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2021年01月23日(土) ■ |
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朝七時に犬を車の助手席に乗せて、国道六号線を走って原町に向かう |
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書籍「JR上野駅の公園口」(柳美里著・河出文庫刊・181頁)から。 「全米図書賞受賞!」という話題性からも、すぐに読んでみた。 私の知らない「浮浪者」「ホームレス」という世界を、丁寧に再現され、 資料収集・取材の大変さを実感したが、 本書「あとがき」にも、本人が書いた取材のこぼれ話が紹介されていた。 強烈だったのは「あんたには在る。おれたちには無い。 在るひとに、無いひとの気持ちはわからないよ」と言われました、というくだり。 そして「彼が描いたのは、屋根と壁・・家でした」 ゆっくり休める「家」があるということが、どれだけ幸せなのか、 地震や台風などの自然災害、そして原発事故・・などなど、 好むと好まずに拘らず、突然、家がなくなるということの大変さは、 どんなに取材しても、きっと分からない・・と言われたことだろう。 さて、気になる一言に選んだのは、 「朝七時に犬を車の助手席に乗せて、国道六号線を走って原町に向かう」 有名作家の話題作なので、多くの出版関係者が読み、何度も校正を繰り返したはず、 だから、誤字脱字なんてあるわけがない・・と思っていた矢先、 「国道六号線」という単語を見つけたので、メモをした。 国道は「六号」であり「六号線」ではない。県道などは「ケースバイケース」。 以前、私も間違って使っていて指摘されたから、調べ直したら、 国道には「〜号線」とは言わないことが掲載されていた。 大したことではないかもしれないけれど、発行部数の多い書籍だからこそ、 改訂(再版)するとき、正式に直して欲しいなぁ。
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2021年01月22日(金) ■ |
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未来にワクワクする子どもが増えればいいな |
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午後3時半過ぎ「師匠いますか?」と尋ねてきてくれる 地元小学校の子供たちは、柿田川について調べ学習をしているが、 質問に答えている私に、彼らの「ワクワク感」が伝わってくる。 今度はどんな新しいことがわかるんだろう・・ そんな気持ちなのかもしれないが、とても嬉しい。 私が柿田川に夢中になった頃は、この町で働くならば、 自分の知識として、柿田川のことを知らなければ・・と思った。 そのうち、誰かに伝えたくなり、一緒に活動したくなり、 「柿田川大楽」を作った。 さらに、今では「柿田川」を通じて、 「未来にワクワクする子どもが増やしたい」と思うようになった。 やはり、子どもたちの好奇心って無限大だし、 対応している私も「ワクワク感」を共有できる。 いくつになっても「ワクワクする」って気持ち、大切だなと思う。 あっ、湧水だから「湧く湧く感」かな。
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2021年01月21日(木) ■ |
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還暦以上は、口を出さずに盾となれ |
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どこかのまちづくりの看板で見つけたフレーズだったと思う。 (横断幕だったような・・情報源、そこまでしかわかりません) 62歳の私のアンテナに引っかかった。 「還暦以上は、口を出さずに盾となれ」 えっ、もう口出しちゃいけないんだ・・と思いながらも、 でも、その通りだな・・とメモをした。 若い時に比べたら、体力・気力も驚くほど落ちているのは、 自分が一番知っている。(もちろん、記憶力も・・) だけど、長年の経験値を活かして、もう少し・・と欲張る。 それが間違いのもと、と肝に銘じたい。 助言(アドバイス)も、頼まれたら、する程度でいい。 頼まれもしないのに、助言(アドバイス)をするのはやめよう。 さらに、若い人たちが突拍子もないことを始めようとすると、 必ず、口を挟んでくる人たちがいる。(特に年配の人・・) その人たちの圧力を遮る「盾」の役割が求められる。 いいじゃないですか、若い人たちに任せましょう・・と。 さて・・面白くなってきたぞ。
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2021年01月20日(水) ■ |
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「柿田川」の次は・・「沼津・千本浜」です |
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先日「しもさんの柿田川好きはわかっているけれど、 柿田川の次に好きな場所はどこですか?」と訊かれ、 意外とすぐに思いついたのが「沼津市・千本浜」。 実は以前から「千本浜」へは何度も足を運んでいる。 目的は、少し前なら「ポケモンゲット」して遊んだし、 今なら、富士山と駿河湾を眺めたあと、 青空に舞うトンビの鳴き声を聴きながら、 錯覚しそうなほど、斜めになった松の中を歩くこと。 数多くの松が、何かに引っ張られた気になるのもここだけだし、 建物などの人工物も視界に入らず、癒される空間としてお気に入り。 また、海岸沿いの堤防を富士市に向かって歩くと、 次第に、富士山の姿が大きくなってきて、これまた嬉しい。 海岸沿いは、20キロ近く、信号機なしで歩いたり走れるようだ。 (20キロのレンタサイクルがあったらいいな。事故の心配ないし) こんな環境は、柿田川では作り出せないし、本当に羨ましい限り。 私の好きな探検イベント、オリエンテーリングをやりたい、 心からそう思った。地図とコンパスを握りしめて。
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2021年01月19日(火) ■ |
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博物館は「無目的」「無計画」「無制限」 |
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お気に入りのラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」。 今回のフレーズは「キリンの研究者」の郡司さんから教わった 博物館の基本的な考え方。 いろいろなものを、解剖し保管する役目がある博物館は、 解剖の狙い、理由などを決めながら、将来的に役に立ちそうなものを 効率よく集めていく施設と理解していた私は、面食らった。 100年後に役に立つかもしれない、そんな可能性を考え、 博物館が収集、保管の考え方は「無目的」「無計画」「無制限」。 どれだけ広いスペースが必要なんだ・・と思いながらも、 今の時代に求められる「「目的」「計画」「制限」とは真逆。 だから、とっても新鮮に聞こえた「博物館」の考え方かもしれない。 展示しているのは、ほんの僅かな部分。 バックヤードには、その何十倍、何百倍の資料が積まれている。 そう考えたら「博物館」に足を運びたくなってきたなぁ。
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2021年01月18日(月) ■ |
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そもそも「湧水」ってなんですか? |
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最近、柿田川の説明を頼まれることが増えた。 柿田川に大量な湧水が湧く仕組みなどは覚えていたが、 まさか「そもそも『湧水』ってなんですか?」と 訊かれるとは思わず、不意を突かれて一瞬言葉に詰まった。 「湧水は、わきみず(湧き水)だから・・」と文字の話をし、 「山などに降った雨や雪が、川となって地表を流れるのではなく、 土にしみ込んで地下水となって流れて、 特定の場所から地表に自然に出てきたものかな」とまとめた。 「大規模な湧水は、柿田川のように、 そのまま川の源流となることもあるんだよ」と、 いつぞやネットで調べた知識も並べてみた。 帰宅後、気になって調べたら、「山間部に降った雨や雪が、 地表を流出せず、山滝部から湧き出すもの」とあった。 地下水の水頭(地下水ポテンシャルと大気圧の平衡する高さ)が 地表よりも高く、かつその地下水が地表に出てくる地質条件が 満たされている場所において、地下水が湧出し、水が湧き出る(湧泉)。 このような地形は、沢の谷頭部、山地と平地の境目、 台地や河成段丘の崖線沿い、扇状地の末端(扇端部)、 火山周辺の溶岩流末端などが多い」とある。 柿田川はまさに、その溶岩流の末端に位置するから納得した。 こういった基本的なことって、知ってるようで知らなかったから、 今後も、いろいろな人の質問に答えていこうと思う。 子供科学相談・・って感じていいかな。(汗)
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2021年01月17日(日) ■ |
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風景を情景に変える |
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書籍「SNS時代のフォトグラファーガイドブック」 (XICOら複数著・玄光社刊・144頁)より。 たぶん、柿田川の風景だけ撮り続けても、飽きないだろう。 けれど最近、人物が入っている写真ない?って求められることが多く、 これからは、少しずつ「人物」も意識したい、と思っている。 しかし、個人情報、プライバシー、肖像権・・いろいろな問題があり、 上手く撮れる自信がないな、と思っていたら、 以前紹介した書籍のメモに、ヒントがあった。 「人物」を入れるということは「風景を情景に変える」こと。 「風景に人の後ろ姿を加えて心の機微を描く。 風景は目の前に広がる眺めであり、 情景は心に何かを感じさせるような場面や有り様です。 そこに立っている人が見ている世界がどのようなものなのか 想像してもらったり、その人がその時にどんな気持ちなのかを 感じ取ってもらえるばと思ってとっています」 清流に足をつけながら、何か考え事をしていたり、 大きな湧き間を見て、興奮している様子などの情景が浮かんだ。 たぶん、あまり難しく考えないことだな。 「あっ・・」と思ったら、シャッターを押せばいいのかも。
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2021年01月16日(土) ■ |
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またね!! |
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今年、少しだけ変えようと思っていることがある。 それは、別れ際の挨拶。 大人になって「さようなら」「お疲れ様でした」が主流だけど、 なんだか「またね!!」というのもいいかな・って思ったから。 周りには、子供みたい、女の子みたい、と言われたけれど(笑) 「また、明日」「また、今度ね」「また、近いうちに」 そんな意味が込められている「またね!!」って、妙に心地よい。 今度いつ会えるかなんて、誰もわからないけれど、 なんだか「またね!!」って口にするだけで、嬉しくなる。 歳を重ねたからかもしれないけれど、 そんな挨拶も、楽しい気がしてきたからだ。 最初は恥ずかしいけれど、慣れてくると老若男女関係なく、 別れ際に「またね!!」と大きな声で言えるようになる。 偉い人には、ちょっと言えないけれど、 今年は、これ流行らせたいな。「またね!!」
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2021年01月15日(金) ■ |
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風呂の中で、今の頭の中をメモ帳に書き出す |
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「最近、何か面白いことないですか?」 時々、こんな面白いメッセージが届くことがある。 「そうだね、最近、お風呂が楽しい」と返信すると、 「意味がわかりません。お風呂で何してるの?」と返事がくる。 それに対する返信はこうだ。(汗) 出来ることなら、帰宅後、夕食前に入ることを心がける。 まずは、今年の目標である「体重」を計測して、アプリに自動送信。 (同じ場所、同じ時間帯に測ることがいいと思って(笑)) それから、スマホでYou-Tubeのチャンネルからジャズを選択し流す。 あとは、タオルとメモ帳と鉛筆を持って、浴室へ。 Bluetoothの防水スピーカーの電源を入れて、あとは半身浴状態。 ここまでは、一連の流れで、習慣化されているので苦にならない。 面白いのはここから。 持参したメモ帳と鉛筆に、今の頭の中を情報を書き出す。 良い・悪いの判断もせず、思いついたことを殴り書きのように。 当然、昨日、一昨日に書いたことと違っていても「OK」、 とにかく、私の容量が少ない記憶媒体を外部装置(メモ)に書き出す。 これだけで私の脳は、一時的に空き容量ができてスッキリ。 また、新しいとが頭に浮かぶから楽しい。これ、お勧めです。
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2021年01月14日(木) ■ |
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時間や労力を考えると安すぎる値段です |
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映画「A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー」 (ブランドン・ローパー監督)から。 コーヒーやワインなど、それに関わる人たちの哲学、 ややドキュメント風の作品は、何作も見てきた。 その場では、なるほど・・とメモするが、後から思い出せない。 そこで今回は、もう少し生活に密着した台詞を選んだ。 「一杯7ドルの高価なコーヒーを専門店でみかけますが、 時間や労力を考えると安すぎる値段です」 コーヒーって、予想以上に手間がかがることは知識として 知っていたつもりになっていたけれど、予想以上だった。 ルワンダなどのコーヒー豆の生産地で働く人たちの労働賃金、 さらに続く多くの工程を加味すると、 私たちがコンビニ等で、一杯100円で飲めるのは不思議である。 私は、最高級・本物志向のコーヒーを求めてはいないからか、 生産地の彼らが、少しでも余裕を持って生活できることを願う。 明日から、コーヒーを飲むたびに生産者に感謝したい。 おかげさまで、今日もコーヒーが飲めました・・と。
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