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しもさんの「気になる一言」
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2021年04月03日(土)
外国人との朝の挨拶は、なぜか「爽やか」

少しずつだけど、暖かくなってきたからか、
柿田川公園の朝を散策する人たちが増えてきた。
私は、誰彼となく、すれ違った時に、
「おはようございます」とちっちゃな(汗)、声を掛ける。
自分がしたいからしているので、
相手から返事がなくても、全然気にならない。
何度も顔を合わしていると、相手の方から
「おはようございます」と声を掛けられ、嬉しくなる。
そんな朝の楽しみをしながら、公園を撮影・散策。
先日、前方から外国人の女性が階段を上ってきた。
「Good Morning」と声を掛けようかな、
そんなくだらないことで迷っていたら、
彼女から「おはようございます」と大きな声で、
それも爽やかなトーンで挨拶されて、
それだけで、一気にテンションが上がったことを記したい。
「Good Morning」「Have a nice day」「Me too」と繋げ、
手を振って別れる・・が、私の妄想だったんだけどなぁ。



2021年04月02日(金)
聴こえくる添水(そうず)の音もゆるやかに

最近、柿田川・柿田川公園の「音」に興味を持って
意識的に録音をしている。
きっかけは、NHKラジオ番組「音の風景」。
「音を楽しむ先人の感性の豊かさに思いを馳せ、
そこにある空間に身を委ねてみませんか。」という説明を読み、
さらには、ししおどし(そうず)の聴きながら、
私の耳に飛び込んできたのは、5・7・5の俳句。
「聴こえくる添水(そうず)の音もゆるやかに」
その声ものんびりしていて、音だけで癒された。
「添水」とは、元は、田畑を荒らす鳥獣を音で脅す仕掛け。
流水を竹筒に導き、水がたまるとその重みで筒が傾いて水が流れ出し、
軽くなって跳ね返るときに石を打って音を出すようにしたもの。
のちに庭園などに設けられ、その音を楽しむようになった、とされる。
ついつい、自然の風景も、写真や動画の視覚が優先され、
音は、その次・・という感覚が強かったが、
最近は、まず耳を澄ませ「音」を探している私がいる。
こんなに、季節によって「音」が違うのか・・と驚きながら、
「ウグイス」の鳴き声を探している。
水琴窟の調べだったり、枯山水熊手で白砂に砂紋を描く音、
その音だけで、水のないところに水を感じる感性って、
今からでも、磨けられるものなのかなぁ。



2021年04月01日(木)
花見は、家の近くの一本の桜ではダメなのか

コロナ禍が続く中、緊急事態宣言が解除され、
コロナのニュースに続いて、花見で密になっている桜の名所が
テレビ画面いっぱいに、映し出されて違和感を感じた。
今年は自粛をお願いしているにもかかわらず、
桜の名所に、ここぞとばかりどっと繰り出す、その理由が知りたい。
私の口癖となっている「狙いは何か?」が頭をよぎった。
まさか、桜の写真を撮影し、SNSにアップするためではあるまい。
普通の人がスマホなどで撮影する「桜」なんて、ありきたり過ぎて
誰も見向きはしないのが現実だし、高いカメラで撮影したり、
ドローンなど俯瞰写真や動画には敵わないのだから・・と私は思う。
自宅の近くの公園には、桜が一本だけ咲いているが、
撮影するだけなら、それでも十分、楽しめるのに・・とも思う。
久しぶりに、嘆きにも似た、私の呟きだけど、
「花見は、家の近くの一本の桜ではダメなのか」を残したい。
それとも・・私の気付かない「花見の狙い」があるのかなぁ。
誰か教えて・・(汗)



2021年03月31日(水)
4/1は、生活を切り替えるチャンスの日

明日、年度始めの4/1がやってくる。
公務員生活が長かった私は、どうしても(知らぬ間に(汗))
年の切り替えよりも、年度の切り替えを意識してしまう。
そして、4/1から勤務する環境がガラッとかわることも、
何度も何度も経験した。(場所も人間関係も・・)
しかし、2年前に定年退職してから、人事異動もなく、
当然、配属先が変わることもなくなった。
これはこれで、仕事も生活も大きな変化がなく、やりやすいのだが、
1年に一度、生活を切り替える機会がなくなったことを意味する。
たとえ自分が異動しなくても、スタッフの入れ替わりはあり、
その度に気持ちの入れ替えをしながら、生活の切り替えも意識したが、
これからは、自分で意識しないと、切り替えができないな、と思った。
人間関係も、ネット情報も、もろん生活環境も、切り替えるチャンス、
そう考えて、明日の4/1を迎えたい。
しかし・・なぜか手帳は、いつまでたっても、
年末に切替え作業をする「年仕様」。
今では、4/1切り替えの手帳も売っているのになぁ。



2021年03月30日(火)
北の富士の人柄だろうね、きっと

(大相撲ネタ、三連発ですみません。(汗))
定年退職してから・・というわけではないが、
奇数月に開催される「大相撲中継」を楽しみにしている。
主な理由は、3つ。
1つ目は、以前紹介した「柿田川公園・第2展望台」から眺める
「柿田川ブルーホール」の輪の大きさが、土俵と同じ大きさと知って、
相撲中継をテレビで観戦するたびに、あの「湧き間」を思い出すし、
逆に、翌朝、柿田川公園でブルーホールを撮影していると、
相撲の熱戦を思い出せるから。
2つ目は、今やネットで話題になっている「謎のお嬢様」(笑)の、
凛々しい観戦姿を確かめる楽しみ。
テレビ中継がはじまる早い時間から、背筋を伸ばし正座を崩さず、
結びの一番まで、力士に拍手を送り続ける姿に、私は惚れそうだ。
そして、最後の楽しみは、楽しい解説を繰り広げる
「北の富士」氏(元横綱)と「舞の海」氏(元小結)の会話。
台本・打ち合わせはないらしく、生中継にもかかわらず、
舞の海さんの一言に「バカにしているのか?」などと怒ってみたり、
今の時代、ちょっとした差別発言などで大騒ぎするにもかかわらず、
北の富士さんの発言は、問題になったことはない。(と思う)
私たちの想いを代弁してくれている気もするし、
元横綱としての「叱咤・叱咤・叱咤激励」のバランスが心地よい。
私が「こんなことを言っても、誰も問題にしないなんて不思議だね」
と呟いていたら、隣で一緒に観ていた妻がこう言った。
「北の富士の人柄だろうね、きっと」
こんなに過激なことを言っても、視聴者からクレームがないとしたら、
やっぱり「人柄」って、大事なんだな、と気付かされた。
これって、お金じゃ買えないものなぁ。



2021年03月29日(月)
よく復活させたね・・

コロナ禍の中で開催された、令和3年・大相撲三月場所は
「照ノ富士」の感動的な優勝で幕を閉じた。
彼の不屈の努力と、強靭的な精神力・心の強さなどが注目を浴び、
これからマスコミは、しばらくの間、
大関〜序二段〜大関までの復活劇の特集を組む。
そんな中、元横綱・北の富士さんは、彼の快挙を讃えながら、
師匠をはじめとした、周りの人を一番に賞賛した。
照ノ富士の優勝に対して、コメントを求められ、こう答えた。
「周りが良かったんでしょうね。一人じゃなかなか・・」
その言葉に込められている意味は、深い気がした。
「大関」経験者が「序二段」まで陥落し、そこから諦めず
また元の「大関」まで、戻ってきた影には、彼を見捨てずに
「叱咤・叱咤・叱咤・激励」してくれた人たちがいたってこと。
だから、一番最初に「よく復活したね・・」ではなく、
「よく復活させたね・・」という言葉が口から出たに違いない。
「自分だったら、絶対無理だね・・」という表現で、
照ノ富士関、復活の凄さを私たちに伝えながら、
3大関を全て破って手にした「殊勲賞」についても、
「(実力が上なのに)「殊勲賞」は失礼じゃないか・・」と
皮肉たっぷりにいうところなんかが人気の的なんだろうな。
後から考えたコメントではなく、咄嗟に出たコメントだからこそ、
私は「よく復活させたね・・」が心に響いた。



2021年03月28日(日)
「辞めなくて良かったですね」「そうですね。良かったです」

令和2年・大相撲7月場所「照ノ富士」が優勝した時、
「大関」経験者が一度「序二段」まで陥落して、
そこから「大関」を目指して上ってきた精神力の強さについて
「優勝の凄さを子供たちに伝える例えが見つからない」
「三浦知良選手がJ1リーグで活躍するくらいすごい」など、
「気になる一言」に書いた。
「水泳の池江璃花子さんが活躍するくらい・・」とも思った。
振り返ると、活躍こそしなかったが、
三浦知良選手は13年ぶりにJ1リーグでプレイしたし、
水泳の池江璃花子さんは、昨年8月、594日ぶりに競技会に出場し、
今年2月、競泳ジャパン・オープンの50メートル自由形2位となり、
復帰後4戦目で初めて表彰台に上がった。
私が、想像しなかったことが、コロナ禍の中で現実となり、
例えとして名前を使い、大変申し訳なかった・・とお詫びしたい。
しかし8ヶ月後、もっと想像しなかったことが起きた。
そう、照ノ富士が、3回目の優勝を果たした。
その凄さについては、もう何度も語られているので省くが、
「諦めずに、続けることの大切さ」は、私も伝えていきたい。
この感動を残すために、嬉しいほど長かった(笑)
優勝インタビューをメモに残した。
「辞めなくて良かったですね」「そうですね。良かったです」
会場全体が、暖かい雰囲気に包まれたインタビューだったなぁ。



2021年03月27日(土)
今年初の柿田川水中レポート

暖かくなって、いろいろなことが動き出し始めた。
年度末から新年度に向けて・・と表現した方がいいかもしれない。
私にとっては、3月の第4土曜日、柿田川外来種駆除作業がスタート、
「今年初の柿田川水中レポート」が始まる季節である。
緊急事態宣言解除後の土日とあって、観光客はいつもより多め、
彼らは物珍しそうに、ウェダーを着て作業している私たちに、
「何をしていてるのですか?」と声を掛けてくる。
以前の「気になる一言」でも紹介したが、
「行動」だけで答えると「外来種駆除をしています」
「目的」で答えると「絶滅危惧種のミシマバイカモを護るために、
こういった外来種駆除をしています」
そして「意味」を意識して答えると
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々と、外来種駆除作業をしています」となる。
最近、意識せずに、作業の「意味」を答えられるようになった。
これって「継続」することで、自然と身に付く気がする。
最初は「外来種駆除しています」でもいい。
少しずつ「行動」の説明から「目的」の説明、
そして「行動の意味」へと、意識が変わっていくのだから。
私の現役時代は口癖のように「狙いは?」とスタッフに訊ねたけど、
今は、自分自身に「行動の意味は?」と問えばいい。
不思議なことに「今年初の柿田川水中レポート」の意味も、
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々に向けて、魅力を伝えています」。
「柿田川」に関する活動の全てが、同じ意味かもしれないなぁ。



2021年03月26日(金)
自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがする

作家・高橋源一郎さんは、明治学院大学・高橋ゼミの方針は何かと問われ、
こう答えた・・こんな記事が、インターネットで目に止まった。
「誰かを論破しようとしている時の人間の顔つきは」と話し始めて、
「自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがするから」と。
うんうん・・・とクレーマーを思い出しながら、メモをした。
氏の答えは「論破禁止」だったようだ。
そもそも対話は、相手の主張を論破することが目的ではないし、
そうあって欲しくない。
相手に敬意を持ち、傾聴の姿勢が大切とする対話が大切なのに、
最初から敵対心剥き出しでは、話をする気にもならないから、
本人は、論破した気になっているけれど、実は、議論にもなっていない。
大きい声を張り上げ、相手が尻込みするのをドヤ顔で眺める、
そんなシーンは、今までに何度も経験してきたから、わかる。
思い込みも激しく、自分だけが正しい・・と思うからこそ、
顔が卑しく感じてしまう・・という例えは、とてもわかりやすい。
ただ、それをクレーマーに伝える術が見つからない。(汗)
クレーマーは、自分をクレーマーと思っていないしなぁ。



2021年03月25日(木)
育つのを見るのって楽しいよね。

NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
ゲストは、詩人の伊藤比呂美さん。
テーマ「学ぶって、どんなこと?」だった。
作家の高橋さんも、詩人の伊藤さんも、
この春まで、大学で若い人たちに講義をしていたという。
そんな二人の会話は、雑談のようだけれど、いつも楽しい。
「教育って双方向」、そんなフレーズが飛び出し、
「教育しているつもりが教育してもらっていたり」と笑いながら、
教壇に立っていた思い出を語っていた。
そして、ふたりが、その気持ちわかる・・とラジオの中で意気投合し、
それを聴いていた私も、そうそう・・とメモをしたのが、
「育つのを見るのって楽しいよね。」だった。
これって、まだまだ自分が・・と思っている人にはわからない感覚。
とりわけ人間だけでなく、動物でも、植物でも、同じだから、
年齢を重ねなければ、わからない感覚でもない。
とにかく、時間の経過とともに、自分との関わりの中で、
何か、誰かの成長していく様子を見る、これって本当に楽しいよなぁ。