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しもさんの「気になる一言」
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2020年10月20日(火)
あれっ、アユの人ですよね

柿田川公園内を通勤経路にしているため、
いつものように、貴船神社に10円で参拝して、
「家族と日本と世界の平和」を願っている。
最後の一礼をして振り返ると、見覚えのある女性がいた。
えっと・・と考えていたら、彼女の方から
「あれっ、アユの人ですよね」と話しかけてきた。
先週の水曜日(10/14)に、第一展望台に、アユが遡上してきた時、
ちょうどその場に居合わせた人たちに、
「今年初のアユの遡上について」説明した中の1人らしい。
「あれから、毎日気にしているのですが、いませんね」
私が言う前に、彼女の方から、ここ数日の様子を説明してくれ、
とても嬉しい気持ちになった。
「そうですね。朝はあの時だけでしたからね。ラッキーでした。
でも、もう少しすれば、大群で押し寄せてくると思いますよ」
そんな情報を手短に伝えて、別れた。
アユの遡上で、こんなに盛り上がるのだから、
舟付場での「アユの産卵」シーンを見たら、もっと驚くんだろうなぁ。
それにしても、名前も名乗らず、会話しているから仕方ないけれど、
「アユの人」って・・(汗)



2020年10月19日(月)
BGMは「YouTube」の「BGMチャンネル」で

以前は、風呂に入りながら、スマホにダウンロードしてある、
お気に入りの曲を聴きながら、入浴するのが日課だった。
そのうち、スマホのアプリ「らじる★らじる」で、
NHK番組を聞きながら、にシフトして、情報収集してたけれど、
最近は「YouTube」の「BGMチャンネル」を再生して、
快適な入浴タイムを過ごしている。
朝起きた時から、通勤途中、仕事中、そしてベッドに入るまで、
微かな音楽を聴きながら過ごすと、予想以上に能率が上がることを知った。
溜めていた懸案問題を片付けよう、という気が起こるし、
音楽の効用ってこういうことかって、実感している。
ただ、ボリュームが大きかったり、台詞が入った曲はダメで、
その微妙な音量・選曲が、楽しみになっている。
以前、本当にずっと昔、定年退職したら、
自宅に「有線放送」を引いて、音楽三昧で過ごす、なんて、
夢のようなことを考えていたのに、今では、インターネットで
それが実現できている。
便利な世の中になったなぁ・・と改めて思うけれど、
これから数年先、どんなに生活が変わってしまうのか、
不安にもなる私もいる。
デジタル庁って、どんなことをやるのかなぁ。



2020年10月18日(日)
孤独の時間が人生を豊かにする

書籍「スマホ断食 〜ネット時代に異議があります〜」
(藤原智美著・潮出版社刊・204頁)から。
運動不足とコロナ禍で増え続けた体重を気にして
「断食」というタイトルの本に目がいってしまう最近であるが、
この「断食」も面白いかも・・と読み始めた。
薄い本にも関わらず、頷くことも多く、当然メモも増えた。
「人は外部からの情報や刺激が減るほど、
様々な考えが浮かび、それを消し去る事はなかなかできない、
だからただ座ること、座禅が修行になるのです」
「一人で歩くという時間は、
それが通勤通学のわずかなときであっても、
その人にとって重要な個の独立したひとときであり、
この思索の時間なのです。
「孤独の時間が人生を豊かにする、
こんな考え方はスマホ社会ではありえません」・・
「スマホ断食」の効果は、情報過多のストレスからの解放や、
複雑な人間関係を断ち切るだけでなく、
「孤独な時間」を持てる、というメリットがある。
今の世の中、なかなか一人にさせてくれない環境が整い、
誰とも話していないけれど、孤独の時間ではない時が多い。
だからこそ「スマホ断食」してみようかな、と時々思う。
スマホが故障した時のことを思い出しながら。



2020年10月17日(土)
素敵な仕草だ、もう一度

映画「男と女 人生最良の日々」
(クロード・ルルーシュ監督)から。
映画「男と女(1966)」は、映画音楽で馴染みがあり、
学生の頃、よく耳にした曲・作品名であったが、
実は、正直なところ、未だ作品は観ていない。
しかし作品の中で、当時のシーンが挿入されていて、
私の好奇心をくすぐったことは言うまでもない。
より深く理解するためにも、早いうちに機会を見つけて、
メモ帳片手に、観てみたい。
さて本作品は、53年後の2人の物語であるが、
続編というよりも、単独作品としても見応えがある。
静かな会話の中に、53年の時間が詰まっている気さえした。
特に、53年後に再会した女性を覚えているかどうか、
それが認知症なのか、演技なのか、定かではない。
けれど「素敵な仕草だ。彼女がよくやってた」と、
女性特有の「髪を掻き上げる仕草」に、何度も反応し、
「素敵な仕草だ、もう一度」と要求するシーンは、
男性の私にとっては、その気持ち、わかるよ、とばかり、
何度も、巻き戻して観直した。(汗)
その仕草を思い出しただけでも、2人にとって
「男と女 人生最良の日々」と言えるに違いない。
他人にとっては、意味のないことかもしれないが、
2人にしか分からない会話、思い出があればそれでいい。
「1人になると死が怖くなる。でも2人だと相手の死が怖いの。
そうよ、私は彼が先に死ぬことを恐れている」
大人のラブストーリーって感じだったなぁ。



2020年10月16日(金)
本は、アナログで探す方が楽しい

仕事帰り、新しい図書館に寄り道をするようになってから、
明らかに読書量も増えたが、今まで読まなかったような本も、
いつものお決まりの席(勝手に指定席にしているけど・・)に
辿り着くまでの間に眺める、書架に並んだ本の背表紙が、
私を読んで・・と呼んでいる気になるから不思議だ。
そうして手に取った本は、私の好奇心がムクムクと起き上がり、
閉館時間までに読みきれないと、自動貸出機でサクッと借りるか、
また元の場所に戻し、翌日、続きを読むってこともある。
図書館内に配置されている本の検索機で探すのもいいが、
アフター5の図書館だけは、アナログ検索を優先している。
いつもは読まないジャンルのコーナーも、意識的にゆっくり歩き、
何かを感じたタイトルで足を止め、手が伸びる。
こんな楽しみ方ができるのも、図書館のおかげであろう。
また、基本、1冊しか配架していない図書館の書籍が、
どの分類に収まっているのかを知るのも、また楽しい。
「柿田川公園の楽しみ方」と「図書館の楽しみ方」は、
シリーズになるほど、書けそうな気がするなぁ。



2020年10月15日(木)
地元の人に撮影してもらう

先日、放送局の人と話していて、面白いことに気付いた。
日本全国、いたるところに「プロ」とは一線を画した、
「セミプロ」「マニア」「オタク」と呼ばれる人たちがいて、
特に、写真や動画に関しては、その腕はプロ級の人が多い。
カメラだって、ビデオだって、相当高価な機材を所有し、
自分の撮影した作品の発表の場を求めている人も多いと聞く。
片やコロナ禍の中、撮影が思うように進まないと嘆く放送局。
うまくコラボすれば、面白い作品ができるのに・・と思った。
何日、何時間も待ち続けるしか撮れない写真・映像も、
彼らに任せれば、時間をたっぷり使ってその瞬間を待つ。
簡単な研修を受けさせ、撮影のルールとマナーを教え込めば、
今の時代、可能な撮影システムかもしれない。
こんな時代でも、好奇心旺盛の若い人たちの中には、
「映像撮影編集」で起業を考えている人も多い。
これこそ、三密にならない、新しい番組制方法として、
確立するかもしれないな、と思った。
これこそ若い人たちの「新しい仕事」になるかもしれない。
「地元の人に撮影してもらう」いかがだろうか?



2020年10月14日(水)
添い寝の基本姿勢は「腕まくら」

10月13日、オンライン試写会を観させていただいた
映画「クローゼット(2020)」(進藤丈広監督)から。
一言・ワンフレーズで表現すると、
鑑賞した後に「誰かに腕まくら」をしたくなる、そんな作品。
私の場合、誰かに腕まくらをしてもらいたい・・ではなかったが、
たぶん観る人の現在の心の状態によって分かれるだろう。
若い頃、夢中になった「ブルース・リー」主演映画鑑賞の後は、
強くなった気になり、映画館を出ると格闘の真似をしたのに似ている。
素人だった青年が、癒しを求める多くのお客様と接することで、
成長していく展開は、映画「娼年」(三浦大輔監督)と少し被ったが、
一方は「セックス」、もう一方は「添い寝」だったから、
その対比が妙に可笑しかった。
この「よそでは言えない不満を吐き出す場所を提供」するという
添い寝ビジネスは、これからも流行る予感さえするから不思議だ。
「お客様は目が覚めた時にいつでも、よしよし、してもらうために
高いお金払ってるんですよ」という説明に頷く私がいたし、
やや短い作品だったが、メモは驚くほど多かった気がする。
その中から選んだのは、やはり「添い寝屋」として心得、
一番最初に説明を受ける、その仕事の基本中の基本。
「添い寝の基本姿勢は『腕まくら』」
文字にすると「腕枕」でもなければ「うでまくら」でもなく、
「腕まくら」がピッタリ、と思うのは私だけか。(汗)
これがうまく出来ないと「添い寝」どころではない。(笑)
「添い寝ビジネス」の次は「耳掻きビジネス」かもしれないな。
どちらも平和の証だし、1人では心が温かくならない行為。
さらに、されると気持ち良くなってしまうのも共通かも。
私的には、さっそく妻に腕まくらの感触を確かめてもらったくらい、
素敵な作品だった。



2020年10月13日(火)
「シーン」は、手塚治虫さんが作った言葉

今回も、NHKラジオ番組「文化講演会」から。
講師「言語学者・金田一秀穂氏」演題「今どきの日本語」。
今では、物音ひとつ聞こえない静寂を「シーン」という
たった3文字で表現できるけれど、実はこの「シーン」、
漫画家、手塚治虫さんが作った言葉だと教えていただいた。
この「3文字」がない時代、どう表現したのかな、と想像したが、
恥ずかしい話、頭に浮かんんでこなかった。
それだけ「シーン」という表現が、日本国民に浸透された証拠。
流行語大賞には、その年の重大事件、イベントにまつわる言葉が
エントリーされるけれど、実は「シーン」のような言葉に、
スポットを当てて欲しいな、と思う1人である。
以前紹介した「ショート」を「遊撃手」と名付けたのは、正岡子規。
「9つある守備位置の中でもっとも俊敏さと果敢さが求められる」
そんなポジションを「遊撃手」と名付けたのは絶妙であり、
逆に、その言葉以外、浮かばないくらい浸透している言葉は、
命名者とともに、大切に守っていって欲しい、と願う。
私たちは、多くの分野で、ついつい新しい言葉を求めたがるけれど、
なかなかそれらを超える言葉が出てこないのも事実。
「シーン」以上の「静寂」表現、あるだろうか。



2020年10月12日(月)
勘違いするな、誰も本気に思ってねえよ

映画「楽園」(瀬々敬久監督)から。
タイトルの「楽園」は、私のメモからすると、3回発せられる。
「何? 楽園って?」と、鉄道のそばで話した会話。
母親が、多国籍の息子に言った台詞「あそこ(日本)は楽園だ」
そして、ラストシーンで、同級生の男性が主人公の女性に言った
「紡は俺たちのために楽園、作れ」
内容がタイトルと結びつかず、ちょっと困った。
この作品で、一番気になったのは、
限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎さんが、
村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう場面。
「賛成してくれたんじゃ・・」と善次郎さん。
「勘違いするな、誰も本気に思ってねえよ」と村人。
この会話が、限界集落ならではの人間関係の面倒臭さを感じた。
巷では、過疎をなんとか食い止めようと、
「この村は、人が温かくて、といいところだよ」というが、
実は、物語のように、ネチネチした村八分があったりして、
新しい住民を受け入れよう、というカケラも感じられない。
こんなことを繰り返しているから、当然のように、人口が減る。
限界集落に住むデメリットみたいなものが浮き彫りにされ、
設定された村も、フィクションとわかっていながらも、
「こんなところ、住みたくない」と感じるインパクトが強かった。
本当のところはどうなんだろうか、正直、気になる。(汗)



2020年10月11日(日)
ワンチームは団結力とは違う

三密回避で、リアルな講演会聴講が激減したが、
その分、ネットのラジオ番組でたっぷり一時間、
著名人の講演を何度でも聴ける楽しみを覚えた。
今回は、NHKラジオ番組「文化講演会」から。
講師「言語学者・金田一秀穂氏」演題「今どきの日本語」。
(メモが多過ぎで、1回では紹介しきれないかも・・)
まず引っかかったのは「ワンチーム」という言葉。
流行語大賞の選考委員もしている彼らしい指摘だった。
2019年の流行語大賞は「ワンチーム」(ONE TEAM)
予想をはるかに超えて盛り上がったラグビーW杯の熱い戦いに、
にわかファンまでもが熱狂し「ワンチーム」というフレーズは、
当時、あちこちの社内会議でお偉方がこの言葉を乱用した。
しかし、彼は「ワンチームは団結力とは違う」とズバリ指摘。
今回のラグビーW杯のように、
「目的があって目的が達成されたら解散するのがワンチーム」
それを「団結力」の意味で使っているのは違う、ということ。
なるほど・・・とメモをした。
主催者は、授賞式に「ラグビーW杯出場選手」の登壇を期待したら、
みんな試合で欠席ってオチもあり、とても楽しい話だった。(笑)
「今どきの日本語」ネタ、まだまだ続きます。(汗)