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しもさんの「気になる一言」
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2017年09月26日(火)
自分の努力を実況中継してないと、立ってられないから

映画「何者」(三浦大輔監督)から。
就職活動やSNSへの投稿をしながら、今の自分は「何者」なのか、
そんな問いに答えを出していこうとする若者がテーマだが、
これは、もしかすると私たち、成熟した大人に向けた、
監督からのメッセージかな、とも受け取れた。
SNS投稿をしていることに対して、こんなセリフがある。
「なんか『俺はこんなにも頑張ってきた』とか、
めちゃ好かれるアピールしてな、さみしいよな、そういうの。
LINEでやってって話でしょ?」と批判する若者もいれば、
逆に「そんな観察者ぶったって、なんにもならないんだよ。
それをみんな分かっているから、痛くても、カッコ悪い今の自分を
理想の自分に近づけようとして頑張ってるんだよ。
それが出来ない、あんたの姿は、誰にでも伝わっているよ。
そんな人、どこの会社も欲しいと思うわけないじゃん。
とにかく、自分じゃない誰かに、なれる場所が欲しいんだよね。
ツィッターで自分の努力を実況中継してないと、立ってられないから」
このグサッとくるフレーズは、映画の世界だけの話ではなく、
SNS投稿しているあなた方は、本当は何をしたいの?と投げかけられた、
そんな気がしてならなかった。久しぶりに考えさせられたなぁ。



2017年09月25日(月)
このアルバムがあったから、ずっとやってこれたんです

先日、清水町ホッケー協会創立20周年の記念式典が開催された。
創立のきっかけは、平成15年に開催された「NEW!わかふじ国体」、
「ホッケー競技(成年男女)」の会場となったことだが、
それまで「ホッケー」のことは何も知らなかった私たちが、
これだけ夢中になり、こうして20年間続けてきた影には、
ある女性の地道な努力と活動があることを、
今回、お祝いに駆けつけた出席者は、みんな知っている。
その彼女に「よく頑張ったね」と声を掛けに言ったら、
逆に「下山さん、これ覚えていますか?」と見せられたのが、
私が広報担当の時に、広報等に掲載した彼女の取材記事や、
国体開催時の写真など、私たち広報スタッフが、お礼の意味も込め、
彼女に贈った1冊のアルバムだった。
そのアルバムを大切に持っていてくれたことだけでなく、
「このアルバムがあったから、ずっとやってこれたんです」の一言で、
当時の懐かしさとともに、嬉しさで涙が溢れそうになった。
贈った本人でさえ忘れかけていた、1冊のアルバムに、
こんな場面で再会することになるとは思ってもみなかったが、
10年以上前の私、けっこういい仕事してたな、と、
自分で自分を褒めたくなったエピソード。
退職までの1年半、誰かの支えになれる仕事がしたいな。



2017年09月24日(日)
相撲のシコ名にふりがなが欲しいよなぁ

横綱、大関陣の休場が相次ぎ、波乱含みの大相撲(秋場所)を、
宴が始まる直前まで、大勢でテレビ観戦していたら、
ある人が「相撲のシコ名にふりがなが欲しいよなぁ」と呟いた。
周りにいた人たちも、一同に「そうだ、そうだ」と賛同したので、
私のメモの対象となった。
以前、学校の先生と話していて、同じ話題になった。
変わった名前が増えてなかなか読めない、時には性別もわからない、
そんな話題だったと思う。
しかし、それが遂に「相撲の世界」にまで。(汗)
テレビ画面に、取り組み力士のシコ名が出るたびに、
昔は『○○山」「○○川」「○○富士」など、誰でも読めたのに、
今は、さっぱりわからない・・とボヤく。
「あれ、なんて読むんだっけ?」の会話が繰り返されたあと、
一人が「おうのしょう(阿武咲)」と思い出して口にすると
みんなで「あっ、そうそう、そんな名前だったな」と頷く。
その光景が妙に面白かった。
熱狂的な相撲ファンには申し訳ないが、
近い将来、対戦相手が表示される「テレビ画面」のシコ名には、
ルビ(ふりがな)が付けられる時代がくるかもなぁ。



2017年09月23日(土)
「10年間の集大成」と「次の10年を見据えた」

何を比較した表現か、わかるだろうか。
なんと「iPhone 8」と「iPhone X」の対比である。
昨日発売となった「iPhone 8」、11月に発売予定の「iPhone X」
どうしてこんなに近い期間に、新機種を発売するのだろう?と
iPhoneユーザーの私は思うが、その意味がこの解説で少しだけど
理解できた気がする。
「10年間の集大成」である「iPhone 8」は、
発売以来10年で培ってきたデザインと蓄積されたノウハウを基本に、
最高傑作を呼べる機種と言える。
それに比べ「次の10年を見据えた」「iPhone X」は、
「iPhone」の顔だったはずの「home」ボタンがなくなったり、
今までの概念は取り払われ、全く新しいシリーズと言わざるを得ない。
基本コンセプトとして、見ている方向が違うということだろう。
製品名は「iPhone X」(テン)なのに「iPhone 10」ではないこと、
それよりも「iPhone 9」はどこへ行っちゃったの?と、
機能より製品名に興味を持ってしまった「iPhone 5s」ユーザーの私。
「iPhone 5s」「iPhone SE」サイズの製品は、もう出ないのか、
一番使いやすいサイズなんだけどなぁ、が私の最後のボヤキかな。



2017年09月22日(金)
子供の夢を大人が「本気」で支える街

いつものように飲みながら(笑)、まちづくりの話をしていたら、
こんな街って素敵だよね、ってことになった。
それが「子供の夢を大人が本気で支える街」。
毎年恒例のように「子ども議会」なるものを実施し、
同じような質問が繰り返されるが、どうも消化不良。
小学生のアイデアだから、実現できないような提案もあるが、
それでも本気に調査・検討し、一つでも叶えてあげたら、
子供達は嬉しがるだろうなぁ、という意見。
ポイントは「子供の夢を大人が実現してあげる」のではなく、
「子供自身が実現できるように支えてあげる」ってこと。
その時の達成感は、やはり断然違うだろうし、
アイデアを形にすることは、容易でないことも知るに違いない。
さらに大人の関わり方は「本気」でなくてはダメ。
「子供の夢を大人が実現する街」「子供の夢を大人が支える街」
ではなく「子供の夢を大人が『本気』で支える街」。
その大人の姿を子供たちが見ていて、自分も大きくなったら、
こんな大人になりたいな、と思ってくれれば最高。
そして、それを実現している「この街」に住みたい、
そう思ってくれれば、もっと最高なんだよなぁ。



2017年09月21日(木)
ばくちは勝つためにうつ。

書籍「関ヶ原(上)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・539頁)から。
大きな事業をしようとする時、必ず「ばくち」の匂いがする。
伸るか反るか、成功するか失敗するか、大きな賭けだからだ。
その「大切な賭け」(ばくち)に関して、こんな会話を見つけた。
危険だと感じた井伊直政に、家康は一蹴する。
「ばくちを打たずに天下を奪いえた者があるか」と。
また「そのようにうまくいくものでございましょうか」と、
心配するお勝に向かって「ばくちは勝つためにうつ。」と言い切る。
「勝つためには、智恵のかぎりをつくして、いかさまを考えることだ。
あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときには、
わが思う目がかならず出る、というところまで行ってから、
はじめてなげる。それがわしのばくちだ」と言う。
「それではばくちにならぬではありませぬか」と言うお勝に、
「いや、真のばくちだ。まことのばくちというものは、
運などはたよっておらぬ。わが智恵にたよっている」とまで。
さらに「ばくちは一人ではできぬ。相手が要る」と。
今は、このフレーズがとても気にかかるが、
まずは、映画「関ヶ原」(原田眞人監督)を観る前に、
「ばくちは勝つためにうつ」を記憶に残しておこうと思う。
単純だけど、インパクトのあるフレーズだったから。



2017年09月20日(水)
「悪いけど、後片付けはお願いね」「そのつもりだけど・・」

映画「永い言い訳」(西川美和監督)から。
妻が、親友と出かけたバス旅行の事故で突然、他界するところから、
この物語がスタートするが、私のメモ帳に残ったメモは、
なんと、そのバス旅行に出る前の「夫婦」の会話だった。
「悪いけど、後片付けはお願いね」「そのつもりだけど・・」
本当に何気ない台詞で、気にすることもないのだろうけれど、
事故で亡くなる前の妻の台詞だから、気になった。
自分の旅行中に、夫が不倫相手とエッチするだろうなぁ、と
考えていたかもしれない、そんな想像が膨らんだ。(汗)
だから「悪いけど、後片付けはお願いね」と声を掛け、
不倫がバレていることを知った夫は「そのつもりだけど・・」と
口ごもったのではないか、とまたまた想像が膨らんだ。
作品の中に隠されている「何気ない会話」「例え話」が、
作品後半になって、意味を持ってくると、なぜか嬉しいから、
こんな会話が「気になる一言」になってしまう。(笑)
あっ、この作品、原作があったんだよなぁ。
全然、関係なかったら、ちょっと恥ずかしいけれど、
今度、本屋で確かめてみようっと。



2017年09月19日(火)
選挙は、本人よりも支えている人で判断したい

わが町は先週末に、県議会議員の補欠選挙があった。
隣町では、町長選挙、町議会議員選挙も加わり、トリプル選挙。
そしてまた今後、衆議院議員の解散、選挙の噂が飛び交い、
秋に開催予定のイベントが、この突然の選挙のために、
順延や中止に追い込まれるケースも少なくない。
これからは、投・開票日に当たる日曜日ではなくて、
前日の土曜日開催イベントをお勧めしたい。(汗)
さて今回は、いつもはあまり書かない、選挙の話を少し。
歳を重ねてくると、立候補する方々とは多少なりの付き合いがあり、
立候補者が複数だと、投票の判断に迷うことがある。
そんな時は、立候補者本人ではなく、
それを支える後援会の顔ぶれなども含め、どんな人が関わっているのか、
言い換えれば、立候補者のヒューマンネットワークで判断したいと思う。
自分が大名だったら、関ヶ原の戦いで、徳川家康か石田三成、
どちらにつくか判断するのではなく、どんな大名が彼らを支えているのか、
その人間関係を、自分の意思を決める判断基準としたい、ということ。
苦しい戦いに勝利した後に待っているのは、論功行賞であるからこそ、
「選挙は、本人よりも支えている人で判断したい」のフレーズを
気になる一言に残そうと思う。きっと、その人のブレーンなのだから。



2017年09月18日(月)
新しいイベントの形、なんとなく。

久しぶりに、私のつぶやき。
昨年GW開催の「柿田川公園ブックフェス」に続いて、
想いが同じ人たちが企画したイベントの面白さを体感した。
今回のイベントは「ゆうすいくんファン感謝デー」。
わが町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」をテーマに、
どれだけ「ゆうすいくん」にこだわれるか、が企画の始まり。
わが町はイベント下手で、意外と民間の人に任せきれない。
基本的に行政が主催し、事務局から企画まで、ほぼ行政が仕切る。
そんな体制を、退職までの数年間で、なんとかしたくて、
いくつかのイベントで試行錯誤を繰り返してきたが、
「新しいイベントの形、なんとなく」みえてきた。
突然のイベント企画だから、当然、予算はゼロ。
チラシ印刷はせず、チラシの原稿(PDF・JPEG)をSNSで拡散。
スタッフ弁当も出さず、会場内出店のお店で購入してもらう。
運営は、同じ想いを持った人たちで、カバーし合う。
あまり細かいことを決めずに、刻々と変わる現場の状況に応じて、
大まかな指示を出す。
(指示を出されたスタッフは、困惑していたみいですが・・)
それを持ち場の担当者が自分で考え、自分の判断で動く。
行政にありがちなイベント運営のマニュアルもなく、
不平不満だらけの訳のわからない企画だったかもしれないが、
数日前に、こんな感じのイベント・・と夢を語っただけで、
きっちり、イベトンの形に仕立ててくれたスタッフに感謝したい。
参加してくれた人が「楽しかった」と言ってくれれば、
仕掛けた側は、大満足である。
イベントは、行政に任せちゃダメだなぁ。(私の台詞ではありませんが)



2017年09月17日(日)
ごめん・・誤解して・・

映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 
ディアルガVSパルキアVSダークライ」(湯山邦彦監督)から。
悪役?イメージの「幻のポケモン・ダークライ」が、
「ディアルガVSパルキア」のバトルから、
必死に街を守ろうとしていたことに気付くまで、
街を破壊しようとしている張本人のように、
誰もが、ダークライを敵対視していたけれど、
私がメモしたのは、しっかりと自分の誤りを認めたこと。
「街を守ろうとしてくれたのね、気がつかなくてごめんなさい」
「ごめん・・誤解して・・」
「ダークライ、ごめん。もっと早くお前のことをわかってやれなくて」
それぞれが、それぞれの言葉で、謝っていた。
これは、簡単なようで意外と難しいこと。
それまで敵だと思っていたのに、味方だと分かった時点で、
先ほどまでの対応、態度を変えることはあっても、
一度、しっかり謝ってから行動を共にするシーンは爽やかだった。
人気アニメの、何気ないワンシーンだけど、
こういった考え方が人気の秘密なのかもしれない。
だって、一作品一作品、感心することが多いもの・・。