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2021年05月20日(木) ■ |
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歯科医師にマイクを向けて「大丈夫ですか?」 |
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「コロナワクチンの打ち手に、歯科医師が協力」、 それだけ接種する医療関係者が不足していることを知った。 本当に「感謝」の言葉しか、浮かばない。 それなのに・・話題を面白おかしく取り上げるマスコミは、 どういう視点で、これを捉えているのだろうか。 歯科医師にカメラを向けて「大丈夫ですか?」、 発想は、歯茎などの口内への注射しかしたことがない歯科医師は、 筋肉注射は慣れていないかもしれない・・という興味本位にしか 私は感じなかった。 それって、国民の不安を煽っているだけ・・ともとれたし、 なるべく早くワクチン注射を終わらせようとする気持ちに、 水を差すインタビューではないか。 「善意」は「善意」として受け止め、それを国民に周知する。 少しでも早く注射ができるようになった「安心感」を伝えて欲しい。 小市民と同じ目線で、取材します・・というなら仕方ないけれど。
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2021年05月19日(水) ■ |
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「緊急事態」を伝えたい相手に、緊張感が伝わっているか |
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国も地方も、マスコミも、情報発信の大切さは、わかっている。 しかし、国民の動きを見れば、口では、気をつけるといっても、 実際の行動につながっていない・・と言わざるを得ない。 緊急事態宣言中は、病院と買い物以外は出ない・・と、 自身の感染を恐れるとともに、誰かに感染させては申し訳ない、 そう言いながら、自宅での自粛生活を送っている人たち。 逆に、GW中に、緊急事態宣言など、どこ吹く風で、 帰省したり、旅行に行ったり、飲み会を開いたりする人たち。 同じ日本人でありながら、この違いはなんだろうか、と、 ずっと考えていたが、結論は出ない。 ただ後者の人たちに、その緊張感が伝わっていないことは確か。 彼らの生活パターンを分析し、どこから情報を得ているか、 新聞なのか、テレビなのか、ラジオなのか、インターネットなのか、 さらに、いつ頃の時間帯に、情報収集をすることが多いか、 そんなことを考えず、ただガムシャラに情報発信しても、 「緊急事態」を伝えたい相手に、緊張感が伝わっていない。 伝わるのは、前者の情報過多の人たちばかりだから、 両極端な行動を取る日本人が不思議に見える。 しつこいけれど、ターゲットに届く情報発信でありたい。 だから「『緊急事態』を伝えたい相手に、緊張感が伝わっているか」 を気になる一言して、残したい。
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2021年05月18日(火) ■ |
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予想通り新聞記事に大満足 |
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最近、私の周りでは面白いことが起きている。 地元紙ではあるが、早朝、新聞を開くと、 自分が少しだけ関わった記事が掲載されている。 それが面白いというわけではないが、 記事や写真を読むと、その内容に驚かされることが多い。 以前にも、この「気になる一言」で書いたが、 私の仕事の仕方は、アウトプット主義。 ゴールを、えっ、ここまで・・・と言われるくらいに、 可能な限り、鮮明にイメージすること。 それは、時として、新聞掲載がゴールとなるが、 「こんな見出し、こんな内容の記事で、こんな写真が添えらる」と あたかも、もう掲載された記事を読んでいるかのごとく、 嬉しがっている自分までイメージすることもある。 それが最近、続けて、現実となって起きているから、面白い。 実は、偶然なのか必然なのかも、わからない。 ただ「あれっ、このシーン、どこかでみたぞ・・」みたいな 再現性の高い生活が続いていることは確か。 曖昧なアウトプットは、結果に結びつかず、 より精細なアウトプットは、成果に結びつく可能性が高い、 それだけは、言える気がしてきた、体験として。
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2021年05月17日(月) ■ |
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「かかりつけ」ってなんだろうって思いました。 |
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コロナワクチン注射の集団接種が始まり、 いろいろな課題を抱えながらも、スタートを切ったが、 全国には、集団接種ではなく、64歳以下と同じように、 「かかりつけ」医院での個人接種をしているところもあるようだ。 しかし、先日流れたテレビでは、驚くようなコメントが。 近所の医院にワクチン予約をしようとしたら、 「あなたは、ここがかかりつけではないから、受けられません」と 断られたという話。 困ったその人は、カメラに向けて、こう呟いた。 「『かかりつけ』ってなんだろうって思いました」と。 日本医師会の定義ではなく、今回のワクチン接種でお世話になる 「かかりつけ医」の定義は、わからずじまい。 そもそも「掛かる」の意味は「頼る、頼む、世話になる」ことらしい。 だから「かかりつけ医」とは 「病気などの時にいつも世話になっている特定の医者や病院」となる。 ただ、病院という建物についていうのではなく、 「かかりつけ医は、患者様やご家族の病気のことについて、 親身になってくれるお医者様のことです」 「かかりつけ医は、患者様がまず第一に診療を受ける身近な医師です」 と、医者本人のことを指すこともあるようだ。 そうなると、ますます「かかりつけ医」の定義が曖昧となり、 今後始まる「かかりつけ医」のワクチン接種で混乱が予想される。 そもそも、あまり病気にならず、または、病院に行く習慣のない人は、 「かかりつけ医」という感覚さえない。 集団接種をしている高齢者の方が「かかりつけ医」を持ち、 今後「かかりつけ医」での注射をするであろう、若者たちの方が、 「かかりつけ医」を持たないのではないか。 ワクチン注射の方法と対象者がチグハグな感じがしてならないのは、 私だけだろうか。う〜ん・・
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2021年05月16日(日) ■ |
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優勝より地位を掴んだ方がいいよ |
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大相撲5月場所の8日目、テレビ解説は元横綱「鶴竜」。 幕内最高優勝2回を経験し、三賞受賞も、 殊勲賞6回・敢闘賞1回・技能賞2回の小結・御嶽海関に 横綱「鶴竜」は、こう助言した、という話が紹介された。 それが「優勝より地位を掴んだ方がいいよ」 自分より地位が上の横綱・大関・関脇に対しては、 めっぽう強い御嶽海は、なぜか下位の力士に負けて、 大関を地位が掴めず、周りの期待を裏切ってきたが、 そのことは、同じ力士の「鶴竜」も感じていたのか、 いいアドバイスだと思ったので、メモをした。 幕内優勝は、何度もできることではないのに、 2回も経験している御嶽海が、 まだ大関に昇格しないことに、違和感を感じたのかも。 それは、心の在り方を伝えている気がした。 優勝を何回しようが、それはその時だけの成果、 やはり、成績に相応しい地位こそ、力士には大切だ、 そう伝えたかったのかな・・と思った。 「地位が人を育てる」というフレーズも思い出した。 今場所の御嶽海関が、どれくらいの成績を残し、 一つ上の地位を、がむしゃらに求めていくのか、 あと7日間を見守っていきたい、と思う。 「鶴竜」の言葉が、彼の心に響いてくれればいいなぁ。
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2021年05月15日(土) ■ |
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傲慢は「見下して失礼な態度をとること」 |
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先日、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」を原作とした 映画「プライドと偏見」(ジョー・ライト監督)を観ながら、 あれっ、これって「高慢」?「傲慢」?と思うシーンがあり、 映画レビューを書いた後、気になっていた。 辞書で調べると、違いははっきりしていたのでスッキリした。 「傲慢」とは「自分が他人よりも優れていると思い、 見下して失礼な態度をとること」 「高慢」とは「他人よりも自分の才能や容姿が優れていると思い、 得意になること」 作品を思い出してみると、あの人の態度は「傲慢」だったし、 あの人の行い、振る舞いは「高慢」だな、と区別ができた。 ただ映画のタイトルは「プライド」となっていて、 その違いは、比較できない。 「プライド」は、人にとって時には必要なものであるし、 「矜持」「尊厳」みたいな感覚で、私は悪いイメージはない。 だから原作の「高慢」を、映画化して「プライド」と直された時、 少しだけ違和感があった。 単語の持つイメージが同じなら、あまり気にならないけれど、 真逆だと、なんとなく「?」マーマが付くんだよなぁ、私の場合。
P.S あっ「自負と偏見」ってタイトルの書籍も見つけてしまった。(汗) 中国版は「傲慢与偏见(漢英双語)」・・「傲慢」かぁ。(笑)
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2021年05月14日(金) ■ |
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(方針を)変えたのは、みっともないし、不適切 |
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国会中継をテレビで観ていたら、 立憲民主党の議員が、国会でこう発言した。 「(方針を)変えたのは、みっともないし、不適切」 一度諮問した内容を変え、再度諮問し直したのはおかしいという論理だ。 「朝令暮改」も甚だしい・・と言いたいのだろうが、 「みっともない」という表現に、なぜか違和感を感じた。 国会の討論で使う言葉かどうか、とても気になっている。 調べてみると、類語として 「見苦しい」「みっともない」「はしたない」の違いがあり、 「見苦しい」は、人の動作や様子が相手に不快感を与えたり、 いらいらさせたりするさまにいう。 「みっともない」は、人の動作や恰好が、 普通人前では恥ずかしくてできないようなさまにいう。 「はしたない」は、人の動作が世間一般の作法からはずれ、 下品であるさまにいう。女性の動作について用いられることが多い。 「見苦しい」「みっともない」が外見上からの評価を主とするのに対し、 「はしたない」は言説や動作に対する評価が中心となる、とあった。 私は、政府と専門家が意見討論された緊張感を感じたし、 大切なことだから、前日の意見と変わっても、朝の意見と変わっても、 「みっともない」「不適切」と思うことはない。 コロコロ変わるのを指摘したいなら「はしたない」だけど、 そんな言葉、議事録が残る国会の場で使うことが「みっともない」な。
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2021年05月13日(木) ■ |
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会話は誠実でなければならない |
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映画「プライドと偏見」(ジョー・ライト監督)から。 原作は、ジェーン・オースティンの同名小説「高慢と偏見」 原作がしっかりしていると、安心して観ていられる、と 何度か映画レビューでも書いた。 最近のラブストーリーは、キスシーンやSEXシーンまで、 とにかく触れ合うことで、愛しあっていることを表現するが、 この作品は、そういったシーンは皆無だけれど、 2人が少しずつ惹かれ合うことが感じられる作品とも言える。 主人公の名は、女性が「エリザベス」、男性が「ダーシー」。 最終的には、ハッピィエンドとなる2人であるが、 冒頭、詩、愛情について意見を交わす場面がある。 女「詩には愛を遠ざける力があるんですね」 男「詩は愛の糧かと・・」 女「詩は強い愛には糧ですが、弱い愛には毒です」 男「愛情を育てるには?」 女「相手にそそられなくても踊ることです」 この会話の前に、ダーシーがエリザベスの印象を 「悪くないが、そそられはしないな」と語ったことを知り、 こんな会話へと続く。 イギリス田舎町の素敵な景色と重なり、作品全体が美しいし、 「彼はとても誠実です」「会話は誠実でなければならない」など、 「誠実」という言葉が浮かび上がったラブストーリー。 そう言えば、最近「誠実」という言葉、聴かなくなったなぁ。
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2021年05月12日(水) ■ |
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クローゼット/オンライン試写会のご案内 |
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昨年の秋頃、映画「クローゼット」のオンライン試写会の ご案内メールが、私の自己紹介HPを経由して、届いた。 観た映画作品のほとんどは、レビューを書いている 「映画.com」で私を知り、お誘いのメールが届いた、という訳だ。 ホラー以外は、ジャンルを問わずに書いているが、 コツコツ書き溜めた1300作品以上のレビューが、 少しは役に立ったようだ。 ただし、映画評論家でもないので、気張らず、いつものように 映画の中の「気になる台詞」を紹介した。 ただ自分の生きた証として、老後の楽しみとして書いていることが、 誰かの役に立つことになるなんて、こんな嬉しいことはない。 ずっと書き続けている「気になる一言」から端を発した、 書籍「働く人の夢」(いろは出版刊)にも「公務員の夢」として、 書かせていただいたこともある。 (今でも本屋で見つけると、そっと覗いてみたりする・・(笑)) もうあまり多くのことを望まず、自分が信じて積み上げてきたものを 読み返しながら、隠居生活を送りたいな。 この生活の楽しさ、コロナウィルスが教えてくれた気がする。(汗)
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2021年05月11日(火) ■ |
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コロナ感染者の累計数っているの? |
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GWを終え、また感染者が増え出した、ってテレビが叫んでいる。 全国で、東京が何人、大阪が何人・・と、毎日、その数字を聞かされる。 県内ニュースに変わっても、県名が市町名に変わるだけで、 一日、何度、コロナ感染者数を耳にするだろうか?と数えたくなる。 それだけ逼迫している状況なんだよ、と伝えたいのかもしれないが、 人間の心理としては、もう完全に麻痺してしまって、 感染者数の数字では驚かなくなってしまったのが現状であろう。 しかし、その数字よりもまだ理解できないのが、感染者の累計数。 ずっと感染者数の累計を発表する「狙い」がわからない。 統計としてカウントすることに意味を感じないわけではないが、 「累計」なんてのは、10日に一度、1ヶ月に一度だっていい。 今私たちが知りたいのは、今までに感染した人の数ではなく、 今、感染している人の数だし、今、重篤化している人の数。 PCR検査の数が違うのに、出口の数字だけ公表して比べる意味、 誰か教えて欲しい。 分母が違うものを一堂に並べて、傾向がわかるのだろうか? さらに不思議なのは、感染者の住所で累計を示していることかな。
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