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しもさんの「気になる一言」
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2020年11月04日(水)
そんなこと訊かれると思わなかった

先日紹介した、ディレクターが私の知人だった
NHK-BS1の番組「スポーツ×ヒューマン」から。
主役は「陸上女子100メートルのスプリンターとして
陸上界を引っ張ってきた、福島千里さん」
もう1人の主役は「何度も何度も福島選手と争ってきた
NHKディレクター、中村宝子さん」
2人にしかわからないアスリートの世界がそこにあった。
私たちには想像もできない世界の話が続いたあと、
こんなエピソードを紹介してくれた。
2016年、沼津市にいた中村さんに福島さんが相談に行く。
「現役を続けようか迷っている」と話す福島さんに
「まだまだ走る姿が見たい」と中村さんは答えたと言う。
そんな2人だからこそ、この密着取材が実現したが、
訊きにくいこともオブラートに包まず質問する中村さんは、
不調の原因を知りたくて「イップス?」と訊いた。
「そんなこと訊かれると思わなかった」と答えた福島さん。
「イップスです。そう答えればこれ以上訊かれない」
その言葉を耳にして「私は踏み込みすぎた」と振り返り、
「これで福島への取材は終わってしまったと思った」と
自責の念に駆られる、ハラハラドキドキの密着取材だった。
「体操の内村航平選手」の密着取材とはちょっと違う、
訊く方と訊かれる方の心の葛藤が、私の心を揺さぶった。
最後は質問する中村さんが涙声となり、私の涙腺も崩壊。
ディレクターとしての初めての番組だという彼女を、
これからも応援していきたいなぁ。



2020年11月03日(火)
万歩計の数字が増えてきた

毎日計測し、手帳に記録している「万歩計」の数字。
最近、コロナウィルス感染防止に合わせてなのか、
私の歩く数字に面白い傾向が現れていた。
01月平均 11,950歩/日
02月平均  8,747歩/日
03月平均  4,663歩/日
04月平均  6,430歩/日
05月平均  6,074歩/日
06月平均  7,830歩/日
07月平均  6,927歩/日
08月平均  7,114歩/日
09月平均  7,416歩/日
10月平均  8,481歩/日
そう、10月に入り、平均歩数が増えてきた。(汗)
コロナウィルスの感染は収束していないのに、
Go toトラベルが始まり、観光客が増えてきて、
柿田川公園の観光案内所に足を運ぶ日数が増えたから。
また夏前に比べて、雨も少ない季節になったし、
あの酷暑だった暑さも和らいだので歩こう、と思った。
さらに、アユの遡上が始まり、最新情報確認のため、
土日でも、朝だけ自宅と公園を往復する機会が増えた。
増えた理由は、いろいろ考えられるけれど、
やはり、健康で歩けることに感謝したい、と思う。
あと2ヶ月、インフルエンザ、風邪、コロナに注意して、
できるだけ、歩き続けたいなぁ。
10ヶ月平均 7,559歩/日



2020年11月02日(月)
柿田川のことは柿田川に訊け

NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
ゲストは、パリの街角でインタビューした内容をまとめた
「パリのすてきなおじさん」の著者、金井真紀さん。
登場する人物は、みな個性的だけど、魅力的。
「変な人の周りには変な人が集まる」
「クセ者の周りには、クセ者がいる」
そんな表現をしていたけれど、
インタビューがとても楽しかったようだ。
彼女によれば、日本にも同じような人がいるらしい。
他の書籍(同著者)で取り上げたJA職員は、
「みかんのことは、みかんに訊け」と名言を残し、
岐阜県長良川の「鵜飼のおじさん」は、
「全部、鵜が教えてくれる」と言い切ったらしい。
彼の「自然界にはスケジュールがあるから、
それに従えばいい」と言ったアドバイスは、
私の心に響いた。
最近、柿田川公園で訊かれる質問の多くは
「いつになったら、アユは遡上してくるのですか?」。
もちろん「例年は・・」と答えることもできるけれど、
これだけ環境が変化している昨今、
私が記録を取り出した数年のデータなんて、
あまり当てにならないから、
「柿田川のことは柿田川に訊け」と言いたくなる。
北海道の流氷と同じで、そんなに焦らなくても、
来る時には来ますよ、が本音のところかもしれない。
遡上しなくなったり産卵しなくなったら心配だけど、
自然はそんなにヤワじゃないって思っている。
みんな、結果だけを求めているけど、
楽しいのは、その過程なんだよなぁ。



2020年11月01日(日)
「新しい生活様式」をどう受け入れて楽しむか、が鍵

新型コロナ・ウィルスの対策について、
政府が「新しい生活様式」を国民に向けて発表してから久しい。
「長丁場に備えて」との説明は、どうもわかりにくかった。
それは「終息」を視野に入れて、もうしばらく「新生活様式」を
マニュアルとして、生活してください、というお願いにもとれる。
私は「収束」はするけど「終息」はしないのでは?と
考えている一人なので、この「新しい生活様式」は、
次の世代の「生活様式」として定着させる必要性を感じている。
この考え方の違いは、とても大きい。
提案された「新しい生活様式」を「辛抱」して続けるか、
この生活を前提に、個人レベルでは、新生活を楽しむ方法、
経済界では、全く新しいビジネスの形を模索するか、
同じことをするにしても、行動は違ってくるに違いない。
言い換えれば
「『新しい生活様式』をどう受け入れて楽しむか、が鍵」となる。
当初違和感だった、すれ違う人の「マスク姿」にも慣れたし、
この「生活様式」が定着した先には、どんな未来が待っているか、
もちろん私見であるが、少しずつ、書き出してみたいと思う。
これには、小説家並の想像力が必要になるけどね。(汗)



2020年10月31日(土)
ドラフト会議のライブ中継やめませんか?

先日、プロ野球のドラフト会議をテレビで見ていて、
感じたことがいくつもあった。
どうして野球だけ、こんなに華々しくイベント化するのか、
単なる一職業の、就職先の内定発表ではないか。
私も野球は好きなので、その結果は気になるが、
それでも、発表まで周囲に騒がれ、地元マスコミに振り回され、
高校生が緊張した顔で椅子に座っている姿が痛々しかった。
ドラフト会議直前まで大騒ぎして、ライブ中継で放送し、
彼らが指名されなかった時の気持ち、考えたことあるのだろうか、
公開処刑・・そんな言葉まで浮かんでしまったので、ご提案。
日本国民が楽しみにしているスポーツの一つだから、
普通の会社のように「採用(内定)通知」とはいかないだろうけれど、
毎年の恒例行事のように、この季節の歳時記のように、
マスコミが大騒ぎした後の、事の顛末は知らされていない。
皆が同じ方向を向き、このやり方に疑問を投げかけないとしたら、
それはいかがなものか、とお節介おじさんの私は思う。
「ドラフト会議のライブ中継やめませんか?」
河野大臣なら変えてくれそうだな。(笑)



2020年10月30日(金)
○○会社は、柿田川のサポーティングカンパニーです。

夏の甲子園などが始まる頃、地元のテレビ放送では、
「○○会社は、○○高校を応援しています」というテロップが流れ、
企業のイメージアップを狙う広告が花盛りとなる。
その他、文化系の吹奏楽部定定期演奏会や、
野球やサッカーなどをはじめとした、スポーツ大会の協賛金など、
地域貢献の意味もあり、意外と多くの企業が協力している。
地域に限らず、プロスポーツの世界でも同様なことがあり、
先日「アイダ設計は、読売巨人軍のサポーティングカンパニーです」
というフレーズを見つけ、その場でメモをした。
この「サポーティングカンパニー」という響きが良かった。
「○○会社は、○○を応援しています」ではなく、
「自ら進んで、サポートています」的な感覚が伝わってくる。
そこで考えたのは、学ぶは真似ぶ、の言葉どおり、
「○○会社は、柿田川のサポーティングカンパニーです。」
お金だけでなく、いろいろな意味でサポートしてくれれば、
それは「サポーティングカンパニー」なんだと思う。
柿田川のサポーティングカンパニー、募集しちゃおうっと。



2020年10月29日(木)
「ウルトラマン」は「日本代表」の色彩

日の入りが早くなり、徒歩通勤の私にとって、
帰りは、車との衝突の危険が高まる季節になったともいえる。
だから、なるべく服装は「黒」ではなく、白っぽいモノを選ぶ。
以前からのお気に入りのウィンドブレーカーは、
「白」に「赤」のラインが入っている、
私流の妄想では「五輪の日本代表」をイメージするデザイン。
それに対して、妻の視点は「ウルトラマン」(笑)
この微妙なズレが、夕食の笑いのネタとなっている。
でも、以前「ウルトラマンの顔は、能面がモデル」と知り、
だから日本人に愛されているんだ、と認識したし、
今回のように「ウルトラマンカラー」は「赤白」だったから、
私のように「日本代表」と勘違いする人もいる。
言い換えれば「ウルトラマン」は「日本」を表現する衣装を身につけ、
地球を破壊しようとする怪獣たちと戦っていると言ってもいい。
絵本作家・宮西達也さんが描く「ウルトラマン」も、
気が優しい家族思いのキャラクター。
「ウルトラマンカラー」だろうが「日本代表カラー」だろうが、
「白地に赤く」は、素敵な色だよなぁ。



2020年10月28日(水)
人生は「季節」だ

映画「ミッドサマー」(アリ・アスター監督)から。
この映画のジャンルは何だっただろうか。
「フェスティバル・スリラー」と書かれていたが、
「夏至」(ミッドサマー)が、フェスティバルと結びつかなかった。
しかし「常識を破る形容しがたい大傑作」の評判で、
それが理解できなかった私の感性さえ、自信喪失状態となった。
メモはそれなりにしたが、作品に結びつくようなフレーズがなく、
当たり障りのない例えを取り上げてしまった。
「人生は『季節』だ。18歳までの子供は「春」。
18歳から36歳までは巡礼の旅をする、濁ったよ「夏」だ。
そして36歳から54歳は労働の年齢、季節は「秋」、
54歳から72歳は人々の師となる」
言葉はなかったが、それが「人生の冬」に相当するようだった。
さらに「72歳の後は?」の問いかけに
「首切り?」のジェスチャーで表現していたのが印象に残る。
20歳ごと、40歳、60歳、80歳ではなく、18歳ごとのサイクル。
もうすぐ日本も「成人」の定期が「18歳」になる。
だからかな、この「18歳」サイクルが、とても新鮮だった。
内容は、スリラー、ホラー系が苦手な私にとっては、
目をつぶってしまうシーンが多かったなぁ。



2020年10月27日(火)
かつてのライバル・同級生ディレクター

NHK-BS1の番組「スポーツ×ヒューマン」から。
番組内容は「長年、女子のトップランナーとして
陸上界を引っ張ってきた、福島千里さん」のドキュメンタリー。
東京五輪を来年に控えて、こういう番組が増えたことは確か。
だけど他と違うのは、彼女に密着取材した女性が、
かつてのライバル・同級生ディレクターだったこと。
他の人では聴き出せない胸の内、本音を引き出してくれた。
もちろん、番組だから全て話してくれたとは思わないけれど、
それでも、彼女にしか話せないことも、多かった気がする。
よほどの信頼関係がなければ、質問できないことも・・。
その同級生ディレクターは、なんと私の知り合い。(汗)
話をしたことがある、名刺交換をしたことがある、
そんな単純なレベルではなく、
私の定年退職直前の1月に開催された「町駅伝大会」に
「下山ファイターズ」の一員として参加してくれた女性。
もちろん、その前月には「町駅伝合同練習会」と称して、
「町総合運動公園ジョギングコース」を一緒に走った、
そんな思い出が蘇った。
だからこそ、彼女が担当した番組が楽しみだったし、
今回の番組を観たことで、私の心は大きく揺さぶられ、
これからもずっと応援したくなったことを記しておきたい。
番組の感想は、また近いうちに必ず。



2020年10月26日(月)
「どう生きるか」より「どう死ぬか」

地元の大型商業施設「サントムーン柿田川」内の本屋さん
「長倉書店(サントムーン店)」の企画。
「このすべての本を読んだら、どんな人生が待っているのだろう」
〜55人が贈る渾身のおすすめ55冊〜
「人生が変わった一冊」を紹介してください・・そんな依頼を受け、
何冊かピックアップした中の一冊が、私の推薦文とともに、
「帯」に書かれて、平積みされている。
36歳の時に書き、翌年自費出版した「公務員パパの生活コラム150」が
本屋さんに並んだ時の感覚とはちょっと違う。
もし仮に、自分の推薦文(帯)を読んで、手にとってくれたなら、
こんなに嬉しいことはないな、と感じているからだ。
私の映画のレビューを読んで、観てきました・・と言われるのと、
同じくらいの喜びとも言えそうだ。
記念だから、紹介文を記録として残しておこうと思う。
(以下・・)
「歴史上の人物の死んだ年齢、死に方が書いてあるだけの本。
ただ、この人は、もう私の年齢でこれだけの功績をあげ、
こんな死に方をしたのか・・とこの本で知ることができる。
現在の自分の年齢で亡くなった人と比較して、
自分ももうひと頑張りしなくちゃ・・と思える一冊。
『どう生きるか』より『どう死ぬか』」
(以上・・)

参考データ
「人生が変わった一冊」
書籍名「人間臨終図巻」著者 山田風太郎
出版社 徳間書店