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しもさんの「気になる一言」
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2019年03月22日(金)
「草文化」清水町に定着

議会最終日の静岡新聞・朝刊(一面)の大見出しは、
「『草文化』清水町に定着」
地方新聞が「静岡の『平成』」と題して、大きな流れの中で
平成の特徴的な事柄を特集してきた、その最終章。
「地域を支える市民の力(1)」
平成は市民活動の代表として、NPO法人の設立、そして活躍が、
まちづくりを押し上げてきた、そんな記事である。
まさか、その記事の中に、自分の名前が載っているとは・・。
わが町を代表する、NPO法人「ウォーター・ビジョン」、
職員で発足当時の苦労を知っている人は、ほとんどいなく、
なぜか、社会教育課(現・生涯学習課)の担当係長だった私が
当時の苦労話を含めながら取材を受けたのは、先日のことである。
まさか、議会最終日、それも残すところあと10日(実質は6日)で、
長かった公務員生活を終えようというところでの新聞記事。
これは、神様が私に与えてくれた「勲章」とも言えそうだ。
公民館職員の心構えを、胸を張って話ができそうな気がする。
結果はすぐに出ないけれど「文化」ってそういうものなのだから、
根付かせるには「地道にコツコツ」が一番の近道なんだよなぁ。



2019年03月21日(木)
「気になる一言」を止めるな!

実は、ここ数日、毎晩のように「送別会」が続き、
何十年も続けてきた「気になる一言」がピンチ。(汗)
基本的には、気になるフレーズは、瞬間冷凍のように
書き溜めてあるのだが、それを読み物風にする時間が無い。
言い換えると、ネタ(材料)は溢れているのだが、
それを調理する時間がないってこと。
今までなら、体調やお財布具合を考えながら、
「今回はちょっと・・」断ったりすることもあったのだが、
私が主役の「退職記念の送別会」となるとそうはいかない。
自分自身も、これが本当に最後だから・・と言う想いがあり、
夜遅くまで思い出を語り、早朝、お風呂でアルコールを抜く。
若い頃なら、酔っぱらって帰宅しても、書いていたのに、
さすがに、PCを立ち上げる体力は残っておらず、
そのまま、のび太に負けないくらいの速さで、爆睡状態。
朝は朝で、若い頃は、早起きして書くこともあったが、
今は、半身浴で汗を出すだけで精一杯。(汗)
だから久しぶりの「休肝日」となった祝日を使って、
映画「カメラを止めるな!」を鑑賞した。
そして頭に浮かんだのは「気になる一言」を止めるな!。
いつか止めるんだろうけれど、もう少し頑張ってみようかな。



2019年03月20日(水)
だって散らかして食べる方がおいしいんだもん

映画「未来のミライ」(細田守監督)から。
期待しすぎたせいか、場面設定も、ストーリーも、
なぜかわからないが、うまく入り込めなかったし、
作品中のメモを読み返しても、心に残る台詞も少なかった。
その中で、あえて探すとすれば、
子供たちが、オモチャでも食事でも「散らかす」理由。
「だって散らかってるほうが面白いもん」「ああ…確かに」
「だって散らかして食べる方がおいしいんだもん」「…おいしい」
この気持ちって、なんとなく理解できて面白かった。
私は今でもよく言われる。
「自分の部屋でも、机の上でも、もう少し片づけたら?」。
私は言い返す。「だって散らかってる方が落ち着くんだもの」
その感覚に似ていたからか、妙に頷いてしまった。
あっ、もう1つご紹介、母娘の会話。(祖母と母親と言うべきか)
「気づいたら怒ってばっかり。
こんなお母さんでいいのかなって不安になっちゃう。
でも少しでも幸せになって欲しいから…」
「それが分かっていればいいんだよ、子育てに願いは大事だよ」
「願い、か・・」
この「子育てに願いは大事だよ」のフレーズは、良かったなぁ。



2019年03月19日(火)
君の今までの闘いをすべて教えてくれ

映画「ロンドン、人生はじめます」(ジョエル・ホプキンス監督)から。
ハッピィエンドと言えるかどうかわからないけど、
う〜ん・・ちょっと予想していた展開と違ったなぁ、が本音。
メモした台詞の中で、輝いていたのは、
まだ、主役の2人が知り合ってまもない頃の会話。
何年もホームレスに近い状態で、手作りの小さな小屋に住む男性は、
多くの嫌がらせを受けながらも、必死で生きてきた。
それを偶然の出会いで知り合った、高級マンションに住む女性が、
いかにもわかったような口ぶりで、彼を諭すように言う。
「立ち退き要求は初めてじゃないんでしょ?
ここで暮らしたいなら闘わなきゃ」と。
その言い方にムッときたのか、彼は毅然とした態度で言い返す。
「君の今までの闘いをすべて教えてくれ。
自らの信条に従って負ったリスクはあるか?
他人の人生にも影響を与えるようなリスクだ」
胸がスッとした瞬間であった。
映画の中だけでなく、私たちの暮らす社会でもよくあること。
経験したことのない人が、分かり顔で言うシーンに出会うと、
私も同じことを思っていたから。
今度から、この台詞、使ってみようかなぁ。



2019年03月18日(月)
アクティブに行動し、メリハリのある楽しい家族旅行

家族旅行(京都)2日目は、母が行きたがっていた、伏見稲荷大社、
妻と娘が行きたがっていた、建仁寺、
3月議会でギリギリまで追われていた私は、
今回は行き先の要望もなく、黙ってついて行くだけだったが、
そんな旅行もまた楽し・・だった気がする。
当初は「京都といえば、バスや電車での移動が楽」と考えていたが、
大人4人なので、タクシーでの移動に切り替えてみた。
これまた、駅で迷うことなく、正解・・だった気がする。
食事も、夕飯は祇園でオシャレに・・から、駅前の居酒屋に変更、
朝食は逆に、ゆったり過ごしたいから、ホテルのバイキングに・・。
往復の「新幹線・グリーン車」も含め、今まで以上に、
アクティブに行動し、メリハリのある楽しい家族旅行、だった気がする。
これからあと何回、家族全員が健康で、一緒に旅行に行けるかな、
なんて考えながら、母、妻、娘の後ろ姿ばかり撮影していた私。
さて、明日から月末まで、体調を維持しながら、走り切ろうっと。



2019年03月17日(日)
2つの時間が流れる泉涌寺

定年退職記念の家族旅行、今回は京都。
行き帰りの新幹線は、ちょっと奮発して、往復グリーン車。
時には、ゆったりとした時間を過ごしたいから・・と私の希望。
現地の行動計画は、妻と娘が毎晩遅くまで「ガイドブック」や
「インターネット」で調べ上げてくれただけあり、
泉涌寺、東福寺、そして東山花灯路のライトアップなど、
旅行代理店のツアーにも劣らない、大満足の1日目だった。
特に、天皇家からも篤く信仰された「泉涌寺」(せんにゅうじ)は、
「泉が涌く寺」と書くため、他の寺よりも身近に感じた。
「泉が湧く川」イコール「柿田川」とうまく繋げたかったので、
一度、ゆっくり時間をとって訪れたかった寺でもある。
さらに、今年にピッタリの「天皇陛下在位30年」と
「NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」
の放映を記念して公開された特別展示(3/1〜3/17)も重なり、
話題は尽きない。(この話はまた後日に・・)
そんな雰囲気が漂い「他の寺とはちょっと違う時間が流れている」
と感じていたら、偶然にもこんなキャッチコピーを見つけた。
「2つの時間が流れる泉涌寺、安らかな時間と美しい時間」
まさしく、これこれ、この感覚、と喜んでしまったフレーズ。
「柿田川公園」も、イメージにあったキャッチコピーが欲しいな。



2019年03月16日(土)
外来種がいるから心が1つにまとまるんだよ

毎年恒例の町内各種団体による、柿田川公園清掃活動。
目的は「外来種(主にトキワツミクサ)の駆除作業。
100人以上の人が集まり、2時間、黙々と外来種を抜いた。
倒木を運び出したり、竹を切ったり、ゴミを拾ったり、
自分の体力、技術にあったボランティア活動、とも言える。
ちょうど隣り合わせで作業していた若者たちが、
「毎年、こんなに大勢で作業しても、絶滅しないんですか?」
と不思議そうに訊くので、外来者の繁殖力の強さを説明し、
そのあとに、私が想像する、真の目的を話してみた。
「実は、外来種駆除が目的ではなくて、本来の目的は
町民みんなが、自らすすんで柿田川を守ることなんだよね。
外来種駆除は、その手段の1つであって、変な言い方だけど
外来種がいるから心が1つにまとまるんだよ」と。
彼らに説明しながら、う〜ん、我ながらいいこと言うな、と
久しぶりに、自分のセリフをメモにした。(汗)
世界の国々の外交でも、これから賑やかになる選挙戦でも、
共通の敵を作ることで、関係者の心が1つになることは、
誰もが承知の事実であるし、まさしく戦略の1つ。
日本は隣国と違って、それが出来ないけれど、
「柿田川」を「外来種」という敵から守る、という戦略は、
大いに活用すべきなんだと思う。
町民の心を1つにする、大切なイベントに育てたいな。



2019年03月15日(金)
あんなことありましたね、こんなことありましたね

議会の閉会を待たず(汗)、(最終日は22日)
最近のアフターファイブは「送別会」に明け暮れている。
自宅のカレンダーは「夕なし」(夕飯なし)の書き込みばかり。
普段なら、いい加減にしなさいよ・・と怒られるのに、
今月ばかりは、家族も許してくれるから、ありがたい。
場所も人数も、そして、企画も全部違うけれど、
共通しているのは、送別者を囲み、
「あんなことありましたね、こんなことありましたね」と
それぞれの思い出を語ってくれること。
いつもの「情報交換会」と称する、ただの飲み会ではなく、
そこには、参加者の「温かいメッセージ」が溢れていた。
人事異動に伴う「歓送迎会」とは、全く違う催しである気がする。
まだまだ続く「送別会」、体だけは壊さないようにして、
残り17日で、公務員生活38年間を振り返っていこうと思う。
こんなに多くの人に支えられていたんだ・・と感じられる、
「定年退職の送別会」・・いいもんだな。



2019年03月14日(木)
ノー・ワイヤー ノー・CG ノー・スタント

映画「チョコレート・ファイター」
(プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)から。
この言葉しか、見つからない。
耳についた台詞は、
新人女優ジージャーが繰り返す「ママのお金」。
これだけでは、観ない人には通じない。(笑)
本作のために4年間の修行を積み、スタントなしで
繰り広げるアクションという予告に、興味が湧いたが、
エンドロール直前に流れる「メイキング映像」で、
本当に、その凄さを知って、もう一度観たくなった。
最近、アクション映画といっても、
スタント・ワイヤー・CGが花盛りで、
ブルース・リーみたいな映画は、もう観れないのか、と
諦めていたところに、この作品。
「ノー・ワイヤー ノー・CG ノー・スタント」
ピストルを使って殺し合う銃撃戦は苦手だけど、
素手で戦うカンフー系は、大好きな私。
この気持ち、わかってくれるかなぁ。

PS.
タイトルは、私的には
「マーブル・チョコレート・ファイター」だな(笑)



2019年03月13日(水)
それを喜べるスキタさんってのは最高ですよね

映画「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」(相原裕美監督)から。
デビッド・ボウイと40年以上も親交を重ねて、
普通では撮れないような、自然な姿を写真に収めただけでなく、
多くのアーティストに影響を与えた写真家・鋤田正義さん。
アルバムジャケットを手がけてもらった人たちから、同じカメラマンまで、
本当に多くの方が、この「スキタ」という人物像・人柄を語っている。
私のメモは当然のように増えたが、その中で1つ選ぶとしたら、
コピーライター・糸井重里さんのコメント。
「柔らかさの見本なので、みんながこう、親戚のおじちゃんに
お年玉をもらいたい感じで、スキタさんのことを語ってる、と言うのは、
怒る人だったら怒ると思うんですけど、
それを喜べるスキタさんってのは最高ですよね」
だからこそ、みんなが自然と集まってくる、そんな意味なのだろう。
みんなのわがままも、すべてひっくるめて許してくれるような存在、
それが親や兄弟、祖父・祖母という近さではなく、
「親戚のおじちゃん」という距離感に、妙に納得してしまった。
そして「お年玉欲しさに近づいてくる親戚の子どもたち」を、
嫌な顔ひとつせず、よく来た、よく来た・・と迎えてくれる、
そんな存在なのだろうな、「鋤田正義」という写真家は。
相手の心を自然に開いてしまう人・・・いい写真が撮れるはずだ。