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2018年07月15日(日) ■ |
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ホタルで有名な「柿田川湧水群」 |
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富山県黒部市のホテルで見つけた「柿田川」の記事。 2007年(平成19年)5月23日(水)某新聞のトラベルコーナー。 見出しは「日本一の名水でのどを潤す」 マラソンランナー「谷川真理さん」が案内人となり、 案内人と決める「日本一」は。(回答総数2万172人) 1位 安曇野わさび田湧水群(長野) 7838人 2位 忍野八海(山梨) 4829人 3位 黒部川扇状地湧水群(富山) 3095人 4位 柿田川湧水群(静岡) 3090人 5位 羊蹄のふきだし湧水(北海道) 2951人 10年以上の前の記事だし、順位にも文句はなし。 ただ、説明記事に驚いた。「1位に輝いたのは、 北アルプスのふもとに広がるあずみのわさび田湧水群。 全体の4割近い票を集めて圧勝した。2位には富士の御手洗と いわれる「忍野八海」。 V字形の深い谷を流れてわき出る「黒部川扇状地湧水群」、 ホタルで有名な「柿田川湧水群」が続いた。」とある。 私の記憶するところ、柿田川がホタルで有名になったことは、 たぶんなかったと思う。 どこから、こんなフレーズが付いたのか、悲しくなった。 こういう記事をみて、ホタルを楽しみに観光客が訪れたとしたら、 がっかりさせることにもなりかねない。 柿田川のもつイメージをしっかり伝えること、 それこそ、そこに住む人たちの役割のようなきがする。 行政やマスコミに任せっぱなしにしないで・・(汗)
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2018年07月14日(土) ■ |
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どこに行っても面白い話が出来る場所 |
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久し振りの旅行で、富山県のビシネスホテルに泊まった。 リニューアルされたのか、外観はオシャレで、 室内も期待したが、逆に残念な結果だった。 コンセントが極端に少なかったり、朝食のバイキングは 驚くほどのメニーの少なさで、笑うしかなかった。 実は、旅行して感じたことは、自分の住む町の参考になる。 素晴らしいおもてなしを受ければ、真似してみようと思い、 その逆なら、反面教師として、これだけはなくそう、と思う。 今回参考になったのは、観光ガイドの知識の豊富さ。 2日目の企画されていた「オプショナルツアー」は、 案内をしてくれる観光ガイドさんの善し悪しで、 その地域のイメージが決まってしまうほど、大切な役目だ。 「昭和の名水百選」は全て回ってみました・・と言い、 ツアーに参加した人の土地にある「名水」を思い出しながら、 案内の説明にいれるなどして私たちを喜ばせた。 「立山黒部ジオパーク協会」の所属しているという彼が、 「ここ黒部の魅力は?」と訊ねた私に対する答えは、 「どこに行っても面白い話が出来る場所」 その答えどおり、バスの車窓から見える景色1つひとつに、 丁寧に説明してくれた。 自分の町のことだけでなく「伊豆・富士・箱根」の魅力を 伝えられる人にならなければなぁ。
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2018年07月13日(金) ■ |
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高低差 4,000m 水のめぐみ 次世代へ |
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昨年に引き続き「名水サミット」に参加している。 正式には「全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会」 場所は「富山県黒部市」、回数も32回を数えた。 私が気になったのは、昨年の開催都市「愛媛県西予市」が 今回の大雨被害で、多数の被害者を出し、 昨年、訪れたとき、大変お世話になった市長をはじめ、 西予市の人たちに会えなかったこと。 「昭和の名水百選」「平成の名水百選」(環境省選)に選ばれた 全国の市町村がこの団体を構成しているが、 「名水」と呼ばれるには、水がキレイだけではなく、 それなりに「水を活かしたまちづくり」が共通話題である。 だからこそ「水の恵み」に感謝するとともに、 「水の恐さ」も体験している、と言ってもいいのかも知れない。 今回訪れた「黒部扇状地湧水群」も、長い歴史の中で、 何度も何度も繰り返されてきた、黒部川の氾濫によって、 出来上がった扇状地であるからこそ、こうして選ばれている。 記録として、今回の大会テーマ 「高低差 4,000m 水のめぐみ 次世代へ」を残しておきたい。
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2018年07月12日(木) ■ |
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これって、旅行・研修ではなく修行ですね |
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バス旅行のお楽しみは、朝から飲めること、 そういう人もいるが、さすがに朝7時から・・は辛い。(笑) 座った場所によっては、パワーバランスを考えると 断ることはできない、自分のペースで飲むなんて無理。 しかし、それをどうかわしていくか、もまた面白いこと。 缶ビールを渡され、飲まないでいると、すかさず 「缶ビールは開けてなければ飲めないでしょう。 開け方を教えてあげる。こうして開けるんだよ」と 笑いながら「プシュ」とプルタブを開けてくる。(汗) こちらも負けずに、言い返す。 「これって、旅行・研修ではなく修行ですね」と。 相手も酔っ払いながら「そう、修行だから・・」。 この会話を、笑いながら楽しめるかどうか、 こればっかりは、そういった人たちと信頼関係を築き、 少しずつ歳を重ねないと出来ない修業かも。 それにしても、約8時間のバス内宴会・・楽しかったな。 帰りを考えるとゾッとするけど・・(汗)
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2018年07月11日(水) ■ |
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下山イズム(ism)ですね |
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定年を間近に控えて、頑固になってきたのか、 自分の主張、流儀等を貫くことが増えてきた気がする。(汗) それは、相手がどんなに目上の人でも、ダメなものはダメ、 おかしいことはおかしい、と突っぱねる行動が、 部下たちには、不思議に映るのかもしれない。 それを察してか、「下山イズム(ism)ですね」と言われた。 「イズム(ism)」とは、 1 主義。主張。学説。「イズムを異にする」「イズムにとらわれる」 2 多く固有名詞の下に付いて、特有な主義・流儀・傾向などの意を表す。 「早稲田イズム」「三菱イズム」 「イズム(ism)」と言われるほど、主張はしていないけど、(笑) 悪い習慣は、私の代で断ち切って次世代に手渡そう、とは思う。 そんな行動、発言が「下山イズム」と呼ばれるのなら、 それはありがたく受け入れて、貫き通していきたいな。 「イズム(ism)」は続けないと意味がないからなぁ。
PS. 明日から2泊3日で旅にでます。 いや、3日間、行方不明になりますので、宜しく。
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2018年07月10日(火) ■ |
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つながらないっていうのは、切ないね |
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書籍「長いお別れ」(中島京子著・文藝春秋刊・263頁)から。 認知症が少しずつ進む父親の変化を、娘はしっかり見つめていた。 初めは、お父さん、どうしちゃったの?、しっかりしてよ、とか、 こんな忙しいときにまったく、いい加減にしてよ、と思いながら、 接していたに違いない。 その接し方が、すこしずつ変わり始め、この病気に対して、 しっかりとした捉え方をしているな、と嬉しくなった。 「おそらくは、何か言いたいことがあって、 言えないもどかしさもあるだろうと想像するのだが、 まるで聞いたことのない言葉を繰り返す老人の前に、 何一つしてあげられなくて困っていると、 相手は悲しげに伝えることを諦め、あるいは忘れて、 ますますここではないどこかへ帰りたがってしまうのだ ねぇ、お父さん。つながらないっていうのは、切ないね」 認知症という病気は、少しずつ記憶を失くして、 ゆっくりゆっくり遠ざかっていくから、 「長いお別れ」(ロンググッパイ)と呼ぶことを知った。 一番辛いのは、やっぱり本人なんだろうなぁ。
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2018年07月09日(月) ■ |
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「伝える施設」ではなく「伝わる施設」 |
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観光地に行くと、今でも気になる「ビジターセンター」。(汗) 建物の基本コンセプトや展示内容をはじめ、いろいろな角度から、 この施設は「何を伝えたいのだろう?」を探りたくなる。 そんな話をしていたら、ある方から、アドバイスをいただいた。 確かに、建築する側としては「○○の魅力を伝える施設」という 表現を使いたくなるが、それはちょっと視点が違うのではないか、 「伝える」のが目的ではなく「伝わる」のが目的でなくてはならない。 「情報発信」を意識するようになった頃から、いつも念頭にあるのは、 「周知する」のではなく「届ける」という視点。 ターゲット(相手)に、伝えたいことがしっかり届いているか、 もし届いていないとしたら、それは、周りに対して、 情報発信しています、というアピールと、自己満足に過ぎない。 だから、施設に関しても「○○の魅力が伝わる施設」という視点、 確実に「伝わった」と確認できる何かが欲しい、という指摘。 まさに、私が悩んでいる1つの「情報発信下手」解決策かもしれない。
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2018年07月08日(日) ■ |
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肌の色は変えられません、だから前例になるしかないのです |
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映画「ドリーム」(セオドア・メルフィ監督)から。 1960年代の米ソの宇宙開発戦争を題材にしてはいるものの、 根底にあるのは「人種差別撤廃」のメッセージかな、と思う。 黒人・更に女性であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、 NASAの歴史的な偉業に、彼女たち3人の能力は不可欠だった。 自分たちでも、それを信じていたからこそ、どんな苦境にも 真っ向から立ち向かって、その扉をこじ開けた気がする。 黒人女性が、白人専用の学校に通うこすら許されなかった。 というより、そんな前例がなかった、というべきなのだろう。 でもNASAで働くためには、その学校で学ばなければならなかった。 そのために、州判事に詰め寄るシーンが印象に残っている。 「前例となることの重みは誰よりもご存知のはず。 宇宙に行ったアメリカ人もいなかった。 そして初の宇宙飛行士になったシェパードは、 前例をつくり名を残します。 肌の色は変えられません、だから前例になるしかないのです。 判事のお力が必要です」 その強い想いと信念が、判事の心を動かすことになる。 「前例になること」の大変さは、私も何度も経験しているが、 一度、経験してしまうと、それはそれで意外と楽しい。(笑) 「前例がない」と言われたら「それでは仕方ない」と諦めるか、 「前例になるしかない」と思えるか、それだけなんだよなぁ。
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2018年07月07日(土) ■ |
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ゆるキャラダンス選手権 |
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ネットでいろいろな情報を集めていたら、 「ゆるキャラダンス選手権」なる大会を見つけた。 「ゆるキャラ」と言えば、投票で順位を決める 「ゆるキャラグランプリ」しか浮かばなかったが、 それから派生してか、多彩なイベントがあることを、 今更ながら知って、恥ずかしくなった。 前述の「ゆるキャラダンス選手権」をはじめ、 「ゆるキャラ運動会」などのイベント、 はたまた「ドラムさばきが凄い」とか、 特技が披露され、脚光を浴びていることも知った。 Youtubeなどでも、けっこう投稿されている。 このゆるキャラの使い道、アイデア次第で、 まだまだ市町村のPRに使えそうだな。 子どもたちに人気の・・とか、そういうものではなく、 ゆるキャラのイメージをぶち破るような仕掛け、 話題になることを考えたいなぁ。
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2018年07月06日(金) ■ |
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私がもってる長所は全部パパから |
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映画「アルマゲドン」(マイケル・ベイ監督)から。 聖書に記す「アルマゲドン」(世界の終焉)ではなく、 やっぱり父と娘との親子愛の物語、と再認識した。 それは、映画のようにドラマチックでなくとも、 ちょっと照れるが、いつの世でも、どこの国でも、 父親が娘を想う気持ちは、同じなんだと嬉しくなった。 やはり選んだのは、最後の別れのシーン。 (父)「グレース、元気? 戻ると約束したが・・ (娘)「何なの?」(父)約束は守れない。 (娘)「私もパパに嘘を・・。 私はパパと違う・・なんて言ったけど、何も違わないわ。 私がもってる長所は全部パパから。パパを愛してるわ」 普段あまり話す機会がない娘から、こう言われたら、 もう死んでもいい・・と思うのかも知れない。 地球を救う、人類を救う、なんて大きなことではなく、 自分が犠牲になることで、愛する娘が救われるのなら、 という気持ちが伝わってきて涙腺が緩んだ。 娘が成長すればするほど、この気持ちがわかってくる。 そんなものなのかなぁ、父親って。
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