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2018年09月13日(木) ■ |
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西洋では、話がまとまった時、シェイクハンドするがぜよ |
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NHK大河ドラマ「西郷どん」から。 たぶん・・薩長同盟締結の前だったと思う。 坂本龍馬が、西郷吉之助に手を差し伸べてこう教える。 「西郷さん、おまぁ、シェイクハンド言うがぜよ。 西洋では、話がまとまった時、シェイクハンドするがぜよ」 そして、苦難を乗り越えて、桂小五郎と話がまとまった時、 もう一度、坂本龍馬がこう言う。 「西郷さん、今ですけ。おまんの望みやったシェイクハンド」 少し戸惑いながら手を差し出した西郷に、 桂が「西郷くん、よろしゅう頼む」とガッチリと握手する。 更に、西郷が「こちらこそ、お願いいたします」と握り返すシーン。 とても力強い握手(シェイクハンド)が印象に残っている。 それに比べ、現代の日本では、来年春の「統一地方選挙」を控え、 候補予定者がやたらと握手を求めてくるシーンが多くなった。 それも、こちらが好むと好まざるにかかわらず。(笑) これはもう「話がまとまった時にする、シェイクハンド」とは 大きく意味が違っている気がする。 あっ・・「西洋では・・」の条件付きか。 「日本では、話がまとまらなくても、シェイクハンド」するんだな。 握り返した時に伝わってくる想いなんて、関係無いのかもなぁ。
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2018年09月12日(水) ■ |
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何も変わってない、すべて元通りよ |
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映画「間奏曲はパリで」(マルク・フィトゥシ監督)から。 フランス映画って感じ・・が鑑賞後の第一印象。(汗) ストーリーからすれば、単なる夫婦間の感情のもつれなのに、 よくぞここまで、映画仕立て(映画風)にしたものだ、と感心した。 私は、主人公は夫の方ではなかったのか、という感想を持ったし、 私が男だからなのか、妻の不倫に心が揺れ動く様子は、理解できた。 それを象徴するかのような夫婦の会話がメモとして残っている。 「(あの雄牛、最近)あまり元気がない、メスと離してからだ。 一緒にしてた時は元気だった。 姿が見えないからここを出てったと思ってる」と夫。 「戻ったのは、見てるはず」と妻。 「きっと不安なんだ。元の関係に戻れるか、 自分に資格があるのか」と夫。 「もちろん、あるわ。 何も変わってない、すべて元通りよ」と妻。 お互いいろいろあったけれど、結果は以前と同じ状態に戻ってしまった。 夫婦それぞれの不貞行為を含め、何もかも知り尽くしてのこの会話こそ、 作品を思い出すに相応しい。 ただ、これは「ロマンティックストーリー」なのか、 これを「ハッピーエンド」と考えていいのか、難しい。 予告編で見つけたキャッチコピー 「おとなの、より道」ってところだな。
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2018年09月11日(火) ■ |
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いつもと同じ朝、いくつもの約束があった。 |
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映画「ナインイレヴン 運命を分けた日」(マルティン・ギギ監督)から。 アメリカ同時多発テロ事件「9.11」を題材にした作品は、 これまでも幾つも観てきた。 そして、その度に感動を覚えていたが、今回のラストシーンは、 感動ではもなく、ただただ悲しかった。 でも、ハッピィエンドはごく稀で、多くの方が目の前で命を落とした、 それが現実・・という監督の叫びがある。 鑑賞後に見た、予告編のキャチコピーが心に残った。 「いつもと同じ朝、いくつもの約束があった。」 その約束は様々だけど、あの「9.11」の夜、1日を振り返ると 果たされた約束と、果たされなかった約束が存在した。 だから毎日を大切に、そして後悔しないよう生きよう、という 教訓みたいな作品ではなく、 神が与えた運命を静かに受け入れよう、というような、 死に対する定義の方がクローズアップされた作品だった気がする。 タイトルを見て、意外だったこと。 よく考えれば当たり前だけど、彼らにとってアメリカが分断された日は 「9.11(キュウテンイチイチ)」ではなく「ナインイレヴン」。 気をつけなくちゃなぁ。
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2018年09月10日(月) ■ |
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国際空港は、日本文化の縮図だね |
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東京国際空港(成田)や中部国際空港(セントレア)を 訪れた時、いつも思うことがある。 (最近では、羽田空港でも・・) 今、日本で流行っていることや日本文化と呼ばれるものが 一同に詰め込まれているなと感じていた。 日本人の私でさえ欲しくなるような民芸品から、 全国でもその地域にしかないと思われていた、 地域限定のキティちゃんグッズまで全部揃っている。(笑) 旅行に行くたびに、私が一所懸命集めてきた、 「耳掻き」はなんだったの?と思いたくなるものまで。 でも、これって外国人向けのサービスなんだろうな、と ひとりで納得してしまった。 日本文化を調べたかったら、国際空港へ行くといい。 美味しいものを探すのも、国際空港へ。 「国際空港は、日本文化の縮図だね」を残しておこう。 あれ?世界の国際空港はどうなんだろう。 その国の文化が、国際空港に集まっているのだろうか? これは、旅行好きか、旅行業者に尋ねるしかないな。
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2018年09月09日(日) ■ |
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アラビア語で何か言って?音楽のように聴くから |
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映画「迷子の警察音楽隊」(エラン・コリリン監督)から。 エジプトの警察音楽隊が、イスラエルに招かれ演奏会に行き、 現地で迷子になるというストーリー。 予告では、面白いシーン満載だったけれど、 実際は、笑えるシーンは最初の数分だけで、 宗教とか、エジプトとイスラエルの関係は よくわからないけれど、けっこう重たい映画だったと思う。 外国人と言葉が通じない時のあのどんよりした雰囲気、 それを一晩中、続けるとなると、気が滅入る。 わかるだろうか・・そんな映画なのである。 それでも、その雰囲気を打破するために、片言の英語で話す。 それが、今回の気になる一言。 「アラビア語で何か言って?音楽のように聴くから」だった。 正直、アラビア語は全然わからない。 でも、音楽のように聴くから、ずっとアラビア語を話して・・。 彼らに、ストレスが貯まらないようにしてあげたのかな。
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2018年09月08日(土) ■ |
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コースを押しつけるくらいの方がいいかも・・ |
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「外国人の旅行者」と言うと、日本にも長期滞在をして、 自分で訪問先を決めてアクティプに動き回る人たち、を イメージしやすいが、実は、そうでもなさそうだ。 日本の自治体は、どうしても自分たちのまちの中で完結できるよう、 名所にもならないような場所まで、パンフレットに掲載し、 選択肢の多さを自慢したがるが、それも面倒臭がる人達も多い。 それは、外国人だけでなく、私たち年を重ねた人たちの旅行も同じ。 いくつものモデルケースがあるよりも、このコースを行けば、 絶対に満足できるコースを一つ作った方がいい、そんな話を耳にした。 もっと簡単にいえば「コースを押しつけるくらいの方がいいかも・・」 それくらい自信をもって勧められるコーズでなければ、 全国、世界の数ある観光地に対抗して誘客などできない、ということ。 厳しい言い方だけど、妙に納得してしまった指摘である。 今までのようにやっても、なかなか観光施策が上手くいかなければ、 試してみる価値はありそうだ。
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2018年09月07日(金) ■ |
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なぜいつも「奥さん」と? 自分の妻だろ |
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映画「画家と庭師とカンパーニュ」(ジャン・ベッケル監督)から。 作品中、主人公のひとり、庭師のジャルダンが、 自分の妻のことを「奥さん」と呼び続けるシーンがある。 字幕を読むたびに「日本語訳」が不自然、と思いつつも、 それが、わざと「奥さん」と読んでいるとは気づかなかった。 (翻訳した人のミスかな?と思い込んでしまったくらい(笑)) しかし、ストーリーの後半で、 画家のカンバスが、庭師に訊ねるシーンがある。 「なぜいつも『奥さん』と? 自分の妻だろ?」 あっ、やっぱり、意識していたんだ、と改めて感じたのはいいが、 「どうしてだろう?」という疑問の答えは最後までわからずじまい。 初老の男たちが演じる「男ならではの距離感」 お互いを支えあいながらも、私生活には干渉し過ぎることなく、 穏やかに、そして静かに友情を深めていく過程は、 私の好きな映画のパターンであるが、やはり腑に落ちない。 なぜ自分の妻を「奥さん」と呼んでいたのだろうか? 私の見落としだろうか、気になって仕方がない。
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2018年09月06日(木) ■ |
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スマホの充電・・ |
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今日の明朝に起きた、北海道の地震。 被害が分かるにつれて、知人・友人の安否が気になった。 無事を確認してから、次にしたのは、SNSやLINEの確認。 被害状況は、彼らの投稿で、よりリアルな情報が伝わり、 その被害の大きさに驚いた。 その中でも、私が一番気になったのは「北海道全土停電」。 家庭も職場も、電気製品が溢れている現代の暮らしに、 どれだけの影響があるのだろうか、だったのだが、 朝方の通勤時間は信号機が停電のため動かず、 サラリーマンの仕事に大きな影響がでていたが、 時間が経過するごとに、停電の影響は変わった。 夕方・夜になると、北海道に住む人達の投稿も減り、 災害復旧で、それどこではないのかな?と思っていたら、 ただ一言「スマホの充電・・」の文字。 そうか・・いつ復旧するか分からない停電対策として、 スマホの充電は、大きな課題のひとつとして浮かびあがった。 被災した彼らの生の投稿が、今を伝える確実な情報なのに、 それを発信するスマホの充電が出来ないのは、残念である。 本州の人とLINEで会話できれば、ストレスも少しは減るかも、 そんな事を考えながら、いろいろな手段で情報を得ている。 私たちに今、出来ることはなんだろうか?
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2018年09月05日(水) ■ |
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出来ることなら、自動販売機より店員に注文したい |
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最近の飲食店(特にラーメン店)では、店内に入る前、 自動販売機でメニューを選ぶシステムを見かける。 人件費削減のためには、仕方がないのかも知れないが、 私は、どんなに美味しいと評判のみせでも、ほとんど行かない。 それは、多くのメニューの中から選ぶ楽しみができないから。 外食の楽しみ方は、なんと言っても選ぶところから始まる。 自宅ではなかなか食べることができないメニューだったり、 今まで体験したことのない味だったりすることも、 だから、お店の入り口で、後ろに並ぶ人を気にしながら、 いいや、これで・・・とボタンを押してしまう事に抵抗がある。 面倒くさいことだけど、店員とお客の大切な接点であると思うし、 これを惜しんでいては、人間相手の商売はできないのでは?と、 他人事ながら心配してしまう。 それでも、入口での「自動販売機」システムを導入するのなら、 先に席を確保して、自販機と同じメニュー表を見ながら選択し、 決まったら、自動販売機で購入するシステムに変更はどうだろう。 私が嫌なのは、後ろでイライラされることなのかもしれないな。
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2018年09月04日(火) ■ |
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(正義を貫く)ハイランダー |
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映画「ブレイブ・ストーリー」(千明孝一監督)から。 宮部みゆきさんのベストセラー小説アニメ化、 さらに、主人公ワタルの声が、大好きな松たか子さん、 それだけの理由で観始めたが、ちょっとわかりにくい。 小説を映画化、さらにアニメ化では、無理もないかな。 「大事な願いごとのためなら、何をやってもいいのかなぁ」 「僕は何かの引き換えに、自分だけ幸せなんてなりたくない」 こんな台詞が散りばめられているから、子どもたちにも そんなわけないよね、というメッセージは伝わってきた。 辞書によると「ハイランダー」とは「高地人」 きっと「志が高い人」とか、そんな意味があるのかもしれない。 私たち社会でも「家訓」とか「社是」があるように、 目的のためなら、どんなことをしてもいいというわけではなく、 これだけは絶対守らなければならない、という「基本理念」、 それが今回の作品では「正義を貫く」ということだと理解した。 でも「ハイランダー」って、ちょっと説明して欲しかったなぁ。
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