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しもさんの「気になる一言」
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2018年10月21日(日)
会話をしながらの美術鑑賞はやめて

久しぶりに、私のボヤキとなった。
先日の休暇、楽しみに出かけたのは、クレマチスの丘。
今回のお目当ては、ベルナール・ビュフェ美術館の企画展で
「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」。
彼の作品を静かな雰囲気の中、美術鑑賞をする予定だったが、
女性4人の最初から最後までのお喋りで、台無しになった。
一つずつの絵に対して、誰かしらが感想を口にし、
周りが「そうよね」とか「わたしもそう思ったわ」と付け加え、
「この人、なかなかうまいわね」のコメントで泣きたくなった。(汗)
とにかく、館内に彼女らのお喋りが響き渡り、久しぶりにキレた。
最後は、展示されている絵とは関係ない話で盛り上がり、
まさに、4人の女性が公園内をお喋りしながら散歩する感じである。
その上、ハイヒールでコツコツの音も館内に響くし、最悪。
この日を思い出したくないけれど、記録に残そうと思う。
「会話をしながらの美術鑑賞はやめて」



2018年10月20日(土)
食べ物はお日様に当たると甘くなるのよ

10月第3週に日本全国の小学校で開催される「味覚の授業」であるが、
わが町発信の食育プロジェクト「味覚の授業」は今年で5回目を迎えた。
その活動は、年々広がりをみせ、近隣市町にも良い影響を与えている。
地域で活躍している料理人が先生役を務め、長年の経験で培った「味覚」を
いろいろな視点から地域の子どもたちに伝える。
やはり、その道のプロとなった人たちは、先生役になってもプロ。
含蓄のあるフレーズが楽しみで、授業の見学をさせていただいた。
(一応、清水町食育推進委員会のメンバーとして。(笑))
私が見学した授業の先生役は、伊豆市「羅漢」の加藤敦子さん。
スマホのメモは溢れたが、その中でも気に入ったフレーズは、
「食べ物はお日様に当たると甘くなるのよ」
子どもたちが試食する「渋柿」の横には「干し柿」が置かれ、
同じ柿でも、こんなに味覚が違ってくる・・と、私はメモをした。
しかし、彼女はその差を「お日様の力」としたところに私は感激した。
同じ皿の上には「干しぶどう」だったり「干し芋」も・・・。
何も調理しなくても、お日様に当たるだけで「甘くなる」ってことに
気がついて、とても得した気分になった。
この自然の恵みって、きっと他にも通じるな、とメモをした。
お日様をいっぱい浴びると、人間も性格が優しくなるかもしれない。
車内や室内に閉じこもってばかりではダメだよねぇ。



2018年10月19日(金)
人類は成功した種とは言えん

映画「ダウンサイズ」(アレクサンダー・ペイン監督)から。
人口増加による環境、食料問題を解決するために、
人類が縮小可能になった未来社会を舞台にして、繰り広げられる。
身長180センチなら13センチにまで小さくなることが可能になった世界、
それは、全人類が地球危機を意識し、実行に移せば、
環境、食料問題は解決したのかもしれないが、そうはいかない。
物語では、ダウンサイズしたメリット、デメリットを描きながらも、
それでも、環境悪化は進行し、遂に人類滅亡の危機に直面する。
そんな現状をみつめながら、ダウンサイズを開発した博士は、こう呟く。
「人類は成功した種とは言えん。
高い知能を持ちながらかろうじて20万年だ。
ワニは2億年生き延びた、クルミほどの脳でな」と。
どんなに技術が発達しようとも、人類そのものが滅亡したら、
それはなんの役にも立たないことを警告している気がする。
昨今の異常気象を例にとるまでもなく、確実に地球は変化している。
「地球が悲鳴をあげている」と表現する人もいるが、
地球は、長いサイクルの中で、予定通りの変化かもしれない。
悲鳴をあげているのは、人類でしょ?と地球に笑われそうだ。
こういう社会風刺的な作品も、悪くないなぁ。



2018年10月18日(木)
プロモーションは、騙すテクニックだよ

ある映画監督と一緒に食事をする機会があり、
なぜか、プロモーションの話題になった。
彼は簡単に「プロモーションは、騙すテクニックだよ」
そんな意味のことを呟き、私を驚かせた。
「えっ?」と聞き返す私に、こう説明してくれた。
「悪いものを良く見せることではなく、
良いものをより良く見せる技術だよ」と付け加えた。
ないものをあるように見せたり、汚いものをキレイに見せる、
そんな騙すことではない。
品質の高いものを、より良く見せることにより、
価値が上がったり、購買意欲が膨らむ・・効果があるらしい。
シティプロモーションも、同じことなんだろうな。
その街の汚い部分をキレイに見せるテクニックではなく、
キレイな光景を、よりキレイに見せるこテクニック、
それは、幾つもいらない、1つでいい。
わが町の場合「柿田川」を、より魅力的に見せることだな。



2018年10月17日(水)
「イキたくないの? 」「これでいい」

映画「ロング,ロングバケーション」(パオロ・ビルツィ監督)から。
途中から涙が止まらなくなってしまった。
アルツハイマーが進行中の夫と、末期がんに侵されている妻が、
夫婦でしかわからない距離感で、旅をする。
いつ壊れてもおかしくない愛車のキャンピングカーで旅することで
2人は一緒に過ごしてきた時間に向き合うことができた。
それは、すべてが順調ではなかったかもしれないが、
2人にしかわからない感情が詰め込まれていて、グッときた。
印象的なシーンは、最後にもう一度、結ばれる場面。
現実的には、ちょっとあり得ないかも・・と思いながらも、
なぜか、この会話が素敵だった。
お漏らししてしまった夫がパンツを取り替える時、なぜか
勃起した性器を妻の前に露わにする。「やぁ・・」と言いながら。
「勇ましいわね。でも臨戦状態は解いて」と驚きながら答える妻。
「ジョン、何してるの? 」と聞き返すと、
「試そう・・ちょっとでいいから」と呟きながら、その行為に及ぶ。
そして「ちょっとだけ・・入ってる・・」「そうね、奥まで入ってる」
「じっとして」「イキたくないの? 」「これでいい」
「ジョン、心の底から愛してるわ」「二度と離れないでくれ」「分かった」
「約束だ」「約束する」と2人の会話は静かに続いて、翌朝のシーンへ。
衝撃的なカットかもしれないが、老夫婦ならではの会話、
長年連れ添った相手に対する思いやりが、表現されていた気がする。
子育てがひと段落した夫婦、必見の映画かな。

この作品、夫婦一緒に観るより、別々に観ることをお勧めする。



2018年10月16日(火)
「690円です」「1240円で」「550円のお返しです」

先日出くわした、コンビニでのある出来事。
私の前で会計をしていた男性の行為に、驚いた。(笑)
たしか買い物の金額を「690円です」と店員が告げた。
金額を確認したあと、男性の動きは、まず1000円札を出して、
そのあと、小銭入れを出して「240円」を加えた。
店員は、何事もなかったように「1240円お預かりします」と
男性に確認したあと「550円のお返しです」と手渡した。
目の前で起きたその光景が忘れられず、自分の会計をしたあと、
スマホ片手にメモをした。
私なら、小銭が690円ピッタリなかったら、
そのまま1000円札を出してお釣りをもらう。
たぶん、小銭が90円あっても、1090円出すことなく、
1000円で支払いを済ます気がするのだが・・。
咄嗟に「1240-690=550」という計算式も思いつかないし、
この男性、数学が得意なんだなぁ・・と羨ましかった。
後ろにお客さんがいたら、そこから小銭入れを出して、
ゆっくり会計するなんて、私の行動には見当たらない。
それにしても、ショッキングなコンビニの会計だったなぁ。



2018年10月15日(月)
ウィ、ウィ、ウィ・・・

先日の合唱練習で、教わったトレーニング。
ボイストレーニングの1つなのかもしれないが、
とても楽しそうなので、朝夕の通勤時に試してみたい。
口の周りの筋肉が硬いと、やはり素敵な声が出ないようだ。
だからこそ、口の周りの筋肉を和らげる必要を感じる。
それは、滑舌の悪い私には、とても重要なことであるし、
とにかく楽しそうだから・・続けてみたい。
単純に「ウィ、ウィ、ウィ・・・」と繰り返すだけ。(らしい)
彼女曰く「戻す時を速くしてみて・・」
それからというもの、歩きながら「ウィ、ウィ、ウィ・・・」
たぶん私とすれ違う人は「何だろう、あの人」と感じながら、
「もしかしたら危ない人?」と思うに違いない。
だけど最近の私、他人にどう思われようといいや・・と
いい意味で開き直れるようになったので、気にならない。
始めてから、まだ数日だけど、顔が筋肉痛になってきた。(笑)
これって、今まで使っていなかった顔の筋肉という証拠。
どれくらい続ければ、口の周りって柔らかくなるんだろうなぁ。
まぁ、騙されたと思って続けてみようかな。



2018年10月14日(日)
運命にどう対処するかを描いたんだ

映画「15時17分、パリ行き」(クリント・イーストウッド監督)から。
一言でいえば「2015年にヨーロッパで起こった無差別テロの再現ドラマ」
これをどう映画仕立てにするか、監督の伝えたかったことは何か、
そんな視点でメモを取った。
最後のテロ事件に関わるまでは、
ごく普通の人たちが、ごく普通の人生を送っているシーンの連続で、
ややもすると、監督は何を言いたいのだろうか、と愚痴りたくなる。
時々「自分が動かされていると感じたことは?、大きな目的に向けて」とか
「『人生に導かれてる』って言ってたよな」
「大きな目的に向かって人生に導かれている」
こんな伏線となる台詞が散りばめられているが、それでも分かりにくい。
ラスト、功績に対してレジオン・ドタール賞という勲章が与えられた場面で、
プレゼンターがこんなスピーチで纏めている。
「アンソニーサドラーは、この事件での教訓は何かという質問に答えました。
人々に知ってもらいたい、危機に瀕した時は誰もが行動すべきだと。
そう行動すべきです」
さらに、追い打ちをかけるように、こう付け加える。
「レジオン・ドタールは、勇気だけでなくもあなた方の人間性への賞賛です」
あれ、そこまで考えていたのか?と、ちょっぴり驚いた。
ただ、鑑賞後に知った監督のインタビューで、納得した。
「運命にどう対処するかを描いたんだ」その一言で納得した。なるほどなぁ。



2018年10月13日(土)
忍野八海も昔はこんな感じだったんだろうね

柿田川の最上流部の開園した柿田川公園、第1展望台は、
私の大切な情報収集場所となっている。
観光客は、本当にいろいろなことを口にするから、
お褒めの言葉であれ、悲しくなるような悪口であれ、
それはそれで受け入れる覚悟で、耳をダンボにしていると、
今回聴こえてきたのは、ちょっと嬉しかった会話。
名水、湧き間、清流などをキーワードにして、
全国を巡っているような方たちの一言。
「忍野八海も昔はこんな感じだったんだろうね」
ご存知、山梨県を代表する湧水「忍野八海」であるが、
観光地化が進み、未だ外国人を中心に賑わっている様子。
富士山の雪解け水が湧いている場所も緑が減少し、
いつもどこかで観光客の大きな声が響いている、と言う。
それを観てきたからこそ、柿田川の自然に感激し、
「忍野八海の観光地化」を残念がった。
柿田川湧水群も、一つ間違えれば同じ道を踏む可能性がある。
「自然保護」を声高に叫ぶのではなく、
全国から訪れてくれる人たちが喜んでくれているこの風景を、
次の世代に大切に引き継ぐにはどうしたらよいか、
それだけを考えればいいのではないかなぁ。



2018年10月12日(金)
10人以上で迷子になった帝国ホテル

先日、互助会の旅行で、東京へ出かけたことは書いた。
楽しみに1つ「帝国ホテルのランチバイキング」は、
先日は書かなかったが、想い出に残る出来事があった。
エレベーターで会場に上がる前、帰りの集合場所を確認。
「食事が終わりましたら、○時○分にここに集まってください」
添乗員の方が注意事項を説明していたが、
1階から目の前のエレベーターで食事会場に行くだけだから、
階数さえ間違えなければ迷うわけがない、と思いこみ、
皆の後に続いて、エレベーターに乗った。
その後、食事を終えて、トイレを済ませて・・と一足先に出て、
目の前のエレベーターに乗って集合場所へ。
しかし、集合時間が近づいても、誰も集まってこない。
もしかしたら、1階のつもりが地下だったのかも、と右往左往したが、
しばらくして、顔なじみのメンバーが10人ほど到着したので、
ホッとしたのは束の間、他のメンバーからラインが入り、
「課長、今どこにいますか?」「えっ、集合場所にいるよ」と会話。
どうやら、そこにいた私たち10人ほどが間違っていることがわかり、
これまた、みんなでホテル内をウロウロ。(汗)
やっと他のメンバーと合流できた時、私はそっとメモをした。
「10人以上で迷子になった帝国ホテル」
これもまた、最後の旅行として想い出に残るハプニングだったなぁ。(笑)