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しもさんの「気になる一言」
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2020年11月11日(水)
富士山の麓で暮らすような旅6日間

最近、柿田川公園駐車場は、観光バスが戻ってきた。
「GO TO トラベル」景気なのか、そんな感じがする。
では、どんなコースなのか・・と興味が湧き、
バスのフロントに貼られる、ツアー名を見て驚いた。
なんと「富士山の麓で暮らすような旅6日間」。
横に「暮らすような旅」と書かれていたので気になり、
ネットで調べてみたら、どうやら流行っているようだ。
「日帰り」や「1泊」「2泊」バスツアーではなく、
「5日」〜「1週間」のバスツアーが盛りだくさんヒットした。
「暮らす」ように「泊まる」がコンセプトの旅行、
これでは、行ってみたくなるはずだ・・とメモをした。
今までのバスツアーでは考えられないけれど、
これこそ「新しい生活様式」に合わせたツアー商品だな、と
頭の中をいろいろな企画が湧き上がった。
「日帰り」や「1泊」では提案できない企画が生まれる。
毎日のように「アユの遡上・産卵」を楽しみに、
早朝の柿田川公園を散策する、なんてのもありだな。
これがきっかけで、移住・定住してくれたら、最高だ。
そのためには、住んでいる人が生き生きしてなくちゃ。(笑)



2020年11月10日(火)
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき

先日、珍しく怒りを抑えられないくらいの屈辱を感じた。
直ちに、抗議しようと思ったが、多くの方の助言で、
耐えることにした。(未だ納得はしていないが・・)
そんな時、自宅のトイレに飾ってあった、
相田みつをさんのひめくりカレンターが目に止まった。(汗)
詩のタイトルは「いのちの根」。
「なみだをこらえて かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに くるしみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が ふかくなる」
そうか、命の根が深くなるのかぁ・・と妙に冷静になったが、
毎日眺めて読んでいるのに、気付かない詩も、
その状況になると、目に止まるんだ、と可笑しくなった。
必要な時に、そっと声かけしてくれる、
それが「ひめくりカレンダー」のメリットなんだろうなぁ。



2020年11月09日(月)
柿田川ブルーホールの直径は、土俵の大きさと同じ

昨日の日曜日から始まった「大相撲・11月場所」。
この期間だけは、まっすぐ帰宅して、テレビ観戦。
実は今場所から、観戦の楽しみ方が一つ増えた。
柿田川公園・第2展望台から眺める「ブルーホール」を、
行政職員の協力を得て計測したら、直径約4.5メートル。
この大きさを、子供たちに実感として伝えたくて、
いろいろな直径4.5メートルの円を探していたら、
大相撲の土俵(4.55メートル)とほぼ同じとわかった。
それを知ってから、大相撲のテレビ観戦をしていても、
「ブルーホール」の上で、戦っているように見える。(笑)
えっ、こんなに小さかったの?と思うか、
こんなに大きかったの?と思うかは、人それぞれ。
でも、いい例えが見つかってとても嬉しい。
運動場にでも、4.5メートルの輪を描いて、相撲してね。
あっ、三密で相撲は、ダメなのかな。(汗)



2020年11月08日(日)
ここに住んでんだ、いいだろう

ラジオから流れてきた、サーファーのコメント。
私には、ちょっとわかりにくいけれど、
「数ある海の中で、どうしてここを選んだのですか?」
そんなインタビュアーの問いに、
「この波ができるのは、ここだけなんだよ」と言い、
「ここに住んでんだ、いいだろう」と自慢げに言い放った。
最近、こんなに自信たっぷりに、自分の住んでいる街を
自慢する若者に出会わなかったから、新鮮だった。
誰に向かって叫んだのか知らないけれど、
とてもインパクトのあるシンプルなフレーズだった。
ラジオだから、その波の大きさもわからなければ、
立地の良さ、さらに1年間を通した天候もわからない。
けれど、ちょっと行ってみたいな、と思わせるフレーズは、
私の好奇心をくすぐった。
私だって「柿田川の魅力」に触れ、夢中になり、
毎日のように世界に向けて情報発信しているが、
その根底には「ここに住んでんだ、いいだろう」の気持ちが
あるに違いない。
それが、移住・定住を促すキャッチコピーなんだと思う。
だって、実際に住んでる人の体験発表みたいなものだから。



2020年11月07日(土)
柿田川は人を幸せにするね

いつものように(汗)、柿田川公園・第一展望台で、
アユとカワセミを待ち続けていたら、
東京からの観光客だろうか、湧いている景色を見ながら、
「きれ〜い」だけでなく「癒され〜る」の連発で、
ニコニコしながら、耳をダンポにしていたら、
もっと嬉しくなる言葉を発した女性がいた。
一緒に訪れた人たちが、この景色を見た途端、
それまでお疲れ気味の顔色が変わったらしく、
「うまく言えないけどさ・・」と前置きをして、
「柿田川は人を幸せにするね」
「えっ?」と訊き返すお仲間たちに向かって、
「だって、あなたたち、幸せそうじゃない」と呟いた。
「それはそうよ。こんな景色をみれば誰だって・・」と
言い合っている光景すら、幸せそうだった。
毎日眺めている私には、わからないのかもしれないが、
やはり「自然」の力は、偉大だなぁ、と再認識した。
地元の人たちにも、その力に気づいて欲しいけどな。
せっかくの柿田川が生かされていない、知られていない、
みんなでなんとかしよう、という前に。(汗)



2020年11月06日(金)
人生はモノでできていない

映画「365日のシンプルライフ」
(ペトリ・ルーッカイネン監督)から。
最近、北欧の映画に驚きを隠せなかった私だが、
今回も「フィンランド映画」と知って構えてしまった。(汗)
しかし「自分の持ち物すべてをリセットするという
実験生活に挑戦したフィンランド人青年の1年間を追った
ドキュメンタリー」は、予想外に私の心を動かしていた。
歳を重ねるごとにモノが増え、さらに片付けが出来ない、
「断・捨・離」という言葉だけが先行して、
いつまでたっても、思い出と共に、モノは残り続ける私は、
捨てる基準、手放すルールなど決めても、途中で挫折。
だからそんな判断基準も設けず、文句なしに、
「一旦すべて倉庫に預けて1日1個ずつ自宅に持ち帰る」
素っ裸から始めるという、突拍子もない設定だったが、
これこそ、私向きの「断捨離」かもなぁ、とメモが増えた。
「モノとはなにか?」を問いに、祖母はサラッと答える。
「人生はモノでできていない」「モノはただの小道具よ」
「家庭はモノじゃない。別のものから生まれる」
ちょっと試してみようかな、と思ってしまうほど、
奥が深い作品だったなぁ。



2020年11月05日(木)
柿田川に携わっている責任と誇り

先日、最近、欲がなくなってきた・・と書いたら、
その割には、毎日精力的に動いているじゃないですか、と
私の行動を知っている人からのメールをいただいた。(笑)
「柿田川に関すること限定だけどね」と返したが、
どうして、こんなに夢中になっているのか、
あまりじっくり考えてこなかった気がしていたので、
けっこう真剣に、何日も考え込んだ。
仕事としては「産業・観光」を中心に、
柿田川を捉えていけばいいのであり、
1年365日、24時間、柿田川のことを考える必要もない。
しかし現実は「柿田川」に関して、あらゆる角度から
なんでも知っておきたい、という欲が、そうさせない。
その考え方、行動の原点は・・ともっともっと考え込んだ。
そして、出た結論は「柿田川に携わっている責任と誇り」。
私たちが前世代の人たちから受け継いだ「柿田川」を
後世の世代にしっかり受けついでいく責任を感じているし、
次の世紀へ残していこう思えるものに携わっている誇りが、
私の行動の源と言えるかもしれない。
ちょっと真面目な話になってしまったが、
そんなものに出会えた人生に感謝しなくては、と思う。
残り少ない人生、できる限りのことをしていきたいな。



2020年11月04日(水)
そんなこと訊かれると思わなかった

先日紹介した、ディレクターが私の知人だった
NHK-BS1の番組「スポーツ×ヒューマン」から。
主役は「陸上女子100メートルのスプリンターとして
陸上界を引っ張ってきた、福島千里さん」
もう1人の主役は「何度も何度も福島選手と争ってきた
NHKディレクター、中村宝子さん」
2人にしかわからないアスリートの世界がそこにあった。
私たちには想像もできない世界の話が続いたあと、
こんなエピソードを紹介してくれた。
2016年、沼津市にいた中村さんに福島さんが相談に行く。
「現役を続けようか迷っている」と話す福島さんに
「まだまだ走る姿が見たい」と中村さんは答えたと言う。
そんな2人だからこそ、この密着取材が実現したが、
訊きにくいこともオブラートに包まず質問する中村さんは、
不調の原因を知りたくて「イップス?」と訊いた。
「そんなこと訊かれると思わなかった」と答えた福島さん。
「イップスです。そう答えればこれ以上訊かれない」
その言葉を耳にして「私は踏み込みすぎた」と振り返り、
「これで福島への取材は終わってしまったと思った」と
自責の念に駆られる、ハラハラドキドキの密着取材だった。
「体操の内村航平選手」の密着取材とはちょっと違う、
訊く方と訊かれる方の心の葛藤が、私の心を揺さぶった。
最後は質問する中村さんが涙声となり、私の涙腺も崩壊。
ディレクターとしての初めての番組だという彼女を、
これからも応援していきたいなぁ。



2020年11月03日(火)
万歩計の数字が増えてきた

毎日計測し、手帳に記録している「万歩計」の数字。
最近、コロナウィルス感染防止に合わせてなのか、
私の歩く数字に面白い傾向が現れていた。
01月平均 11,950歩/日
02月平均  8,747歩/日
03月平均  4,663歩/日
04月平均  6,430歩/日
05月平均  6,074歩/日
06月平均  7,830歩/日
07月平均  6,927歩/日
08月平均  7,114歩/日
09月平均  7,416歩/日
10月平均  8,481歩/日
そう、10月に入り、平均歩数が増えてきた。(汗)
コロナウィルスの感染は収束していないのに、
Go toトラベルが始まり、観光客が増えてきて、
柿田川公園の観光案内所に足を運ぶ日数が増えたから。
また夏前に比べて、雨も少ない季節になったし、
あの酷暑だった暑さも和らいだので歩こう、と思った。
さらに、アユの遡上が始まり、最新情報確認のため、
土日でも、朝だけ自宅と公園を往復する機会が増えた。
増えた理由は、いろいろ考えられるけれど、
やはり、健康で歩けることに感謝したい、と思う。
あと2ヶ月、インフルエンザ、風邪、コロナに注意して、
できるだけ、歩き続けたいなぁ。
10ヶ月平均 7,559歩/日



2020年11月02日(月)
柿田川のことは柿田川に訊け

NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
ゲストは、パリの街角でインタビューした内容をまとめた
「パリのすてきなおじさん」の著者、金井真紀さん。
登場する人物は、みな個性的だけど、魅力的。
「変な人の周りには変な人が集まる」
「クセ者の周りには、クセ者がいる」
そんな表現をしていたけれど、
インタビューがとても楽しかったようだ。
彼女によれば、日本にも同じような人がいるらしい。
他の書籍(同著者)で取り上げたJA職員は、
「みかんのことは、みかんに訊け」と名言を残し、
岐阜県長良川の「鵜飼のおじさん」は、
「全部、鵜が教えてくれる」と言い切ったらしい。
彼の「自然界にはスケジュールがあるから、
それに従えばいい」と言ったアドバイスは、
私の心に響いた。
最近、柿田川公園で訊かれる質問の多くは
「いつになったら、アユは遡上してくるのですか?」。
もちろん「例年は・・」と答えることもできるけれど、
これだけ環境が変化している昨今、
私が記録を取り出した数年のデータなんて、
あまり当てにならないから、
「柿田川のことは柿田川に訊け」と言いたくなる。
北海道の流氷と同じで、そんなに焦らなくても、
来る時には来ますよ、が本音のところかもしれない。
遡上しなくなったり産卵しなくなったら心配だけど、
自然はそんなにヤワじゃないって思っている。
みんな、結果だけを求めているけど、
楽しいのは、その過程なんだよなぁ。