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2018年11月20日(火) ■ |
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いや、見たもんしかわからん |
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NHK大河ドラマ「西郷どん」から。 残すところ数回にせまった「西郷どん」であるが、 42回「両雄激突」から「西郷VS大久保」の緊迫シーンが続く。 今回は、大久保利通らが欧米視察かなかなか帰国せず、 我慢に我慢を重ね、それでもたまりかねて 彼らの帰国を待たず、政治を動かそうとする西郷。 「何もしないのは、民への裏切りじゃ」という言葉は、 とても説得力があり、私もすぐさまメモをした。 時代の変化を求め、新政府に期待して動いてくれた国民に その成果として、今までとは違うという動きをみせること、 政治家にとって、とても大切なことだと思う。 しかし、予定よりだいぶ送れて帰国した大久保は、 欧米の近代化を目の当りにし、肌で感じてきたからこそ、 その脅威に対する対応を急ごうとする。 欧米諸国の脅威に理解を示そうとする西郷に大久保は一喝する。 「いや、見たもんしかわからん」 この台詞の方がインパクトがあり、またまた上書きされた。 「百聞は一見にしかず」・・柿田川でも同じことが言える。 アユの産卵って凄さも、見たもんしかわからん」
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2018年11月19日(月) ■ |
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馬の鈴の音「じゃらん、じゃらん」 |
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「草枕」(夏目漱石著)を読んでいて、引っかかった表現。 なんと、馬の鈴の音を「じゃらん、じゃらん」と記している。 以前から、宿泊の宿・ホテルの予約を中心に、 日本で刊行されている旅行専門雑誌「じゃらん」って、 どういう意味なんだろう?と思っていたが、 あっ、もしかしたらこれかも・・と苦笑い。 ネットで調べると「『じゃらん』の由来は「道」「プロセス」を 意味するインドネシア語の「jalan」から。 ちなみに『jalan-jalan』で『散歩する』『ブラブラ出かける』 『旅行する』の意味になる」とあった。 「またJALANの真ん中に『レジャー(leisure)}』の『L』があるという 意味でも名付けられている」という説明も。 なんだか無理やりつけた定義のような気がするな。 夏目漱石の「草枕」に出てくる「馬の鈴の音、じゃらんじゃらん」を 参考に「馬の鈴の音を聴きながら、ゆっくり旅をする」の方が、 面白かったのになぁ・・残念。
P.S 「馬には五、六匹あった」という言葉も、気になった。 だって「馬は一頭、二頭」と数えるものの思っていたから。(汗)
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2018年11月18日(日) ■ |
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「行政」「ビジネス」「NPO」を行き来できる人材 |
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久しぶりに情報源不明ですが・・・ ハーバード大学院に通う、将来を嘱望されている女性が、 どんな人間になりたいか、の問いに答えたコメントだった。 「ハーバード大学院では『政府』『ビジネス』『NPO』、 この3つの分野を行き来できるリーダーの養成を目指している」と 説明した後「政策提言するには」と前置きをして、 「しっかりと現場がわかる人間になりたいと思った」と纏めた。 どれか1つの分野に精通しているのではなく、 3つの分野を経験しながら、バランスよく周りの景色をみる余裕こそ、 これからのリーダー像、と教えていただいた気がする。 私たちの場合「政府」を「行政」と読み替えて、 「『行政』『ビジネス』『NPO』を行き来できる人材」と書いたら 私の目指す人間像と重なった。 「臨機応変」に対応できる能力って、憧れるよなぁ。 「変幻自在」とはちょっと違う「臨機応変」、 来年の書き初めの四字熟語、これにしようかなぁ。
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2018年11月17日(土) ■ |
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「写真」を撮っている姿がプロモーション |
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今週は、鮎の産卵シーンのネタが多いが、 期間限定、条件が揃わなければ観られない光景なので、 お許し願いたい。 週末、行楽シーズンなので、いつもより観光客が多いけれど、 目の前で「天然鮎の産卵」が繰り広げられているとは誰も思わない。 だから、誰かが呼び止めない限り「水がきれい」「湧き水がすごい」 そんな感想を口にして、駐車場へ向かう人が多いので 「教えたくて、伝えたくて」ウズウズしてしまう私がいる。(笑) けれど、観光ガイドでもないし、余計なお世話になると困るので、 どうしたら、気に留めてもらえるか、作戦を考えた。 それが、ややオーバー気味に驚きながら、色々な角度から スマホのシャッターを切ること。(もちろん本当に撮影するけど) その様子を見て、素通りだった観光客が立ち止まり、 目の前の黒い固まりを見つけた後、それが魚の気付き、 それも、鮎だと知り、同じように「写真」を撮り出す。 インスタグラムなどに投稿してくれたら、もっと嬉しい。 「観光ガイドブック」や「パンフレット」に掲載するよりも、 「ホンモノを見せる」ことの方が、宣伝効果は大きいはず。 なんたって、無料のプロモーションだから。 最近の気付きとして、メモを残しておこうと思う。 「『写真』を撮っている姿がプロモーション」 ガイドの仕方、変えなくちゃいけないかも・・(笑)
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2018年11月16日(金) ■ |
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また、観に来ちゃったよ |
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毎朝の通勤時、柿田川公園で、すれ違う男性がいる。 朝の散歩コースに「柿田川公園」が入っているようだ。 始めは、無言ですれ違っていたのが、 「おはようございます」と挨拶を交わす関係になり、 続いて「今日は寒いですね」等、一言ずつ増えていった。 最近の会話は「まだ、アユいますよ」「毎日が楽しみですね」 「アユの産卵」ネタで、立ち止って会話することも増えた。 先日「朝のアユも面白いですが、昼間はもっと活発ですよ」と 情報提供をしてみたら、さっそく見にでかけたようだ。 私が昼食後の散歩で、柿田川公園をぐるっと回ったら、 朝挨拶したばかりの彼が、照れくさそうに言った。 「また、観に来ちゃったよ」 「はい、わかります、その気持ち」と返してお互いが笑った。 「柿田川公園」を散歩しているだけで、 いろいろな人と交流ができるのも、嬉しいな。
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2018年11月15日(木) ■ |
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なにか、困ったことはないか? |
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今年度、わが町の文化イベントで力を入れていた 「若山牧水最後の高弟 大悟法利雄回顧展」で、 大変お世話になった方が急に他界し、お通夜に参列した。 読経が始まる前にモニターに流れる「思い出の写真」の中に、 この企画展について、地元新聞社に取材された時の記事が 大きく映し出され、私の涙腺を緩ませた。 家族からも「いい思い出ができました」と感謝され、 我慢していた涙が、溢れてしまった。 (「感謝」するのは、間違いなくこちらの方だから・・) そんな彼の人柄を表わす話を、菩提寺の住職が明かしてくれた。 20年前、若かった頃の住職に、彼は何度となく声を掛けた。 「なにか、困ったことはないか?」 その言葉に励まされて、ここまでやってこれた・・と、 度業が始まる前に挨拶した住職も、驚いたことに泣いた。 振り返れば、私たちの企画展にも、体調が悪いにもかかわらず、 何度も会場に足を運んでは「なにか、困ったことはないか?」と 私に声を掛けてくれたのが思い出される。 もう一度、ゆっくり話がしたかったなぁ。 でも、あの笑顔を見ると、泣いてしまうかもしれない。(合掌)
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2018年11月14日(水) ■ |
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「宝くじ」のハズレ券が「当たった」(汗) |
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1年間買い続けている、宝くじが当たった。 当たったことには変わりないのだが、ハズレ券が当たった。 毎年、9月2日を「宝くじの日」(9/2=クジ)と定めたのを記念し、 昭和48年から始まった行事で、宝くじのハズレ券を対象とした、 いわば「敗者復活戦」であるが、それでも嬉しい。 賞品は、お米や今治タオルなどから選ぶことになっていた。 これも何かの記念だと、その中から「タンブラー」を選び、 今か今かと待っていたら、やっと自宅に届いた。 一等の組違い(10万円)など、かすったことは何度もあるが、 やはり、ハズレはハズレ。 その点、今回は「ハズレ券でも、アタリはアタリ」(笑) こういう小さな幸運の積み重ねが、いつの日か、 大きな当選につながることを夢見ている自分が可笑しい。 私も、既に還暦を迎えた60歳。 神様、せっかく「宝くじ」を当ててくださるのなら、 足腰がしっかりし、自由に旅行にでも出かけられる年代、 そう言い換えれば、ここ数年の間にしてください。 出来れば、年金支給が始まる63歳前にお願いします。 みんな同じこと考えて祈っているんだろうなぁ。
P.S (記念に記しておく) 『宝くじの日 お楽しみ抽せん』当せん番号決定! 下4ケタ3985番
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2018年11月13日(火) ■ |
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直接見ると感動しますが、写真だと若干気持ち悪さが・・ |
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わが課のスタッフには、柿田川のアユの遡上と産卵シーンを 直接、現場で見てくるように指示を出した。 他市町、全国からの観光客、もしかしたら外国人に訊かれても、 その様子が伝えられないとしたら、それは恥ずかしいこと。 いくら「わが町の宝、日本の宝」と口にしたところで、 この川の凄さを自分の目で確かめないと、わからないから。 ところで、見てきた感想は?と訊ねたところ、 「直接見ると感動しますが、写真だと若干気持ち悪さが・・」 そうだよ、そのとおり、と素直な感想が嬉しかった。 柿田川の凄さは、写真では表現できない気がしている。 ものすごい勢いの湧き間も、写真ではなかなか難しいし、 産卵のため遡上したアユの大群も、写真では真っ黒の塊。 やはり、動画の方が、この川はわかり易い。 しかし、その感想は「感動」にまでは辿り着かない。 やっばり「現場で直接見る」に勝る方法はないと思う。 その場の空気感や緊張感などを味わいながら、 アユの遡上と産卵シーンを眺めると、本当に感動する。 「いまだけ、ここだけ、あなただけ」 直接見るってことは、そういうことなんだよなぁ。
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2018年11月12日(月) ■ |
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「還暦女子旅」はターゲットだな |
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今年もわが町の芸術祭に、怖いもの知らずで参加した 中学校の同級生だけで楽しんでいる「混声合唱団・風の会」。 2月から11月まで、月に一度の練習、それも約1時間、 言い換えれば、年間10時間の練習で、芸術祭に参加してしまう とんでもない「還暦男女」たちである。 今年の発表曲は「なごり雪」と「負けないで」の2曲であったが、 まぁ、それなりにハモれたのではないかと思っている。(それなりに) その後「反省会」と称する打ち上げで、近況報告もしながら、 ランチを楽しんだ。 その中で、女性陣の一人から、今年は「還暦イベント」が多い、 先日も「還暦女子旅」に行って来た・・という話が、 なぜか私のアンテナに引っかかった。(もちろん、私も還暦60歳) 単なる「女子旅」ではなく「還暦女子旅」。 還暦を迎えた人達は、何か記念に・・と行動を起こす。 それは「60歳・3回目の同窓会」から「記念旅行」まで。 大学の卒業旅行とは、ちょっと趣きが違い、 子育てを終え、親の介護まで、ほんの束の間の自由時間、 いままで忙しくて行けなかった、仲のよかった友達との旅行も、 還暦を迎えた今だからこそ、ちょっと贅沢に・・のイメージがある。 観光地巡りではない、ゆったりした旅行を望む「還暦女子」。 観光業にとって「還暦女子旅」はターゲットだな。(汗)
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2018年11月11日(日) ■ |
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鮎って、こんな色になるんだぁ |
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柿田川の最上流部に設置されている、柿田川公園(舟付場)で、 1ヶ月ほど早い鮎の産卵を眺めていると、 多くの観光客が、驚きの声を挙げる。 まずは、その多さに驚き「うぁ、魚がいっぱい!!」 とくに男性陣の中からは「なんという魚だろうね」が多い。 「鮎ですよ」と私が伝えると、必ず不思議そうな顔をして 「鮎は、あんな色をしていないよ」と言い返す人もいる。 「実は、オスは産卵前になると『婚姻色』になるんです」 こう説明しても、納得しない人が意外と多いのも無理はない。 先日は、その場で若い人がスマホで「婚姻色」を調べ始め、 「婚姻色とは魚類や両生類、爬虫類などの一部の動物種で 繁殖期に現れる平常時とは異なった体色や斑紋だそうです」と 偶然居合わせた人たちに説明したのには、ちょっぴり感動した。 「こんな色の鮎、見たことがない」と首を傾げながら、 それでも「鮎って、こんな色になるんだぁ」と呟いた男性は、 「普段は滅多に見ることのない、天然鮎の産卵シーンを 眼の前で見ることができて、大満足だな」と喜んだ観光客。 これが柿田川の凄さなんだ、この魅力を伝えなくちゃ・・と 改めて「柿田川の魅力をお裾分け」を心に決めた。
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