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しもさんの「気になる一言」
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2017年12月05日(火)
メス多く、オスが足りない、舟付場

この季節、私の楽しみは、柿田川に遡上してくる鮎の群れ。
遠くから眺めているだけで、自然の面白さを味わうことができ、
さらに運がよければ、目の前(真下)で、産卵シーンも目にできる。
(「単なる魚のセックスシーンでしょ?、という人もいるが・・(笑))
例年、11月中旬頃に「第1展望台」(柿田川最上流部)に、
オスが大軍で押し寄せ、それから10日〜15日後に、
メスが遡上してきて、それを受けて、オスがやや川を下りながら、
「舟付場」という湧き間周辺で、産卵が始まるのだが、
今年は、なぜかおかしいことばかりが起きている。(天変地異?)
オスが最上流部まで遡上してこない、柿田川の水量が極端に少ない、
そして、産卵場所周辺には、小さめのメスばかりが溢れ、
卵に精子をかける役割のオスが、ほんの僅かという状況が続いている。
いつもならオスがメスを追っかけ回し、早く卵を産めとばかり、
執拗に寄り添っているのに、今年は皆無。
逆に、オスが少なく、メスがイライラしているようだ。(汗)
産卵したいけど、子孫繁栄に必要なオスがいない。
子どもが欲しい女性は多いけれど、結婚したがる男性が減った、
日本の現状と同じかもなぁ。それにしても、何かがおかしい。



2017年12月04日(月)
ただ今、柿田川公園、アユ遡上情報、発信中

全国の柿田川ファンが、アユの遡上について関心を持っている。
誰に訊いたら、現在の最新情報が分かるのか、そんな疑問の答えが、
毎朝、職場の通勤時に柿田川公園を通ってくる私だったのか、
最近、妙に「柿田川の今」に関する問合せが多い。
もちろん「柿田川の魅力をお裾分け」をコンセプトに、
facebooのページ「柿田川evol」で情報発信しているのだから、
こんな問合せは大歓迎、それが私の役目と認識している。
ただし動植物や昆虫・魚などの情報は、まったくわからない。(汗)
今は「アユの遡上情報」、6月頃には「ホタル情報」「サワガニ情報」
他にも「真夏と真冬の川霧(けあらし)情報」「紅葉情報」など、
一年中、季節を通じて「今、どんなですか?」の問合せが増えてきた。
だからこそ、これからも自称「柿田川人間ライブカメラ」となって、
柿田川の魅力を伝えていきたいな、とあらためて思う。
でも、こんなに直接、問い合わせが来るということは、
facebookページ「柿田川evol」が知られてないってことでもある。
もっともっと「今だけ、ここだけ、あなただけ」の情報を、
柿田川ファンに向けて、情報発信しなくちゃなぁ。



2017年12月03日(日)
感動する話をしてみて

「暇な時は、SIriと会話してみると面白いよ」(iPhoneの場合)
職場の先輩に、そう教えられて試してみることにした。
「感動する話をしてみて、と言ったみたら、
つまらない話を延々と話されたよ(笑)」というので、
どんな話なのか興味があり同じことを、Siriに指示してみた。
私「感動する話をしてみて」
Siri「前にもお話ししませんでしたっけ」
私「話してませんよ」
Siri「昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが・・
おっと、話を間違えました」
私「真面目に話してください」
Siri「すみませんが、それはできません」
私「だから、感動する話をして・・」
Siri「きっと涙が止まらなくなるので、また今度にしましょう」
私「本当は知らないんだね」
Siri「知らなくても、たいしたことじゃありません」
私「わかりました、もういいです」
Siri「わかっていただいてよかったです」
AI(人工知能)をからかってやろうと思っていたのに、
なんだか反対に簡単にあしらわれた気がした。
たしかにSiriとの会話、面白いな、これだけで小説が書けそうだ



2017年12月02日(土)
読んでよかったと、自分で自分に言える経験をする

書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。
私の「気になる一言」の読者から、
「上手な読書の仕方ってありますか?」というメールが届いた。
たしか、そんな話もこの本に書いてあったような・・と、
以前の読書メモを探したが、なかなか見つからなかったので、
読み直してみたら、しっかり書かれていた。
ここでもまた、私たちが本に求めている視点ではなく、
本の視点から考えた私たちへの提言であったりする。
「本が本を読むものに求めているのは、
本を読むって、カッコいいなと思えるような本と付きあう姿勢を
日常にたもつということです」と表現し、お尋ねの質問に対して
ピッタリの回答が書かれていた。
「上手に読むというのは、読んでよかったと、
自分で自分に言える経験をするということです」
すごい、というより、目から鱗の回答でまたメモが増えた。
良い本というのは、何度読み直しても、新しい発見がある。
どうしてこのフレーズをメモしなかったのだろうか、と悩むより、
また、ワクワクしながら読み直せばいいんだよなぁ、きっと。



2017年12月01日(金)
リンゴは「くし切り」より「輪切り」(スターカット)

以前テレビで紹介していた、リンゴの栄養分を無駄にしない
切り方を試してみた。
それは「リンゴは『くし切り』より『輪切り』」
中心の種は毒性があるので取り除くけれど、
輪切りなら、面倒くさがりの私でもできそうだ。
気に入ったのは、その種の部分が「星形」になること。
これを「スターカット」と呼ぶらしい。
実は私、形だけで言えば「ハート型」より「星形」の方が好き。
(顔や体型は、丸形だけど・・(笑))
だから、この切り方に興味を持った。
考えてみれば、リンゴ以外のフルーツは「輪切り」が多い。
身が柔らかいモモや、メロンなどは「くし切り」だけど、
レモンでも、キウイでも、パイナツプルでも「輪切り」かな。
若い頃から、リンゴの食べ方は「丸かじり」が多かったから、
その切り方の違いは私にはわからない。
だけど「スターカット」という呼び名が気に入った。
これからは、ちょっと意識して、スターカットのリンゴ、
食べてみようかな。



2017年11月30日(木)
戦の世とは、このようなものであったかのぅ

映画「十三人の刺客(2010)」(三池崇史監督)から。
江戸時代末期、明石藩主・松平斉韶の暴政を止めるため、
斉韶暗殺が画策され実行に移された・・。
映画「桜田門外ノ変」や「最後の忠臣蔵」と同じく、
侍魂を堪能するには、面白い作品だと思う。
しかし、私が選んだのは、その暴君・松平斉韶に扮した
SMAP・稲垣吾郎さんの台詞である。
自分の目の前で繰り広げられている戦いを見て呟く。
「戦の世とは、このようなものであったかのぅ」
家臣が「おそらく・・」と口を濁すと
「なかなか良いものじゃ」と、驚いた事を言い出したが
「死が近づけば、人は生きることに感謝が生まれる。
無駄に生きるだけなら、この世はなんとつまらぬところか」
江戸時代末期、天下泰平の世、戦いはほとんど起こらず、
平和ボケしている、現代の日本と同じようだったかもしれない。
このままでは、万民は、生きることへの感謝を忘れてしまう。
最後に言い放った「再び、戦の世にあらしめることとしようぞ」は、
そんな意味が込められているに違いない。
今でも徴兵制度が残っている、韓国をはじめとした諸外国には、
そんな意味を持たせているのかも・・と思ったりした。
戦争とまではいかなくても「死の恐怖」を味わうことで、
「生きること」に意味が生じてくることを、この作品で知った。
全体的には、予想外に戦うシーンが長過ぎて疲れたが、
「武士道」に揺れる男たちの葛藤を教えてもらった気がする。



2017年11月29日(水)
日本中の土地の勘定をしてみればわかる

書籍「関ヶ原(下)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・500頁)から。
関ヶ原の合戦を調べれば調べるほど、わからないことが増える。
その疑問の根っこにあるのは、同じような気がしている。
西軍の諸大名が、どうして動かなかったか。
天下分け目の戦いとも言われている、この戦いの後には、
必ず「武将の論功行賞」が行われる。
そんなことは、(戦いに関して)素人の私でもわかる、
「戦さ」イコール「領土の奪い合い」なのだから。
「東軍・徳川家康方に加担した」のが大前提で、
合戦中、陣を動かさないことで寝返った、と認めてもらう、
そんな都合のよい理屈を持ち出し、戦わなかったとすれば、
それは負けるはずである。
その疑問をうまく表現していた箇所を見つけた。
「山陽山陰にまたがるあの大領地をとりあげる以外に、
東軍功労の諸将に与える領土がないではないか、というのである。
「日本中の土地の勘定をしてみればわかる」と、この計数家はいった。
この予言はあたった」(計数家とは、三成のこと)
もちろん、結果的に本領安堵された大名もいるが、
それは戦い後の交渉が上手かっただけのことであり、
基本的には、何もしなかった西軍武将は領土を取り上げられた。
だったら、戦えばよかったのに・・といつも思う。
特に、安国寺恵瓊の動きは、未だに理解できないでいる。(汗)



2017年11月28日(火)
「なに油売ってるの?」「ガソリンスタンドなもので」

午後からの会議、ちょっと時間があったので、
大型ショッピングセンターの書店で、本の見出しを眺めた後、
椅子に腰掛けて「ポケモンGO」を起動しながら、
店内を見回したら、どこかで見かけた女性が目に入った。
「どうしてこんな時間に、こんなところにいるの?」
お互いが同時に発した言葉となった。(笑)
続けて彼女が「なに油売ってるの?」と尋ねてきたから、
咄嗟に「ガソリンスタンドなもので」と言い返した。
自分で呆れるくらい、何も考えず、口から出たフレーズが、
可笑しくてメモをした。
昔から、暇そうにぼ〜っとしている人に対して、
いや、仕事をサボっている人に対して「油売ってるなよ」と
叱咤するが、無駄な時間を過ごしているような人に、
「油を売る」という言葉を使っているような気がする。
(語源や意味は、ネットで調べて下さい、すぐわかりますから)
今回の一言は「油を売る=ガソリンスタンド」という発想、
どうして「アラブの出身なので」とか「商社なもので」など
もう少し気の利いた台詞ができなかったのか、反省した。
若い人たちには「油を売る」と言われてもわからないかもなぁ。



2017年11月27日(月)
忍びなら忍びらしい仇の討ち方がある

映画「梟の城」(篠田正浩監督)から。
天正伊賀の乱で織田家に潰された「伊賀の忍者」、
その場で、大騒ぎし敵討ちをしようとする
「中井貴一」さん扮する伊賀忍者・葛篭重蔵を制して
「忍びなら忍びらしい仇の討ち方がある」と諭すシーン。
目の前で愛する人たちを殺された記憶を思い出させ、
「あの地獄絵図をよもや忘れたわけではあるまい」とも。
その後、織田信長の後を継いだ、豊臣秀吉暗殺の命を受ける。
大阪城の厳重な警備(汗)をくぐり抜けながら、
秀吉の寝床まで、意外と簡単にたどり着いたにもかかわらず、
なぜか、会話を楽しみ、殺さず拍子抜けしてしまった。
これ以上の「忍びらしい仇の討ち方」がないのに・・。
ここで殺してしまっては、確かに史実が変わってしまうが、
「伊賀の忍者役なのに、人が優しすぎる」が私の印象である。
また、城からお堀に飛び込み、逃げるのだが、
そんな彼を探す武士たちの手元をみて、笑ってしまった。
堀の外からは、暗闇にゆれる、木を燃やした炎なのに、
船からお堀の中を照らす光は、どうみても「電灯」(笑)。
どうして、こんな小道具にしたのか、今でも疑問が残る。
暗闇で、お堀の水の中を照らす手法が気になって仕方がない。
違う映画で、同じようなシーンがあったらメモしたい。



2017年11月26日(日)
「気になる一言ネタ」満載の日々・2017秋冬

今年の秋から冬にかけて、溜まっているものがある。
それは「ストレス」でははなく「気になる一言ネタ」。
読み終えた書籍メモ、観終わった映画メモ、聴講した講演メモ、
企画展に誘われて出掛けた美術館メモ、音に癒やされたコンサートメモ、
スポーツ観戦のメモ、大河ドラマ「おんな城主直虎」のメモ、
さらには、毎週のように開催される週末のイベントメモなど、
この「気になる一言」に選ばれるのを持っている「メモ」が溢れている。
もちろん、季節ごとに面白いように景色が変わる「柿田川」メモや、
これから増えるであろう「忘年会」でのメモも加えれば、
彼等が、いつ「気になる一言」に登場してくるのか、
実は、書いている本人の私でも見当がつかない。(汗)
以前も紹介しだけれど、メモはそのまま「気になる一言」にせず、
瞬間冷凍のように、メモだけをPCに打ち込む。
(映画だけは、観た後に、すぐ「レビュー」を書いているけど・・)
後日、メモを取り出し、その場で解凍して「読み物」にする。
この行程を何十年も続けてきたからだろうか、
この方法で「書くネタ」に困った事は、一度もない。
逆に、最近のように「書くネタ」ばかりで困ってしまうから、
久し振りに、私の近況報告を記録として残しておこうと思う。
「『気になる一言ネタ』満載の日々・2017秋冬」
ほら、こんな事まで「気になる一言」になってしまうでしょ。(笑)