。 (「映画.com」には「shimo」のネームで投稿しているが・・) この「気になる一言」に、鑑賞後そのままアップすると、 1年365日の1/3が映画レビューになってしまうので、 時世や、その時の気持ちにあった作品を、タイミングを計りながら、 紹介しているつもりなのだが、実はまだまだたくさん残っている。 累計1000作品を超えると、その管理も大変なので、気になる一言で 紹介した作品レビューは、その場で「削除」しているのだが、 時々(特に酔っ払ってアップすると)、こういったミスをする。 そこで、自己反省しながら、読者に対するお詫びとして 「すみません、同じ内容をアップしてしまいました。」を 今回の「気になる一言」に残そうと思う。 最近、失敗したら、言い訳をせず、謝ることを覚えました。 これもまた、年を重ねたってことなんだろうなぁ。
P.S. (どうしても、ダブりが気になるので・・) 「2017年09月15日(金) こんな街で死ぬとは・・」を 「すみません、同じ内容をアップしてしまいました」に差し替えます。
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2017年09月14日(木) ■ |
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水だしコーヒーとして、2滴/3秒のスピードで落とす |
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NHK番組「美の壷」<File421>「心潤す 湧き水」から。 いつだったか、柿田川外来種駆除作業の時、 取材をしていたことが、番組の一部として放送された。 柿田川を始めとした「湧き水」の魅力満載の内容で、 あらためて「湧き水」に惹かれてしまう自分がいた。 中でも「湧き水はコーヒーに最適な水」として紹介され、 「焙煎前に5分間、湧き水に浸し、なおかつ 水だしコーヒーとして、2滴/3秒のスピードで落とす」 そんなテクニックを披露してくれた珈琲屋さんが印象的だった。 いつもは柿田川の水を取水している美味しい水道水を沸かして、 ドリップ方式で入れた珈琲を飲んでいるからこそ、 その違いがわかるのかな、と私の好奇心はくすぐられた。 今度、時間がある時に、試してみたい淹れ方である。 そう言えば、番組の途中で案内役の草刈正雄さんが、 「湧き水だけを集めたDVD」を鑑賞するシーンがある。 これって、いつでも制作できそうな気がして嬉しかったな。
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2017年09月13日(水) ■ |
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消えちゃえば?、消えて生きるの。 |
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映画「アズミ・ハルコは行方不明」(松居大悟監督)から。 若者はこんな感じで、街の壁に下手な落書きするのか、という 怒りにも似た違和感でスタートした作品であった。 地方の閉塞感が節々に表現されていて、地方に住む私には、 いくらなんでもこんなに酷くないだろう、が次の違和感。 テーマは、男への復讐?なのか、提案された方法は2つ。 1つは「やられたらやり返さなきゃ、という男性を狙った暴行」 もう1つは「やられたらやり返さなきゃ。 そんなのバカな男が言う言葉だよ。 女の子に必要なのは、もっと別の言葉」「例えば?」 「う〜ん、優雅な生活が最高の復讐である」「なにそれ?」 「スペインの諺さ。あなたが幸せな暮らしをすることが、 ユキオにとって最高の復讐であるってこと」の会話でわかるように、 「フった男、裏切った男」にとって、その女性が、 自分と付き合っていた時より、幸せに、 そして優雅な生活を送っている様子を目にすることが、 何よりも悔しいし、そんな女性を手放した自分を後悔する。 それこそが、男への最高の復讐、と呟いたのも頷けるが、 そこまで女性が開き直れるか、ちょっと疑問だなぁ。 (と言いつつ・・蒼井優さんの最後の台詞が一番気にかかる) 「消えちゃえば?、消えて生きるの。 行方不明になった女の子たちは、ヘラヘラ笑いながら、 どこかで元気に生きてる。そう思わない? だって、そうでなきゃ、割に合わないでしょ」 う〜ん、タイトルも「行方不明」だしなぁ。
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2017年09月12日(火) ■ |
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この街では、何十年も前から朝ブームです。 |
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信州安曇野の、観光情報誌だったかな。 表紙のキャッチコピーが、このフレーズだった。 「この街では、何十年も前から朝ブームです。」 その下には「朝が好きになる街 信州安曇野」の文字。 私にとっての通勤時の「柿田川散策」は、 まさしく「朝ブーム」に等しいから、メモをした。 この夏、毎朝、柿田川には「毛嵐」(けあらし)と呼ばれる 川霧が頻繁に発生した。 川の水温と空気の温度に、著しく差が生じると、 この現象が起こるらしい。 辞書によると「毛嵐」とは「海面から立ち上る水蒸気が、 陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。 川や湖の場合にも言う。厳冬期の北日本に多い」とある。 これは寒い冬に起こる現象だとわかった。 柿田川の場合、冬だけでなく、夏も見ることができる。 気温と水温の温度差が15℃以上、風は穏やか、 暑い日の朝なら、ほぼ毎日のように発生した気がいる。 さらにネットで調べると、 「海水温が冷たい時に湿った暑い空気が流れ込んで発生する霧を 海霧」と呼ぶらしい。 では「柿田川の場合」は「川霧」と言えばいいのかな? この幻想的な「川霧」を、街のど真ん中で見ることができるなんて、 私は、贅沢な徒歩通勤をしているんだなぁ。
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2017年09月11日(月) ■ |
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ふたりの女性のもとで、自然と出来た、閨閥(けいばつ)の争い |
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書籍「関ヶ原(上)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・539頁)から。 読み始めてすぐ、なるほど・・と頷く表現を見つけたので、 読み切る前であるが、紹介したい。 私たちが「関ヶ原の戦い」と言われ思い出すのは、 「東軍VS西軍」「石田三成VS徳川家康」という図式であるが、 「関ヶ原という史上空前の大事件は、事のおこり割ってみれば、 ふたりの女性のもとで、自然と出来た、 閨閥(けいばつ)の争いであったといえる。」という図式が新鮮だ。 「閨閥(けいばつ)」とは、政略結婚による家族関係である。 狭義には妻の一族の勢力を中心に結ばれた人のつながりを指す」 簡単に言えば「秀吉の正室・ねね(北政所)VS秀吉の側室・茶々(淀殿)」 秀吉のふたりの妻を慕い集まる、若武者たちの争い。(汗) 「尾張衆VS近江衆」という図式もできる。 そんな視点で読むと、また違った「関ヶ原」が浮かび上がるし、 現代でいうと、誰と誰の争いに似ているな、なんて考えれば、 もっともっと、楽しく読むことができる。 まずは、作品冒頭にあった作品の背景を紹介しておきたい。 読み切る前に、映画も観たくなったなぁ。
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2017年09月10日(日) ■ |
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普段着の芸から、時には余所行きの芸へ |
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二つ目の頃から応援している、沼津市出身の噺家(落語家)、 三遊亭橘也改め「三遊亭朝橘真打昇進披露興行」が 沼津文化センター(大ホール)1500人超満員で開催された。 三遊亭圓橘、三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭円楽など、 お馴染みの師匠たちが顔を揃え、華やいだ興行となった。 特に楽しかったのは、仲入り後の「真打昇進披露口上」、 兄弟子や師匠たちの口上は、彼を励ます言葉に溢れていた。 中でも、直属の上司(笑)、三遊亭圓橘師匠の口上は、 真打としての心構えを、短いフレーズで表現してくれた。 (間違ってたら、ごめんなさい・・(汗)) 真打になったからには、二つ目とは違い、 「普段着の芸から、時には余所行きの芸へ」と。 もちろん観客の私たちにはわかりにくい芸の世界だけど、 私たちの会社員にも通じる考え方ではないか、とメモをした。 真打といえば、会社の管理職に相当するのだから、 出席する会議も、紹介される人も、今までとは違ってくる。 時には、慣れない挨拶や、判断・行動もしなくてはならない、 その自覚こそが、管理職として成長するコツですよ、 そう言われたような気がして、一言に採用した。 あっという間の3時間、1500人の笑いの渦に包まれたが、 「大切なのは、真打になってからのこれから」 「真打はゴールではなく、スタート」という言葉を、 支える私たちの心構えとして、応援を続けていこうと思う。
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2017年09月09日(土) ■ |
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それ何か?タイムスリップってやつか? |
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映画「メトロ(地下鉄)に乗って」(篠原哲雄監督)から。 「この物語は私にとっての原点です」と 原作の浅田次郎氏が語るだけあって、大満足で観終えた。 タイムスリップを題材にした作品は数あれど、 最後まで軸がぶれずに、ワクワクさせてもらいながら ストーリーが展開された作品は珍しいかもしれない。 「やっぱり親子だな、似てるよ。おやじに」と弟に言われ、 どこが似ているのか探していたら、奥さんに対する口癖、 「わかったような口を聞くな」が共通のメモとして残った。 さて、今回の気になる一言は、主人公が不可思議な体験を 笹野高史さん扮する会社の社長にしたら、返ってきた台詞。 「それ何か?タイムスリップってやつか?」 何が面白いかと言うと、主人公が勤めている会社が、 女性の下着販売会社で、キャスター付きの黒のバックに 「女性下着」を詰め込み、毎日、営業に歩いていたから。 もちろん、この台詞が発せられた時も、映像のバックには 女性の下着である真っ赤な「スリップ」が映し出されていた。 これは絶対、意識的だと確信して取り上げてみたが、 作品と全然関係ない視点で、誠に申し訳ない。 ただ、原作・脚本がしっかりしていると出来上がりもいいな、 安心して観ることが出来た、これ、私の本音である。
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2017年09月08日(金) ■ |
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楽しんでもらいながら、自然を知ってもらう |
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「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市) チーフインタープリター・小野塾長の話から。 行政が、環境として自然を知ってもらおうとすると、 どうしても教育的な観点を入れた固いものになってしまう。 しかし、彼を貫いている考え方は、 「楽しんでもらいながら、自然を知ってもらう」 自然を勉強した後、さぁ、自然の中へ・・ではなく、 自然の中で思いっきり遊んだあとに、興味を持ったら 自然について学習する、そんな感じがした。 とにかく、体験なんだから、楽しい方がいい。 その楽しい体験こそ、新しい発見があり、思い出に残る。 まず、体験があってこそ、興味が湧く。 その興味があれば、どんどん知識も吸収する、 ということだろう。 ソフト事業の作り方、とても参考になったなぁ。 さぁ、今週も「楽しい外来種駆除活動」に参加しようっと。
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2017年09月07日(木) ■ |
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不思議、体の痛いところ、全部なくなっちゃった |
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映画「劇場版 ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇」 (湯山邦彦監督)から。 伝説ポケモンや、レアなポケモンを捕まえて、高く売る悪人に対して、 「ポケモンは売り買いするもんじゃない」と叫ぶところから始まる。 ポケモンは、商品ではなく相棒、仲間という意識であり、 彼らと力を合わせて生きていく、そんな存在なのだから、 「人身売買」のようなマネはするな、と叫ぶ気持ちは理解できた。 気になったフレーズは、 「スイクンは、水をきれいにする力があるんでしょ?」 「(スイクン)、水をきれいにしてくれ」 この会話を耳にしたあとネットで調べたところ、 スイクンの特徴は「汚れた水を一瞬で清める力を持つ」ようだ。 スイクンがきれいにした湖に入ったところ 「不思議、体の痛いところ、全部なくなっちゃった」という台詞あり。 水をきれいにすることで、体調がよくなることを、 ポケモンの映画で再認識した。 体内の水分(血液も含め)が、汚れているか、きれいか、は、 7割くらい水分の人間にとって、とても大切なことなんだなぁ。
P.S. ゲストは「佐野史郎さん」「藤井隆さん」「鈴木杏さん」 先日、伝説ポケモン「スイクン」をゲットしました。(笑)
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