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しもさんの「気になる一言」
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2020年05月18日(月)
ウォークマンが音楽を室外へ持ち出したように

緊急事態宣言解除後、コロナ騒動前の生活が平和すぎて、
「新しい生活様式」を取り入れるには抵抗感がある人は、
とにかく、生活がカラッと変わることに不安があるらしい。
こんな大きな変化は経験したことないから・・というが、
ネット番組だったかな、面白い例えが耳に残った。
それが「ウォークマンが音楽を室外へ持ち出したように」
そういえば、ソニーから「ウォークマン」が発売された時の
驚きと喜びは、今でも忘れられないほど衝撃的だった。
それまで音楽は、室内でレコードで聴くか、
少なくとも、大きなカセットデッキで聴くものだった。
あっ、車のカーステレオでも聴くことができたけれど、
それが「どこへでも待ち運べるサイズ」になった時、
(音源はカセットテープ、電源は乾電池だったけれど・・)
鞄に入れたり、ベルトに吊るしたりした。
その小型化と携帯性がウケて、国民に受け入れられた気がする。
今までの常識が覆る瞬間を、青春真っ只中で経験したから、
今回の「新しい生活様式」も、きっとそうなると期待している。
この「ウォークマンの話」って、常識が突然変わる例えとして、
私にとっては、とてもわかりやすいものだったなぁ。



2020年05月17日(日)
警察は守るのが仕事だ

映画「THE GUILTY ギルティ」(グスタフ・モーラー監督)から。
正直、やや暗いトーンの中「緊急ダイヤル」と称し、
「電話越しに小さな事件に応対する」という繰り返しに、
いつまで続くんだろうか?と、強い眠気が襲い、
結果、何度も巻き戻して観ることになった。
しかし、電話からの声と音だけで、状況判断して、
緊急通報指令室のオペレーターとして、警察に指示を出すことは、
それ相当の経験と技量を兼ね備えていないと、出来ないこと。
逆に、経験がありすぎると、勝手に自分で推察して、思い込む。
今回は、視聴者の私も含め、そのトリックにまんまと引っ掛かった。
ある時、誘拐された・・と言う電話が入る。
「緊急ダイヤル」は「助けが必要?」と尋ね、自分で判断して、
そのこどもの安否確認と、悲痛な叫びに、
「警察は守るのが仕事だ」「守る?」「困ってる人を助けるんだ」と
事件解決に奔走するのだが・・。
ラスト、この判断が間違っていたことに気付いた時の主人公は、
何を感じ、その後の対応はどうしたのか、
私は、その後の方がとても気になって仕方がない。
警察が守るべき人は誰だったのか、困ってる人は誰だったのか。
事件の真相を知ってから、観直してみると、
どこで判断を間違ったのか、なかなか興味深い作品となった。



2020年05月16日(土)
臨終即平生

春先に予定していた法事を、先延ばしにしていたが、
この先いつになったら落ち着くのかもわからないので、
義祖母33回忌、義父17回忌を、小雨の中
私たちの気持ちの整理のため、身内3人だけで執り行った。
春先から今まで「新型コロナ・ウィルス感染防止」のため、
お通夜、告別式から法事まで、身内だけで集まることが
普通になってきたが、何度も何度も経験してくると、
このスタイルもいいな、と思えるまでになったから不思議。
さて、今回の法事の最後、お上人から法話をいただいた。
時宗の祖、一遍上人の「念仏」に対する考え方。
紙に書かれた「臨終即平生」の文字、
「臨終すなわち平生なり」と読むらしい。
今、巷で大騒ぎとなっている「感染症」は、
未だワクチンも治療薬もなく、いつ感染し、いつ発症して、
いつ死ぬかわからない恐怖が、私たちを襲っているが、
だからこそ「今」を大切に生きよう、という意味で、
「今の一回の念仏を大切にしよう」と説いたようだ。
「南無阿弥陀仏」を数多く口にすることも大切だが、
一遍上人は、自身の名のとおり「一遍」を大切に・・
言い換えれば「一期一会」に通じる考えを貫いた気がする。
人間、いつ死ぬかわからないからこそ「今」を大切に・・
「Be here now」(常に意識をここに)ってことなんだな。



2020年05月15日(金)
本当のことを話すのは案外大変だな

映画「ジョナサン ふたつの顔の男」(ビル・オリバー監督)から。
二重人格、多重人間をテーマにした作品はいくつもあるが、
ふたりがお互いの存在を認識し、情報交換しあう設定は、
意外と新鮮な感覚で観終わった。
予告編で見つけたキャッチコピーは、
「もうひとりの僕は 12時間のあいだ 一体何をしているのか」
この作品をワンフレーズで表現していた気がする。
作品の中で見つけた台詞から選ぶとすれば、
「本当のことを話すのは案外大変だな」だった。
私たちの人生、全て正直に話すことが良いとは限らない。
「自分史」だからといって「浮気・不倫」のことまで
文字に残して、大騒ぎになった人も知っている。
誰にだって、一つや二つくらい、秘密があって当然だし、
それを、隠し事はしないって約束だろう、と責められても
息苦しくなることは主人公も理解していただろうに。
「1つの体に複数の意識が存在する」ことは、
映画のように、人格が入れ替わる極端な設定でなくても、
「性同一性障害」の人をはじめ「LGBT」の人たちは、
常に意識していることかもしれないな、と感じた作品。
「午前7時と午後7時の12時間ごとに切り替わる生活」
意識的に試してみたら、どんな生活が待っているだろうか。



2020年05月14日(木)
「マスク熱中症」と「テイクアウト食中毒」

緊急事態宣言解除にあわせたかのように、気温が一気に上昇。
「解除後、どんなことに気をつければいいですかね?」という
メールがあったので、こう答えた。
「マスク熱中症」と「テイクアウト食中毒」かな。
外出時常にマスクをつけるのは、何も抵抗がなくなったけれど、
それは、冬から春にかけてのこと。
これからは、マスクをつけることは、とても辛くなってくる。
(ここ数日の暑さ経験者は語る・・(笑)) 
真夏の屋外にマスク着用は、私にとって初体験だから、
はっきりしたことは言えないけれど、
夏なのに、メガもが曇るんじゃないか、と心配している。
さらに、食べ物のテイクアウトも、暑さで腐りやすくなるので、
今回、突然始めた飲食業の人たちにとっては、
食中毒対策なども考えなければならず、メニュー変更など
違う意味で、心配ではないかと思う。
まぁ、日本人の創意工夫は、素晴らしいものがあるから、
「冷たいマスク」とか「冷たい弁当容器」考えたら、
またまた、世界から称賛を浴びる気がするなぁ。
あっ、ずっと冷たかったら、口の周りがおかしくなっちゃうな。
う〜ん、その他にも、合わせて考えなくちゃならなのは、
台風や地震などの災害や、真夏に向けての熱中症、日射病など。
自然は、手を抜いてくれないからなぁ。(汗)



2020年05月13日(水)
気象庁の夕方は「午後3時から6時」なんです

外出自粛をしている間に、日の出時間はどんどん早くなり、
日の入りは、どんどん遅くなってきた。
天気も、目まぐるしく変わり、気象予報士の皆さんも、
天気予報を出すのが大変だなぁ・・と思ってラジオを聴いていたら、
面白いことを耳にしたので、ご紹介。
以前、明日は傘は入りません、と言ったのに、雨が降ってきてしまい、
翌日、視聴者に「ごめんなさい」と謝っていた話を書いた。
そのあとも、夕方、雨になりそうです・・と予報を出したのに、
夕方前に降ってきて困った・・という視聴者の意見に対して、
やんわりと、答えていたのが面白かった。
「気象庁の夕方は「午後3時から6時」なんです」と。
私たちの考える夕方とは、業務終了前後の「5時」くらいから。
まさか、午後3時が夕方とは誰も思わないだろう。
その感覚のズレが、妙に面白かったので、気になる一言。
今度、夕方に会おうよ、と約束し、午後3時に待ち合わせしようかな。
相手は、どんな顔するかな。(笑)



2020年05月12日(火)
ナパージュという国はな、動くのが遅くて、止まるのも遅いんだ

2日間限定公開の寓話「カエルの楽園2020」(百田尚樹著)は、
書籍「カエルの楽園」(百田尚樹著・新潮文庫刊・277頁)の続編。
笑っては怒られそうだが、あまりに面白すぎて一気に読破した。
作家・百田尚樹さんが、以前刊行した書籍「カエルの楽園」の続編として
今の日本が、新型コロナウィルスで揺れている現状を、
カエルの世界に置き換えて、持論を展開した作品、というもの。
(寓話と言いつつ、登場人物?がリアルで分かりやすいのも特徴か・・)
読んでいない人には、全くわからないだろうから、
内容について細々と触れないけれど、メモした会話をご紹介。
私が注目したのは、緊急事態宣言の発令と解除についてのくだり、
「ナパージュという国はな、動くのが遅くて、止まるのも遅いんだ」
ナパージュとは「JAPAN」を逆から読んだ「NAPAJ」と皮肉った名前らしい。
この国は、そういう国なんだ、と表現したところが面白すぎる。
確かに、他国と比べて、緊急事態宣言の発令(動くこと)も遅かったが、
今度は、解除(止まること)も遅い・・と指摘している。
しかし、その原因は「首相に、その権限すら与えてられない」から、
そんな主張が見え隠れする会話だった気がする。
ただし、不平不満は、ネット上にいやと言うほど溢れているが、
不満分子が一致団結して、暴動にまで発展しないのもこの国の国民性かな、
そんな印象を持って読み終えた。
この寓話が「予言書」となるかどうかは、私たちの行動にかかっている。



2020年05月11日(月)
一度認めれば要求はエスカレートする

映画「ピータールー マンチェスターの悲劇」
(マイク・リー監督)から。
世界各国が「新型コロナ・ウィルス感染拡大防止対応」で
いろいろな策を打ち出している中で作品鑑賞したので、
19世紀初頭のナポレオン戦争後、
深刻化する貧困問題の改善を訴えて立ち上がった英国民と
今後想定される「コロナ不況」で溢れる失業者の叫びが重なった。
そんな英国民の感情を知ってか知らずか、国の役人(判事?)は、
対応策・解決策を出すのだが、こんな台詞が飛び出した。
「労働者は胃袋でものを考える」と切り出した後、
「工場主に週給を1シリング上げさせれば、彼らの空腹は癒され、
運動も終わる」と。
今、各国が国民の不平不満から起きる暴徒を回避するために、
「一律〜円配給」策を採用した意図がわかった気がする。(汗)
ただ作品の中では、この策に反対する判事がいた。
「一度認めれば要求はエスカレートする」が理由だった。
まさしく、今回の「コロナ騒動」で同じことが言えそうだ。
「さざなみ(小波)はやがて流れとなり、波となる。
荒れ狂う大波となり、大地に打ち寄せる」
「コロナ波」は、どこまで大きな波となってくるのか、
こればかりは、誰もが想像できない気がする。
「『暴徒』は『恐怖』で抑える」ことがないように、
社会システムの「改革」が必要なのかもしれないな。



2020年05月10日(日)
今頃「微分積分」の面白さがわかってきた

学生の頃、数学が大の苦手だった私が、ハマっているのは、
なんと「微分積分」。
新型コロナ・ウィルスの感染者を示すグラフのカーブを眺め、
毎日、刻一刻と変わっていくデータから、
今後を予測していくには「微分積分」が必要だと知った。
それは予測にとどまらず、ビジネスの世界でも「微分積分」が
大きな役割を示すことを意味する。
すなわち「今回のコロナ騒動全体をイメージしながら、
個別の事業を行っていくという取り組み」が求められるから。
マクロとミクロの世界を行き来し、個別事業として面白くても、
全体の流れが常に念頭になければヒットしないと言うこと。
まちづくりでは「将来都市像」や「基本構想」にあたる。
会社で言えば「社是」や「基本方針」にあたるもの。
それを無視して、目の前の面白いものだけに取り組むと、
話題性はあっても評価されない、と言う結果を招くことも、
「微分積分」を知って、再認識できた。
私たちは、つい傾向から外れたデータを面白がり、
マスコミもそのデータに注目するけれど、
それは実は、大きな流れから外れた「例外」なんだ、と
割り切れる判断力が欲しいよなぁ。



2020年05月09日(土)
「新型コロナ」専用チャンネル「COVID-19」開局・・

私は以前から、テレビをあまり観ないタイプだけれど、
それでも、毎日のニュースだけは確認したくて、テレビをつけるが、
NHKをはじめ、民放各社、デジタルもBSも「コロナネタ」中心。
それも、芸能人のコメントや、どこかの感染症の専門家を名乗る人の意見、
エビデンスのデータも示されない、そんなものばかり聞かされている。
各社、違う視点での特集ならまだしも、ネットで得たような知識を、
今日は、何人感染しました、何人死亡しました、
内訳は、東京都が何人、北海道が何人・・・と、累積の数字を示し、
延々とディスカッションする番組構成にも、正直、飽きてしまった。(汗)
できることなら、データ放送も駆使して、その番組をみれば全てわかる、
「新型コロナ」専用チャンネル「COVID-19」開局を望みたい。
お気楽に、いつまでも気にしてられない、と言っているのではなく、
気になる人は24時間、その番組を見ていればいいのに・・と思っただけ。
楽しい話、面白い話と一緒に、コロナの話を持ち出されると、
気分も一気に盛り下がるし、正直、思いっきり笑うこともできない。
テレビも、ラジオも、新聞も、雑誌も、インターネットも、
「コロナ」のことは「専用チャンネル」にお任せして、
新しい生活の提案などを特集した、前向きな番組構成を期待したいなぁ。