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2018年11月30日(金) ■ |
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悪しき者 心のしずくを使う時、心は汚れ、しずくは消える |
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映画「劇場版 ポケットモンスター 水の都の護神ラティアスとラティオス」(湯山邦彦監督)から。 「水の都・アルトマーレの護神で、 秘密の庭に隠された『心のしずく』と呼ばれる宝石」を題材に、 その使い方によっては、街が崩壊する可能性もある、という設定で、 「水の都」という単語に妙に反応してしまった。 言い伝えられている「心のしずく」は、 「悪しき者 心のしずくを使う時、心は汚れ、しずくは消える、 このまちとともに」というもの。 水自体の良い悪いではなく、それを使う人の性格の良し悪しで、 街が栄えたり、滅んだりするという例えが、妙に引っかかった。 地球(自然)から与えられた「水」をどう護り、どう活用していくか、 それを考え、判断し、指示する人の「水に対する姿勢」が、 街を発展させるか、衰退(滅ぼす)させることになるということ。 全国には「水」(清流・湧水)をまちづくりの資源としている自治体は、 多いけれど、そのまちの行政、教育、産業、観光などの分野で、 「水」(清流・湧水)に対し、どんな考え方をしているか、 確認しておく必要があるかもしれない、そんなことを思った。 ポケモンの映画でそこまで推察するのは、考えすぎかな。(笑)
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2018年11月29日(木) ■ |
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まだ必要とされ、活かせる場を与えていただけるだけで嬉しい |
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書籍「定年前後の『やってはいけない』 (郡山史郎著・青春出版社刊・189頁)から。 仕事の帰り、寄り道した書店で見つけた、書籍タイトルに 思わず手を出してしまったが、面白くて一気に読み切った。 冒頭、再就職先がすぐ決まる人と、決まらない人の違いを 2人の例を挙げて説明している。 なかなか決まらない人は、収入や労働条件に拘っている人。 決まる人は、働かせてもらえるだけで嬉しい、と考えられる人。 そんなことかな、とメモを取った。 決まった人との会話はこんな感じで紹介されている。 「いままでの収入からかなり減りますが大丈夫ですか?」 「何より自分の経験や技術がまだ必要とされていること、 そしてそれを活かせる場を与えていただけることが嬉しいのです」 わかる、わかる、その感じ、とメモも増えた。 定年退職する1年って、今まで考えたこともないくらい、 残りの人生を考える機会を与えられる。 特に、定年イコール年金支給開始、とならない時代だからこそ、 その数年の生き方を考えることになるのも現実。 だからこそ、この考え方は、妙に腑に落ちた。 60年重ねてきた経験や技術が、若い世代に必要とされること、 そして、その場を与えてもらえること。 再就職って、収入じゃないんだよなぁ。(たぶん・・)
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2018年11月28日(水) ■ |
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課長、思い出に「駅伝」でましょうよ |
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話の発端は今週末の「静岡県市町対抗駅伝大会」だった。 わが課のスタッフは、さらっと言い放った。 「課長、思い出に『駅伝』でましょうよ」 (新年1月20日に開催される、町の駅伝大会のことだけど・・) えっ?と耳を疑ったが、そう言えば4年前に走ったなぁ、と ちょっとだけ判断に迷っていたら、 さっそく「エントリー方法」を電話して訊ねていた。(汗) 恐るべし、わが課のスタッフ、 私が「思い出に」というフレーズに弱いことを知っている。 「ということは、アンカーだろ? ということは、3.3キロか?」 この話を前向きに検討している自分が、たまらなく可笑しい。 でも「思い出だから・・」だけで、参加できるものじゃないし、 「年末年始の暴飲暴食」も、控えなければならない。 「う〜ん、もう60歳だからなぁ」と言えば、 「まだ、60歳じゃないですか」って言われちゃうし。 「出る、出ない」は別として、少し体重を落とそうかなぁ。
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2018年11月27日(火) ■ |
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勉強では人生は学べない |
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映画「ゴーギャン タヒチ・楽園の旅」(エドゥアルド・デルック監督)から。 物語は、タヒチに渡ってからの、画家・ゴーギャンを綴るが 私の気になったところは、フランスを去る前の ゴーギャンの嘆きにも似た呟き。 「いつの世も画家は生活に追われ、時間とエネルギーを奪われる」 いつの世も、画家という職業だけで生活するのは難しく、 独身でも大変なのに、妻子持ちのゴーギャンは、 それ相当の苦労があったことが推察される。 また、一緒に移住すると思われていた家族に拒絶され、 子どもの将来を悲観する妻に、こう言い返す。 「勉強では人生は学べない」 いろいろな体験、経験することが「人生」を学ぶということ、 それには「タヒチ」という場所で生活するのも、 誰もが経験できることではないのだから、子どものためになる、 そんな意味なのだろうが、結局、妻には伝わらなかった。 「人生を学ぶ」って発想、なかなか難しいなぁ。
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2018年11月26日(月) ■ |
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温暖化の心配、と言えば、雪が重たくなること |
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先日、ネットで知り合った方々と、近況報告をしていたら、 東北地方に住む女性から「温暖化の影響が心配」とのコメントに、 私は単純に「ゲリラ豪雨」に匹敵するような「ゲリラ積雪」、 そんなものが発生する可能性があるのですか?と訊ねたら、 温暖化により、空気が湿ったり、中途半端に空気が下がらないと、 「重たい雪」が続き、雪かき、雪下ろしが重労働で腰が痛くなる、 そんな話だった。 以前にも、この気になる一言で書いたが、積雪地方では、 雪の量ではなく、雪の重さが生活に直結するようだ。 だから「温暖化の心配、と言えば、雪が重たくなること」。 この夏、私達が経験した、局地的な突然の猛烈な雨(ゲリラ豪雨)は、 外出しなければ、ある程度の難を逃れるけど「雪」だとそうはいかない。 重たい雪が降り積もれば、家が潰れるかもしれないのだから・・。 今年の冬は、そんな視点で東北地方の積雪を考えてみようかな。 天気予報の「雪」だけではわからない、重さを意識して。
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2018年11月25日(日) ■ |
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おにいさんに案内してもらって、ラッキーでした |
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週末も、なぜかノコノコ出かけてしまう柿田川公園、 行楽シーズンではあるが、いつも以上に観光客で賑わっている。 残念なのは、せっかく鮎が遡上し、産卵しているのに、 バスガイドは、目印の小旗を掲げたまま、お決まりのコースを 一定時間内にぐるっとまわっている。 (まぁ、観光バスツアーだから仕方ないけれど・・) この時期しか観られない光景が目の前にあるのに、 それを伝えてあげることが出来ない、モヤモヤ感が残っていたが、 先日、エントランスのベンチで、休憩していたら、 突然「地元の方ですか?」と尋ねられた。 この公園の見どころを教えて欲しい、という質問に、 言葉で説明するのも大変なので、非公認の観光ガイドに変身した。 廻るコースは毎回ほとんど同じだけれど、季節が違うので説明も違う。 それが、観光ガイドの醍醐味といえそうだ。 まずは一声「皆さん、ラッキーですよ」。 続けて「今しか見られないシーンが待ってます」ともったいぶり、 「それも、例年ならまだ見られないんですが」と特別感を伝えた。 この一言で観光客の方々は、ほとんど大満足してくれるようだ。 帰り際に「皆さん、本当にラッキーでしたね」と念を押したら、 「おにいさんに案内してもらって、ラッキーでした」と返された。 この人たち、私の喜ぶツボ、知ってるな。(汗)
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2018年11月24日(土) ■ |
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人間を作った神様でもわからないと思うよ |
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映画「空気人形」(是枝裕和監督)から。 「私は空気人形、性欲処理の代用品」・・ このフレーズが何度も流れたが、そんなに違和感はなかった。 その人形が、人間と同じ「心」を持つことにより、 嘘をついたり、いろいろな感情を体験する。 その中で印象に残っているのは「切ない」という気持ち。 ある人を好きになり、その人のことを想うと、切なくなった。 それを「心を持つことは、切ないことでした」と表現したが、 人間には、好むと好まざるに関わらず、生まれつき「心」がある。 (勿論、他の動物にも心はあると思うが・・) その心が、満たされているのか、空っぽなのか、を考えるのもいいが、 彼女を作った役を演じる、オダギリジョーは、作品の中でこう呟いた。 「なぜ、心を持ったか、なんて、 人間を作った神様でもわからないと思うよ」と。 言い換えれば、それを受け入れるしかないんじゃないか・・と 心を持った「空気人形」を諭しているようだった。 心があるから、辛いけれど、心があるから、幸せな気分にもなる。 人間として生まれたのだから、自分の考え方次第でどうにでもなる。 これからも、その「心」と仲良く付き合っていきたいと思う。
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2018年11月23日(金) ■ |
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飲料水の自動販売機に領収書発行機能を |
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コピー機に、領収書発行機能をつけたら、利用者が増えた。 そんな話をラジオで耳にして、考えてみた。 昔から、ラジオにカセットテープを付けた「ラジカセ」など、 何かと何かを組み合わせたりするものに興味があった。 単なる製品に思いも寄らない付加価値をつけることで、 利用者が格段に伸びた、なんて話も大好きだったので、 今回の「コピー機に、領収書発行機能をつけた」という発想は、 なるほど・・という他なかった。 そのことにより、小さな会社は「事務機としてのコピー」は不要、 さらにわざわざコピー設置店に、領収書を請求する必要がなくなる。 既に、鉄道切符やパーキング料金などは、領収書発行機能があるし、 経費として計上できるのなら、大歓迎の機能だろう。 あとは、飲料水の自動販売機に領収書機能がついたら、 便利だろうなぁ。(コンビには困るだろうが・・(汗)) 要は「時代の流れを上手に読むっていうこと」なんだろうな。
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2018年11月22日(木) ■ |
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俺の故国じゃこう言う |
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映画「ワンダーラスト」(マドンナ監督)から。 ポップ・ミュージック界の女王、マドンナの初監督作品。 物語の主人公が、語りのように口にするフレーズ。 それが「俺の故国じゃこう言う」 その諺みたいに台詞がまた面白い。 「ナイフのジャムを舐める者は舌も切る」 「空に届きたけりゃ、とにかく飛べ」 「悪魔が力を失ったら美女をあてがえ」・・ どうやら「ウクライナの諺」らしい。(汗) 「故国」を辞書で調べてみると、 「古くからあった国・昔あった国。 自分の生まれた国・母国・ふるさと・故郷」の意。 翻訳者が、どうして「俺のふるさとでは・・」とか 「俺の母国では・・」と訳さなかったのか、 ちょっぴりわかるような気がした。 先述した諺、もう一度、読み直して欲しい。 何かの教訓なんだろうか・・なかなか味わいがある。
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2018年11月21日(水) ■ |
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来年3月の予定が、金曜日から埋まっていく |
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まだ11月だというのに、気の早い後輩たちが、 私の3月の予定を確認し「予約済」を入れていく。 それも、なぜか「金曜日」が一番人気。(笑) 嬉しいやら、寂しいやら、送別会の予定・・らしい。 私のスケジュールが「先着順」と知ってのことか、 3月議会の日程を外しながらの調整をしてくれている。 「まだ、11月だよ・・」と照れながら言うと、 「いやいや、きっとすぐ埋まっちゃうから」と返された。 一言にすると「来年3月の予定が、金曜日から埋まっていく」 確かに、3月15日、22日、29日は、予約済。(笑) なにも「金曜日」に拘らなくても、と思うのだが、 次の日を気にせず飲める日がいいらしい。 まぁ、私の定年退職をネタに、みんなの笑顔が集まり、 楽しいお酒が飲めればいい、としようかな。 このまま予定を入れると、アルコール中毒になりそうだが、 それもまた、思い出かな、なんて呑気に考えている。 4月になったら、飲みに誘われなくなったりしてなぁ。 楽しみな3月まで、あと4ケ月と少し。あっという間だな。
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