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しもさんの「気になる一言」
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2017年11月05日(日)
言葉を伝えるつもりで、歌ってください

月に1度、約1時間の合唱練習で、無謀にも「清水町芸術祭」に参加し、
今年で「11回目」を数えたが、今回も「気持ちよく」歌えた。(笑)
(上手い・下手より、大切な要素だと自分では考えているのだが・・)
今朝、家を出る前に、指導してくれている同級生からメールが届いた。
「いよいよ本番です」と前置きをしたあと、
「歌は訴えるという言葉からきていると聞きました。
訴えなければ歌じゃない。
会場の皆さんに『風の会』の歌を訴えてきてください。
それには言葉。言葉をはっきり発音して歌いましょう」と。
そういえば、昨日のリハーサルでも同じアドバイスをしてくれた。
音楽なので音程とかリズムの話をするのかと思ったら、
「言葉を伝えるつもりで、歌ってください」と何回も口にしていた。
伝えたいのは、きれいなメロディではなく、歌詞の意味を理解し、
その感情を聴いてくれている人に伝えて欲しい、
そんな意味に理解して、今日、本番のステージに立つことができた。
還暦間近の「中学校同級生と恩師だけ」で構成されている混声合唱団の
選曲は「君をのせて」「アメリカン・フィーリング」の2曲。
さて、来年は何の曲に挑戦しようかなぁ。



2017年11月04日(土)
日本語がもっと知られて欲しい

東京オリンピック(2020年)に向けて、いろんな分野で準備が進み、
そして、個人個人でも、あと1000日を切ったこの間に、
どんな自分になっていたいか、を語り合うシーンが増えてきた。
東京オリンピックを契機に、世界中から多くの方が集まるのだから、
どんな日本を見てもらいたか、どんなおもてなしをしてあげられるか、
そんなことばかりを考えていたからか、歌手の椎名林檎さんの視点は、
私にはとても新鮮に感じられた。
「日本語がもっと知られて欲しい」
確かに日本は国際的には認められているのかもしれないが、
交渉ごとは全て英語など、日本語以外で話されることが多いのも事実。
この国の言葉である「日本語」を、もっともっと世界で使って欲しい、
その前に、もっと知られて欲しい、そう願っているようであった。
さすが、言葉を大切にしている方のコメントである。
世界では「日本」という国を知らない人たちの方が多いし、
ましてや「日本語」を知らない人たちで、世界は溢れている。
だからこそ、この「東京オリンピック2020」を契機として、
日本語の素晴らしさを伝えたい、そんな気持ちが感じられた。
外国人との会話のために英語を覚えるのもいいが、
一言でも、日本語を覚えて帰ってもらうくらいの気持ちで、
外国人を迎え入れたいものである。



2017年11月03日(金)
レゴランド1時間、リニア・鉄道館4時間

職場の研修旅行で、名古屋「レゴランドフリータイム」にでかけた。
このところ続いていた週末の雨模様は心配なく、約3時間半で到着、
フリータイム5時間(10時〜15時)を楽しむことになったのだが、
入場して約1時間、59歳の男性が1人で5時間過ごせる場所ではないな、
そう感じて(汗)、近隣の「リニア・鉄道館」に場所を移した。
事前に、レゴランドのそばに、JRの施設があることは調査済みなので、
思いきって「レゴランド1時間、リニア・鉄道館4時間」に踏み切った。
おかげで、とても楽しい一日を過ごすことができた気がする。(汗)
もしかしたら気が付かなかったけれど「私も鉄ちゃん?」と思うほど、
展示されている本物の車輌に興奮したし、懐かしさが蘇ってきた。
学生の頃から、全国を旅するのに、鉄道を利用してきたことを、
改めて、実感した1日である。
もちろん、時速500キロのリニア体験も刺激的だったし、
私たち世代には懐かしさを、そして子供達には未来に夢を与えてくれる、
そんな施設展示にメモは増えた。
可笑しかったのは「0系21型」(一番最初の新幹線)をバックに
記念撮影する人たちが、鉄道の運転士をイメージさせるポーズなのか、
子供から高齢者まで「敬礼」のポーズだったこと。(笑)
本物を見せるって、これほど凄いことなんだな。



2017年11月02日(木)
図書館に、指定席のある閲覧室をつくる

書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。
「友人としての本」次は「読書のための椅子」だった。
「本を読むときに、自分で自分にいちばん最初にたずねることは、
その本をいつ、どこで読むか、本を読む場所と時間です。
それが、その本をどんな椅子で読むかということです」
こんな視点で、公立図書館にある提案をしている部分を見つけた。
「たとえば大きな図書館に、指定席のある閲覧室をつくる。
そして、その閲覧室の椅子を座席指定にして、
一年なら一年契約できるようなチケットをつくる。
利用したければ、閲覧室にその椅子の権利を買い求める。
そういう方法がもっと考えられるべきです」と。
さらに「大阪府立図書館」の取り組みを紹介している。
「いい椅子を一つ、自分の日常に置くことができれば、
何かが違ってきます。その何かが、じつは、
読書というものが、わたしたちにくれるものなのです」
この視点で図書館ができたら、私は間違いなく、
その自分専用の座席を確保するに違いない。
老化で小さい字が読めなくなってきたからこそ、
「その本をいつ、どこで読むか」は大切なことだと思うから。



2017年11月01日(水)
友人とは「ずっと続く関係」

書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。
「本」というものを、丁寧に説明していることに驚くとともに、
今更ながら気付いた、人間にとって欠かせない「本」という存在を
とてもわかりやすく表現されていて、メモが溢れた。
特に「友人としての本」という項目で紹介されている
「友人」という定義が、今回の「気になる一言」。
「友人というのは、その場かぎりではありません。
『ずっとつづく』関係です。親しい、よく知っているという以上に、
友人というあり方をなすのは『ずっとつづく』ということ。
『ずっとつづく』というのは、日常的にずっと連続するだけでなく、
日常的にたとえ連続していなくとも、続いているという感覚が
ずっと続いている、ということです」
年に一度しか会わなくても、いや数年に一度しか会わなくても、
会えば、その感覚が戻ってくる、そんな関係とも言える。
本も同じだ。本棚に並んでいる、何年も読み返していない本も、
一度手に取ると、初めて読んだ時の感覚が戻ってくる気がする。
だから「友人としての本」という例えがピッタリだった。
これからも「本」との関係は「ずっと続く」から、
友人のように大切にしたいな、と思っている。



2017年10月31日(火)
バーチャルな飲み会

実は、月に一度、決まった曜日、決まった時間に飲み会を開催している。
場所は、それぞれの「PC・スマホ・タブレット」の前。
時間も1時間限定。あとは自分の飲みたいアルコールとおつまみ持参だけ。
形式はチャットだが、リアルの飲み会と変わらない雰囲気がある。
「ここで始めますよ」と誰かが声を掛ければ、三々五々集まりはじめ、
お互いの近況報告から始まり、悩み事の相談だったり・・。
誰かの話題に、突っ込んだり、アドバイスしたり、話題は尽きない。
時々「今、何を飲んでます?」「もちろんビール」という人もいれば
「寒いから、お酒に切り替えました」という人もあり。
「ごめん・・ちょっとトイレ」と、PCの前から離れる人も。(笑)
この楽しい時間を、周りの人に説明するとしたら、どう紹介するのか、
気になっていたら、こう答えてくれた人がいた。
「職場の人にはバーチャルな飲み会と言って、なにそれ?と笑われました」
でも、この表現がピッタリで、思わずメモをした。
各々の文字入力が予想以上に速くなったからか、本当にリアル感がある。
しばらく入力が途切れると「しもさん、起きてますか?」と心配され(笑)、
「ごめん、明日早いので、お先にあがります」と書き込めば、
参加者から「おやすみなさい、また来月にね」の書き込みが続く。
割り勘の必要もないし、帰りのタクシーの手配もいらない。
そのまま、布団の中へ直行することさえできる「バーチャルな飲み会」、
飲みすぎると、気持ち悪くなるのは、リアルな飲み会と同じ。
興味がある方は、是非一度試してみてください、けっこう酔えますから。



2017年10月30日(月)
車は要らない、尊敬だけで十分だ

映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」
(F・ゲイリー・グレイ監督)から。
この作品が「大ヒット人気カーアクション」というだけで、
今回が「シリーズ8作目」だとは知らなかった。
時々、以前の作品を知らないとわかりにくい場面もあったが、
基本的には、一作完結型で、楽しむことができた。
冒頭、派手なカーアクションで市街地のレースシーンがあり、
「車の速い遅いは、誰が運転するかで決まる」の言葉に触発され、
「負けたら、車をやる」と言いだし、結果、負けてしまう。
そのレーズ後「約束は約束、車をやる。尊敬に値する男だ」と
車のキーを差し出すのもカッコよかったが、
「車は要らない、尊敬だけで十分だ」と言い返し、
車のキーを返すシーンに、グッときてしまった。
派手なカーアクションが見せ場の導入部であるが、
「プライド・矜持」に表現されるものは、モノ・お金ではない。
「尊敬される」という、最高のご褒美が主人公に、こう言わせた。
人間にとって「尊敬される人物」になることは、誰でも嬉しい。
「尊敬されている」から、裏切りと思える行為をしても、
仲間(チーム)は、信じつづけ、見捨てないでついてくる。
ラストシーン「俺を見捨てないでくれて感謝する」の台詞が
とても輝いていたなぁ。



2017年10月29日(日)
観光地は予約ができても、天気は予約できませんから

これだけ秋雨・台風が続くと、イベントの順延、中止が相次ぎ、
観光地にとっても、大打撃となっているに違いない。
(もちろん、農家がいちばん困っているだろうけれど・・)
しかし、お天気だけは誰にも不満をぶつけるところがなく、
天気だけは仕方ないね、と割り切るしかないのだが、
それでも・・せっかく何ヶ月も前から予約したのに、と
口にしたくなる気持ちもわからなくはない。
だからこそ、観光バスのガイドさんがマイク片手に呟いた、
このフレーズが蘇ってきた。
「観光地は予約ができても、天気は予約できませんから」。
特に、週間天気予報で「晴れ」のはずだったのに、
雨雲の動きやその他の条件で変わった、直前の「雨」予報は、
屋外のイベント主催者の心を強く悩ませるとともに、
その「可否」の判断をする立場の人間には、
予想以上のプレッシャーと責任がのしかかってくる。
天気も予約ができればなぁ、とボヤきたくなるのもわかる。
苦渋の決断をした主催者のプレッシャーと心の動揺、
そして、雨中で濡れながら撤収作業するスタッフの無念さにも、
心を留めて欲しい。
いつか、自分がその立場になることもあるのだから。



2017年10月28日(土)
イワシが沢山いるから、鮎が減っている

秋本番を迎え、もうしばらくすると、
アユが産卵のために、柿田川に遡上してくる。
それを楽しみに「今年はどうですかね」と訊ねたら、
「イワシが沢山いるから、鮎が減っている」と言われた。
その意味を理解するのに、ちょっと時間がかかったが、
要は、こういうことではないか、と理解した。
駿河湾は、良質なシラスが多く、量も豊富。
一説には「駿河湾6000トン、愛知、神奈川600トン」と言われ、
その豊富なシラスを狙って、イワシが集まってくる。
その時、シラスと一緒に飲み込んでしまうのが、アユの稚魚。
だから、イワシに飲み込まれる量が多ければ多いほど、
今年、柿田川に遡上してくるアユは少ない、という理屈だ。
また、上ってきたアユをめがけて、サギややカワウなどが、
入れ喰い、食べ放題の状態で待ち受けている自然環境を、
アユが察知すれば、子孫繁栄を前提に、危険回避策として、
上ってこないことも予想される。
いろいろな条件が重なって、柿田川の最上流部が、
アユのオスが真っ黒に埋め尽くされる遡上から始まり、
運が良ければ、柿田川公園(舟付き場)で目にすることができる、
アユの産卵シーンまで、これから楽しみが増えてくる。
まずは、公園エントランス付近の樹木の紅葉からだな。
(公園駐車場、シンボルツリーとなっているイチョウも・・)
毎日、職場への通勤路として公園内を歩いている私のお知らせ、
どこよりも早く、柿田川ファンにお伝えできれば、と思っている。
お楽しみに。



2017年10月27日(金)
何一つ不自由のない、ここの暮らし。吐き気がする。

映画「LION ライオン 25年目のただいま」(ガース・デイビス監督)から。
予告編が語りすぎていて、なんとなくストーリーが想像できてしまう、
それってどうなんだろう?と思いながらも、逆に安心して鑑賞できた。
優しい養父・養母に育てられ、素敵な彼女もいながらも、
小さい頃育ったのインドでの記憶がフラッシュバックして、
主人公の口からこんな台詞が飛び出した。
「何一つ不自由のない、ここの暮らし。吐き気がする」
今の私たちの生活は、インドのスラム街での生活に比べたら、
比較できないほど豊かであることは認めるが、
「吐き気がする」ほどのことではないだろう、とメモをした。
貧しい生活をしている人たちは、不自由ない生活に憧れ、
何一つ不自由のない暮らしをしている人たちは、
もっと貧しい人たちのことを知るべきだ、ということなのだろうか。
Google Earthで故郷を探し出せたことは、豊かな生活の成果、
そんなことを感じながらも、最後の再開シーンは涙腺が緩んだ。
実話に基づく作品とはいえ、エンドロールでの「実写」挿入は、
一気に、ドキュメンタリー映画にしてしまうので参ったな。
放題タイトルも原題どおり「Lion ライオン」でいいのに
「25年目のただいま」が加わることで、面白みを失ったなぁ。
映画「3月のライオン」(大友啓史監督)と公開時期が重なったことは
ちょっとハンデだったけれど・・。