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2020年04月03日(金) ■ |
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天災は忘れる間もなくやってくる |
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3.11の時にメモしておいたけど、 うまく使いきれずにいたフレーズをご紹介。 「天災は忘れる間もなくやってくる」 以前なら「天災は忘れたころにやってくる」は、 防災訓練の時の挨拶文の常套句だった。 この意味は、直訳・現実に重ねるのではなく、 「天災はその恐ろしさを忘れた頃にまた起こるものであるから、 用心を怠らないこと・油断は禁物であるという戒め」であり、 物理学者で文学者の寺田寅彦のことばといわれている。 しかし最近の自然災害は、私たちに忘れる暇を与えず、 次から次へと襲いかかってくる気がしたので、 「天災は忘れる間もなくやってくる」 このフレースが妙に新鮮に聞こえた。 「天災」とは地震、洪水などの災害を意味するが、 さらに昨今では、自然災害だけでなく、 新型コロナウィルスのような、天災に近い災害も含めると、 「天災は忘れる間もなくやってくる」でも生ぬるく、 「天災はあとから後からやってくる」かもなぁ。 こんなことを考えてしまう日々が続いている。(涙)
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2020年04月02日(木) ■ |
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「緑っぽい」は、まだ散らない、「赤っぽい」は、もうすぐ散る |
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今年は、桜の開花が早かったのに、なかなか散らないなぁ、 そんなことを思っていたら、 気象予報士の方が、散る、散らないの見極め方を教えてくれた。 「桜の花の真ん中をじっくり観察して、 『緑っぽい』は、まだ散らない、『赤っぽい』は、もうすぐ散る、 のサインなんですよ」と。 そうなんだ・・とメモして、翌日「柿田川公園」で確かめたら、 本当に、緑っぽい桜、と赤っぽい桜があることに気づいた。 何十年も桜を眺めてきた(はず)のに・・と焦りながらも、 今まで「昨晩、強い風が吹いたから・・」とか、 「昨日の、冷たい雨で全部散っちゃったね」なんて、 桜を取り囲む環境の変化ばかりを気にしていた自分を反省した。 一番大切なのは、桜自体の幹や花の変化なのかもしれないのに、 そんなことに気付かなかったなんて。 人類が「新型コロナウィルス」で右往左往しているのに、 桜は、暖かくなれば蕾になり、花が咲き、そして散る、という 毎年繰り返される、自然のサイクルを確実に繰り返している。 やっぱり、自然から学ぶことは多いなぁ。
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2020年04月01日(水) ■ |
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ランドセルの中身は変化すると思うけど・・ |
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小さい子供を持つ保護者の関心は、ランドセル購入活動。 「ラン活」というらしい。(汗) それも今年の春に小学校に入学する子供たちではなく、 来年の春、入学予定の子供たちの親たちだというから驚く。 いいランドセルを手に入れるには、1年以上前から、 展示会などに足を運び、注文するのが普通だという。 確かに、6年間使うことを考えたら一理あるけれど、 そんな親たちにした私のアドバイスは、 「6年後のランドセルの中身は変化すると思うけど・・」。 その根拠はないけれど、今の社会全体を流れをみると、 情報のデジタル化が一層進み、ペーパーレスの時代とともに、 教科書もその対象になると思ったからだ。 子供たちも、小さい頃からタブレットなどに抵抗感なく使い、 今回の「新型コロナウィルス」の登校自粛を契機に、 心配された授業も、ネットでできることが確認できた。 今後益々、教科書に対応するソフトが増えることにより、 子供たちのランドセルの中身は、いろいろな教科のアプリが インストールされたタブレット一つになる、と思ったからだ。 だから、紙の教科書がいっぱい詰まった重たいランドセルが、 6年後まで存在している保証もない。 だからこそ、ランドセルなんかに拘るよりも、 子どもの興味関心があるものに、よりお金をかけて、 学ぶという好奇心を育ててあげた方がいいのになぁ、と思う。 同じ視点で「学習机」も同じかなぁ。
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2020年03月31日(火) ■ |
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「おひとり様、1個」より「2個目以降は1万円」 |
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こんなに感染症の専門家がいるんだぁ・・という驚きと、 どの番組もほぼ同じ内容の報道に疲れ、 最近では、ほとんど「新型コロナウィルス」関連のテレビを見ない。 関連の数字だけなら、ネットで瞬時にわかるし、 芸能人をはじめ、専門家でない人の意見を聞いても、 単なる「井戸端会議」の域を超えていない、と感じるからだ。 その点、インターネットに書き込まれる「視野の広い人たち」の 自由な発想、アイデアは、根拠が必要とされるデータではなく、 こうすればいいのに・・という提案型が多い。 マスメディアの番組出演と違って、大胆な発言ができる分、 あっ、これいいな、と思う面白アイデアが満載の世界だ。 最近メモしたのは、買い占めを阻止するアイデア。 「おひとり様、1個」より「2個目以降は1万円」と表示する。 どうぞ、いくらでもお持ちください・・と書いて欲しい。 その他「マイナンバーカード」で決済できるようにして、 「マイナンバーカード」所持者に電子マネーを支給するなど・・ この機会を活用して進んでいない施策を組み入れてしまう発想は、 非現実的かもしれないが、頭が柔らかいな・・と感心する。 私たち小市民は、こんなことを考えながら、自粛を楽しみたいな。
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2020年03月30日(月) ■ |
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スター・ウォーズのセリフじゃないから、わからんか |
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映画「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」(ジョン・ワッツ監督)から。 スパイダーマンとして世界を守るか、友達との楽しい時間を優先するか、 たぶん、真剣に悩んだのだと思う。(笑) そんな彼に、こう、アドバイスをする人がいた。 「冠をいただくものは心休まらず」 上手いなぁ、とメモしていたら、次に発せられたフレーズが面白かった。 「スター・ウォーズのセリフじゃないから、わからんか」 映画の中に、映画の台詞が引用されるケーズはあるが、 ほんの少し前までは、ほとんどが映画「ゴッド・ファーザー」から。 しかし、今回の例えから考えると、若い人たちにとって、 映画「スター・ウォーズ」に出てくる名台詞の方が、分かりやすいようだ。 でも、どんな時代でも映画のワンシーンが、引用されるところが、 洋画らしいなぁ、と思う。 邦画だと、誰もが知っていて、人生の教訓となるような台詞が少ない。 意外と、ジブリ作品とか、新海誠さんの作品などに代表される、 アニメ映画の方が名台詞が残っている気がする。 これも、洋画・邦画の違いかもなぁ。どちらが良いと言うわけではなく。
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2020年03月29日(日) ■ |
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本というのは友達がしないことをしてくれる |
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映画「最高の人生のはじめ方」(ロブ・ライナー監督)から。 「最高の人生の〜」シリーズか、と思いながら、 ラストは、ハッピィエンドなんだろうな、と予想しての鑑賞。 その部分では、ちょっぴり先入観が入りすぎたな、と反省した。 ただ、書き出したメモを眺めると、ストーリーとは関係ないが、 あっ、これ、わかるわかる・・という台詞が多かった。 それは、弔辞の一説であったり、女性を口説くときの台詞、 コンビニ店員との会話など、バラエティに富んでいた。 その中で、私が一番面白がったのは、 「本というのは友達がしないことをしてくれる。 考えたたいときに黙ってる」だった。(笑) 今や、好むと好まざるにかかわらず、情報や雑音が溢れ、 自分1人、静かな時間を持つことが難しい時代になった。 だからこそ、何もない場所で読書することは、贅沢だと言える。 それだけ夢中にされてくれる本と出会えた時、 人間は、ちょっぴり心が深くなるような気がする。 物語後半に、こんな台詞が待っていた。 「娘たちに人生の喜びは心の探求だと教えてるの」 自分の心だけは、自分で育てるしかないんだよなぁ。
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2020年03月28日(土) ■ |
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今年の「エイプリールフール」は「自粛」を |
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あと数日で、4月1日がやってくる。 「新型コロナウィルス」で緊迫した雰囲気の中、 新年度(2020年度)がスタートするが、 年に一度、嘘をついても良いという風習として、 エイプリルフール (April Fools' Day) の日でもある。 ネットで調べてみると、例年では「4月1日には、 世界中で新聞が嘘の内容のニュース記事を掲載したり、 報道番組でジョークニュースを報道したりといったことが 広く行われている。インターネットが普及してからは、 実用性のない冗談が公開されたりする」とあった。 世界中の人々が「新型コロナウィルス」対策を練っている 今年だけは「エイプリルフールだから」を理由に、 嘘の情報を流したり、シェアする行為を禁止して欲しい。 SNSなどに投稿する人の中には、今の緊張した空気が読めず、 周りが大騒ぎすることに喜びを感じる愉快犯も存在する。 もちろん、こんなことまで規制しなくても・・と思うが、 どの情報が「正しい」か「嘘」かわからないからだ。 「緊急事態宣言」が4月1日だったら、国民は戸惑うだろう。 こんなこと心配するのは、私だけかもしれないが、 こんな時だからこそ、ジョークでは済まされないことを、 国民に周知して「4/1嘘の投稿自粛」を要請して欲しいな。
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2020年03月27日(金) ■ |
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東京都民よ、日本国民が注目していることを忘れないで |
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ちょっと過激的なワンフレーズになってしまったが、 非常事態に近い日本の首都、東京には、 どんな意識を持った人たちが住んでいるのか、 週末の東京都民の動きを、全国の人々が注目している。 いや、全世界の人々と言っても、過言ではない。 3.11の東日本大震災をはじめ、多くの自然災害に対して、 地方都市の人々は、どんな時にも日本人としての誇りを胸に、 辛い、悲しい気持ちを我慢しながら、行動してきた。 例えば、東京都民の利用する電力のために、 地方都市に原発を建設し、その需要を支えてきたとも言える。 そんな彼らのために、計画停電などにも耐えてきた。 今度は、その東京都民が、日本の首都に住む日本人として、 地方に住む私たちが、さすが、東京都民と思えるような、 行動を示して欲しいと願う。 この週末、どんな東京都民の行動が飛び込んでくるのか、 期待と不安が交錯している。 とにかく地方の日本国民をがっかりだけは、させないでね。
P.S とりあえず「緊急事態宣言」は出ていないけれど、 「緊急事態宣言」で可能となる措置を列挙しておく。 1.住民に不要不急の外出自粛要請 2.学校や福祉施設、映画館などの使用停止要請や指示 3.音楽、スポーツイベントの開催制限要請・指示 4.医薬品やマスク、食品の売り渡し要請、収用 5.臨時医療施設の土地や建物を強制使用
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2020年03月26日(木) ■ |
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アルビン・トフラー、恐るべし。 |
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書籍「第三の波」(アルビン・トフラー著・ 日本放送出版協会刊・642頁)から。 40年以上前に書かれたものであるが、今読み直してみると、 未来の予言書だったとも言えるほど、的確な推測がされていて驚く。 彼は、人類が今まで経験してきた二つの文明、 「農業革命」(第一の波)と「産業革命」(第二の波)を分析し、 さらに「情報革命」(第三の波)によって、 今までの生活様式がガラッと変わり、 想像もし得なかったライフスタイルになることを指摘している。 40年前、ちょうど社会人になった頃に読んだ本書は、 本当に、そんな時代が来るのだろうか、と疑いながらも、 なぜか、この書籍だけは「断捨離」の対象にならず、 ずっと私の本棚に居座り続けたことも、不思議であった。 こうして読み直すことになることを知っていたかのようだ。 今でも新しい発見があったし、当時は意味がわからなかったことも、 なぜか、今は少しだけれど理解できるようになっていた。 40年という歳月が、私を少しばかり成長させてくれたようだ。 ただ、第三の波である「情報革命」が、どんなタイミングで訪れ、 どうやって、世界規模で人類の意識改革ができるか、疑問であったが、 今回の「新型コロナウィルス」の感染拡大が、そのタイミングだった、 そんな気がしてならない。 今回のようなことが起き、多くの人が問題視することにより、 今までの働き方にも、テレワークの導入など変化が見られている。 アルビン・トフラー、恐るべし。 是非、一読をお勧めする。(目が疲れるほど長いけど。(汗))
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2020年03月25日(水) ■ |
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この国が滅びの道に進む前に、身代わりとなって大海に沈む船だ |
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映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)から。 太平洋戦争・大東亜戦争・第二次世界大戦に関する映画は、 もう数え切れないほど観てきたが、 数学的観点から「戦艦大和」の建造を止めようとしたという この着想には、お見事というしかなかった。 しかし、私がもっと感心したのは、建造推進派の設計者が、 日本をどうやったら潔く負けさせることができるか、という もっと先の将来を考えていたことだ。「追い詰められた時、 戦争しないと言う選択を、国民が許してくれるわけがない。 人々は日露戦争の勝利に未だ酔いしれている。 日本人は負け方を知らない人種だ。 どんな悲惨な状況になろうとも、最後の1人まで 戦い続けるようとするだろう。そうすればこの国は確実に滅びる。 だがその時、日本という国の象徴となるような 巨大戦艦があったらどうだろうか。それが沈められた時、 その絶望感はこの国を目覚めさせてはくれないだろうか」 「私はね、今日本と言う国のよりしろとなる船を作りたいのだよ」 「この国が滅びの道に進む前に、身代わりとなって大海に沈む船だ。 だから私はこの船にふさわしい名前を考えてある。この船の名は大和」 そのために採算を度外視して「巨大戦艦・大和」を作りたい、 という発想が、私を唸らせてしまった。 なぜ戦果を挙げずに沈んだ巨大戦艦の名前が「戦艦大和」なんだろう、 そんな私の疑問に答えてくれたストーリーだったからだ。 でも、建造に反対だった海軍少将・山本五十六が艦長なんだよなぁ。
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