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2018年08月12日(日) ■ |
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田舎の婆ちゃんち、なんもない・・ |
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巷ではお盆休みなのか、帰省した場所での投稿が多いSNS。 投稿の言葉も、急に方言になったり、ふるさと独特の食べ物、 旧友との再会等の写真、オンバレードって感じで眺めていたら、 けっこう笑えた投稿を見つけてメモをした。 いつもは都会で「ポケモンGO!」で楽しんでいる若者、 戦うジムも、道具を補給するポケストップも、もちろんポケモンも 身の回りに溢れていたに違いない。 それが、お盆休みで訪れた祖母の住む田舎で起動したら、 スマホの画面には、なにも表示されていない。 故障ではなく、本当になにもない、そんな場所だったという。 だからボソッと呟きたくなったのかもしれない。 「田舎の婆ちゃんち、なんもない・・」 特に夏休み期間の「ポケモンGO!」は、イベント満載だから、 焦る気持ちもわからなくはない。(汗) 日本の場合、この期間にイベントをやるのは注意が必要だな。 田舎の婆ちゃんち、ポケモンいないから行かない・・ なんてなったら、また社会現象になっちゃうからなぁ。
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2018年08月11日(土) ■ |
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柿田川外来種駆除作業(ミニ観察会付き) |
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前回(7月第4土曜日)が、台風接近で中止したため、 本当に久しぶりの「柿田川外来種駆除作業」となった。 この季節、第2、第4土曜日は、何よりも優先したいけれど、 なかなか思うようにスケジュール調整が出来ず、 歯がゆい思いをしていたので、今回はとても嬉しかった。 水温15度の湧水の冷たさと、日量110万トンの水量を、 肌に感じながらの1時間半。 ただただ、ミシマバイカモの上に繁茂する外来種を取り除く。 あまり難しい事を考えず、冷たい川に手を突っ込み、 少しずつ丁寧に引き抜く作業をする。 熱中症に備えて、そのまま川の水を口に含みながらの作業、 贅沢なボランティア活動だなぁ、と1人で喜んだ。 さらに作業を終えてから、自然保護団体の人たちが、 今回も中学生が参加してくれているので・・と言いながら、 「ミニ観察会」と称して、柿田川に生息する貴重な魚や、 水中生物、絶滅危惧種などを実際に見せてくれて、大感激。 回を重ねるごとに、バージョンアップしていく気がする、 「柿田川外来種駆除作業」。 今回は「ミニ観察会付き」だったから、記録に残したい。 一人でも多くの人に体験して欲しいな。 柿田川に対する感じ方が、きっと変わるから。
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2018年08月10日(金) ■ |
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あの男についての話は、どれもが控え目に語られている |
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映画「ジョン・ウィック チャプター2」 (チャド・スタエルスキ監督)から。 シリーズ第2弾と知らずに観始めたからか、 冒頭のカーチェイスシーンなどは、何が凄いのか、 よく理解できないまま、ストーリーが進んでしまった。 普通の車にしか見えないのに、 「ただの車じゃない、ジョンウィックの車だ」と絶賛する。 さらに、伝説のように語られるジョンウィックの行動に対しても 「言っておくぞ」と部下を黙らせた後、 「あの男についての話は、どれもが控え目に語られている」。 その無敵のような主人公、ジョンウィックは、 7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われても、 死ぬことはなかった。 彼がどんなに凄い殺し屋でも、たった1人を殺すことが出来ない 世界中の殺し屋の面目は丸潰れであろう。(笑) だって殺し屋たちの銃は当たらず、彼は百発百中。 主人公があまりに強すぎて、うまく作品に入り込めなかった、 これが私の感想。 時間が出来たら、シリーズ第1弾を観てみようかなぁ。
PS. 「なぜ俺は殺されない?」「私が止めているからだ」 この会話が、私の疑問の種明かしなのかもしれない。
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2018年08月09日(木) ■ |
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めっちゃきれい、でも撮るのが難しい |
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柿田川公園第2展望台からの見える、青い湧き間は、 公園の中でも、楽しみにしてくる観光客が多い。 先日も、観光客に混じって写真を撮っていたら、 若い女性たちが、驚きの声を挙げた。 「わぁ、予想以上に大きい」とか「ステキ・・」と 私を喜ばせるフレーズが溢れ、誇らしい気持ちになった。 「この色はインスタ映えするね」まで言われたのに、 その後のフレーズが、ちょっと気になった。 「めっちゃきれい、でも撮るのが難しい」 青色した湧き間を背景に、友だちを撮りたかったのに、 撮れる角度ではないということらしい。 なるほど・・全国の観光地によっては、 景色と人物がバランスよく配置された写真が撮れるよう 撮影台が用意されている名所を見かけることがある。 「撮影スポット」の看板も目にしたこともあった。 柿田川が撮影されれば、当然のようにSNSに投稿され、 知らないうちに、多くの方の目に触れる機会となる。 まずは「自撮棒」を貸してあげることから始めようかな。 私はそうやって、撮影したから。(笑)
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2018年08月08日(水) ■ |
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NGO、所詮、自分探しなんだろ? |
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映画「闇の子供たち」(阪本順治監督)から。 「NGO」を辞書で調べてみると、 (nongovernmental organization) 非政府組織。 平和・人権問題などで国際的な活動を行っている 非営利の民間協力組織。 現在もNGOのメンバーとして、世界の各地で頑張っている人にとっては、 ちょっと観ない方がいいかもしれない。 そんなのおかしいです・・と大声で正義感を訴えたあと 「NGOってのは、みんなああなのかね」と言われてしまう。 平和を声高にすればするほど 「NGO、所詮、自分探しなんだろ?」と相手にされず、 マスコミ取材は、NGO職員が随行するだけで、 「なんでここにNGOがいるんだ」と叫ばれ、怒鳴られる。 最後には、現地でも「NGOがうっとうしい・・」と 罵声を浴びてしまう。 もちろん、映画の中の話なんだけれど、 ただただ正義感だけで突き進むところ、 段取り、根回しなどをしないところ、NGOに限らず、 こういう一失敗を恐れない直線タイプは、 今の時代に合ってないかもしれないな、と感じた。 この映画、どこまでフィクションで、どこまでノンフィクションなのか、 ちょっと考えさせられてしまった作品である。
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2018年08月07日(火) ■ |
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雇用延長は「仕事」ではなく「施し」 |
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書籍「終わった人」(内館牧子著・講談社文庫刊・540頁)から。 定年を間近に控え、年金支給開始の63歳まで、 無収入になる訳にもいかず、先輩たちと同様に、 再任用(雇用延長)かな、そんな気持ちを持ち始めたとき、 この本に出会い、こんなフレーズを見つけてしまった。(汗) 「雇用延長の場合、どんな仕事をさせられるかわからない。 どんな業界であれ、友人たちの大半は、 それまでの地位やキャリアからは考えられないような、 本人にしてみれば『屈辱』とも言えるセクションに回されていた。 そこで若い人たちの冷淡な目を感じながら、働くのだ。 幾ばくかの給料をもらって。俺はそれを『仕事』とは言わない。 それは、俺には『施し』であり、そこに身を置く気はない」 こんな発想をしたことがなかったから、ややひるんだ。(汗) 長く働いてきた「御褒美」とは言わないが、 再就職の難しさを感じながら、議会対応等の緊張から解放され、 やや軽微な「仕事」をする程度の認識だったから。 「いや、雇用延長で後輩たちを指導する立場になる」と、 声高に叫ぶ輩もいるけれど、著者は主人公の口を借りて 「だが、これが現実だった」と呟かせる。 う〜ん、けっこう衝撃的なフレーズだったな、私にとって。
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2018年08月06日(月) ■ |
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ここは鎌倉だぜ |
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映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」(山崎貴監督)から。 幽霊や魔物、妖怪などが日常的に姿を現す古都・鎌倉。 現実的にはあり得ない・・と思いつつも、 鎌倉幕府があった場所でもあるし、もしかしたら・・と 思わせてしまう魅力をもった街でもある。 その雰囲気をそのま表現した会話が、作品冒頭で見つけた。 「それにしても、この町ってなんだかゆったりしてるって言うか、 鎌倉は不思議な所ですね」 「東京と時間の進み方が違う感じだろ?、そのうち慣れるよ」 こんな会話をした後、最後の決めセリフが 「ここは鎌倉だぜ」。 どんな驚くことがあっても、不思議なことが起きても、 こんな短いフレーズで、そうか・・と納得させてしまうくらい、 「鎌倉」という街は、不思議な場所、と言えそうだ。 我が町でも言ってみようかな。「ここは清水町だぜ」 いや「ここは柿田川だぜ」でもいいかもしれない。 それが、郷土愛につながってくるんだろうなぁ。きっと。
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2018年08月05日(日) ■ |
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本気の夏、100回目。 |
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朝早くから、地域の資源ごみ回収当番を汗だくで終え、 帰宅後、シャワーを浴びて、テレビの前に陣取った。 お目当は「第100回全国高校野球選手権」 開会式は、皇太子殿下による、皇太子としての最後のご挨拶、 さらには、60回の歴史を積み重ねてきた大会優勝旗が 3代目として新調され、披露された。 開会式直後の開幕試合は、星稜高(石川県)VS藤蔭(大分県)。 その始球式は、なんと星稜高校OBの松井秀喜さん。 ストライクにならなかったが、けっこう本気で投げていた。 今年は100回という記念大会なので、 「甲子園レジェンド始球式」と銘打って、甲子園を沸かせた 「伝説の球児」が、再び甲子園のマウンドに上がる。 (8/20(準決勝) 桑田真澄(PL学園)、佐々木主浩(東北)) 昨年から楽しみにしていた、100回記念大会の企画は、 サッカーW杯に負けじと、けっこう本気な気がする。 あっ、今年の夏の甲子園キャッチフレーズは、 全国11,565点の応募から選ばれた「本気の夏、100回目。」 「さまざま人たちの笑顔が輝く大会」になるといいな。
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2018年08月04日(土) ■ |
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現代のリファレンスサービスは、情報の選択 |
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今年の春、ギックリ腰になったとき、ふと思った事がある。 図書館で「ギックリ腰の治し方を知りたいのですが」と訊ねたら リファレンスサービスとして、どう応えるのだろうか?、と。 「リファレンスサービス」とは、 図書館利用者が学習・研究・調査を目的として 必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が、 情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を 検索・提供・回答することによってこれを助ける業務」を指す。 ネットで調べても、治療方法はどれが正しいのかわからないし、 お医者さんのホームページが正しいとも限らない。 そういった意味で、医療・食事を含む「健康」に関する リファレンスサービスは、非常に難しい。 情報が少なかった時代は、それを探し出す能力が求められたが、 情報が溢れている現代では、情報の選択能力こそが、 図書館職員に求められる能力の一番ではないだろうか。 こればかりは、経験に勝る近道はない。 何度も何度も、図書館利用者の要望に応えながら、 知識を積み上げていくしかない気がするなぁ。
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2018年08月03日(金) ■ |
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半歩先のトレンドを『作る』のが私の仕事 |
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映画「嘘を愛する女」(中江和仁監督)から。 ストーリーとか、スケールの大きさから考えると、 テレビドラマでも良かったかな?という印象をもって 鑑賞を終えた。(汗) メモした台詞を眺めても、この作品を思いだすに足りる インパクトなフレーズがなかなか選べなかった。 そんな中、なぜか、キャリアウーマン役の長澤まさみさんが、 作品冒頭に、企画の仕事をしている女性らしい台詞を言い放った。 「今はどこの企業も調査調査と慎重になっていますが、 私は市場調査を信じすぎちゃダメだと思うんです。 今価値があるものじゃなくて、半歩先のトレンドを『作る』のが 私の仕事だと思っています」 この「半歩先」の距離感が、私にはしっくりとハマった。 「一歩先」ではなく「半歩先」。 最先端すぎでもいけないし、みんなと同じペーズでもない。 その「半歩先」を上手に見極め、企画として仕立てていくか、 それが、一番難しいんだけどなぁ。
P.S. (何度も繰り返された表現ではあるが・・) 「夕方になると、太陽が灯台の上に来て、 まるでロウソクのように見える。 そして夕陽を浴びた灯台は、その光を溜めて夜の海を照らす」
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