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2019年06月10日(月) ■ |
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「なんじゃ〜こりゃあ〜」「誰?、全然似てない」 |
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映画「まほろ駅前多田便利軒」(大森立嗣監督)から。 異論がある方も多いと思うが、この作品を思い出すには やっぱりこの会話だな、と数あるメモから選んだ。 軽トラックのフロントガラスをバット等で割られ、 思わず、主役の1人である瑛太さんが、松田優作さん風に叫ぶ。 「なんじゃ〜こりゃあ〜」 その様子をみて、もう1人の主役、松田龍平さんが問いかける。 「誰?、全然似てない」 それを受けて、真面目な顔しながら、瑛太さんが呟く。 「誰の真似でもない正直な気持ちだ」 このやり取りが、作品全体にかかっている雰囲気と似ていたから、 敢えて「家族の絆」を代表するシーンとして、選んでみた。 たぶん誰もが、ここでクスッと笑いをこらえているに違いない。 鑑賞後に、このシーンの話は絶対にしたくなるだろう、と思う。 映画でなければ、いやこのキャストでなければ、成り立たない笑い。 原作とは違う演出に拍手しながら、続編に期待したい。
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2019年06月09日(日) ■ |
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公約は、現在はできていないってこと |
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慌ただしかった、4月の統一地方選挙も終わり、 新しいメンバーになってからの議会が始まっているが、 今更ながら、選挙公報に書かていた 議員の「公約」(マニュフェスト)を眺めると、 多くの議員が使われている「キーワード」から、 その市町の特徴・課題が浮かび上がってくる気がした。 「自分が当選したらもこういう市(町)にします」という表現は、 へそ曲がりの私が思うところ、現在はできていない、 ということの裏返しではないか、と思うからだ。 一人ひとりの公約を、そういった視点で眺めて欲しい。 選挙が終わったら、選挙公報はゴミ箱へポイ、ではなく、 これからの4年間、支援した候補者の公約が実現できるように 下支えとなって支援していくことが、私たち町民の役割。 選ばれた人には、勿論それなりの責任があるが、 選んだ人の責任というのも、もう少しクローズアップしていい。 選ばれた人たちの活動を、寄り添いながら応援し、 4年後の選挙を楽しみにしていきたいな。
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2019年06月08日(土) ■ |
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この写真は「合成」? |
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平日の昼休み、のんびり柿田川公園で過ごしていると、 予想もしない質問に驚くことがある。 「すみません・・地元の方ですか?」と前置きされ、 「全国的に広まっている「富士山と柿田川」の撮影ポイントが、 どこに行っても見つからない。この写真は『合成』?」 なるほど・・そういう質問もしたくなるよなぁ。(汗) 「どこから撮ったのですか?」と訊かれることは あったけれど「合成写真ですか?」は、珍しい質問だった。 「いや、合成じゃありませんが、このアングルは、 川の中に入らないと撮れないんですよ」と説明すると、 「へぇ、合成じゃないの。素敵な場所ね」とお褒めいただく。 さらに「この風景を大切に守ってくださいね」と言われ、 涙が出そうになるくらい嬉しかった。 全国から訪れる観光客に、私たち地元民の役割を教えてもらった。 守ることって、イメージ的には消極的な行動にみえるけれど、 積極的に守ることの意義を、もう一度、地元民の共通認識としたい。
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2019年06月07日(金) ■ |
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ビジネスマンが手を振る「ゆうすいくん」 |
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静岡DC(ディステネーション・キャンペーン)のキャラバン隊として、 わが町の「ゆうすいくん」が、東京駅「丸の内南口・動輪の広場」で 3日間のPR活動に参加した。 私も1日だがアテンドとして参加し、その様子をつぶさに観察した。 「ゆうすいくん」を始めとした、ゆるキャラ大好きの人たちや、 修学旅行の生徒たち、ビジネス街で働く女性たちなど、 首都圏の人たちにとって、名前も知らないはずの着ぐるみに、 多くの方々が、寄ってきては写真を撮って喜んでいる姿に、 何か、新しいヒントをいただいた気がする。 特に、そんなものに興味ないよ、みたいにビジネスマンが、 「ゆうすいくん」が手を振るだけで、硬い顔が和らぎ、 立ち止まらず、歩きながら写真を撮ったりする姿が楽しい、 また、恥ずかしそうに、下の方で小さく手を振り返している姿は、 地方ではあまり見かけない光景だな、とメモをした。 普段、部下に大きな声で叱咤激励している上司が、 ゆうすいくんの前で、ニコニコしながら、手を振っている。 この様子を何度も目撃しただけで、私は満足だった。 今や、全国各地、萌えキャラの「アニメ」に、 その座を奪われた感のある「ゆるキャラ」だけど、 いや、まだまだ活躍の場はあるな、と実感した。 だって、東京のビジネスマンが、手を振ってくれるなんて、 思っても見なかったことだから・・。
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2019年06月06日(木) ■ |
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柿田川の価値を維持し、高め続けることを目的とし・・ |
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「う〜ん、なんとなくわかったけど、全容がわからないよ」 そんなメールをいただいた。(汗) 書き出したら、すごく長くなってしまったので、何回に分けて 説明しないと無理だな・・と思ってしまった。 簡単にいうと「柿田川」を題材に、楽しいことをするため、 「一般社団法人 柿田川大楽」を設立したということ。 まちづくりの「任意団体」ではなく、「NPO法人」でもない。 気の置けない仲間たちと「柿田川」を介して、 ゆっくり、丁寧な時間を過ごしながら、生きていけたらいいな、 そんな想いが「一般社団法人」という形に落ち着いた。 (この経緯は、また後日に文字にしたいと思うけど・・(汗)) とりあえず活動は「平日夜間」と「土日祝日」の予定。 これからは「学長」ではなく「楽長」って呼んでね。(笑)
P.S. とりあえず「何やるの?」の問い合わせが多かったので、 定款の(目的)第3条だけですが・・ 「当法人は、柿田川の価値を維持し、高め続けることを目的とし、 その目的に資するため「柿田川」を題材に次の事業を行う。 1. 「学習体験」に関わる事業 2. 「調査研究」に関わる事業 3. 「芸術文化」に関する事業 4. 「健康運動」に関する事業 5. 「社会連携」に関する事業 6. 「産学連携」に関する事業 7. 「人材育成」に関する事業 8. 「情報発信」に関する事業 9.前各号に掲げる事業に付帯又は関連する事」
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2019年06月05日(水) ■ |
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毎年6月4日は「柿田川大楽」創立記念日 |
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公務員退職後の人生を考え出したのは、課長になった9年前、 ちょうど、義母が他界した頃だったと思う。 「柿田川」を、世界文化遺産となった「富士山」の構成資産として 「国指定天然記念物」にする必要があり、その作業に携わった時、 柿田川に関する情報が、あまりに散在していることに気付いた。 そこで少しずつであるが、機会あるごとに 「柿田川」に関する情報を集め始め、整理し始めたら、 世界文化遺産・富士山と同じように、予想以外の分野にも、 「柿田川」が関わっていることがわかりだした。 その後、外来種駆除のボランティアに参加して、 ますます、その魅力に惹かれていったのは、自然の流れかも・・。 (仮称)「柿田川ビジターセンター」構想策定にも携わったし、 「富士山柿田川展」などを通じて、文化芸術の分野も知ったら、 本気で「柿田川」について、関わってみようと思った。 その結果が「柿田川大楽」創立、ということに繋がっただけである。 「着眼大局、着手小局」を基本にしながら、 その活動は楽しく、しかし慎重にコツコツと・・と始めたい。 「柿田川大学」ではなく「柿田川大楽」 やっぱり、一度きりの人生、楽しまなくちゃ・・ 毎年、自分の誕生日が「創立記念日」なんて、嬉しいな。 「毎年6月4日は『柿田川大楽』創立記念日」 覚えておいてね。
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2019年06月04日(火) ■ |
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61歳のテーマは「収穫」 |
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毎年、誕生日を迎えると、今年はどんな1年にしたい、と決め、 多くの人にコミットメントしながら生活してきた。 60歳のテーマは「お裾分け」だった。 60年間溜めてきた、ノウハウ、情報・人間関係などを、 若い人たちを始め、必要としてくれている方々に、 惜しみなく提供してきたけれど、一段落した61歳は、 「お裾分け」をしながらも、そろそろ自分のために使おうかな、と そんな思いが、頭に浮かんだ。 だから「61歳のテーマは『収穫』」 今まで目の前にあっものを、がむしゃらに溜めてきたけれど、 今度は、世に出しておかしくないと思ったものだけを自分で選別し、 それを丁寧に「収穫」し、じっくり熟成したい。 それは、どんなジャンルでも「断捨離」下手の私にとって、 なかなか進まない作業になるかもしれない。 しかし「一番やりたいこと」(最良)のために 「ちょっとやりたいこと」(良)を諦めたり、我慢することは、 今の私にとっては、そんなに難してことではないことも知っている。 61年間、種を蒔いてきて、そしてそれなりの実がついた。(気がする) だからこそ、今年は、ゆっくり大切に「収穫」する一年にしたいな。 「熟成」させる倉庫(箱)は、準備したので・・。
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2019年06月03日(月) ■ |
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おじさん、石売ってんの? |
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GW10連休限定、柿田川公園内に設置した「臨時観光案内所」には、 おかげさまで、多くの観光客の方々に声を掛けていただいた。 連休前半は、雨の日が多くて、やや戸惑ったが、 逆に、自分で決めた3時間を全うすることで、何かが見えてくるかな、 そんな楽しみを抱え、公園内エントランスへ足を運んだ。 今日は、どんな人たちに会えるのかな?、どんなことを訊かれるかな、 どこから訪れてくれたのかな、そんな楽しみであるが・・。 いつの日だったか、小さい子が駆け寄ってきて 「おじさん、石売ってるの?」と話しかけてきた。 私の目の前にズラッと並べた各地の「イベントパンフレット」が 風で飛ばないように重しの役目をさせていたのであるが、 彼は、その石に興味を示した。 実は、初日に、パンフレットが風で飛ばされて困ったので、 沼津市の千本浜まで出かけ、形や色が面白そうなのをチョイスして、 水で汚れを洗い流しただけであるが、自分でも面白いな、と思った。 その石に興味を示してくれた彼に、感謝したい。 「これはね、沼津市の千本浜で見つけたんだよ。 もっともっと、いろんな形やキレイな色した石があるから行ってごらん」 地元の面白いところ、教えてあげなくちゃな、観光名所だけでなく。
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2019年06月02日(日) ■ |
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映画レビュー甲子園なんてのもあったらいいのに。 |
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映画「写真甲子園 0.5秒の夏」(菅原浩志監督)のレビューに こんなフレーズを見つけた。 それが「映画レビュー甲子園なんてのもあったらいいのに。」 インターネットで探すと「○○甲子園」と名の付くイベントは 驚くほど多い。(検索「甲子園の名がつく高校生大会」) 高校野球の全国大会の通称である「甲子園」は、 スポーツよりむしろ文化系クラブの高校全国大会を指すものとして 各種の大会名称(愛称)として使われることが多いのも特徴で、 高校のクラブ活動の全国大会という位置づけのものが多いようだ。 スポーツで8大会、文化系で75大会を超えていたのには驚いた。 「映画甲子園」は、正式名称は「高校生映画コンクール」と言い、 全国の高校生を対象とした自主制作映像作品のコンクール。 冒頭の「映画レビュー甲子園」はなかったから、 映画好きには面白いかも・・とメモをした。 「詩の甲子園」「俳句甲子園」「短歌甲子園」「川柳甲子園」など その表現で競うものに近いかもしれない。 単純に、1つの作品を鑑賞して、そのレビューを書く。 どこまで、皆が唸るようなレビューが書けるか、でもいい。 読書感想文が、書籍の甲子園ならば、 映画レビューは、映画鑑賞の甲子園とも言える気がする。 これはこれで、面白い大会になりそうだな。 わが町には、県下最大級の映画館もあることだし・・。
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2019年06月01日(土) ■ |
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じゃあ、今日も「そこそこ」元気にやりましょう |
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映画「体操しようよ」(菊地健雄監督)から。 日本国民お馴染みの「ラジオ体操」を軸に、 いろいろな人の人生が交錯して、まぁ、面白かった。 ラジオ体操も真剣にやると、けっこうハードな全身運動だし、 そもそも、朝早く集まる理由は、健康維持だけではなく、 仲間とのコミュニケーションだったりする。 毎日、同じ時間に顔を合わせ、お互いの存在を報告し合う場、 それでもいいと思う。 だから規則も何もなく、緩い運営こそ、参加者の望むところ。 「余計な詮索はしない、この体操会の唯一の規則だ」と言う 個人のプライバシーに関することは、触れないからこそ、 多くの方が集まってくるのかもしれないな、とメモをした。 その極め付けは、毎回、ラジオ体操が始まる前の会長の掛け声。 「じゃあ、今日も『そこそこ』元気にやりましょう」 朝からあまりに元気過ぎても、1日が疲れてしまう。 かといって、あまり元気がないのも、おかしい。 だから「そこそこ元気」と言う表現が生まれたのかもしれない。 誰が遅刻しようが気にしない、そんな曖昧さが、この組織の魅力。 ラジオ体操の会場に早く着いてしまった人たちが、 何気なく、その場を掃除しているシーンも見逃さなかった。 老若男女、誰もが知っている「ラジオ体操」の歌。 「新しい朝が来た、希望の朝だ・・」・・これって名曲だな。
P.S. 字幕に「ラジオ體操の時間のテーマ」と表示された、 「体操」ではなく「體操」って、どんな違いがあるのだろうか。
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