初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2017年09月18日(月)
新しいイベントの形、なんとなく。

久しぶりに、私のつぶやき。
昨年GW開催の「柿田川公園ブックフェス」に続いて、
想いが同じ人たちが企画したイベントの面白さを体感した。
今回のイベントは「ゆうすいくんファン感謝デー」。
わが町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」をテーマに、
どれだけ「ゆうすいくん」にこだわれるか、が企画の始まり。
わが町はイベント下手で、意外と民間の人に任せきれない。
基本的に行政が主催し、事務局から企画まで、ほぼ行政が仕切る。
そんな体制を、退職までの数年間で、なんとかしたくて、
いくつかのイベントで試行錯誤を繰り返してきたが、
「新しいイベントの形、なんとなく」みえてきた。
突然のイベント企画だから、当然、予算はゼロ。
チラシ印刷はせず、チラシの原稿(PDF・JPEG)をSNSで拡散。
スタッフ弁当も出さず、会場内出店のお店で購入してもらう。
運営は、同じ想いを持った人たちで、カバーし合う。
あまり細かいことを決めずに、刻々と変わる現場の状況に応じて、
大まかな指示を出す。
(指示を出されたスタッフは、困惑していたみいですが・・)
それを持ち場の担当者が自分で考え、自分の判断で動く。
行政にありがちなイベント運営のマニュアルもなく、
不平不満だらけの訳のわからない企画だったかもしれないが、
数日前に、こんな感じのイベント・・と夢を語っただけで、
きっちり、イベトンの形に仕立ててくれたスタッフに感謝したい。
参加してくれた人が「楽しかった」と言ってくれれば、
仕掛けた側は、大満足である。
イベントは、行政に任せちゃダメだなぁ。(私の台詞ではありませんが)



2017年09月17日(日)
ごめん・・誤解して・・

映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 
ディアルガVSパルキアVSダークライ」(湯山邦彦監督)から。
悪役?イメージの「幻のポケモン・ダークライ」が、
「ディアルガVSパルキア」のバトルから、
必死に街を守ろうとしていたことに気付くまで、
街を破壊しようとしている張本人のように、
誰もが、ダークライを敵対視していたけれど、
私がメモしたのは、しっかりと自分の誤りを認めたこと。
「街を守ろうとしてくれたのね、気がつかなくてごめんなさい」
「ごめん・・誤解して・・」
「ダークライ、ごめん。もっと早くお前のことをわかってやれなくて」
それぞれが、それぞれの言葉で、謝っていた。
これは、簡単なようで意外と難しいこと。
それまで敵だと思っていたのに、味方だと分かった時点で、
先ほどまでの対応、態度を変えることはあっても、
一度、しっかり謝ってから行動を共にするシーンは爽やかだった。
人気アニメの、何気ないワンシーンだけど、
こういった考え方が人気の秘密なのかもしれない。
だって、一作品一作品、感心することが多いもの・・。



2017年09月16日(土)
一緒に生きるためには、ルールが必要なんだ

映画「星になった少年」shining Boy&Little Randy(河毛俊作監督)から。
実話を基に描かれた、日本人初の象使いとなった少年の生涯。
象って、こんなに賢かったの?と驚くことばかりであった。
タイで象使いの修行を終え帰国した彼が、日本に残していた
象のランディに再びしつけをしているシーン。
「お前の気持ちを僕に伝えるだけじゃダメなんだ。
一緒に生きるためには、ルールが必要なんだ。
それを覚えなきゃダメだよ」
優しい中にも厳しさを加え、彼が逞しく感じられた。
メモを整理しながら、この台詞、現代の子どもたち、いや大人たちにも
教えたいな、と思った。
そう言えば、物語とあまり関係ないが、こんな知識もあった。
「タイでは、仏様の前世が白象だと言われているんだ。
だから私たちは、象を大切にし、象を国中で祀っている」
思い出したのは、静岡県立美術館で所蔵している、
伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」、右隻「獣尽くし」中央には、白い象。
もしかしたら、仏様のつもりで描いたのかなぁ。



2017年09月15日(金)
すみません、同じ内容をアップしてしまいました。

「ケネディ大統領暗殺事件」関連の映画を鑑賞したので、
以前にも鑑賞した記憶がある「JFK」に関する映画のレビューを
「気になる一言」で検索たら、同じ内容を投稿していることに気付いた。
2017年09月15日(金)  こんな街で死ぬとは・・
2017年01月20日(金)  こんな街で死ぬとは・・
映画のレビューは、年間100本以上は観るので、別フォルダーに保存。
(「映画.com」には「shimo」のネームで投稿しているが・・)
この「気になる一言」に、鑑賞後そのままアップすると、
1年365日の1/3が映画レビューになってしまうので、
時世や、その時の気持ちにあった作品を、タイミングを計りながら、
紹介しているつもりなのだが、実はまだまだたくさん残っている。
累計1000作品を超えると、その管理も大変なので、気になる一言で
紹介した作品レビューは、その場で「削除」しているのだが、
時々(特に酔っ払ってアップすると)、こういったミスをする。
そこで、自己反省しながら、読者に対するお詫びとして
「すみません、同じ内容をアップしてしまいました。」を
今回の「気になる一言」に残そうと思う。
最近、失敗したら、言い訳をせず、謝ることを覚えました。
これもまた、年を重ねたってことなんだろうなぁ。

P.S. (どうしても、ダブりが気になるので・・)
「2017年09月15日(金)  こんな街で死ぬとは・・」を
「すみません、同じ内容をアップしてしまいました」に差し替えます。



2017年09月14日(木)
水だしコーヒーとして、2滴/3秒のスピードで落とす

NHK番組「美の壷」<File421>「心潤す 湧き水」から。
いつだったか、柿田川外来種駆除作業の時、
取材をしていたことが、番組の一部として放送された。
柿田川を始めとした「湧き水」の魅力満載の内容で、
あらためて「湧き水」に惹かれてしまう自分がいた。
中でも「湧き水はコーヒーに最適な水」として紹介され、
「焙煎前に5分間、湧き水に浸し、なおかつ
水だしコーヒーとして、2滴/3秒のスピードで落とす」
そんなテクニックを披露してくれた珈琲屋さんが印象的だった。
いつもは柿田川の水を取水している美味しい水道水を沸かして、
ドリップ方式で入れた珈琲を飲んでいるからこそ、
その違いがわかるのかな、と私の好奇心はくすぐられた。
今度、時間がある時に、試してみたい淹れ方である。
そう言えば、番組の途中で案内役の草刈正雄さんが、
「湧き水だけを集めたDVD」を鑑賞するシーンがある。
これって、いつでも制作できそうな気がして嬉しかったな。



2017年09月13日(水)
消えちゃえば?、消えて生きるの。

映画「アズミ・ハルコは行方不明」(松居大悟監督)から。
若者はこんな感じで、街の壁に下手な落書きするのか、という
怒りにも似た違和感でスタートした作品であった。
地方の閉塞感が節々に表現されていて、地方に住む私には、
いくらなんでもこんなに酷くないだろう、が次の違和感。
テーマは、男への復讐?なのか、提案された方法は2つ。
1つは「やられたらやり返さなきゃ、という男性を狙った暴行」
もう1つは「やられたらやり返さなきゃ。
そんなのバカな男が言う言葉だよ。
女の子に必要なのは、もっと別の言葉」「例えば?」
「う〜ん、優雅な生活が最高の復讐である」「なにそれ?」
「スペインの諺さ。あなたが幸せな暮らしをすることが、
ユキオにとって最高の復讐であるってこと」の会話でわかるように、
「フった男、裏切った男」にとって、その女性が、
自分と付き合っていた時より、幸せに、
そして優雅な生活を送っている様子を目にすることが、
何よりも悔しいし、そんな女性を手放した自分を後悔する。
それこそが、男への最高の復讐、と呟いたのも頷けるが、
そこまで女性が開き直れるか、ちょっと疑問だなぁ。
(と言いつつ・・蒼井優さんの最後の台詞が一番気にかかる)
「消えちゃえば?、消えて生きるの。
行方不明になった女の子たちは、ヘラヘラ笑いながら、
どこかで元気に生きてる。そう思わない? 
だって、そうでなきゃ、割に合わないでしょ」
う〜ん、タイトルも「行方不明」だしなぁ。



2017年09月12日(火)
この街では、何十年も前から朝ブームです。

信州安曇野の、観光情報誌だったかな。
表紙のキャッチコピーが、このフレーズだった。
「この街では、何十年も前から朝ブームです。」
その下には「朝が好きになる街 信州安曇野」の文字。
私にとっての通勤時の「柿田川散策」は、
まさしく「朝ブーム」に等しいから、メモをした。
この夏、毎朝、柿田川には「毛嵐」(けあらし)と呼ばれる
川霧が頻繁に発生した。
川の水温と空気の温度に、著しく差が生じると、
この現象が起こるらしい。
辞書によると「毛嵐」とは「海面から立ち上る水蒸気が、
陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。
川や湖の場合にも言う。厳冬期の北日本に多い」とある。
これは寒い冬に起こる現象だとわかった。
柿田川の場合、冬だけでなく、夏も見ることができる。
気温と水温の温度差が15℃以上、風は穏やか、
暑い日の朝なら、ほぼ毎日のように発生した気がいる。
さらにネットで調べると、
「海水温が冷たい時に湿った暑い空気が流れ込んで発生する霧を
海霧」と呼ぶらしい。
では「柿田川の場合」は「川霧」と言えばいいのかな?
この幻想的な「川霧」を、街のど真ん中で見ることができるなんて、
私は、贅沢な徒歩通勤をしているんだなぁ。



2017年09月11日(月)
ふたりの女性のもとで、自然と出来た、閨閥(けいばつ)の争い

書籍「関ヶ原(上)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・539頁)から。
読み始めてすぐ、なるほど・・と頷く表現を見つけたので、
読み切る前であるが、紹介したい。
私たちが「関ヶ原の戦い」と言われ思い出すのは、
「東軍VS西軍」「石田三成VS徳川家康」という図式であるが、
「関ヶ原という史上空前の大事件は、事のおこり割ってみれば、
ふたりの女性のもとで、自然と出来た、
閨閥(けいばつ)の争いであったといえる。」という図式が新鮮だ。
「閨閥(けいばつ)」とは、政略結婚による家族関係である。
狭義には妻の一族の勢力を中心に結ばれた人のつながりを指す」
簡単に言えば「秀吉の正室・ねね(北政所)VS秀吉の側室・茶々(淀殿)」
秀吉のふたりの妻を慕い集まる、若武者たちの争い。(汗)
「尾張衆VS近江衆」という図式もできる。
そんな視点で読むと、また違った「関ヶ原」が浮かび上がるし、
現代でいうと、誰と誰の争いに似ているな、なんて考えれば、
もっともっと、楽しく読むことができる。
まずは、作品冒頭にあった作品の背景を紹介しておきたい。
読み切る前に、映画も観たくなったなぁ。



2017年09月10日(日)
普段着の芸から、時には余所行きの芸へ

二つ目の頃から応援している、沼津市出身の噺家(落語家)、
三遊亭橘也改め「三遊亭朝橘真打昇進披露興行」が
沼津文化センター(大ホール)1500人超満員で開催された。
三遊亭圓橘、三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭円楽など、
お馴染みの師匠たちが顔を揃え、華やいだ興行となった。
特に楽しかったのは、仲入り後の「真打昇進披露口上」、
兄弟子や師匠たちの口上は、彼を励ます言葉に溢れていた。
中でも、直属の上司(笑)、三遊亭圓橘師匠の口上は、
真打としての心構えを、短いフレーズで表現してくれた。
(間違ってたら、ごめんなさい・・(汗))
真打になったからには、二つ目とは違い、
「普段着の芸から、時には余所行きの芸へ」と。
もちろん観客の私たちにはわかりにくい芸の世界だけど、
私たちの会社員にも通じる考え方ではないか、とメモをした。
真打といえば、会社の管理職に相当するのだから、
出席する会議も、紹介される人も、今までとは違ってくる。
時には、慣れない挨拶や、判断・行動もしなくてはならない、
その自覚こそが、管理職として成長するコツですよ、
そう言われたような気がして、一言に採用した。
あっという間の3時間、1500人の笑いの渦に包まれたが、
「大切なのは、真打になってからのこれから」
「真打はゴールではなく、スタート」という言葉を、
支える私たちの心構えとして、応援を続けていこうと思う。



2017年09月09日(土)
それ何か?タイムスリップってやつか?

映画「メトロ(地下鉄)に乗って」(篠原哲雄監督)から。
「この物語は私にとっての原点です」と
原作の浅田次郎氏が語るだけあって、大満足で観終えた。
タイムスリップを題材にした作品は数あれど、
最後まで軸がぶれずに、ワクワクさせてもらいながら
ストーリーが展開された作品は珍しいかもしれない。
「やっぱり親子だな、似てるよ。おやじに」と弟に言われ、
どこが似ているのか探していたら、奥さんに対する口癖、
「わかったような口を聞くな」が共通のメモとして残った。
さて、今回の気になる一言は、主人公が不可思議な体験を
笹野高史さん扮する会社の社長にしたら、返ってきた台詞。
「それ何か?タイムスリップってやつか?」
何が面白いかと言うと、主人公が勤めている会社が、
女性の下着販売会社で、キャスター付きの黒のバックに
「女性下着」を詰め込み、毎日、営業に歩いていたから。
もちろん、この台詞が発せられた時も、映像のバックには
女性の下着である真っ赤な「スリップ」が映し出されていた。
これは絶対、意識的だと確信して取り上げてみたが、
作品と全然関係ない視点で、誠に申し訳ない。
ただ、原作・脚本がしっかりしていると出来上がりもいいな、
安心して観ることが出来た、これ、私の本音である。