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2021年03月14日(日) ■ |
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消えても消えても、誰かがまた思い出させてくれる |
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映画「記憶屋 あなたを忘れない」(平川雄一朗監督)から。 人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」について 存在を肯定する人の意見はこうだ。 「記憶を消したい人がおるけ、記憶屋がおるんじゃないん?」 「まぁ記憶屋は悲しい世の中に、 生まれるべくして生まれた伝説なのかもしれないね」 「記憶屋は世の中の不条理が生んだ怪物じゃ」 「記憶屋は世のため人のためにおるんじゃと」 だから「記憶を消したいと思うこと」は悪いことではない、と。 しかし、それを否定するわけでもなく、こんな台詞が。 「記憶ってさ、消されたところでまた再生できるって思わん?。 人間って誰でも1人で生きてるわけじゃないけぇ、 記憶がなくなっても周りの人がまた作ることができる。 消えても消えても、誰かがまた思い出させてくれる。 思い出したところでまた忘れてしまうかも知れんけど・・」 それが「記憶」なんだ、という定義に、頷いてしまった。 まぁ、故人になると「いい思い出」しか浮かばないけどねぇ。 死んだ人まで、恨めないからね。
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2021年03月13日(土) ■ |
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お前ここダメだよって言ってくれる人 |
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「お前ここダメだよって言ってくれる人がいるかどうかは大事」 そんな話を、NHKのラジオ番組「DJ日本史」で耳にした。 織田信長には、明智光秀、豊臣秀吉には、黒田官兵衛、 徳川家康には、本多正信、なるほど、確かに・・とメモをした。 それに比べ「承久の乱の主犯格(汗)、後鳥羽上皇は、 ワンマンだったために周囲には冷静に情勢を判断できる人や, 上皇を諌める人がいなかった、と歴史の話としてまとめた。 それは、現代社会でも同じことが言える。 どんな小さな世界でも、組織として成り立つには、 強力なリーダーシップを発揮する人も必要だが、 行き過ぎな発言、行動に対して、諫める役の人も必要。 そんな嫌な役を引き受けてくれる人を大切にするリーダーこそ、 大きなことを成し遂げることができるに違いない。 そんなこと、昔から言われていたことだし、今更・・と思うが、 知っていたけど、実行に移さなければ、知らなかったことと同じ。 いくつになっても「お前ここダメだよって言ってくれる人」 大切にしなくちゃなぁ。
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2021年03月12日(金) ■ |
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今までの人生なにを学んだのか |
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最近、政治家・首長がSNSの効果に目覚めたのか、 多くの方から「友達リクエスト」が届く。 特にFacebookは、実名登録が基本なので、 国会議員や県会議員、近隣市町の首長、議員など、 えっ、あの人から?と思うような大物まで。(汗) でも私は、どんなに偉い人でも、 ノーメッセージの人は、承認しないことにしている。 それは、政治家に限らず、友達申請してくる知人でも同じ。 その考えは、ネットで見つけたフレーズに賛同したから。 「ノーメッセジリクエストは、圧倒的に年配者男性が多い。 今までの人生なにを学んだのか。」 仕事でもなんでも、何も挨拶なしに、黙っていて知らずに、 お近づきになることはないことは、長い経験で学んでいるはず。 もしかしたら、それは、新人でも習うことなのに、 ネットの世界だから、友達申請しておけばいいだろう・・ そんな気持ちだったら、逆効果だと思うんだけどな。 講演会や秘書が一括で「友達リクエスト」するならば、 ノーメッセージのリクエスト、やめた方がいいのになぁ。
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2021年03月11日(木) ■ |
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「3.11」をキーワードに検索したら |
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先日、10年を振り返って・・と題して、一言を書き、 「3.11」でも検索できる、と書いたら、早速、問い合わせがあった。 自分の日記が、ある「キーワード」で検索できるので、 どんな単語でも検索でもできる、データベースとなっている。 実は「3.11」をキーワードに検索したら、こんなにあった。 しかし、地震があった「2011.3」は「3.11」というフレーズを まだあまり使っていないこともわかったし、時の流れを感じる。
2021年03月10日(水) 「音」は、相当意識しないと残らない 2021年03月09日(火) 10年は節目であり、区切りではない 2021年03月04日(木) 時は流れない。それは積み重なる。 2021年03月01日(月) 「3月11日」の10年を振り返って 2020年04月03日(金) 天災は忘れる間もなくやってくる 2020年03月27日(金) 東京都民よ、日本国民が注目していることを忘れないで 2020年03月11日(水) 「東北」というイメージを払拭するような計画 2020年03月08日(日) 上からの指示が降りてこなくて戸惑っていました 2019年08月12日(月) 8月12日は映画「クライマーズ・ハイ」を観る 2019年03月11日(月) 私のケジメは「3.11」の日記を読み返すこと 2018年03月12日(月) あの原発事故は、国民の意識を変えるまでには至らなかった 2018年03月11日(日) 3.11は、一年を丁寧に生きてきたかを振り返る日 2017年03月11日(土) 北朝鮮ミサイルが日本の原発に向けて発射されたら 2016年05月10日(火) まずは、体制を確保してから・・ 2016年04月17日(日) こんな時こそ「東北支援」を忘れないこと 2016年03月11日(金) 復興の喜びをお召し上がりながら感じていただければ幸いです 2015年12月28日(月) 非常時には、非常手段です。 2015年07月08日(水) でも、知り過ぎない方がいいんだよ 2015年03月11日(水) あの災害を契機に・・・ 2014年09月11日(木) 9.11は「現実」が「映画」を越えた日 2014年04月21日(月) 「8.11」の「山の日」は、もっと慎重に 2014年03月12日(水) 3月11日だけ『電気』を停めてみてはどうか 2014年03月11日(火) 海水に、下水やガソリンが混じって凄い臭いで・・ 2013年12月26日(木) 食べるものは、我慢できるけど、出すものは我慢できないからね 2013年11月04日(月) 3.11(悲愴)から11.3(歓喜)へ 2013年08月12日(月) 政府は「計画停電」の検証を 2013年07月03日(水) 「いつ、やる」「今だ」と奥村が答えた。 2013年03月11日(月) そっとしておく おもいやり 2013年03月10日(日) 人間は弱い存在ですが、絶望の時にも希望を持ちます 2012年08月09日(木) 「被災者のために」というモチベーション 2012年03月11日(日) 落語の演題の1つに「黙祷」を追加 2012年03月05日(月) 学んだ知識を、行動に移しましょう。 2011年12月31日(土) 2011年「今年の熟語」・・「愛犬他界」に決定 2011年11月10日(木) 未来が見えない社会に震災が襲った 2011年08月19日(金) いい人だって死ぬ、それが戦争だ 2011年04月16日(土) このコンサートに向けて練習していた帰りに・・
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2021年03月10日(水) ■ |
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「音」は、相当意識しないと残らない |
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最近、出勤前の柿田川公園撮影に、音の録音を加えた。 どうしても、写真や動画が注目を浴びるが、 その場所ならではの「音」の保存が必要と感じたから。 きっかけは、もうすぐ10年を迎える、3.11の特集番組。 特に今年は、10年を経過するとあって、だいぶ早い時期から、 特集番組が組まれ、いろいろな角度から紹介されている。 実話を元に映画化されたり、ドキュメントレポートがあったり、 3.11の大震災と原発事故が、クローズアップされている。 私が驚いたのは、ラジオから流れてきた、 原発事故直後の、原子力発電所ないの音。 たぶん、原子炉を冷やす冷却水の音だと思うが、 ひ映像もく、耳だけで聴く「水の音」は、 なぜか、必死さ、緊迫さが伝わる水の音に聞こえた。 そして、コメンテイターが、静かに呟いた。 「『音』は、相当意識しないと残らない」と。 さらに「現場の音は特に・・」と付け加えたことで、 より一層、「音の記録」を残す必要性を感じた。 ここ数年間、気軽な「写真・映像」撮影をしてきたが、 その部分は、観光客を始め、多くのカメラマンに任せて、 そろそろ、地元ならではの「音」を保存したくなった。 ただただ、柿田川の今の「記録保存」を。
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2021年03月09日(火) ■ |
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10年は節目であり、区切りではない |
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(すみません、情報源のメモが不明です。(汗)) 「3.11東日本大震災・福島現場事故」から10年が経過し、 今週は毎晩のように、特集番組が組まれるが、この時期を過ぎると、 パタっと違う話題に移ることも、悲しいかな事実である。 そんな特集の一つで、風化を恐れる被災者が語った、 「10年は節目であり、区切りではない」のフレーズが印象に残った。 これでもか・・と続く「3.11の特集番組」の中には、 いかにも「10年一区切り」とするようなものもある。 あの災害以後も、日本列島では、各地で自然災害が起こり、 「東日本大震災」だけが特別でないことも理解できる。 しかし、地震という「自然災害」と「原発事故」が重なったのは、 この「3.11」だけだと私は思う。 復興は思うように進まず、住めない場所がそのままの状態、 決して、一区切りついた案件ではない。 だからこそ、このフレーズは、私に響いた。 「節目」と「区切り」・・似ているようで意味は全然違う。 言葉の使い分け、しっかりしなくちゃなぁ。
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2021年03月08日(月) ■ |
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おばさんオーラ |
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以前から不思議だったことが、だんだんわかってきた。 多くの人に「おばさんみたい」と言われても腹がたたなかったし、 それは「変わっている」が褒め言葉・・と理解している私には、 ムキになって大騒ぎすることでもないから。 テーブルの上に置いてあった、女性雑誌とかを眺めていると、 女性の生き方や生活って、楽しそうだな、面白そうだなと思うし、 なんだか、色としても明るいイメージがある。 (男性が楽しくない、つまらない、という意味ではないのだが・・) 普通なら、女性の中にポツンと男性がいると、とても違和感がある。 その場の雰囲気も、遠くからみた雰囲気も・・。 しかし私の場合、なぜかその雰囲気を壊さないようでいられる、 「おばさんオーラ」がある、と冷やかされたことを思い出した。 「男にしておくのはもったいない」とまで言われたもの。 これって喜んでいいんだよね、きっと。 意識しないで、自然体なのに「おばさんオーラ」を出せるなんて きっとこれも私の特技なんだろうから大切にしようっと。 残り少ない人生、いろいろな生き方があっていいよな、 どれが正解なんて生き方はないのだから・・と思える私がいる。 あなたの周りにもいませんか? 「おばさんオーラを出せる男性」「おじさんオーラを出せる女性」
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2021年03月07日(日) ■ |
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なぜあの時、格納容器が爆発しなかったのか |
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映画「Fukushima 50」(若松節朗監督)から。 2011年3月11日の原発事故を題材にした映画、 ただそれだけならわかるが、冒頭から気になるクレジット、 「事実にもとづく物語」。 10年前の事故だけに、私たちの記憶もまだ鮮明であり、 このフレーズは「ドキュメントタリー映画」と錯覚させる。 それは、とても危険なことしではないだろうか、と観終わった。 当時政権を握っていたのは民主党、内閣は菅直人内閣。 官邸の判断の甘さ、東電本店からの威圧的な現場への指示。 そして、一番がっかりさせてのは、誰も「菅総理」に、 あなたの判断、行動が事態を刻々と悪化させています、と はっきり言えない、言わないことだった。 これって、現在の立憲民主党は調整力なし、が表現されている、 そんな印象さえ与えかねないギリギリの作品だった。 しかし、この原発事故を思い出しながら、一番驚いたことは、 ラストシーン、吉田所長の葬儀で読まれた弔辞の一説、 「なぁ、なぜあの時、格納容器が爆発しなかったのか、 いまだにわかってないんだ」 私は、物語の核となる現場の方々、言い換えれば 未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の 努力の甲斐あって、最悪の状況を切り抜けられた、 そう思っていたから、唖然とした。 本当に「格納容器が爆発」していたとしたら、 今、どんな世界が待っていたのだろうか。 改めて、神様、仏様に感謝したい。
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2021年03月06日(土) ■ |
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大人の「ごっこ遊び」 |
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いろいろなお誘いの中で、最近、私のアンテナが伸びるのは、 「大人の『ごっこ遊び』」。 かといって、今から「お医者さんごっこ」をするつもりはない。(汗) 例えば、昔を懐かしみながら、小学生の生活のように、 通学路を歩き登校(登社)し、朝のホームルームから、給食、 授業を予定帳に書き込んだりしながら、勉強に勤しむ。 そんなことを、けっこう真面目に再現してみる。 それが私の目指す「大人の「ごっこ遊び」」だ。 どこまで、本物を真似られるか、それに尽きる。 こういった時、必ず「馬鹿らしい」とか「くだらない」と、 チャチャを入れてくる輩がいるが、気にせず、楽しむに限る。 この発想、視点は「趣味・遊び」に限らず、ビジネスとしても、 応用できるはず。 昨年始めた「柿田川大楽」も「大学ごっこ」そのもの。 コロナ禍で、活動(自粛)まで真似する必要はないけれど、 そろそろ新しい年度に向けて、準備をして行こうと思う。 「校歌」や「楽生証」も必要だな、きっと。 キャンパスはあそこ、学(楽)食はあそこ・・ 学(楽)生証を提示すれば、割引してくれるお店、探そうかな。(笑)
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2021年03月05日(金) ■ |
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てゆうかさ、「あと」っていつ? |
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映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督)から。 本来なら、何度も繰り返される 「出会い方とかそういうの、どうだっていいんだよ。 いいかよく聞け、あとになって あの時、あそこで出会ったのが彼女で本当によかったって、 こういうように感謝するのが一番なんだよ」 「結局さ、あの時あの場所で出会った人が、 この人で本当によかったなぁって、あとで思えるのが一番なんだよ。 自分の幸運に、あとで感謝できる出会いが一番なんだって」 なるほど・・と思いながらも、天邪鬼の私は、 この決め台詞をドヤ顔で言い放った夫に対して、妻が言い返した 「てゆうかさ、『あと』っていつ?」が響いた。(笑) いつの時点でこう思えたらいいの? 。 結婚?、妊娠?、子育て中?、老後?、死ぬ直前? さだまさしの関白宣言ではないけれど、 「お前のおかげていい人生だった」って言われても・・が本音かも。 ロマンチストの男性とリアル重視の女性の違いかな、 「男の浪漫は、女の不満」という台詞が頭に浮かんだ。 伊坂作品にしては、ちょっと物足りなかったかなぁ。
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