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2018年02月05日(月) ■ |
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『家族』ではなく『家人』と書き |
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「しもさん、最近の『気になった一言』聞いてください!」で始まり、 「twitterやFacebookとかで自分の家族の話題を出す時に、 『うちの家族が』ではなく『うちの家人が』って呼称する人、 結構見かけませんか」とメッセージをいただいた。 「どうして、わざわざ『家人』なんて使い慣れない言葉を使うんだろう? 『家族』では何か不都合でもあるのかな?」と、 前々から気になっていたようだ。(なるほど・・鋭い観察力) 確かに「家人」と書いている人は、以前から気になったけれど、 私の関心は、もっと単純に「なんと読むんだう?」だった。 たぶん、書いている人も読み方を意識していないような気がする。 辞書で調べても「いえびと」「けにん」「かじん」などあり、 あまり定かではないし、 意味も「家族」「家の人」「家に仕える人」など、いろいろで、 「同じ家で一緒に生活している人」という意味で理解している。 だって夫婦だけでも「妻・家内・連れ合い・うちのかみさん」 「夫・主人・旦那・相方」など、ちょっと文字にすると照れ臭いし いちいち関係を文字にするのが面倒なのかな、とも考えてみた。 小説には、時々目にするけれど、会話では聴いたことがない。 だから「『家族』ではなく『家人』と呼び」ではなく、 「『家族』ではなく『家人』と書き」なのかもなぁ。
P.S. こういうメッセージ、大歓迎です。お待ちしています。
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2018年02月04日(日) ■ |
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撤退による勝利はない。だが、この救出劇は1つの勝利だ。 |
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映画「ダンケルク」(クリストファー・ノーラン監督)から。 作品冒頭に「ダンケルクで兵士たちは運命を待った。 救出に望みを託し、奇跡を信じて」と書かれたテロップが流れ、 (フランス北部の)「ダンケルク」という場所で繰り広げられる 救出作戦が奇跡的に成功したストーリーだと想像できてしまい、 なんとなく物足りなさを感じた。 台詞も少なく、メモに残したいフレーズが多いとは言えないが、 逆に、実際の戦争は、それほど喋らないのかも・・と、 よりリアルに、戦争の場にいる錯覚を感じたほどだ。 戦争における「撤退」は、ほぼ負けに等しく、 人・モノ・金を失い、大きな犠牲を払うこととなる。 にも拘らず、作品のラスト近くに、こんなフレーズを見つけた。 「撤退による勝利はない。だが、この救出劇は1つの勝利だ。 奇跡の脱出に感謝する」 作品の説明を、わざわざ文字で説明しなくてもいいよ、と 感じながら、鑑賞を終えた。 実話に基づいた戦争の奇蹟的な救出劇という視点でみれば、 私は、映画「ハクソー・リッジ」の方が好きかもしれないなぁ。
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2018年02月03日(土) ■ |
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私だったら、こんなまちづくり |
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最近考えていることは、35年以上関わってきた、 まちづくりのアイデアを、1年かけてじっくり放出していこう。 地方行政の最前線で、まちづくりに携わっていると、 発想・アイデアが、自分のまち中心に偏りがちであるが、 酒呑みながら、酔っぱらって思いついたことには、 わが町より、全国のある市町村で開催したら楽しいだろうな、 そんなことも沢山ある、いや、そんなことの方が多い。(笑) この日記も、単なる一個人の呟きだから、 これからは、自分の住む、働くまちのことばかりではなく、 私だったら、こんなまちづくりをするかな、という呟きも 少しずつ書いていきたいな、とふと思った。 私のまちづくりの根底に「数打ちゃ当たる」があるので、 いくら立派な構想を拡げても、実行しなければ意味がない、 百発百中のアイデアなんてあり得ないから、とにかく試してみる。 小さくてもいいから始めて、試行錯誤しながら直していく。 それが、私にあった「まちづくり」の戦術なんだよなぁ。
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2018年02月02日(金) ■ |
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だからキューピッドは盲目に描かれている |
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映画「美女と野獣」(ビル・コンドン監督)から。 名作ディズニーアニメのこの作品は、 映画に留まらず、ミュージカルなどでも表現されたストーリー、 ご承知のとおり「真実の愛」がテーマに掲げられ、 冒頭、老婆の姿で現れた魔女が、王子にこう忠告するシーンで始まる。 「外見に騙されるな」「美は内面に宿るのだから」 それを無視した王子は、呪いで野獣の姿に変えられてしまうのだが、 呪いが解ける条件は、王子が「愛し愛されること」を学ぶこと。 この「愛し愛されること」が「真実の愛」なんだ、と私は理解した。 また、こんな例えをメモしてみた。 「恋は醜いものを美しく変える、恋は目でなく心で見るもの」と言い、 「だからキューピッドは盲目に描かれている」。 そんな視点で、キューピッドを観察したことがなかったので、 ちょっと嬉しい発見だった。 2人にとって「最高の瞬間が来たら・・」と、その告白のタイミングを 王子の周りの人たちがアドバイスしようとしたら、 本当の恋をしたことがない王子は、その会話をさえぎり、 「(その瞬間を)どうやって知る?」と聞き返す場面があるのだが、 部下たちは彼にこうアドバイスをした。「胸が苦しくなる」。 さすが「恋愛」をテーマした名作だけに、台詞も抜群だと思う。 最近、アニメの奥深さに、ようやく気付いた気がする。 ミュージカルも観たくなったなぁ。
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2018年02月01日(木) ■ |
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月から見ると『金環日食」ですね |
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奇跡的な天候に恵まれ約3時間の「皆既月食」を満喫できた。 この機会に何かフレーズとして残しておこうと思いたち、 1時間20分ほどの「皆既食」の間を利用して、 テレビ、インターネットのSNS、YouTubeなどの解説を、 赤銅色の月を眺めながら聴いていた。 「月食って変化があるからずっと見てられますよね」 「これを機会に、今後も空を楽しんでいきましょう」など、 なかなか面白いコメントがメモされた。 しかし、今回の私の一押しは、YouTubeの【LiVE解説】 「皆既月食2018 Total lunar eclipse ウェザーニューズ」で、 約3時間、解説をしてくれていた、 平塚市博物館の学芸員、塚田健さんのフレーズだった。 「月から見ると『金環日食』ですね」 日本全国で「皆既月食」の話題で盛り上がっていたし、 月食の仕組みを説明していた彼が、ボソッと呟いた。 私は「お見事」と頷き、この視点・発想に、拍手を送った。 妻も「今、飛行機に乗っている人はラッキーだったね」と、 下から見上げるだけの私たちより面白い発言だったが、 さすがに「月から見ると・・」という視点には及ばなかった。 「視点を変えてみる」ことで、大きな発見があるなぁ。
P.S. 「月食」って、月の光の中を地球が通過するのではなく、 地球の影の中を月が通過するんだよね、きっと。
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2018年01月31日(水) ■ |
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輪がふたつ赤銅色の月を待つ |
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今朝の柿田川公園は、寒さで震えた。 もちろん、寒いからこそ目に出来る「毛嵐」は、 「どうだ!!、写真や動画、いくらでも撮ってくれ」とばかり、 私に囁いてきて、仕方なく「手袋」を外し、スマホを取り出し、 急速に耗るバッテリーを気にしながら、シャッターを押す。 「舟付場」と呼ばれる湧き間でも、白い水蒸気が立ちこめ、 思わず、温泉の湯気?と勘違いするほどの勢いがあった。 ファインダーの中は、大小のふたつの湧き間がレイアウトされ、 「あれ、地球と月みたいな関係だな」と感じた途端、 頭の中に、(俳句らしき)一句が浮かんだ。 それが「輪がふたつ赤銅色の月を待つ」 ちょうど今晩、楽しみにしていた「皆既月食」が起きるので、 この、丸い輪の中に「赤銅色の月」が写っていたら、 どんなに幻想的だろう・・と、素直に思ったからだ。 結局、季語が浮かばず、俳句はできなかったけれど、 こんな感覚で、柿田川と自然を、17文字にしていければ幸せ、 そしていつの日か、写真と俳句をセットにした作品を作り、 額にいれて、じっと眺めていたいな。
P.S. 管理しているFacebookページ「柿田川evol.」に投稿しました。 https://www.facebook.com/kakitagawa.evol/
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2018年01月30日(火) ■ |
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「赤銅色」(しゃくどういろ)の月 |
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明日、2018年1月31日は、楽しみな「皆既月食」。 「皆既月食」とは、太陽からの光によってできた地球の影の中を 月が通過するときに見られる現象。 言い方を変えると「太陽、地球、月が一直線に並んだとき、 月が地球の影に完全に入り込み、普段見ることのない現象」が起きる。 時間帯も、月の位置も、さらに日本全国で観られるなど、 申し分のない、絶好の観測条件であり、今からワクワク。 これからも、何度も皆既月食を見る機会はあるけれど、 「部分食の始めから終わりまで見ることができる皆既月食」は、 また何年も待たなくてはならないくらい珍しいのだから、 明日の夜だけは、テレビもパソコンも電源を切って、 ネットで配信されるリアル動画ではなく、寒さに震えながらも、 本物の「皆既月食」を自分の目で確かめて欲しい。 普段、パソコン、スマホなどで下ばかり向いている私達にとって、 夜空を見上げるという行為こそ、人間性回復に繋がると信じている。 1人でもじっと眺めるもよし、親しい仲間と飲みながら観るもよし、 とにかく「『赤銅色』(しゃくどういろ)の月」(赤黒い色の月)と、 自分たちの住んでいる「地球の影」を、脳裏に焼き付けて欲しい。 あとは天気を祈るのみ。 私は、いろいろなことを考えながら、じっくり眺めたいな。
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2018年01月29日(月) ■ |
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行政視察は、全員タブレット持参の時代 |
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最近、わが課が所管している事業「ゆうすいポイント」で、 行政視察を受けることが増えてきた。 (先進事例でもなんでもないのだが・・(汗)) 概要説明・質疑応答、という視察の流れは変わらないが、 以前の視察と大きく変わったのは、インターネットの活用。 今回などは、議員の視察ということもあるだろうが、 来町の10人全員ともに、タブレットを持参し、 テーブルの上で操作し、質問をしてくるのには驚いた。 事前に、わが町のこともインターネットで調べているし、 こちらの情報たっぷり、で勉強してくるケースも多い。 そうなると、視察を受けるこちらの対応も変えなければなぁ、 というのが、本音である。 いつまでも、パワーポイントを駆使して、町の紹介をするのも、 限られた時間の中では、勿体ないのかな、 それよりも、インターネットでは得られない情報を、 現地に出向いた視察でしか得られない情報として提供する方が、 今後の役に立つのかな、と説明内容を変えてみた。 高齢者でも、タブレットを使いこなす時代なのだから、 当然と言えば当然なんだよなぁ。
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2018年01月28日(日) ■ |
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「13カ国のコイン」がお賽銭箱に |
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柿田川公園・芝生広場の南側に位置する「貴船神社」。 京都・貴船神社の分社として、水の神が祀られ、 併せて「縁結びの神」としても、脚光を浴びてきた。 とは言うものの、社も小さく、お賽銭箱もミカン箱くらい。 その中身(金額)は気になるところだが、それはさておき、 ある方が、国際交流で使えそうな情報を提供してくれた。 それが「『13カ国のコイン』がお賽銭箱に入っていた」。 順不同で列挙すると、タイ、インドネシア、イギリス、 ユーロ、キューバ、カナダ、韓国、シンガポール、中国、 チェコ、アメリカ、オーストラリア、ブラジルの国々のコイン。 こんな小さな神社に、外国人が訪れ、何を祈るんだろうか、 そんなことに興味が湧いた。 もう一つの関心事は、日本円にしたら幾らくらいなんだろうか、 生活基準がわからないけれど、チップを払う習慣のある国は、 そんな感覚なのだろうか、なんて想いを巡らせた。 言語や肌の色なんかよりも、よっぽど「国際化」を感じた情報、 面白いものだよなぁ。
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2018年01月27日(土) ■ |
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小さい腕輪のいいなり? |
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映画「ワンダーウーマン」(パティ・ジェンキンス監督)から。 今までに何度か観てきた「女性のヒーロー」とは違い、 女性ならではの色気を保ちながら、スカッとする戦いぶり、 私好みの主人公、ダイアナだった。 女しかいない島で育った、という設定には無理があるが、 男のことを知らない訳ではなく、勉強しながら 「生殖に男は必要だけど、快楽に必要ない」と言い切る姿が やけに面白かった。 その割には、島に不時着したパイロットのスティーブと、 初めてのダンスを踊りながら、 「すごく近い」「それがいいんだ」「そうね」 「戦争がない時は、みんなこうするの?」「あぁ」と、 初めて異性の魅力に触れた会話が、色っぽかった。 しかし、今回私が選んだ「気になる一言」は、 これまた初めて目にした「腕時計」に興味を示し、 スティーブが、腕時計の機能を、 「時間を告げる。食事、寝る、起きる、働く」と説明したら 「小さい腕輪のいいなり?」と言い返した台詞。 私たちは、産まれてから死ぬまで、知らず知らずのうちに、 「時間」というものに追われて、人生を過ごすのだが、 常に時間を意識し確認できる便利な道具「腕時計」に対して、 あなた達は、その腕時計(腕輪)の命令により、行動しているの?、 そう問われた気がした。 自由に生きるとは、時間に縛られない生き方なのかもなぁ。
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