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しもさんの「気になる一言」
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2018年06月15日(金)
コンコースに1万円の忘れ物がございました。

全国から教育関係者が集まる大きな会議に参加し、
その会場で流れた司会者の案内が忘れられない。
「ご来場の皆様に、お知らせいたします。
コンコースに1万円の忘れ物がございました。
お心当たりの方は・・・・」
会場内が一気にどよめいて、爆笑に包まれた。(笑)
「落とし物」ではなく「忘れ物」
その表現も可笑しかったが、仮に、自分のだ・・と
主張する人が現れたとして、どう証明するのだろうか。
その事務局の対応が、気になって仕方がない。
これって、まさかドッキリじゃないよなぁ。
あなたなら、どう行動しますか。



2018年06月14日(木)
湧きたてですよ

昼休み、職場近くのコンビニでおむすびを買って、
これまた職場近くの柿田川公園(湧水広場)に足を運んだ。
目的は、柿田川の水の音を聴きながらの、読書。
(もうすぐ、飛び回る蚊と蝉の鳴き声で溢れるが・・)
たった1時間であるが、私のリフレッシュタイムとなっている。
そんな時、湧水広場で遊んでいた小さな子どもが、
観光で訪れた大人たちを相手に、柿田川の説明をしていた。
「えっと・・水温は15度で、えっと・・1200メートルで」
一所懸命、ガイドしてくれている子どもに対して、
大人たちも優しく、そして真剣に耳を傾けている光景が、
私を嬉しくさせた。
「へぇ〜、全部、湧き水なんだね」と感心する観光客に、
その子は、自慢げに大きな声で説明した。
「湧きたてですよ」
目の前で目にしている湧水を「湧きたて」と表現し、
大人たちが「へぇ、湧きたてなんだ」と驚いてみせた。
「絞りたて」など「○○たて」という言葉は、
とても新鮮な時、貴重なものの時に使うけれど、
まさしく「湧きたての水、柿田川」。
子どもの感性に、拍手を送りながら、メモをした。



2018年06月13日(水)
シーソーは、傾いている方が安定している 

あれっ、誰の言葉だったろう、久しぶりに情報源不明。
このフレーズだけが、メモに残っていた。(汗)
一般に物体は、底面の広がりが大きいほど安定しており、
重心が低いほど安定している、と言われる。
その原理からすると、どちらかに極端に傾いた方が、
安定している、と言うことになる。
人間関係に例えると、もっと面白いことに気付いた。
仕事やグループの視点で考えると、体育会系のように、
上下関係がはっきりしている方が、組織としては安定、
夫婦関係も、なんでも対等と突っぱねるよりも、
「かかあ天下」「亭主関白」の方が、意外と安定している。
親子関係も、教師と生徒の関係も同じではないだろうか。
力の差があるからこそ、強い方は弱い方を守ろうとする。
それが、自然の法則なのになぁ。



2018年06月12日(火)
私がいなくなって、美しい骨(ラブリーボーン)が育った

映画「ラブリーボーン」(ピーター・ジャクソン監督)から。
う〜ん、鑑賞中のメモも少なかったけれど、
記録したメモを眺めても、この作品を思い出すに相応しい
台詞が見つからず、困ってしまった。
候補は、5フレーズ。(汗)
「写真は一瞬を永遠に切り取る。一瞬が消える前に」
「スージー、若さを楽しんで」
「ここは、あっちでもないし、こっちでもないの」
「殺人犯が1つだけ理解してないことがあった。
父親がどんなに自分の子どもを愛せるかということを」
「私がいなくなって、美しい骨(ラブリーボーン)が育った」
私にとっては、非常に難解なストーリーだったから、
今でもよくわからない「ラブリーボーン」というタイトルが
入っているフレーズを選んでみた。
原作であるアリス・シーボルドのベストセラー同名小説を読めば
少しは理解できるのだろうか?
読んでみても判らなかったら、それまた恥ずかしいが、
映画化されるには、何か惹き付けるものがあるのかもしれない。
図書館で探して、原作を読んでみるか・・微妙なところだなぁ。



2018年06月11日(月)
柿田川動画「ヒルナンデス」デビュー

柿田川の魅力を、全国に向けて「お裾分け」をモットーに、
動画と写真を撮り続けているが、それはあくまでネットの話、
・・・のつもりでいたら、なんと、全国放送のテレビ番組、
「ヒルナンデス」でも、取り上げていただいた。
柿田川の素材提供を依頼されたのは、ほんの数日前、
絶景っぽい動画を数本ピックアップして渡したのだが、
廉価な防水カメラで撮影した動画が、放映に耐えられるのか、
手ブレしていないかな、それさえ不安でいた。
だから番組内で自分が撮影した「柿田川」が映し出された時、
なんとも言えない達成感があった。
知人・友人に向けて始めた撮影が、今や全国で放映されるとは、
実は、本人が一番驚いている。
昨年は、JR西日本のポスターに採用されたり、朗報が続くけど、
スタンスは変えていない。
本音は地元の子どもたちに、柿田川のある町に住んでいることを
誇りに感じて欲しいな、と始めたことだから、
そういう意味では、目標が達成したのかな、とも思っている。
今日ばかりは、地元の大型商業施設「サントムーン柿田川」で、
スパークリングワインを買って、夕食で「乾盃」だな。



2018年06月10日(日)
今の私があるのは、図書館の偉人伝を読んだから

講師「水野隆徳」氏(国際エコノミスト・僧侶)・我が町出身)
演題「『為政三部書に学ぶ』志と倫理」から。
東京大学卒業後、国際エコノミストとして活躍、
その後「水野塾塾長」や富士常葉大学学長などを歴任、
現在は、お寺の僧侶としても活動も行なっている彼が、
自分のことを語った僅かな部分を見逃さなかった。
「今の私があるのは、図書館の偉人伝を読んだから」
とにかく、図書館の棚に並んでいた「偉人伝」を、
片っ端から読んだ、という。
その中から、いろいろな世界を知り、知識を習得し、
いつかは、私もこんな人間になりたい、と感じたようだ。
この話には、私にとって多くのヒントを与えてくれる。
図書館に「偉人伝」が多く配架されているだけでも、
その町の図書館の特色になる気がする。
「一流の人を目指すなら、超一流の人に学べ」
そんなフレーズが、ふっと頭に浮かんだ。
「偉人伝」が溢れる図書館・・うん、いいな。

P.S. これは個人的感想ですので、ご理解願います。(汗)



2018年06月09日(土)
上手に枯れる方がずっとカッコいい

書籍「終わった人」(内館牧子著・講談社文庫刊・540頁)から。
近くに住む妹が「誕生日祝い・還暦祝い、映画公開前に」と、
プレゼントしてくれた書籍である。
「トシ」という中年男性が、定年を迎えた主人公にこう呟く。
「壮さんの定年もそうだけど、
どんな仕事でも若いヤツらが取ってかわる。
俺は「生涯現役」ってあり得ないと思うし、
それに向かって努力する気もまったくないね。
あがくより、上手に枯れる方がずっとカッコいい」
この1年、ずっと考えていたことだったので、
抵抗なく、そしてやっぱり・・と腑に落ちた。
自分が迎えて実感するのは、60歳って意外と高齢。(汗)
60歳はまだまだ若い、なんて思っているのは、
周りの人たちのリップサービスであり、
「現役バリバリ」で働くことは、体力的に無理を自覚する。
もちろん、やりたいことは山ほどあるし、夢もある。
ただそれを実現する為に、自分が先頭に立って・・は、
社会のお荷物になりかねないことも、理解しておきたい。
自分がコツコツ貯めてきた、知識、知恵、人間関係を、
若い人たちに伝えながら、枯れていく。
それこそが、定年を迎えた人たちの心構えかもしれない。
書籍名「終わった人」は、決してマイナス用語ではない。
絶頂期は過ぎた、輝く年代は終わった、
ただそれだけを意識して、シフトチェンジすれば、
まだまだ社会に必要とされる存在として活躍できる。
そう理解して、読み終えた。
スッキリした気持ちで、映画を観ることが出来そうだ。



2018年06月08日(金)
皆が「幸せの株主」になるの

映画「僕らのミライへ逆回転」(ミシェル・ゴンドリー監督)から。
発電所に忍び込んで大量の電磁波を浴びた若者が、その電磁波で
レンタルビデオ店のビデオテープの中身を全て消してしまう。
それを隠す(笑)為に、自分たちで、名作を思い出しながら、
ハチャメチャな映像のリメイク版を制作して、店頭に並べると、
大好評でお店も大賑わい。
そんな、ありそうでありえないストーリーに、なぜか感激した。
若者2人では対応しきれないほど人気になって、
これまた、苦肉の作として、あることを思いつく。
それが「皆(お客・住民)も出演させること」
「そうすればもっと短い映画がたくさん撮れて、
お客さんたちをだますことにもならない」
「お客をだまさずに済んで、町の皆が参加できる、
皆が『幸せの株主』になるの」と叫ぶシーン。
この「幸せの株主」という表現、気に入ってメモをした。
そして「おれたちでおれたちの映画を作ろう、
オリジナルなら誰にも訴えられない」と物語は展開していく。
市民参加の映画づくりは「皆が『幸せの株主』」が基本だな。



2018年06月07日(木)
定期的に神様はリセットするんだよ。

書籍「AX(アックス)」(伊坂幸太郎著・角川書店刊・307頁)から。
読み出す前に、目次を眺めて気になったこと。
「AX」「BEE」「Crayon」「EXIT」「FINE」
あれっ「D」で始まる単語と、その「章」がない、だった。
さて、全体のストーリーとの関係はないかもしれないが、
気になったメモは「FINE」に登場する、マンション管理人の台詞。
マンションを探していた主人公との会話が、なぜか引っかかった。
「シェルターは必要かもしれないなぁ、
核戦争やら環境破壊やら、何が起きてるか分からないからなぁ」
「そうなんですか?」
「定期的に神様はリセットするんだよ。断捨離はみたいなもんだろ、
部屋がごちゃごちゃしてきたら、全部捨ててやり直す。
で、また荷物が増えて、収拾がつかなくなる。
地球が、できてきて、たぶん、ずっとそうだろうな」
だから、誰も望んでいないのに戦争が起きているんだ、
それも、世界のあちこちで、定期的に」そう教えられた気がする。
地球全体の人口が増え過ぎないように・・なるほどなぁ。



2018年06月06日(水)
苦境と思わない、思わせない、そういう雰囲気を醸し出す

誕生日のメッセージで励まされることってある。
自分の中で、勝手に60歳なのだから、少し自重しなければって
勝手に思い込んでいたら、後輩からお祝いメッセージをいただき、
よ〜し、もう一踏ん張りするか、という気持ちになった。
「下山さんにはマイナス思考は似合わないです。
誰もが苦境と思うことでも、苦境と思わない、思わせない、
そういう雰囲気を醸し出す、それが下山さんだと思います」
そうか、そう感じていてくれたのか・・と、ちょっと感激し、
涙腺が緩んだ。(最近、特に涙もろくなった気がする)
自分の住んでる町を良くする為には、不平・不満は言うけど、
仕事に対しては、どんなに大変でも泣き言は言わない、と
決めているので、余計に嬉しかったのかも。
私の場合、どんなに無理難題をふっかけられても、
「大丈夫だよ、命までは取られないから」が信条だからかな。
さて、あと10ケ月「終わった人」にならないよう頑張ろうっと。