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しもさんの「気になる一言」
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2020年10月12日(月)
勘違いするな、誰も本気に思ってねえよ

映画「楽園」(瀬々敬久監督)から。
タイトルの「楽園」は、私のメモからすると、3回発せられる。
「何? 楽園って?」と、鉄道のそばで話した会話。
母親が、多国籍の息子に言った台詞「あそこ(日本)は楽園だ」
そして、ラストシーンで、同級生の男性が主人公の女性に言った
「紡は俺たちのために楽園、作れ」
内容がタイトルと結びつかず、ちょっと困った。
この作品で、一番気になったのは、
限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎さんが、
村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう場面。
「賛成してくれたんじゃ・・」と善次郎さん。
「勘違いするな、誰も本気に思ってねえよ」と村人。
この会話が、限界集落ならではの人間関係の面倒臭さを感じた。
巷では、過疎をなんとか食い止めようと、
「この村は、人が温かくて、といいところだよ」というが、
実は、物語のように、ネチネチした村八分があったりして、
新しい住民を受け入れよう、というカケラも感じられない。
こんなことを繰り返しているから、当然のように、人口が減る。
限界集落に住むデメリットみたいなものが浮き彫りにされ、
設定された村も、フィクションとわかっていながらも、
「こんなところ、住みたくない」と感じるインパクトが強かった。
本当のところはどうなんだろうか、正直、気になる。(汗)



2020年10月11日(日)
ワンチームは団結力とは違う

三密回避で、リアルな講演会聴講が激減したが、
その分、ネットのラジオ番組でたっぷり一時間、
著名人の講演を何度でも聴ける楽しみを覚えた。
今回は、NHKラジオ番組「文化講演会」から。
講師「言語学者・金田一秀穂氏」演題「今どきの日本語」。
(メモが多過ぎで、1回では紹介しきれないかも・・)
まず引っかかったのは「ワンチーム」という言葉。
流行語大賞の選考委員もしている彼らしい指摘だった。
2019年の流行語大賞は「ワンチーム」(ONE TEAM)
予想をはるかに超えて盛り上がったラグビーW杯の熱い戦いに、
にわかファンまでもが熱狂し「ワンチーム」というフレーズは、
当時、あちこちの社内会議でお偉方がこの言葉を乱用した。
しかし、彼は「ワンチームは団結力とは違う」とズバリ指摘。
今回のラグビーW杯のように、
「目的があって目的が達成されたら解散するのがワンチーム」
それを「団結力」の意味で使っているのは違う、ということ。
なるほど・・・とメモをした。
主催者は、授賞式に「ラグビーW杯出場選手」の登壇を期待したら、
みんな試合で欠席ってオチもあり、とても楽しい話だった。(笑)
「今どきの日本語」ネタ、まだまだ続きます。(汗)



2020年10月10日(土)
単に「評価」が低かったってことじゃないのかな

今、巷では、学術会議の人事問題で揺れている。
論評の多くは、任命しなかった理由を説明すべき、だが、
私はそうは思わない。
政治について書くつもりはないが、そもそも人事とは、
任命権者(首相)の裁量であり、だから大臣等が不適切な発言をした時、
任命責任を追求してきてた野党が、今回ばかりは立場が逆転。(笑)
もし、任命した人が何か不祥事を起こした時、誰が責任を取るのか、
野党をはじめ、今回の件で大騒ぎしている人が責任を取れるのか、
取れないのであれば、口を挟む問題ではないと私は思う。
そもそも、人事の役割の一つに「人事評価制度」がある。
評価制度とは、人事考課あるいは査定ともいい、
会社では、従業員の職務上の成果や勤務上の態度を評価して
等級や報酬を決定することをいう。
だから、今回外された人は、人事評価が低かったから外した、
それだけなんだと思う。
もっと過激に言えば、外された理由は、本人が一番知っているはず。
だから、評価が低かった理由を公表されたら、
恥ずかしい思いをするのは、本人ではないだろうか、と感じた。
評価されなかったら真摯に受け止めて、評価されるよう努力する、
それができないなら、その組織から抜けるしか方法はない。
これが「組織」の人事なんだよなぁ、たぶん。



2020年10月09日(金)
全ての仕事は「お金様」と思うことにしています

貧しい時代を過ごした人のインタビューだったかな。
(すみません、情報源不明です)
最近、やっとお仕事をいただけるようになって・・と呟き、
多くの方のお世話になりながら、ここまできた。
感謝の言葉しかありません、そんな話が続いていたので、
最後に、彼女が口にしたフレーズを聞き間違えた。
「全ての仕事は『お陰様』と思うことにしています」だと、
私の脳は判断したのだが、ここが会話のオチで、
「全ての仕事は『お金様』と思うことにしています」だった。
こう言い終わった後、爆笑だったので、やっと気が付いたが、
なかなか味わい深いフレーズとなった。
民間人となって、この感覚はよくわかるようになった。
もちろん「ありがとう」をはじめとして、
「感謝」「お陰様」の気持ちが大切なのは理解している、
けれど、それだけでは生活はできない、これも事実。
逆に、お金をいただくからこそ、仕事として働き、
無報酬なら、ボランティアとして動くってことなんだよなぁ。



2020年10月08日(木)
女である前にアンカーよ

映画「スキャンダル」(ジェイ・ローチ監督)から。
メモしたワンフレーズごとは面白い言葉があるのに、
作品を貫くようなフレーズが浮かんでこなかった。
実際に起こった女性キャスターへのセクハラ騒動だが、
それを映画作品にした「狙い」がうまく見つからない。
事実に基づいた・・のお決まりの注釈もなかったから、
だいぶ、脚色されているに違いないのかも・・。
そしてやっと見つけたのは、メモを見直し発見した
「女である前にアンカーよ」というフレーズ。
普通なら「アンカーである前に女よ」なのだが、
女だから、とセクハラを問題にするのではなく、
あえて、この現状を訴える立場にいるアンカーとして、
セクハラを受けた女性である前に・・と強調した。
本来は「性被害を受けた女性」を援護し、
加害者を追い詰めて報道する立場のアンカーだからこそ、
こんな発言をしたのだろう。
手垢のついたフレーズではないからこそ、印象に残ったなぁ。



2020年10月07日(水)
公園の中で「優雅」に遊ぶ

公園の楽しみ方は、千差万別でいい。
もちろん経験者として、こんな楽しみ方ありますよ、という
アドバイスはありがたいけれど、それも参考程度にして、
自分はどんな楽しみ方を模索しているのか、考えてみた。
そこでじっくり考えた結果が「公園の中で『優雅』に遊ぶ」。
ただ、遊ぶのではなく「優雅に遊ぶ」。
今こうして書いている自分でさえ、実はイメージができない。
だけど、ふっと頭の中に浮かんだものを言葉にしてみた。
「優雅」と「遊ぶ」がうまく結びつかないのかもしれないが、
だからこそ、余生を楽しむ私としては、面白いテーマだ。
「のんびり」とか「ゆったり」とはちょっと違う感覚。
多分、そう簡単には答えが出ない気がするが、
私のお得意の持続力を生かして、試行錯誤を繰り返すことも、
楽しみの一つとして、何年後かに気づくかもしれない。
あの時感じた「優雅に遊ぶ」という意味は、このことか・・と。
考えるだけでも楽しくなってきたなぁ。



2020年10月06日(火)
今度は、第一展望台で「ひとりラジオ体操」

昨年は、柿田川公園の芝生広場で、ひとりラジオ体操を
気が向いた時にしていたが、今年は場所を変えて、
やはり、気が向いた時に、第一展望台で体を動かしている。
というのも、カメラで動画やタイムラブスを撮影していると、
予想外に時間を持て余してしまうから。
初めは、柿田川の源流となる、いくつかの湧き間を眺め、
さらにはカワセミを探していたが、コロナ禍の影響で、
体重増と運動不足を自覚し、ストレッチをしてみたら、
意外にも、調子が良かったので、続けてみた。
そして、現在の「ひとりラジオ体操」にたどり着いた。
スマホから流れる「ラジオ体操」に合わせ、
目の前に広がる、柿田川の四季折々の景色を眺めながらの
ひとりラジオ体操。
観光客が降りてくる気配がすると、
慌ててボリュームを消し何もなかったように振る舞うが、
それはそれで結構楽しい。(笑)
もちろん、視界の中に「カワセミ」を発見すると、
ラジオ体操は中断し、撮影体制に入るけれど、
まぁ、その時は、ほとんど逃げられてしまう。(汗)
奇跡的な写真は、相性の良い場所で撮れる、と信じて。



2020年10月05日(月)
ITは機械と機械を繋ぐけれど、デジタルは人と人を繋ぐ

メモだけで残っていたので、誰の発言かも含めて、情報源不明。
推察されるのは、デジタル化について語っているので、
話題の新しい大臣のコメントかもしれない。
どうしても混同しがちになる「IT革命」と「デジタル革命」の概念を
分かりやすい言葉を使い、表現してくれた気がする。
「IT革命」は、ハード別に取り扱い方が違くならないように、
規格の統一化を図り、どんなIT機器を使っても、
ストレスなく利用できるようになった。
注目の「デジタル革命」のターゲットは、そのITをか活用する人。
IT化が進むと、疎遠になりかがちな「人」と「人」との繋がりを、
「デジタル」という仕様で、結びつけることに他ならない。
「IT」の「ハード」と「ソフト」、そして「デジタル」の「ハート」、
これを上手く調整する組織が「デジタル庁」なのかもなぁ。



2020年10月04日(日)
働きすぎなければよかった

NHKラジオ「こころをよむ」と題した番組から。
今回は「心の整え方 トップアスリートならこうする」
講師は「五輪メダリスト・メンタルトレーニング指導士」の
肩書を持つ「田中ウルヴェ京」さん。
小谷実可子さんとともに、シンクロでメダルを獲得した。
13回(各回40分)にわたる番組は、あっという間に終えた。
最終回は「私のメンタルトレーニング史」。
その中で、彼女が最も影響を受けた書籍として
「死ぬ瞬間の5つの後悔」(ブロニー・ウェア著)を挙げていた。
数多くの患者を看取った女性介護人が振り返る、
老若男女の「最期」の言葉を集めた本らしい。
「もっとお金を儲ければよかった」という人はひとりもいない。
それでは、誰もがする後悔とは?
死の床で語られた言葉には、嘘偽りがないから、
私たちの心に響くのかもしれない。
内容については、読後に感想をまとめるとして、
今回は、5つの後悔だけ。
(1)自分に正直な人生を生きればよかった
(2)働きすぎなければよかった
(3)思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
(4)友人と連絡を取り続ければよかった
(5)幸せをあきらめなければよかった
私が選んだのは「(2)働きすぎなければよかった」
さて、あなたは何番ですか?



2020年10月03日(土)
奇跡の1枚は意外と相性が良い場所で

大学時代のゼミ仲間に、プロの写真家がいる。
写真集「砂の大陸」(写真家・相原正明)を出版し、
オーストラリアの魅力をたっぷり伝えてくれた。
その彼が、YouTubeなどを通じて、
「カメラの上達方法」について話していたのでメモをした。
(1)毎日撮ること
(2)楽しいと言う気持ちで撮る
(3)相性の良い場所を見つける
(4)カメラを常に持ち歩く
毎日撮ることにより、(被写体は何でもいいみたいだが・・)
カメラが体の一部になるようにしておく感覚を身につくし、
毎日撮ると自分の好みの光がわかってくるらしい。
この「自分の好みの光」ってかっこいいなぁ、と思った。
また「楽しいという気持ちで撮る」というアドバイスも、
「カメラという機械を通して撮っている人の気持ちが出てしまうから、
最後心に残るのは気持ちが入ってる写真」と言い、
「お母さんが撮るお子さんの写真には絶対かなわないよ、と纏めた。
さらに「相性の良い場所を見つける」という説明には頷いてしまった。
そして「奇跡の1枚は意外と相性が良い場所で」というフレーズが、
心に残ったのは言うまでもない。(私の場合、柿田川公園なのだが)
そして、最後のアドバイスは「カメラを常に持ち歩く」。
彼にとって神様のような存在の写真家から、
「いつでも、どこでも、どんな時でも」シャッターチャンスを逃さない、
「トイレに行く時もカメラを持っていく」ことを教わったと振り返る。
彼のSNSの投稿を見ていると、本当に実践していることがわかる。
「どうして、プロの写真家がこんなものまで撮るんだろう?」
そんな私の疑問を一掃してくれた「カメラの上達方法」だったなぁ。