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2018年09月21日(金) ■ |
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飲み放題が増えて、二次会・三次会がない |
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タクシーの運転手さんに聞いた、最近の歓楽街情報について。 いつものように、「最近の夜の街、どうですか?」と訊いたら、 スナック、カラオケ業界も大変のようだ。 理由は簡単、居酒屋等に多い「飲み放題」「食べ放題」が、 ハシゴをする人を減らしたようだ。 言い換えれば、二次会・三次会がない、ということらしい。 自分たちの若い頃は、二次会はカラオケができる「スナック」、 中間管理職の頃の二次会は、決まって「カラオケボックス」。 飲みにでたら、一軒で帰ることはほとんどなかった。(汗) それが最近では、一次会でお腹いっぱいになってしまい、 もう入らない・・とばかり、その場で解散することもしばしば。 今と昔、飲み会の形が変わったということかなのか、 それとも、飲みュニケーションが必要なくなったのか。 とにかく、お金が循環するシステムが崩れているようだ。 タクシーの運転手、もっと面白い話、聴かせて欲しいなぁ。
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2018年09月20日(木) ■ |
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愛着の想いが加わると愛おしくなる |
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何気なくみていたテレビ番組から流れてきたフレーズ。 (たぶん、NHK「美の壺」だと思うけれど・・) 小さいころから、集めるのが好きだった私。 「切手」から始まり「通行手形」や「耳掻き」まで、 どこか旅行に出かけるたびに、集めていた気がする。 そして、整理がつかなくなって、誰かにあげたり、処分する。 これを何度繰り返してきたことか・・・とほほ。 しかし、どうしても手元から離せないものもある。 先述の「耳掻き」などもその一例なのであるが、 歴史的に価値がある貴重なものでもないのに、どうしても残してしまう。 その理由が「愛着の想いが加わると愛おしくなる」 ただのコレクションではなく、実際に生活の中で使ってみたり、 友人・知人も協力して集めてくれたものだから、と気付いた。 言いかえれば、単なるモノではなく、愛着が加わって、 手離すのが惜しくなるほど、愛おしさを感じているに違いない。 その愛着は、モノに留まらず、言葉にも及び、 現在の「気になる一言」へと続いているのかも知れないな。 何十年も書き続けてきたフレーズは、一つ一つに愛着があるし、 時々、ふと思い出して、会話の中で使ってみる。 やはり集めるだけでなく使って楽しむこと。 これが、愛おしくなる秘訣だな、きっと。
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2018年09月19日(水) ■ |
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親と子の「宿命」だけは、永遠のものである |
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映画「砂の器」(野村芳太郎監督)から。 誰がなんと言っても、この映画のテーマは「宿命」だから、 作品ラストに流れるテロップを、あえて「気になる一言」に選んでみた。 本来は、もう少し長く、「旅の形はどのように変わっても、 親と子の『宿命』だけは、永遠のものである」 このワンフレーズで、映画全体を表現している気がする。 本来なら、作品途中に交わされる、「幸せなんてものが、 この世の中にあるのかい?もともとそんなものはないのさ。 ないからみんながそんな影みたいなものを追ってるんでね」 「それが宿命?」「もっともっと大きな強いものだ。 つまり生まれてきたこと、生きているってことかもしれない」 この会話を取り上げようと思ったのだが、どうもピンとこなかったし、 鑑賞後に観た「予告編」のテロップ「宿命とは、悲しさなのか、強さなのか」 これもこの作品を思い出す一言までには至らなかった。 天才音楽家・和賀英良が作り出す「宿命」という名の楽曲は、 ベートーベンの「運命」とは違う雰囲気を漂わせていたのではないだろうか。 (加藤剛さん演じる、若き天才音楽家、和賀英良の4拍子の指揮には、 思わず、笑ってしまいましたが・・・) ところで、我が家では、この作品の主人公は誰か?で意見が分かれた。 私は「今西刑事役の、丹波哲郎さん」 妻と娘は「天才音楽家、和賀英良役の加藤剛さん」 さて、どちらが正しいのかなぁ、ちょっと気になる。(汗)
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2018年09月18日(火) ■ |
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今は、タクシーを利用せず、奥さんや子供たちが迎えに来る |
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飲み会の帰り、タクシーの運転手さんと話すのが好きだ。 「最近どうですか?」の一言が言えれば、 普段、人と話す機会の少ない人の方が、こういう機会に 饒舌になって、いろいろ教えてくれる。 タクシー業界は、厳しい時代になっているらしいけれど、 「どうしてですか?」と訊ねたら、 「今は、タクシーを利用せず、奥さんや子供たちが迎えに来る」 と笑いながらも、とても大切なことを指摘していた。 私はてっきり「代行にお客を取られちゃって・・」を予想したが 言われてみればそうだよな、と頷いた。 私たちの飲み会でも「帰りの足はあるの?」と訊くと 「ウチのを呼ぶから大丈夫」という返事が増えた。 家族がほとんど免許をもち、遅くても起きている家族がいる、 そして、仕事帰り・酔っ払いのお父さんを 「しょうがないなぁ」と迎えにきてくれる家族がいるということ。 そう言えば、駅のロータリーはお迎えの車で溢れている、 タクシー業界だけでなく、バス業界、代行業界も影響を受ける。 そういう時代になったってことなんだろうな。
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2018年09月17日(月) ■ |
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主役は、茶道の武田先生ではないか、と思うほど |
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公開を待ち望んでいた映画がある。 それが「日日是好日」(大森立嗣監督)(10月13日から全国) 地元の書店で映画化を知り、心待ちにしていた作品だ。 原作の同名エッセイ(森下典子著・新潮文庫刊・252頁)を、 数年前に少しだけ習っていた茶道の先生から勧められた。 その後、仕事が忙しい時、心が落ち着かない時に読み直し、 その魅力に触れていた作品でもある。 だから、映画化を知った時、本当に嬉しかった。 そんな折、樹木希林さんの訃報を知り、耳を疑った。 実はこの原作、ゆったりとした時間が流れ、 主役は、茶道の武田先生ではないか、と思うほど、 いろいろなことを教えてくれる。 その先生役を演じた樹木希林さんが他界したと知り、 その一言ひとことが、彼女からのメッセージとして 私の記憶に残るに違いない。 (心よりご冥福をお祈りします、合掌)
P.S. 書籍の「気になる一言」を書いたのは、 2010年02月10日(水) ■雨の日は、雨を聴くこと http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20100210
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2018年09月16日(日) ■ |
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なんとなくコイツらが食うだろうってのを出して |
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15年以上会ってない親友が帰省する、と言うので、 普段は散らばっている仲良しグループに声を掛けて、 沼津の居酒屋に集合した。 さて、何を頼もうか、とメニューを眺めていたら、 仲間のひとりが、こう言った。 「なんとなくコイツらが食うだろうってのを出して」 もちろん、集まった場所も同級生が経営している店、 気心がしれているからかもしれないが、面白かった。 「大将、おまかせ」とか、常連さんの「いつものやつ」は、 料理を注文する時のステイタスなんだけど、 今回は「男ばかりで、この年齢の人たちの集まりだから、 きっと、こんな料理を出すと喜ぶだろうな、というのを 適当に選んでください」という意味が込められている。 まぁ、久し振りに会って話に夢中だから、 一つずつ注文するのが面倒臭かっただけかも。(笑) さすが、店主も同級生、私たちが食べたいものが、 タイミングよくテープルに運ばれて来た。 こういう注文の仕方、いいなぁ。
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2018年09月15日(土) ■ |
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発電所って無防備すぎない? |
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今回の北海道全土ブラックアウトは、 衝撃的な映像として、私の脳裏に焼き付いた。 何度か訪れた函館山からの夜景も一瞬にして消えた。 人類は、月や火星、小惑星にまで届く技術があるのに、 自然災害に対しては、無防備だな、と最近感じた。 暗闇で光がない恐怖は、他の恐怖とは比べものにならない。 だからこそ、停電は大きな心の負担となる。 話は突然、太平洋戦争の頃にワープするけれど、 相手国を疲労困憊の状態にするには、 大規模な無差別的な空襲よりも、 火力発電所、水力発電所を爆破して停電にさせる方が 効果があったのでは?、と戦略的に考えたがどうだろうか。 殺し合う戦争よりも、国民は悲鳴をあげるに違いない。 それほど、日本を始め、全世界の暮らしで、 ほぼ電気に依存した生活が営まれている。 フロンティア精神の宇宙開発と比較するつもりはないが、 もう少し、電気以外のエネルギーに関して、 関心を持たなければなぁ、なんて思ってみたりした秋の夜長、 「発電所って無防備すぎない?」を残しておこうと思う。
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2018年09月14日(金) ■ |
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上司は友達じゃないし・・ |
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久しぶりに集まった、高校時代の仲良しグループ。 私みたいに、ネット依存症に近い60歳から、 未だスマホではなく、携帯電話の60祭まで、いろいろ。 しかし、ほとんどがLINEやFacebookには登録していて、 緊急や一斉連絡の時に利用している。 それでも、LINEに参加しないメンバーに訊いたら、 「LINEは家族だけ、と決めている」とか 「あの『ともだち」が、理解に苦しむんだ。 上司は友達じゃないし、若いやつらも友達じゃないもの」。 なるほど、同感・・と思いメモをした。 「知人」とか「知り合い」ならわかるけど、 「友達」は、やっぱりちょっと特別な関係だよな、と思う。 だからって、SNSを利用しないって理由にはならないけど、 「友人」「親友」「悪友」「仲良し」は、 やはり「知人」「知り合い」とはちょっと違うよなぁ。 この違いが分かると、なかなか「友だち申請」を 承認できないんだよなぁ、きっと。
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2018年09月13日(木) ■ |
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西洋では、話がまとまった時、シェイクハンドするがぜよ |
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NHK大河ドラマ「西郷どん」から。 たぶん・・薩長同盟締結の前だったと思う。 坂本龍馬が、西郷吉之助に手を差し伸べてこう教える。 「西郷さん、おまぁ、シェイクハンド言うがぜよ。 西洋では、話がまとまった時、シェイクハンドするがぜよ」 そして、苦難を乗り越えて、桂小五郎と話がまとまった時、 もう一度、坂本龍馬がこう言う。 「西郷さん、今ですけ。おまんの望みやったシェイクハンド」 少し戸惑いながら手を差し出した西郷に、 桂が「西郷くん、よろしゅう頼む」とガッチリと握手する。 更に、西郷が「こちらこそ、お願いいたします」と握り返すシーン。 とても力強い握手(シェイクハンド)が印象に残っている。 それに比べ、現代の日本では、来年春の「統一地方選挙」を控え、 候補予定者がやたらと握手を求めてくるシーンが多くなった。 それも、こちらが好むと好まざるにかかわらず。(笑) これはもう「話がまとまった時にする、シェイクハンド」とは 大きく意味が違っている気がする。 あっ・・「西洋では・・」の条件付きか。 「日本では、話がまとまらなくても、シェイクハンド」するんだな。 握り返した時に伝わってくる想いなんて、関係無いのかもなぁ。
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2018年09月12日(水) ■ |
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何も変わってない、すべて元通りよ |
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映画「間奏曲はパリで」(マルク・フィトゥシ監督)から。 フランス映画って感じ・・が鑑賞後の第一印象。(汗) ストーリーからすれば、単なる夫婦間の感情のもつれなのに、 よくぞここまで、映画仕立て(映画風)にしたものだ、と感心した。 私は、主人公は夫の方ではなかったのか、という感想を持ったし、 私が男だからなのか、妻の不倫に心が揺れ動く様子は、理解できた。 それを象徴するかのような夫婦の会話がメモとして残っている。 「(あの雄牛、最近)あまり元気がない、メスと離してからだ。 一緒にしてた時は元気だった。 姿が見えないからここを出てったと思ってる」と夫。 「戻ったのは、見てるはず」と妻。 「きっと不安なんだ。元の関係に戻れるか、 自分に資格があるのか」と夫。 「もちろん、あるわ。 何も変わってない、すべて元通りよ」と妻。 お互いいろいろあったけれど、結果は以前と同じ状態に戻ってしまった。 夫婦それぞれの不貞行為を含め、何もかも知り尽くしてのこの会話こそ、 作品を思い出すに相応しい。 ただ、これは「ロマンティックストーリー」なのか、 これを「ハッピーエンド」と考えていいのか、難しい。 予告編で見つけたキャッチコピー 「おとなの、より道」ってところだな。
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