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しもさんの「気になる一言」
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2018年08月22日(水)
観光は「市町村名」など知られなくてもいい

最近、産業観光課から生涯学習課へ異動したためか、
やや冷静に「観光」というものを見つめることができている。
その1つが「観光は『町名』など知られなくてもいい」
旅行する人は、旅行先を選ぶ時「市町村名」で検索しない。
よほど、まち全体の雰囲気で売り出しているのなら、
それも選択肢の1つだけど、ほとんどが「観光地」で選ぶ。
そして「この景色を見たい」「この体験をしたい」
「このお店のこれを食べたい」・・と具体的になっていく。
それなのに、周りを見渡すと、自分のまちの宣伝ばかり。
自治体ごとに作られる「観光パンフレット」も、
近隣市町の「観光地」は、ほとんど掲載されていない。
税金で作っているから、と言えば聞こえはいいけれど、
東京ディズニーランドのように、その場所だけで、
多くの観光客を満足させることができればいいが、
そうでなければ、一緒になってこの地を売り出していく。
お互いのパンフレットに、お互いの観光名所を掲載する。
そんなところから始める必要がありそうだな。



2018年08月21日(火)
なぜ人は映画が好きか? 構成されているからさ。

映画「人生はシネマティック!」(ロネ・シェルフィグ監督)から。
全体的には、恋愛映画?と思いたくなるが、
メモした台詞を見直すと、やはり脚本家の映画だった。
「全ての責任は脚本にある」
「信憑性は大事だが、楽観的に描いてくれ」
「面白い作品だったが、国民が奮起して前向きになるには、
太った警官がはしごを落ちるだけではダメだ」
「脚本1ページは映像1分、フィルムで80ヤード分よ」
「これが映画だ。現実から退屈な部分は削る。
事実と真実は違う。何よりもストーリーが優先」
「女はヒーローより、ヒーローの恋人になりたがる」
「50ページのタワゴトより4つの正直な言葉を」
「たまには価値ある映画を作りたい。
人生の1時間半を捧げたくなる映画を」
脚本の面白さに触れた時、にっこり笑った主人公が印象的だ。
作品中「脚本」に関するメモを一つ選ぶとしたら、
「なぜ人は映画が好きか? 構成されているからさ。
ストーリーには、形、目的、意味がある。
不幸な展開も、作為的で意味がある、人生とは違う」かな。



2018年08月20日(月)
現在のイタリア観光地「ポンペイ」が舞台の別作品

映画「ポンペイ2014」(ベン・デマリー監督)から。
今までにも、何度か「超大作・話題作」と勘違いし、
鑑賞し始めてから「???」となることがあったが、
まさか、こんなに早く、映画「ポンペイ」のスピンオフ作品が
登場するとは考えていなかったので、不覚だった。
映画で「スピンオフ」とは、既存の作品を題材に、
新しく描いた外伝的な作品のこと。「スピンアウト」とも言う。
今回は、まんまと嵌められた。(汗)
ぺスビオ山噴火で灰に埋まった「ポンペイ」ではなく、
現在のイタリア観光地「ポンペイ」が舞台の別作品。
「2014」とは、たぶんそんな意味なのだろう。
これ以上、物語について書くと、自分が情けなくなるが、
「活火山の観光」や「休火山の登山中」、突然、
火山爆発に遭遇した時の、マニュアル・ビデオと考えれば、
使えなくもない。
噴火の後、想定するのは、熱波、土石流、火砕流・・、
その時、どんな対応をするか、そんな視点で観るのも
この作品のひとつの活用方法であろう。



2018年08月19日(日)
「祭りだからしょうがない」「こんな時だからこそ」

祭りだからしょうがない・・そんな話も耳にするけれど、
こんな時だからこそ、気になることが増えてしまう。
例えば、子どもを抱っこしている親、その抱えられているこどもは
泥だらけの靴のまま。靴の高さは、浴衣姿の女性の肩あたり、
もう少し周りに気を使って欲しいな、と思うばかり。
混雑のど真ん中で、ベビーカーをたたむ、若い子育て世代は、
その行動が、まつり独特の人の流れを止めてしまい、
多くの人が困っていることにも気付かない。やはり気づいて欲しい。
さらに、祭りの様子を写真や動画で撮影し、SNSに投稿する人たち、
見も知らぬ人でも、顔がはっきりわかる写真は、どうも気になる。
その何気ない投稿が、犯罪、事件に繋がらなければいいな、
そんなことを思いながら、近隣市町のお祭りを眺めていた。
これは「ルール」ではなく「マナー」「エチケット」の問題、
「道徳」が学校の教科となるというのに、と呟きながら
まずは、子どもたちより私たちが学び直す必要があるな、と
真剣に考えている私がいる。



2018年08月18日(土)
寄り添って歩くということ

昨晩、三島のお祭りに出掛け、妻と歩いて帰ってきた。
歩き始めてすぐ、彼女から一言。
「歩くのが速過ぎるよ、もっとゆっくり歩いて」
毎日、通勤で歩いているからか、速くなったのだろか、
意識して、ペースを落として歩いてみた。
しかし、暫くすると、また彼女との距離ができてしまう。
よく考えてみると、通勤は一人だから自分のペースで歩く、
今回は二人なのだから、相手のペースに合わせる、
それも、速く歩いてしまう私の方が意識する必要があった。
これは、人生にも同じことが言える。
定年退職を間近に控え、仕事から家庭へとペースダウンし、
家族と過ごす時間が増えるのだから、今までのような、
生活のリズムでは、家族との距離が離れてしまう。
(仲が悪くなってしまう、ということではなく・・)
相手の生活のリズムを意識した、自分なりの生活リズムを
徐々に身につけていきたいと思う。
結局は、妻が私のベルトをつかんで速度をコントロールし、
照れくさかったけれど、寄り添って歩くことができた。
腕を組んで・・でないところが、私達らしいな。(笑)



2018年08月17日(金)
ここにゴミを置いていかないで下さい!

あるトイレでみつけた、注意看板。
白い紙に、2行で大きく描いてあった。
「ここにゴミを置いて
いかないで下さい!」
「いかないで下さい」の表現はインパクトがあり過ぎ、
この場から離れないでください、と言われているようだ。(笑)
そもそも「置いていかないで」というフレーズがわかりにくい。
「置かないで」なら、スッキリするのに、
「置いていく」を否定するから「置いていかない」となる。
こういったトイレなどに貼られている、手描き文字の注意書きは、
私の絶好のメモ対象となる。
書いた人の気持ちも分かるから、余計、目に付いてしまう。
こんな時って、一度、英語にしてみるといいらしい。
それから、あらためて、英語を日本語に訳すという方法だ。
これから、世界的なイベントが続くので、
トイレの貼り紙も、英語バージョンがいるかもなぁ。



2018年08月16日(木)
外見だけじゃなく、彼女の本質が見えてくるんだ

映画「奇跡の絆」(マイケル・カーニー監督)から。
原題は「Same Kind of Different as Me」
資産家とホームレスの友情を描いたノンフィクション小説と知って
やや驚きを隠せなかった。
ラストシーン、黒人のホームレス、デンバーの弔辞は、メモを増やしたが、
今回は、この映画をいつまでも覚えておくために、そのホームレスが、
美術館でピカソの絵を観た時の会話を残しておきたい。
彼は、ピカソの絵を観て「(これを描いた画家は)誰だ?」と訊ねるくらい
絵画に対しての知識がないにも関わらず、
「バラバラにした女をメチャクチャに継ぎ合わせたみたいだ」と言い、
「ああ、そのとおりだ、彼は・・」と説明する美術商を横目に
「実際の彼女を見る時とは、違った見方ができる。
外見だけじゃなく、彼女の本質が見えてくるんだ」と感想を述べた。
その感想に驚いたのは、実は彼を美術館へ案内した美術商。
今はたとえホームレスでも、彼の文化的水準の高さに驚き、そして認めた。
また、その例えで「自分が妻の本質を見てこなかったことに気付かされる。
私は、このシーンが一番好きだ。
さらに「(この絵を)美術館が買ってくれてよかった」と喜び、
「俺みたいな人間も1200万ドルの絵をみれるからな」と呟いた。
美術館を、そんな視点で考えたことがなかったから、ますます驚いた。
ピカソの絵の鑑賞の仕方、美術館に対する敬意の表し方、
どれもが、なるほどなぁ・・と思うことばかり。
たまには、こういう映画もいいなぁ。



2018年08月15日(水)
パソコンとスマホとタブレットは違うOA機器

先日この「気になる一言」に取り上げた
「シェアするということは『報告』から『広報』に変わる」、
これを気付かせてくれた「小嶋裕亮」氏と、
セミナー打ち上げで近くに座ったのを機に、
今まで疑問に思っていたことを、いろいろ訊ねてみた。
「パソコンとスマホとタブレットは違うOA機器」
そんなアドバイスの意味が、最近になってやっと分かってきた。
どれもインターネットに繋げられるOA機器だけど、
使う場所、使う人、使う職業などによっても使う機器も違う、
ということは、画像1つ投稿するにしても、
どの機器を利用している人に見てもらいたいか、を意識する、
そして、そのターゲットが見やすいように投稿をする。
それが「広報戦略」の基本だと教わった気がした。
言いかえれば、画面の「縦横比」だって違うのに、
同じ写真や動画をアップしているのさえ、ダメな気がしてきた。
スマホを横に倒せば、横位置の画像は見ることが出来るけど、
やはり、縦位置の画像を投稿することが、喜ばれるに違いない。
これって、投稿する人にとって、永遠の課題だな、きっと。



2018年08月14日(火)
シクサハセヨ(ご飯食べなさいよ)

映画「涙でいっぱいになったペットボトル(カンペの手紙)」
(辻裕之監督)から。
冒頭のシーンで、てっきり韓国映画だと思っていたら、邦画だった。
気になる一言は、何度か登場する韓国語。「シクサハセヨ」
日本語では「ご飯食べなさいよ」と訳されていた。
調べてみると「식사 하세요.」(sikusahaseyo・)
「食事をとってくださいね」ともう少し優しい意味らしい。
韓国では、食事関連の表現を使うことで、
相手のことを大切にしていることを伝える表現で使うようだ。
韓国の文化を垣間見たような気がする。
また、元Wink・相田翔子さんの韓国語の上手さに、
もしかしたら本当は韓国人?と思いたくなるようなシーンも多かったが、
そんな彼女が、何度も口にする「私としたい?」も妙に可笑しかった。
一つ気になったことは、この映画に限ったことではないが、
闇社会の住人って、兄貴分が帰ってくると「ご苦労さんです」と挨拶する。
その「ご苦労さま」って、目上の人が目下の人に使う言葉と習ったが、
私も上下の関係なしに「ご苦労さま」って口にしたいほうだから、
妙に納得してこのシーンをメモした。
やっぱり「ご苦労さま」は、どちらからでも使っていい挨拶だと思う。

P.S.
墓地でウェディングトレスは、ちょっとやり過ぎだったね。(笑)



2018年08月13日(月)
映画館ではメモしない

今年から、心に決めた事がある。(汗)
と、言ってもそんなに大げさなことではなく、
映画館内では、映画の台詞をメモしない、と決めただけ。
実は、私の特技の一つで、暗闇でもメモ出来る。
今までにも何度となく、鑑賞した作品の中で、
気になるフレーズがあると、その場でメモをした。
時には、メモした文字が重なって読めなくなる時もあるが、
基本的には、帰宅後にメモを整理してPCに打ち込める。
しかし、最近、少し考えを変えた。
観たばかりの映画のレビューを書かなくても、そのうちに、
DVDになるだろうから、その時にゆっくりメモしよう、
そう思えるようになった。(それでもメモはするのですが・・)
おかげで、上映中にゴソゴソとメモする音もなくなるし、
ほとんど同伴する妻(夫婦割引)も、ホッとしたようだ。
今年も話題の映画「オリエント急行殺人事件」や「万引家族」
「ミッション:インポッシブル フォールアウト」などを観たが、
その作品のレビューは、後日ゆっくりとすることになる。
長年続けてきたことを突然変えることって、けっこう辛いけど、
やってみると、大したことないんだよなぁ、とほほ。